舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

リストランテ・パラディーゾ

2009-04-08 23:37:10 | 徒然話
今日は予告CMの時点でものッすごく気になっていたアニメ『リストランテ・パラディーゾ』の初回放映日でした。
もちろん、もちろん観ましたとも。
こんなカレセン向けの番組を、この私が見逃すはずがありません。

カレセン...。「カレ」は言うまでもなく「枯れ」のことで、具体例を挙げるならおヒョイさんに萌える貴女はカレセンである可能性が高いです。
「キムタクなんかよりおヒョイさんの方が断然良い」と言い切れる貴女は、ほぼ完全にカレセンです。つまり私の同志です。酒を酌み交わして語り合いましょう。
いえ、別にキムタクが良くないってわけじゃないですけど。個人的な好みの問題で。

私は純粋な(?)年上好きなので、もちろん「枯れ」ている殿方だけが好きなわけでなく、ジョージ・クルーニー様のように若々しくエネルギッシュな年上男性も大好きです。
ただそのジョージ様でさえあと20年経ったら程よくイイ男にとか思っているあたりがカレセンです。
もちろん、究極の理想はショーン・コネリー様だと思っています。

ちなみに、いつも言っているように私は「若さ」も「枯れ」も実年齢ではなくその人のありようだと思っているので、きょくたんな話、同年代でも年上の範疇に入ることもあります(笑)。

ともかく、このアニメに出てくるのは完全なる年上、それこそお孫さんとかもいる老眼鏡紳士達がこれでもかと出てきます。
それもそのはず、作品の舞台はスタッフ全員が老眼鏡紳士のレストランなのですから。
そうそう、「老眼鏡紳士」は「老いた眼鏡の紳士」ではなく、「老眼鏡(ろうがんきょう)の紳士」なんですねぇ。
だからみんな鼻眼鏡です。萌え~。
しかも、老眼鏡でないと勤めていられないものですから、伊達眼鏡の人もいます。萌え萌え~~~。

こういう倒錯的志向の人間は私だけではないらしく、このレストランは老眼鏡紳士目当てに通い詰める女性客で、つねに満席状態という設定です。
視聴者にもカレセン向けサービスがふんだんに取り込まれており、人差し指で眼鏡を押し上げる仕草などフェチ向けとしか言いようがありません(なんたって今日の放映だけで違う人物に2度もやらせてましたからね)。
尤も、私は人差し指よか中指で押し上げる方が好きだけどなっ。(←※重症フェチ)

もう、ただただ私のようなカレセンを萌え殺すためだけに作られたような作品ですが、このカレセン天国の作品にたった一つ、水を差しまくっている要素が...。
それはヒロインのコムスメです。

このコムスメに感情移入することさえ出来れば、きっとこのアニメを一点の曇りもなく愛することが出来るのでしょうが、私はちょっと彼女に自己投影することは出来ません。
だってこの人、年上の愛で方があまりにも私と違..ッ!!!

第一に、老眼鏡紳士達に向かってタメ口というのはどうよ。
カレセン云々以前に、年上には相応の言葉遣いってもんがあるでしょー!?
しかも旧知の仲ではなく、つい数日前に会ったばかりの間柄でですよ。そりゃ、彼女はオーナーの奥さんの娘だから立場がそうさせてるのかもしれないけれど、ファーストネーム呼び捨てはいただけません。
紳士の方から「私のことは○○とお呼び下さい」って申し出があったんならともかく...ねぇ。

さらに、若気の至りというべきか意中の紳士に対しカレセンにあるまじきガツガツした迫り方をするところも、共感できないポイントです。
このコムスメったら、第2話にして早速紳士を部屋に連れ込み押し倒しちゃうんですよ。あくまでも相手は紳士ですから、間違いは起きませんでしたが。

渡辺淳一先生のようなタイプの年上男性(笑)が相手ならともかく、一般的に「枯れ」を愛でる女性は、あんな迫り方をしちゃいけません。美しくないッ。
「オータム・イン・ニューヨーク」のように、カレセンの品格を失わないペースで愛を育むべきです。
ヒロインの彼女も、意中の老眼鏡紳士に相応しい女になるためにも、早くその品格を身につけてもらいたいものですな。

しかしこのアニメ、毎回カレセンを悩殺するばかりではさすがにネタが尽きてしまうでしょうから、今後なにがしかの展開はおこるのでしょう。いまのところ、その気配はまったく感じませんが。
ここまで先の見えない作品も珍しいです。ま、「私は説教くさいとこが可愛いルチアーノがタイプ」などと老眼鏡紳士達に癒されつつ、今後の展開を楽しみに見守ろうと思います。

ブログランキング参加してみました。クリックして頂けると幸甚の至りです。