【3/26, 27の作業】屋根(続き)、窓ドア枠左官(続き)、浄化槽
海辺の家で、排水溝その他の周りの防水処理の甘さを経験していたので、どうにかなしでいけないかと考えていた。大雨やハリケーンのときなど、排水溝の数が少ないのか雨水溜まってってないかと思うほどだし、傾斜がおかしくて流れていかないところがあるし、パラペットそのものとの接続部が怪しかったりして、とにかくここの施工品質で屋根の上にプールのようなものを造るのは避けたかったのである。
ちょうどベテラン2人が作業していたので、施工品質云々には触れず、今の借家で天井の端から壁上部に雨漏れの跡がぐるりと付いているが絶対嫌だと訴え、別のやり方にしてもらうことになった。
こちらの写真はモルタル2層目がずいぶん前に終わっていた1階の屋根だが、2階の屋根も同じようにしてもらう。ゴテオといって、しずく処理みたいな意味でしょうか。これで、雨水が壁を伝うのを防ぐ。
ここでは樋はつけないので破風っていうんですかね?軒の先っぽの面、そこが2センチくらい下に伸びてて、軒天に雨水が伝わらない。これを2階の屋根(陸屋根)でもやってもらう。それでいいんです。屋根の上にプール造るな。
ここの浄化槽は、海辺と違って穴を掘ってブロックを積むのでなく、石で壁面を作るらしい。説明を受けたんだが、見たこともないのでちょっと想像と違ってるかもしれない。とにかく、いよいよ掘り始めた。基礎工事のときに、ここの地盤を見ているので、はっきりいってえらい大変そうだというのは分かる。でもこの辺りではこういうやり方だと言うので、そういうやり方で造ってもらう。
案の定、ラハ(固い岩盤層)にすぐ当たった。ドリルを使っても結構大変そうだが、見ていると中堅は若い衆よりはラクに崩していく。なんていうか石だから、筋というか結晶の向きみたいなのがあるのか。
この作業チームの別の現場に連れてってもらった。向かいにマヤの家が建っている。そんなところで、メリダによくあるような四角い家を建てていた。ミニマリスタ様式というんだが、みんな大好き。もろ、メリダや海辺でよくあるタイプ。狭い土地で、裏庭にはプールも作るそうで、家自体は敷地幅いっぱいに建てている。
親方は、こういう「モダンな」家も建ててるよと自慢したかったようで、それは素晴らしいんだが、暑そう。いや、施主の好みで親方のせいじゃないんだが…。
世界中どこにでも、己の好みの見栄えを優先して、その土地に合わない家を建てる人はいる。はっきり言ってここは暑い。これを書いている今日も、40℃を超えている。来月末まで酷暑は続く。酷暑が終わっても暑い。軒もなく風も通らなかったら、今我々が住んでいる借家のようなサウナ地獄になる。そのくせ、シャワーは水だけだった(内陸なんで冬は結構気温が下がるが温水なし)。流行りのモダンな家だけど、そこんとこはいいのか?!
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