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急行特急は行く…

急行特急THが、気のみ気のままに形創るブログ

ホワイトデー物語 8(完)

2015年03月10日 08時29分00秒 | 物語・小説
この日の次の日、ホワイトデーは音もなくやって来た。朝から晴れて、風には春の香りがあった。

その日、桃太郎が登校し教室に入り、自分の席につくと、弥生桃季子が嬉しそうに桃太郎の贈呈品を手にして、
「見覚えのあるビスケットの御返しどーも」
と言ってきた。
「ゴメンな、そんなんで」
桃太郎は何故か後ろめたさがありまともに弥生桃季子の顔を観ることが出来なかった。
「桃季子、ホワイトデー貰ったんだ」
弥生桃季子のクラスの友人1が言うなり、その周囲が少し沸いた。
「ほー、朝からアツい」
桃太郎のクラスの友人1が桃太郎の所に事の成りをみてやって来た。
「端午、桃季子と付き合ってたの?」
弥生桃季子の友人1が信じられないと言う顔で訊いてきた。
「まさか。単なる御返し」
桃太郎はさらっと応えた。


そんな小さな騒ぎがあった放課後の事、桃太郎は弥生桃季子と共に下校していた。
「どもありがとね今日は」
弥生桃季子が言った。
「いいって。気にすんなよ。案外不味いかも知れないから、やだったら棄ててくれて良い」
慣れない事はするものじゃないな、と桃太郎は思った。
「これで、晴れてお付き合い出来るね」
イキナリのその言葉に桃太郎は驚いた。
「お付き合いって、何いってんだよ」
貰ったからただ返したそれだけの事で、それはない、と桃太郎は思った。
「だって、メアドも番号も交換したし、ホワイトデーも返って来たからさ。付き合いたいなって」
やや恥ずかしそうに弥生桃季子はそう言った。
「まだ御互いの事、よく知らないからこれから知っていきたいなって」
と恋に積極的な姿勢を弥生桃季子はみせた。
「俺は構わないけど、ツマンナイと思うよ、付き合っても」
特にこれと言う個性が桃太郎にあるか、と言われればなかった。
「だから仲良くなりたいって思うんだよ。じゃあ、付き合うの決まりで」
弥生桃季子は桃太郎の背中を少し強く叩いた。







木田麻衣子のMorning on 【150310】

2015年03月10日 07時29分25秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
木田麻衣子「おはようございます、モーニングオン第2幕、木田麻衣子です」
インターバルストップサービス「おはようございます、インターバルストップサービスです」
壁|Express密偵団1)「ぶーX。嘘は行けません」
壁|Express密偵団2)「Express塚村尚人はあそこにいます!」
インターバルストップサービス「絶句汗」
木田麻衣子「毎度、お馴染みの展開にですわね」
インターバルストップサービス「まあ、私はインターバルストップサービスですけどね」
布団|∵=) ̄博士「私は博士兎だ兎ひゃー」⌒バナナの皮
インターバルストップサービス「これは、これは、兎さん」
木田麻衣子「バナナの皮が飛んだところで、今日の動き、天気予報、交通情報は――略――。このモーニングオンもネタ切れにつき、本日はこれにて御別れです」
全「さよならー」

Morning on 【150310】

2015年03月10日 07時07分07秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
涼風鈴子「はい、はよーざいー。涼風鈴子だよー、モーニングオンだよー」
布団|∵=) ̄冥王星⌒バナナの皮
涼風鈴子「はい、兎もいるモーニングオン」
東(あずま)町奉行桜餅主計頭粉雪「東(あずま)町奉行桜餅主計頭粉雪である」
布団|∵=) ̄冥王星「御侍がやって来た」
涼風鈴子「御奉行がこんな所に来て良いのかよ?」
東(あずま)町奉行桜餅主計頭粉雪「ええ、筋書屋さんに呼ばれまして」
涼風鈴子「そいつは不運だったな」
布団|∵=) ̄冥王星っ緑茶→東(あずま)町奉行桜餅主計頭粉雪
東(あずま)町奉行桜餅主計頭粉雪「かたじけない」
涼風鈴子「だが、御奉行、話のネタがねえので、ただ来ただけになるな」
東(あずま)町奉行桜餅主計頭粉雪「絶句汗」
布団|∵=) ̄冥王星「踏切カンカン♪電車ガタンゴトン、いでよ、冥王星猫~」
壁|⌒冥王星猫з-|んん?何で地球に?|
布団|∵=) ̄冥王星「あたしが読んだのさ。さあ、冥王星猫、あたしの布団に入るのさ」
涼風鈴子「やかましいや兎。何をどさくさに紛れて猫を布団に入れてんだよ」
布団|冥王星猫)∵=) ̄「猫を入れるとあたっかいのさ」
涼風鈴子「はたで観るとキモいだけだぜ兎」
東(あずま)町奉行桜餅主計頭粉雪「我は、東(あずま)町奉行桜餅主計頭粉雪である」
涼風鈴子「はい。どうやら筋書屋がネタ切れを起こした所で、以上、モーニングオンでした」