万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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1656 坂上郎女

2010-07-15 | 巻八 冬相聞
大伴坂上郎女歌一首

酒杯尓 梅花浮 念共 飲而後者 落去登母与之

酒杯(さかづき)に 梅の花浮かべ 思ふどち 飲みての後は 散りぬともよし


大伴坂上郎女、歌一首

「杯に、ウメの花を浮かべて。気の合う者同士(今夜は呑みあかしましょうね)。酒宴のあとは(ウメの花には用はありません)。散っても構いませんわ」