廃校利用 山里の美術館「共星の里」

福岡県朝倉市黒川の「共星の里」のイベント情報や楽しい体験記を掲載。
左下のお好きなカテゴリー(1~16)毎にどうぞ!

グリーンツーリズム3日目!!

2009-11-21 19:28:57 | 5.ワークショップ&アートキャンプ!

引き続き最終日のご報告!

10月2日。
この日も6時から朝ごはんの準備。
さすがに正直、3日目の朝は私達の疲れも溜まってきてました。。。
しかし!そんなことは言ってられないんですよね~。
子ども達が待ってますから!
そんな雑念を抱えながらも、着々とご飯と配膳の準備が進んでいきます。

この日も子ども達は朝から元気、元気
ご飯を食べ終えた子どもから、
「ごちそうさまでした!」「美味しかったです!!」との
声を聞くと、やっぱり嬉しくなりますよねー♪
食べ残した子も「すみません、食べきれませんでした。」と
一言お詫びを言ってくれてました。

泊まりがけで体験をする中で、感謝の気持ちを持つことや
周りの気遣いや準備の大変さに気付くようになってくれたり、
“ただ体験するだけ”じゃ無く、物事を一歩深く見れるように
なってくれたらもっと意義のあるものになるな~と思います!
体験後は進んでお手伝いしたり、今何をしなきゃいけないかを
ピピッと判断できるようになってもらいたいですねー
そう思いながら、私達大人もいつも忘れずにいなきゃいけないと、
反面教師だなと、肝に銘じています。


では、話を戻して。。。
子ども達は、ご飯の後、味噌などの加工品や、
竹馬・押し花などの工芸品づくりの体験に行きました。
その後、川の調査などをしたようです。

そして、奉仕活動ということで、館内の掃除をしてくれました!!
布団やござなど全て片付けてくれ、廊下からレストランの床まで
雑巾がけをしてもらい、本当に嬉しかったです


元々学校だった訳ですから、かつても見れた光景でしょう。
その姿が今目にすることが出来、学校がよみがえったようで、
胸が躍るような感覚に包まれてシャッターを押しました

それが終わると昼食☆
いよいよお別れの時間が近づいてきます
お世話になった農家のおとうさんとお母さんも一緒に参加しての
お別れカレー会です!

その、約170名分のカレーは大鍋で!!

いつものレストランのカレーとはちょっと違うけど、
共星の里自慢の『梨たっぷりカレー』をじっくり煮込みました☆
ここは梨の産地として有名ですから、美味しい梨を入れた
カレーが美味しくないはずが無い!
とは言え、もちろん隠し味も入ってますから、
「腕」もあってのうまさですけどね~

ということで、レストランの中身を全て取っ払い、全員でのカレー会☆

民泊でお世話になったお父さん・お母さんを囲んで
本当の親子みたいにおしゃべりを楽しみながら、
もうすぐやってくる別れを惜しみながらの食事になりました。
その梨カレー、ウマいウマいの声があちこちから聞こえ、
なんと4杯もおかわりをする子もいて、用意していた分全て無くなっちゃったのです
残さず食べてくれるのが一番嬉しいわー



さて。
お腹もいっぱいになったところで、いよいよ退村式です。

農家の方々やスタッフの方々を前に、子ども達からお礼の言葉が続きます。
そして思いがけない、歌のプレゼントが!!

「ふるさと」など、里山を想わせる昔の童謡を何曲も。。。
曲の演奏の合間に「絶対に忘れません!!」等、言葉の掛け合いもあり、
この憎い演出に農家のお父さん・お母さんも感極まって涙、涙
子ども達の歌声が木造のレストランに響き渡り、
あの空間とそこにいる全員が一つのあたたかい固まりになったようでした。
普段会えない子どもさんやお孫さんを思い出したり、
地元の方にとっては特に、かつて学校にたくさんの生徒がいて
にぎわっていた頃の思い出とダブったことでしょう。
最後のお返しの言葉を言うお父さんは、
堪えきれずに1分ほど立ちすくんでしまいました。
子どもの中にも数人、涙が止まらない子もいて、
そんな感動感動のお別れ会でした。

そこで、共星の里からもイチョウの苗のお返しを。

実がなって落ちた銀杏が芽を出し、しっかりと育ったもの。
この地を忘れないで欲しい・イチョウのように強くたくましく
育って欲しいとの想いをこめてプレゼントしました☆

そして最後に集合写真を☆
(きれいに揃ってない写真ですが。。。

改めてこうやって見ると、かつての講堂だったレストランが、
なんだか活き活きとしているように思います!

