万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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1643 若桜部君足

2010-07-02 | 巻八 冬雑歌
若櫻部朝臣君足雪歌一首

天霧之 雪毛零奴可 灼然 此五柴尓 零巻乎将見

天霧らし 雪も降らぬか いちしろく このいつ柴に 降らまくを見む


若桜部朝臣君足の雪の歌一首

「雲や霧で空一面が曇っている。雪でも降らないか。勢いよく茂る小木に、はっきりと、降り積もるようすが見たいのだ」