ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

ジョージィ大病院に行く④【ニッポンの『士師記』】

2006年09月20日 16時12分50秒 | Weblog
旧約聖書に『士師記』という章がある。最後のほうに「不法を働いた(義に背いた)指導者達が亡ぼされた」記述があるので引用につかう。
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ボードに自分の番号が表示されるまでの十分ほど、受付前の椅子に座りながら再び思いを巡らした。

看護婦から『看護士』に名称を改めた医療資格制度。
周りをみても 診療科受付を含め、予約センター等どこを見ても外注企業や派遣スタッフでまかなえる仕事である。
もしかすると医療現場で働くために、医療○○士 の資格制度などが有り、受付のお姉さん達も 医療○○士の資格 を取って働いているのではないだろうか?とフト思った。

なぜなら、訳の分からない資格が世間に溢れている。
日本の不況が進むほど、実務を伴わない資格ビジネスが大盛況である。

昨年成立した『郵政民営化』でも、国法を満たすために『郵便○○士』の資格を新設するという。
今年の6月から始まった「駐車監視員資格」もそうだろう。
一回数円~数万円の受験料で、受験者は全国で数千~数万人の国民。
毎回、試験さえ行えば莫大な売り上げ収入が計上できる。
資格試験を行う団体・組織には、当然ながら天下り官僚や寄生議員らが絡んでいると思っている。

しかも多くの資格試験は 『知識』 を問うものであって 個人の実力 を測るものではない。
職人の世界(技術職)にとっては致命的だが、日本ではそれなりの市民権を得ている。だからビジネスになる。

聖書の『士師記』は不法を行う指導者らを罰し、義の政治を行うよう勧めるものだが、
ニッポンの『士師記』は、民営化などを利用して一部の既得権者らが儲ける為の『官民一体の資格ビジネス』を指す。


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