この後も、またもう一回お掃除をしてくれ、
最後の最後まで館内をキレイにしてくれました☆

そして本当のお別れ。
バスに乗り込んだ子ども達を、
「うちの子はどこ?!!」と探すお父さんとお母さん!

子ども達も精一杯手を振って応えていました。
年齢から言えば孫とおじいちゃん・おばあちゃんのようですが、
この短い間にもお互いがそう思える仲になれることって
そうそう無いですよね~。
バスが見えなくなるまで「またおいでね~!!!」と
手を振り続け、涙を拭うお父さん・お母さん。
そこには、切なさと同時に活き活きとした姿がありました。

子ども達が来るまでは、不安ばかりが口に出ていましたが、
全く知らない子ども達を受け入れ、刺激をもらい、慕われ、
お金ではないものをもらったんだと思います。
子どももいい体験が出来、農家も生きがいになり、
相互がいい形で続いていけたら、本当に素晴らしいことです☆
あの子達が大人になって、
農家になりたいと思う子や、黒川に遊びに行こうと思う子や
黒川を他の人に勧めてくれる子などが数人でもいたらいいなぁ。。。

大変でしたが、結果が良ければいいか?!
反省点・改善点もたっくさんあると思いますが、
いい交流が出来たこと、事故や大きな怪我も無く
無事に終えられたことが一番の安心です。

思うことは色々とありますが、
本当に長くなるのでこの辺で。。。
長々読んで下さりありがとうございました!
春日野小学校からお礼の手紙等頂いているので、
次回UPしますね~~~


グリーンツーリズム2日目!!

2009-11-21 17:34:10 | 5.ワークショップ&アートキャンプ!
前回記事に引き続き、春日野小学校の農業体験の続きを!

二日目の10月1日。

起床後、身支度を済ませた子ども達は
朝ご飯前にグラウンドで体操☆

ここでやるときっと空気がおいしくて、
やり終えた時にいつも以上に清々しい感覚になるのでは??
そんな風に思いました。

さてさて、レストランが賑やかになってきたところで、朝ごはん☆

多少残す子はいたものの、大半の子はきれいに食べてくれ、
朝から元気いっぱいの子ども達!
今日もケガや事故の無いように、体験頑張ってね~~



そして、朝ごはんの後に体験・収穫に行った子達が抱えて帰ってきたものとは?



そう!稲です!!
収穫した稲をそれぞれ一人ずつ手にして帰ってきました☆
鎌を使って実際に自分達で刈ってきたそう。
貴重な体験に子ども達も興奮気味でテンションも上がってました!!


子ども達が体験に出かけている最中、共星の里ではお昼ご飯の準備!!
この日のお昼は、子ども達がおにぎりを作ります。
私達は豚汁・酢の物・きんぴらを用意。
本当なら外で全員で昼ごはんのはずだったのですが、
前日からあいにくの雨模様で、
レストランとお隣にある公民館2班に分かれることに。

昨日から、半分の人数とはいえ、スタッフ合わせて70名以上の人が
レストランに入るとやっぱり圧倒されます。。。


お昼ごはんの後、子ども達は今度は脱穀や籾摺り体験に。
そして、帰ってきてから着替え・身支度をして荷物をまとめます。
2日目は、1日目に民泊した子達が共星の里に、
共星の里に泊まった子達が民泊へと入れ替わるのです!
という訳で、子ども達は入れ替わりますが、
共星の里の作業は昨日と一緒。
竹ご飯の指導・晩ご飯の準備・学習タイム・オリエンテーションで
またまた1日が終わっていくのです。。。

この日の先生・スタッフのミーティングは深夜にまで及び、
明日のエンディングの最終確認と詰めを行っていました。

さあ!明日は最終日!!
お別れの日がやってくる~~~意外と早いなっ!

