なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

聖書預言の成就

2008年05月26日 06時17分07秒 | 一般記事
「啓示の書の預言」の本の34章14節(251ページ)は、一節丸ごと改訂されました。
ちなみに、改訂・訂正は「新しい理解が得られた」とエホバの証人は言います。
僕にとっては、なんとも苦しい言い訳に聞こえますけど。

改訂前は次の通りです。
14 「平和だ,安全だ」というこの重要な叫び声は,どんな形を取りますか。ここでは,そのように叫ぶ者たちが突然滅ぼされる直前に上がる顕著な叫び声として言及されています。したがって,それは世界の指導者たちが以前行なったどんな宣言よりも一層際立ったものとならなければなりません。それは全世界的な規模の叫び声となるでしょう。けれども,それは見せかけにすぎません。実際,背後の事情は一つも変わっていません。利己心,憎しみ,犯罪,家族の崩壊,不道徳,病気,悲しみ,および死は依然として存続します。そのような訳で,聖書の預言に目覚めていない人々は,これから上がる叫び声のために惑わされます。しかし,世界の出来事の意味に目覚め,神のみ言葉の預言的な警告に留意してこられたなら,あなたは惑わされるには及びません。―マルコ 13:32‐37。ルカ 21:34‐36。

改訂後は次の通りです。
14 近年,政治家たちは人間の様々な企てを描写するのに,『平和と安全』という表現を用いています。世界の指導者たちによるそうした努力が,テサロニケ第一 5章3節の成就の始まりとなるのでしょうか。それともパウロが言及していたのは,世界の注目を集めるほど劇的な特定の出来事だけでしょうか。聖書の預言は多くの場合,成就してからか,成就の途上でなければ完全には理解できないので,わたしたちは事態の進展を見守らなければなりません。またクリスチャンは,諸国家がいかなる平和や安全を達成したように見えるとしても基本的には何も変わらない,ということを知っています。利己心,憎しみ,犯罪,家族の崩壊,不道徳,病気,悲しみ,および死は依然として存続します。ですからあなたは,世界の出来事の意味に目覚め,神のみ言葉の預言的な警告に留意しているなら,「平和だ,安全だ」というどんな叫びにも惑わされることはないでしょう。―マルコ 13:32‐37ルカ 21:34‐36


改訂後の文章に「聖書の預言は多くの場合,成就してからか,成就の途上でなければ完全には理解できない」とありますが、うちの群れの監督や仲間の長老はたいそうお気に召したようで、何度も使っています。

でもこれって、地震を予知できる人が地震が起こってから警告しても遅いように、成就してからでないと理解できない、なんて都合良すぎると思います。

完全に理解できていない事を発表して今まで信者を振り回しているんですよね。

「終わりが近い」というスローガンも、現実味がありませんね…

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1 コメント

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懲りない人々 (ビタミン)
2008-05-26 08:04:26
「ものみの塔」の教理を聞いて聖書を理解できていないことは分かっていましたが。組織が「成就してからか,成就の途上でなければ完全には理解できない」とした告白は。限界に達した終わりの時にかんする理解の間違いや矛盾にたいして今後の逃げ道をつくっておくということなんでしょう。まったくいつまでたっても懲りない人達ですね。
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