万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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1660 大伴駿河麻呂

2010-07-19 | 巻八 冬相聞
大伴宿祢駿河麻呂歌一首

梅花 令落冬風 音耳 聞之吾妹乎 見良久志吉裳

梅の花 散らすあらしの 音のみに 聞きし我妹を 見らくしよしも


大伴宿祢駿河麻呂、歌一首

「ウメの花を、散らすほどの暴風雨だ。(屋敷にこもって、嵐の)音だけを聞いて(怖がっているであろう)僕の妻を、(訪ねて)見てあげたいがその手段がない」