グリーンツーリズム!春日市立春日野小学校の5年生☆

2009-11-21 16:26:42 | 5.ワークショップ&アートキャンプ!
スタッフよしえです☆

またまたお伝えするのが遅くなっておりますが
9月30日の朝から10月2日の昼過ぎまで、
福岡県春日市から春日野小学校の約120名の5年生と先生方が、
共星の里がある、ここ高木地区の黒川にやってきました!!
我々にとって一大事だった、小学生2泊3日の受け入れ
あれから1ヶ月半が過ぎ、目まぐるしかった日々が
過去の思い出になろうとしているけれど、
準備からのあの重労働の記憶は
今でもしっかりと体に残っています

それはさておき。
そもそもなぜここに来たのかというと。。。
黒川協議会会長の林さんのお孫さんが春日野小に通っており、
お孫さんの黒川での農業のお手伝いの話が先生に届き、
ぜひ他の子どもたちにも農業体験をさせたい!という想いが
先生方の間で広がって行ったそうです。
それに応え、林さんも是非とも受け入れをしたい!と想ったそうで
双方が結び合ったとのこと。
林さんから、地元の農家さんをはじめ、共星の里などなどに
いい形で話を進めていきたいとの想いをぶつけられ、
それならば村をあげて受け入れ態勢をとって
盛り上げようじゃないか!ということになり、
子ども農山漁村交流プロジェクトにのっとって行われました。
ざっくり言うとそうです。
間違いがあったらスミマセン。。。
詳しく知りたい方は、悦子センセーまで。

そんな訳で、不安から感動までの3日間の様子を1日ずつ、
写真をメインにこれまたざっくりとお伝えします。
詳しく掘り下げますと、きっと今月中にも終わらないと思いますので


9月30日の朝。
こんな感じで、子どもたちの中には自分と同じ大きさ程あるんじゃないか?!
と思われるとっても大きなバッグを提げてやってきました。


入村式の様子。
子ども達を前に、地元を代表して林さんがお話しています。

見てお分かりの通り、ちょうどインフルエンザが
流行りだした時期だったもので、マスク姿の子どもばかり!
入村式中にもフラフラする子が続出して、先行きが心配されました
(写ってませんが、隣にもう一梁のテントがあり、この倍の子ども達が居ます!)

式が終わり、宿泊先ごとに荷物の整理をしてから
持参したお弁当の昼食タイム☆
このころには心配も消えるほど元気いっぱい!
食べた後は部屋ごとに荷物を入れ、身支度をし、
早速野菜の収穫へ行った子ども達。

こんな大きなサツマイモを掘ってきていました!
基本的に共星の里は宿泊と食事の受け入れでしたので、
残念ながら収穫の様子は私達には分かりません。。。


これは収穫から帰ってきた子ども達が手を洗っている様子。
普段の手洗い場がバージョンアップして、
一気に何十人も洗えるように水道管を使って改造しました!
うぅ~ん!!なんでも作っちゃう共星の里


その後、民泊班と共星の里泊班の半分に分かれ、
それぞれ夕食の準備へ☆
共星の里では、子ども達が竹を使って炊飯体験をしました。

お米を入れる口をのこぎりで切って開けているところ。
炊く合数により節のサイズを選びます。
そのサイズは企業秘密☆
お米を洗って、口から入れてお水を入れ、ふたをします。
余分な所を落として、炭火に掛けて、炊飯の開始です!


炊き加減も地元の方の長年の勘☆
ふっくらおいしい、ふわっと竹の香りがするご飯が炊き上がります!
その出来上がりを楽しみに、子ども達は近くの温泉へ。。。

温泉から帰ってきた途端に賑やかな声が響き渡り、
今か今かと晩ご飯を待つ子ども達!
共星の里お手製の、がめ煮・子ども達が収穫した野菜の天ぷら・澄まし汁を
おかずに、竹飯を笑顔いっぱいで頬張る姿が、なんとも可愛らしい☆



お腹いっぱいになったところで、ちょっと学習タイム。
ここ黒川は、大昔に「院」があったとされる歴史深いところなのです。
そのお話を地元の方にして頂き、子ども達も真面目モードに!
熱心に静かにお話を聞いてくれました。


さあ、真面目モードに続いて、リラックスモード♪
この日もボランティアでお手伝いしに来て頂いていた
音楽の先生のゆうこさんに急遽ワークショップをしてもらいました!
道具は一つも使わない、誰にでもすぐにその場で参加できる、
「ボディパーカッション」に挑戦!!

4チームに別れ、手拍子でチームごとに違ったリズムを奏でます。
そのリズムを覚えたら、今度は1チームずつ重なり合ってセッション!
4つのリズムがレストラン中に響き渡り、子ども達もノリノリ~♪♪
頭と体を開放した子ども達は、それにしっかりと集中し
ゆうこ先生にググーッと引き込まれてました。
その様子に小学校の先生も感心しておられました~!
その後も子ども達のオリエンテーションは続き、
夜の10時に就寝。Zzz

しかし、先生やスタッフの方々のミーティングは
夜遅くまで続くのでした。。。
そんなこんなで賑やかに1日が終わっていきます。