キンキーブーツ。靴じゃないのよ。

「これから、あんたが作るのは靴じゃない。75センチの筒の形をした
セックスよ！！」
靴の工場を代々営む家に生れ、父を尊敬して生きてきた息子、チャーリーが
急死した父の後を継いで工場を立て直そうと目を付けたのが
ドラッグクイーンの”特殊な”ブーツ。
たまたま知り合ったローラに作った靴を見せたとき言われるのがこのセリフ。
結構おもしろかったです。
2時間物の映画になれていたせいか、もうひとエピソードありそうな予感のまま
終わるけど。
ローラはインパクトありますね。巨漢のシンガー。
歌いまくりです。歌詞が最高！
最後のショーはもう少し見ていたいな、と思うほどかっこよかった。
チャーリー役のジョエル・エドガートン。良かったよー
ローラ役のキウェテル・イジョフォーは「インサイドマン」にも出演。
こっちを先にみたのはいいんだか悪いんだか。

ドラッグクイーンの映画といって真っ先に思い出すのが「プリシラ」
私の五本の指に入るお気に入りの映画です。
1994年オーストラリア。
3人のドラッグクイーンがショーを依頼されたホテルまで
バスでオーストラリアを縦断する、という
ロードムービーで、行く先々で何かが起こります。
ダンスシーンが最高。アバを口パクで歌いながら踊りまくり！
で、三人に扮する俳優が皆名優ばかり…
テレンス・スタンプは「イギリスから来た男」
「ホーンテッドマンション」のラムズリーといったほうがわかったりして？
ヒューゴ・ウィーヴィング「ロードオブザリング」「マトリックス」
「Vフォーヴェンデッタ」のあの人が！！妖精の王様？エージェントスミスさん…
ガイ・ピアースは私はすごくいいなーと思ったけど、痩せすぎたんじゃないのかなあ。
「LAコンフィデンシャル」に出てます。
この手の映画、衣装がすごいので大好きですね。
ミュージカルとか好きなので。
そして、彼女達の悩みに共感してしまう。
自分の居場所、自己表現。
なんて、とにかく歌あり・踊りあり・涙あり・笑いあり！
キンキーブーツのCDも手に入れようかなあ。