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===paradiso trattoria===

おいしいもの かわいいもの やきもの

焼成まえ。

2009-09-27 | タム make
釉薬を掛けた素焼きの中に、ガラスを入れて焼いてみます
この おはじき は焼いてみて色が残るのがわかったので
今回はステム付きのカップで。
たまった部分が結構きれいなので、ベタだなーと思いつつ

今日窯だしで、出来上がりを見せたかったのですが
まだ熱い窯をちょっとだけ開けて見ようとした時に
思いっきり火傷して指に水ぶくれ作ってしまい
動揺していろいろと頭からすっ飛んでしまいました。

最近少しずつ出している新しい土と釉薬の展開が面白くって
釉薬もまだ自分的に完成度がもう少しなんだけど
あいかわらずエクセルでゼーゲル式計算なぞをやっています。

ゼーゲル式で検索されてこちらに来ても、何も情報がないので
ちぇ、と思われてますよねー
今度時間が合ったら私なりのやり方を紹介したいと思います。
計算に入る前にしておきたい準備を。。。

まず、原料の成分分析表を手に入れてくださいね♪
その中から、KnaO、CaO、MgO、AL2O3,SiO2などの自分に必要な成分だけを
エクセルに入力しておきましょう~
縦に原料名、横に各成分の数値です。
できたら保存しておいて下さいねー♪♪
・・・ちなみに、私は教えることが超下手です(汗)


手づくりの道具

2009-09-15 | タム make
ろくろを引く時に使う道具はほとんど手づくりです。
これは常滑の陶研にいるときに頂いたダンゴで
清掃のシルバーで来ていたおじいさんが研修生全員に作ってくれたんです。
もらった当時は正直使いこなせませんでした。
厚みが2cmくらいあって、土にあてた途端に芯がずれちゃう
常滑ではダンゴを使う引き方は教わらなかったのもあって
そのまま記念品のように大切にとってあったのでした
それがいつのまにか、万能ダンゴ状態になっています

コテに使う木材はキメが細かくて堅いものがいいんですよね
サクランボとか。銘木やさんとかにしかないらしい
学生時代に作ったオンコ(イチイ)の木のコテは
生の枝を貰ってきて、堅くて削るのにすごく苦労した思い出が。
折ったりしないかぎり、一生使ってるんだろうなぁ。


道具と言えば、ハンコも手づくりです。
いつもは石膏を彫ってつくりますが、ちょっと思い立って
粘土でウサギのハンコを作ってみた。。
素焼きしてみないと使い勝手がわからないので
アイデア倒れかもしれませんけどねー

新しい釉薬が、めっちゃ流れるので
水玉もウサギも描けないんです。皿ならなんとか流れないけど滲むー
それでハンコ。大小作りました。
小は彫る限界でした…目を彫ったら顔が崩れたりで何度目かに成功
いままでよりもさらにマーフィーを探せ!的になるでしょう

「・・・ウサはどこ??」「ほほほっ探すがよい~」←誰

まー、大体は後ろのマグのようにわかりやすいはず♪


白土

2009-08-18 | タム make
新作です。白土にマットなにじむ釉薬。
鉄系の顔料は反応して流れてしまいますが
赤と黒はかろうじて留まる・・・かな
今回の窯なんだか温度が高かったので
ウサギの絵付けがかなり流れてしまいまして~
この釉薬だと、こちらのハンコタイプになるかしら
マグの取っ手の下にウサギの顔が凸線で浮かび上がっています。

白土はいろいろ混ぜています。
石はぜがある土というのは、いままでやってなかったんですけど
こういうマットな釉薬かけてやると
ミルクみたいな表面に氷のような半透明のつぶつぶで
練乳かけたカキ氷♪…に見えるのは私だけ??
ああ表面の接写とか今思った~っ
また写真とりますねー
カキ氷だから、ほんとに。。

ご注文について

2009-07-17 | タム make
おかげさまですっかり子供食器作家のワタクシです
「大人が持ってもイイ感じ♪のジミカワ」を目指していたのですが
どんどん可愛さをつき詰めているような・・・一体どこへ行くのでしょう

最近買い求めたスーベニールの本を眺めていて、とてもわくわくしました。
食べるのがもったいないような可愛いお菓子や素敵なデザインの包み紙。
乙女心をくすぐる手の込んだ小物たち。
世の中にはこんなに可愛い物があふれているんだから
「可愛い」が形容詞でもいいじゃないか♪と思いはじめました。

さて、先日ご注文いただいていた女の子用&男の子用セット
女の子はピンクの水玉でウサコ。男の子はブルーの水玉でくるまのご注文。
…某デパートに卸しているのとは釉薬違います(汗)
お皿もセパレートになってるプレートが作りたいんですけど
そのうち。



名前を入れるためには、素焼きした生地でストックしていないと
すぐには焼けませんので、ストックの状況で納期が違います。
ちなみに、今日窯焚きして生地全部焼けてしまいましたので
もし今ご注文頂くと、これからロクロ引いて素焼きして…一ヶ月待ちです



本家のHPの方のカタログをちっとも更新できていないので
注文するにもよくわからないと思います。スミマセン~
メールいただければ、写真添付していろいろご提案できると思います。。

夏はイベントシーズンで、お待たせしてばかりで申し訳ないです
一升はいる焼酎用のカメ(ウサギ印)なる注文をやっとこなしまして
お届けしたところ、すぐに仙丸(南区の有名な酒屋)に走っていかれたとか
うわー遅くなって本当にもうっ(>_<)
私は焼酎飲みではないので、その辺の出来具合は微妙なんですが
基本的にどんな注文でも面白がって受けちゃうのでした

バケツと格闘

2009-06-01 | タム make
やきもの作る人が一番嫌いな作業?
それは釉薬を掛ける前のバケツの蓋を開ける事・・・
釉薬が沈殿しやすいものだと、釉薬はバケツの底でカチカチ
こうなったら混ぜても混ぜてもなかなか使えるようになりません。
ドリルの先につける攪拌器が市販されてますが
あれ使ったら、私はバケツごと引っくり返しそう~
皆さんはどうされてますか??

私はなるべくカオリンとか多目の調合にして
長石8割とか土灰9割などという配合は避けます(そんな仕事してないけど)
だから何ヶ月も使ってなくても、ひしゃくで軽くまぜるだけ♪
ふんわりクリーム状でいてくれるうちのいい子達よ、ご苦労さま~

ところが、たまに試験的に作ったものが、こんな風に。
そんな時はまず、もう一つバケツを用意
うわ水をもう一つのバケツにあけて、固まった釉薬を掘り返し
少しずつうわ水の中に溶かしていきます。



そして混ぜるのはこの角材!
ささくれが手に刺さらないように表面処理をお忘れなく
カドがあるほうが、混ざりやすいので、案外早く溶けていきます
すりこぎでトロロをするかのように、おりゃおりゃー!と
バケツの底で固まろうとする釉薬を一気に拡散!

実は電動の泡たて器を使ってみたりもしてますが
角材のほうが威力が断然あると思いました