5月3日 いよいよ源義経公東下り行列当日です。
ホテルのロビーで昨日の健ラバさんたちと再会。一ノ関駅を8時前発の電車で、総勢6名で平泉に移動しました。
到着して毛越寺に向かうと、すでに入場待ちの長蛇の列。
これは想像以上の人出かも?と覚悟を新たに。
ただ、一緒に並んでくださる友がいると待ち時間も全く苦にならないものです。
入場できてからも、午後いちの行列出発まで5時間くらい待つわけですが、その間も場所確保しながら交代でトイレに行ったりできて、一人では正直どうしようと思っていたことがあっさりクリアできて、ありがたかったです。
メインイベントの開始を待っている間、天候がめまぐるしく変わり、晴れたかと思ったら黒雲から急に雨粒が落ちてきたり、強風が吹いたりでした。
ただそれも、健太郎くん扮する義経公が到着後はすっきりと青空が広がり、晴れ舞台にふさわしい天候が行列の間中続きました。
さすが晴れ男。
いざ行事が始まると、それまでレジャーシートに座っていた観客全員総立ちとなり、目の前は人の頭だらけ。
なんとか掲げたスマホで、もどかしい動画撮影はできたものの、肉眼では確認しづらかったのですが、馬に騎乗して以降は人垣より高い位置にいるお姿をしっかり確認できました。
それはそれは、この世のものと思われぬ美しさ。
NHKドラマ「アシガール」で羽木九八郎忠清、通称・若君を演じられただけあって、堂々たるお姿に美しい所作。本物の義経公が舞い降りたかのようでした。って本物はどんなだったか知りませんが、あくまで脳内で想像するのは、後の世の歌舞伎などで語られた悲劇のヒーロー義経公です。
健太郎くんは平安の武家装束、直垂がこの上なくお似合い。しかもスカイブルーに近い浅黄色のお衣装が青空に映えて、目に入っただけで幸せが押し寄せてきました。
あな尊し。
そこで一句
いにしえの 浄土成り合う 毛越寺
かつて2つの合戦を経て地元の豪族2家系が滅亡した後、戦で亡くなった人々の魂を弔い「この世に浄土を」という思いで、平泉に政治の中枢を置いた奥州藤原氏の願いが成就したような感覚を味わいました。
その後、行列は毛越寺を出て、中尊寺へ向かうルートへ。
門の外の沿道は多くの観客で埋め尽くされているであろうことは覚悟していましたが、想像以上。
主催者発表で過去2番目の24万人!! (ちなみに過去最多は2005年の25万人。その年の大河ドラマで義経を演じていた滝沢秀明さんが出演したときでした。)
関係者の事前のツイートで、感染予防のため行列に付いて歩くことはNGだけれど、ルートを先回りして待ち受けるのはOKと聞いていたので、そのつもりで忍者(くのいち)の如くひた走るつもりで臨んだのですが、何と人垣で前に進めない。
それでも何とか間を縫いながら、駅前の折り返し地点で義経公のすぐ近くまで追いつきました。
後ろ姿も神々しい義経公に、たくさんのファンの方々が声掛けしています。
呼ばれて振り向いた表情がまた、絵になる。
そこで一句
見返りの 馬上の君に 骨抜かれ
1つ目の踏切を越えた無量光院跡(むりょうこういんあと)あたりで、次の踏切待ちでしばし足止めされる行列。その間、上空に燕が数羽旋回し、健太郎義経公のそばまで下降してくるではありませんか?
彼のファンクラブのシンボルが燕と知ってか知らずか、まるで晴れ舞台のお祝いに駆けつけているかのようで大層感動しました。こんな奇跡めったに起こるものではありません。
空には燕、地上には燕マークをつけたたくさんの健ラバたち。
そこで一句
天に地に 燕も祝う 晴れ姿
ちなみに、このとき目撃した様子をファンクラブ内のラジオ番組に投稿したところ、翌週の番組内で健太郎くんに読んでいただけました。ありがたや。
麗しい義経公のお姿を至近距離で見られただけでなく、奇跡の瞬間にも立ち会えた大満足の一日でした。
深い感動を胸に、行列は中尊寺へ。参道は細く激坂。
規制もあって行列からかなりの遅れをとってしまい、金色堂前に着いたころには先回りした人垣で一杯。ちなみに先回りしたのは、行列追尾をあきらめて近道経由で直に中尊寺へ向かった方々です。
私が確保できたのは、石碑の影に見え隠れする残念な位置取りではありましたが、金色堂参拝の法要の様子と終了後に地元テレビ局にインタビューされているところはしっかりと見届けることができました。
そこで一句
金色の 若武者うるわし 中尊寺
黄金で装飾された祭壇を安置する金色堂で有名な中尊寺。その黄金の輝きにも比肩する神々しさの義経公のお姿に触発されて、お粗末ながら俳句を読んでしまいました。
松尾芭蕉の「奥の細道」の一番の目的地は平泉だったそうで、何か人の創作意欲を刺激する魔力が、この地にはあるのかもしれません。
芭蕉の足元にも及びませんが・・・。
