昨日の下野新聞アスポの記事とか今日行ったライブのこととかブログに書きたいことが溜まる一方なのに、それらをほっぽり出して読書にうつつを抜かしておりました。申し訳ないッ!!
そうなんです、ハリーポッター最終巻を早々にゲットし、自由時間を繰り合わせてひねり出した時間で読み倒したのです。
どのくらい早々にゲットしたって、もちろん発売日当日です。
それも開店一番乗りで。
いえ、早朝から並んで一番乗りを獲得したわけではありません。
午前のレッスン前に通りかかるツタヤに開店5分前に行ってみたら先客はなんと誰もおらず、図らずも一番乗りになってしまったのです。
ちなみに開店前から待っていた人は何人かいましたが、ハリポタに走ったのは私を含め二人だけでした。
うわ、大丈夫なのかハリーポッター。まあ決して人気が落ちたんじゃなく、「並ばなくても買えるじゃん」てことに気づいた人たちがかなり多く、一刻も早く読みたい熱心なファンの方以外は並ばなくなったというのが真相らしいです。
今回は全国的にそういう傾向だったそうな。
ともかく無事入手し、忘却の彼方の英語原文をうすぼんやりと思い出しながら読みすすめ、つい今し方ようやく読了しました。
読み終わった感想は只これのみに尽きます。
嗚呼、三十三章!!!
嗚呼、スネイプ様!!!!!
むう、けっきょく一昨日書いたこととおんなじだ(笑)。
しかし母語で浸りきって読んだ結果、より一層スネイプ様への思慕を募らせることとなりました。
衝撃の真実や驚愕の展開は多々あったにもかかわらず、私の感想の9割を占めるのはスネイプ様のことばかりなり。
私は決意しました。
私が"Someday My Prince Will Come"と歌うとすればそれは唯一人このプリンスの為であると。
いえ、ヒールの高い靴を履いた紫のプリンスのことも好きですが、彼(と言っていいものか)の場合は自分が歌うより本人の歌を聴いた方がいいでしょう。って壮絶に無関係なプリンスの件はおいといて。
嗚呼プリンス、もといスネイプ様、貴方はかくも高潔な御仁であり給ひしか(一人称が「我輩」な彼に倣ってムダに古語。にしてもヴォルデモートの一人称の「俺様」ってどうよ)。
思えば私は第一巻から彼を憎めなかった。それはこないだ第6巻の感想で書いたとおりです。
しかしまさかここまで私好みの、鋼鉄の意志でもって己が信念を貫く人であったとは...ッ!!!!!
その意志の固さに、ダンブルドアもいたく心を打たれていました。
「...(前略)、スネイプに向き直ったダンブルドアの目に、涙が溢れていた。
『これほどの年月が、経ってもか?』
『永遠に』スネイプが言った。」(下巻・452ページ)
これぞ最終巻、いえ「ハリー・ポッター」全編を通して私が一番好きなシーンです。
「永遠に」!!!
