万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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1654 坂上郎女

2010-07-13 | 巻八 冬雑歌
大伴坂上郎女雪歌一首

松影乃 淺茅之上乃 白雪乎 不令消将置 言者可聞奈吉

松蔭の 浅茅の上の 白雪を 消たずて置かむ ことはかもなき


大伴坂上郎女、雪の歌一首

「マツの陰の、小さなチガヤの上に、(残る)白雪が、(溶けて)消えぬようこのまま置いておく、(有効な)手段はないのでしょうか」