九日連(九州日本語教育連絡協議会)

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開催報告 2022年度12月九日連オンライン研修会

2022-12-30 10:24:19 | 事務局からのお知らせ

2022年12月10日(土)にオンラインにて,研修会を開催しました。参加者数は57名で,今回は二部制で実施しました。

第一部は,内海陽子先生(AOTS)による「アフターコロナ時代の外国人材受け入れを考える―『ゲンバの日本語』シリーズを使って―」という題目でのお話でした。働く外国人への日本語指導のあり方を『ゲンバの日本語』をもとにお話しいただきました。参加の皆さまのコメントでは,「一方的に教え込むのではなく,コミュニケーションのストラテジーや,自分でできるようになることに焦点を当てた内容なのが良かった」「職場を想定したテキストが今後もっと増えていくと日本で生活する外国人も住みやすい環境ができあがるのではないかと思った」といったものがありました。

第二部は,九日連による新しい企画で,九州・沖縄地区の日本語教育事情や実践事例を報告するといったものです。今回は熊本の地区委員である塩入すみ先生(熊本学園大学)による「大学生による外国人技能実習生パートナー制度の試み」という題目でのお話を伺いました。参加された方のコメントに「大学生は実習生と年齢が近く,双方にとって良い取り組みであると感じた」「理念や理論も重要だが,現場と現実を把握することもとても大切。両者のギャップを縮めようとされる新しい模索の跡を感じた」という声がありました。

最後にブレイクアウトセッションを行いました。塩入先生と直接お話をしたり,海外を含む遠方同士の参加者のコミュニケーションをするルームも設けたりと,オンラインの良さを活用した研修会となりました。

ご参加の皆さま,ありがとうございました。

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