私は軽はずみに「永遠」とか言う男は信用ならんと思っていますが(笑)、スネイプ様ならばもちろん十分に言う資格があります。
そしてスネイプ様の素晴らしいところは、この「信念を貫く」行為に何の見返りも求めていなかったことです。
彼の行いに賞賛を送る者は誰もおらず、それどころかダンブルドア以外のすべての人間に疑われ、憎まれてもなお信念を曲げることをしませんでした。
そんなスネイプ様だったが故にダンブルドアは彼にたいへん酷なことを要請しましたが、それよりもっと酷だったのは、ダンブルドアも認めているように遥か昔の組分け帽子の判断だったのでありましょう。
あのときにスネイプ様の運命はこのように決定づけられてしまったのかもしれません。
でもさあ、なんでスリザリンはこんなにもほかの派閥と敵対する方向に行っちゃったのかねえ(そもそも創始者が悪いんですが)。
緑と銀のシンボルカラーに蛇の紋章が好みという超個人的意見を差し置いても、私はそれが残念でなりません。
「孤立」と「敵対」は違います。私は「孤立」は愛するけれど、「敵対」は当然歓迎しかねます。
他人と(創始者サラザール・スリザリンの場合はほかの3人の創始者と)相容れない立場となったなら、独立独歩の道を選べばよいのです。
同じ道を志す人なら一緒に来てくれるでしょうし、そうでない人を無理に従わせるのは賢明とはいえません。
創始者がそういう性格なら、この寮はほかの寮と敵対などせずたんに孤立した寮になったでしょうし、スネイプ様と彼の愛した人物のあいだにおきた悲劇もおきずにすんだはずです。ついでにいえば私が魔女ならたぶんその寮になった(笑)。
まあホグワーツ自体、寮同士をあえて競わせて切磋琢磨させようとする校風があるから、なかなか独立独歩の方向には行かないだろうな。
そういう意味ではラストの全員集合シーンは私の理想に近いといわざるを得ません。「一致団結」と「独立独歩」はかなり違う気がするけど、ムダな敵対がなくなるだけでもありがたいと思わなくちゃね。
このあと人々の意識が変わって、「共通の敵」がいなくなってお互いの違いや欠点が見えてきたとしてもおおらかに尊重できるようになると、私の理想に近づきますね。
でもライバル視が再び敵対に変わってっちゃうのかなあ、やっぱり。19年後の様子を見ると、その可能性の方が高そうですね。
あ、スネイプ様ネタに終始していて、肝心なことを言うのを忘れていました。
ダンブルドアはゲイです。
ローリングさんご本人がおっしゃってました。これを聞いたファンが一瞬の沈黙の後喝采を送ったというのだから、皆さん私同様「それを聞いて腑に落ちたことが少なからずあった」んだろうなあ。
この点を踏まえながら読むと、第7巻にはさらなる考察の余地が出てきます。そして私はダンブルドアのことがより好きになりました。
ちなみに彼の恋した魔法使いの名はグリンデルバルドといいます。
そうなんです、ハリーポッター最終巻を早々にゲットし、自由時間を繰り合わせてひねり出した時間で読み倒したのです。
どのくらい早々にゲットしたって、もちろん発売日当日です。
それも開店一番乗りで。
いえ、早朝から並んで一番乗りを獲得したわけではありません。
午前のレッスン前に通りかかるツタヤに開店5分前に行ってみたら先客はなんと誰もおらず、図らずも一番乗りになってしまったのです。
ちなみに開店前から待っていた人は何人かいましたが、ハリポタに走ったのは私を含め二人だけでした。
うわ、大丈夫なのかハリーポッター。まあ決して人気が落ちたんじゃなく、「並ばなくても買えるじゃん」てことに気づいた人たちがかなり多く、一刻も早く読みたい熱心なファンの方以外は並ばなくなったというのが真相らしいです。
今回は全国的にそういう傾向だったそうな。
ともかく無事入手し、忘却の彼方の英語原文をうすぼんやりと思い出しながら読みすすめ、つい今し方ようやく読了しました。
読み終わった感想は只これのみに尽きます。
嗚呼、三十三章!!!
嗚呼、スネイプ様!!!!!
むう、けっきょく一昨日書いたこととおんなじだ(笑)。
しかし母語で浸りきって読んだ結果、より一層スネイプ様への思慕を募らせることとなりました。
衝撃の真実や驚愕の展開は多々あったにもかかわらず、私の感想の9割を占めるのはスネイプ様のことばかりなり。
私は決意しました。
私が"Someday My Prince Will Come"と歌うとすればそれは唯一人このプリンスの為であると。
いえ、ヒールの高い靴を履いた紫のプリンスのことも好きですが、彼(と言っていいものか)の場合は自分が歌うより本人の歌を聴いた方がいいでしょう。って壮絶に無関係なプリンスの件はおいといて。
嗚呼プリンス、もといスネイプ様、貴方はかくも高潔な御仁であり給ひしか(一人称が「我輩」な彼に倣ってムダに古語。にしてもヴォルデモートの一人称の「俺様」ってどうよ)。
思えば私は第一巻から彼を憎めなかった。それはこないだ第6巻の感想で書いたとおりです。
しかしまさかここまで私好みの、鋼鉄の意志でもって己が信念を貫く人であったとは...ッ!!!!!
