万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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1307 柿本人麻呂歌集

2009-07-31 | 巻七 比喩歌
寄川

従此川 船可行 雖在 渡瀬別 守人有

この川ゆ 舟は行くべく ありといへど 渡り瀬ごとに 守(も)る人のありて


川に寄せる

「この川は、舟で(渡って)行けるよ、と(人は)言うが、渡し場ごとに、番人の姿があるではないか(それだと妻の元に行かれない)」