2023年12月16日(土)にオンライン研修会を開催しました。参加者数は52名で,二部制で実施しました。
第一部は,峰松愛子先生による「国際移動する子どもたちについて考える」という題目でのお話でした。峰松先生は『新版 サードカルチャーキッズ 国際移動する子どもたち』(デビッド・C.ボロックほか,スリーエーネットワーク発行)の共訳者であり,ご自身が学齢期をアメリカで過ごすという経験をお持ちで,当事者としての視点も交えサードキッズカルチャーについてお話をしていただきました。参加の皆さまのコメントでは「児童生徒の日本語指導に携わっていますが,子どもたち一人一人が違ったレディネスを持っていること,そして現在,そして将来のニーズを考えながら試行錯誤しながら取り組んでいます。これで良かったのかなと思うことも度々ですが,思いを馳せる想像力を養うためにも今日の話をきけて良かったです」といったものがありました。
第二部は,九州・沖縄地区の日本語教育事情や実践事例の報告です。今回は宮崎の地区委員である早瀬郁子先生(宮崎国際大学)による宮崎県の子どもの日本語教育の現状についてお話いただきました。参加された方のコメントに「色々な立場の方と連携をとること,また情報を知ること,公開することが大切だということが改めてわかりました。お話を聞いて元気がでました」といったものがありました。
最後に30分間,情報交換会を行いました。ブレイクアウトルームにわかれ,講師の先生方とお話をする機会を設け,オンラインでありながらも近さを感じるアットホームな九日連らしい研修会となりました。
ご参加の皆さま,ありがとうございました。