その意志の固さに、ダンブルドアもいたく心を打たれていました。
「...(前略)、スネイプに向き直ったダンブルドアの目に、涙が溢れていた。
『これほどの年月が、経ってもか?』
『永遠に』スネイプが言った。」(下巻・452ページ)
これぞ最終巻、いえ「ハリー・ポッター」全編を通して私が一番好きなシーンです。
「永遠に」!!!
私は軽はずみに「永遠」とか言う男は信用ならんと思っていますが(笑)、スネイプ様ならばもちろん十分に言う資格があります。
そしてスネイプ様の素晴らしいところは、この「信念を貫く」行為に何の見返りも求めていなかったことです。
彼の行いに賞賛を送る者は誰もおらず、それどころかダンブルドア以外のすべての人間に疑われ、憎まれてもなお信念を曲げることをしませんでした。
そんなスネイプ様だったが故にダンブルドアは彼にたいへん酷なことを要請しましたが、それよりもっと酷だったのは、ダンブルドアも認めているように遥か昔の組分け帽子の判断だったのでありましょう。
あのときにスネイプ様の運命はこのように決定づけられてしまったのかもしれません。
でもさあ、なんでスリザリンはこんなにもほかの派閥と敵対する方向に行っちゃったのかねえ(そもそも創始者が悪いんですが)。
緑と銀のシンボルカラーに蛇の紋章が好みという超個人的意見を差し置いても、私はそれが残念でなりません。
「孤立」と「敵対」は違います。私は「孤立」は愛するけれど、「敵対」は当然歓迎しかねます。
他人と(創始者サラザール・スリザリンの場合はほかの3人の創始者と)相容れない立場となったなら、独立独歩の道を選べばよいのです。
同じ道を志す人なら一緒に来てくれるでしょうし、そうでない人を無理に従わせるのは賢明とはいえません。
創始者がそういう性格なら、この寮はほかの寮と敵対などせずたんに孤立した寮になったでしょうし、スネイプ様と彼の愛した人物のあいだにおきた悲劇もおきずにすんだはずです。ついでにいえば私が魔女ならたぶんその寮になった(笑)。
まあホグワーツ自体、寮同士をあえて競わせて切磋琢磨させようとする校風があるから、なかなか独立独歩の方向には行かないだろうな。
そういう意味ではラストの全員集合シーンは私の理想に近いといわざるを得ません。「一致団結」と「独立独歩」はかなり違う気がするけど、ムダな敵対がなくなるだけでもありがたいと思わなくちゃね。
このあと人々の意識が変わって、「共通の敵」がいなくなってお互いの違いや欠点が見えてきたとしてもおおらかに尊重できるようになると、私の理想に近づきますね。
でもライバル視が再び敵対に変わってっちゃうのかなあ、やっぱり。19年後の様子を見ると、その可能性の方が高そうですね。
あ、スネイプ様ネタに終始していて、肝心なことを言うのを忘れていました。
ダンブルドアはゲイです。
ローリングさんご本人がおっしゃってました。これを聞いたファンが一瞬の沈黙の後喝采を送ったというのだから、皆さん私同様「それを聞いて腑に落ちたことが少なからずあった」んだろうなあ。
この点を踏まえながら読むと、第7巻にはさらなる考察の余地が出てきます。そして私はダンブルドアのことがより好きになりました。
ちなみに彼の恋した魔法使いの名はグリンデルバルドといいます。