旅はまだ続く。その3もお楽しみに。
ホテルのロビーで昨日の健ラバさんたちと再会。一ノ関駅を8時前発の電車で、総勢6名で平泉に移動しました。
到着して毛越寺に向かうと、すでに入場待ちの長蛇の列。
これは想像以上の人出かも?と覚悟を新たに。
ただ、一緒に並んでくださる友がいると待ち時間も全く苦にならないものです。
入場できてからも、午後いちの行列出発まで5時間くらい待つわけですが、その間も場所確保しながら交代でトイレに行ったりできて、一人では正直どうしようと思っていたことがあっさりクリアできて、ありがたかったです。
メインイベントの開始を待っている間、天候がめまぐるしく変わり、晴れたかと思ったら黒雲から急に雨粒が落ちてきたり、強風が吹いたりでした。
ただそれも、健太郎くん扮する義経公が到着後はすっきりと青空が広がり、晴れ舞台にふさわしい天候が行列の間中続きました。
さすが晴れ男。
いざ行事が始まると、それまでレジャーシートに座っていた観客全員総立ちとなり、目の前は人の頭だらけ。
なんとか掲げたスマホで、もどかしい動画撮影はできたものの、肉眼では確認しづらかったのですが、馬に騎乗して以降は人垣より高い位置にいるお姿をしっかり確認できました。
それはそれは、この世のものと思われぬ美しさ。
NHKドラマ「アシガール」で羽木九八郎忠清、通称・若君を演じられただけあって、堂々たるお姿に美しい所作。本物の義経公が舞い降りたかのようでした。って本物はどんなだったか知りませんが、あくまで脳内で想像するのは、後の世の歌舞伎などで語られた悲劇のヒーロー義経公です。
健太郎くんは平安の武家装束、直垂がこの上なくお似合い。しかもスカイブルーに近い浅黄色のお衣装が青空に映えて、目に入っただけで幸せが押し寄せてきました。
あな尊し。
そこで一句
いにしえの 浄土成り合う 毛越寺
かつて2つの合戦を経て地元の豪族2家系が滅亡した後、戦で亡くなった人々の魂を弔い「この世に浄土を」という思いで、平泉に政治の中枢を置いた奥州藤原氏の願いが成就したような感覚を味わいました。
その後、行列は毛越寺を出て、中尊寺へ向かうルートへ。
門の外の沿道は多くの観客で埋め尽くされているであろうことは覚悟していましたが、想像以上。
主催者発表で過去2番目の24万人!! (ちなみに過去最多は2005年の25万人。その年の大河ドラマで義経を演じていた滝沢秀明さんが出演したときでした。)
関係者の事前のツイートで、感染予防のため行列に付いて歩くことはNGだけれど、ルートを先回りして待ち受けるのはOKと聞いていたので、そのつもりで忍者(くのいち)の如くひた走るつもりで臨んだのですが、何と人垣で前に進めない。
それでも何とか間を縫いながら、駅前の折り返し地点で義経公のすぐ近くまで追いつきました。
後ろ姿も神々しい義経公に、たくさんのファンの方々が声掛けしています。
呼ばれて振り向いた表情がまた、絵になる。
そこで一句
見返りの 馬上の君に 骨抜かれ
1つ目の踏切を越えた無量光院跡(むりょうこういんあと)あたりで、次の踏切待ちでしばし足止めされる行列。その間、上空に燕が数羽旋回し、健太郎義経公のそばまで下降してくるではありませんか?
彼のファンクラブのシンボルが燕と知ってか知らずか、まるで晴れ舞台のお祝いに駆けつけているかのようで大層感動しました。こんな奇跡めったに起こるものではありません。
空には燕、地上には燕マークをつけたたくさんの健ラバたち。
そこで一句
天に地に 燕も祝う 晴れ姿
ちなみに、このとき目撃した様子をファンクラブ内のラジオ番組に投稿したところ、翌週の番組内で健太郎くんに読んでいただけました。ありがたや。
麗しい義経公のお姿を至近距離で見られただけでなく、奇跡の瞬間にも立ち会えた大満足の一日でした。
深い感動を胸に、行列は中尊寺へ。参道は細く激坂。
規制もあって行列からかなりの遅れをとってしまい、金色堂前に着いたころには先回りした人垣で一杯。ちなみに先回りしたのは、行列追尾をあきらめて近道経由で直に中尊寺へ向かった方々です。
私が確保できたのは、石碑の影に見え隠れする残念な位置取りではありましたが、金色堂参拝の法要の様子と終了後に地元テレビ局にインタビューされているところはしっかりと見届けることができました。
そこで一句
金色の 若武者うるわし 中尊寺
黄金で装飾された祭壇を安置する金色堂で有名な中尊寺。その黄金の輝きにも比肩する神々しさの義経公のお姿に触発されて、お粗末ながら俳句を読んでしまいました。
松尾芭蕉の「奥の細道」の一番の目的地は平泉だったそうで、何か人の創作意欲を刺激する魔力が、この地にはあるのかもしれません。
芭蕉の足元にも及びませんが・・・。
旅はまだ続く。その3もお楽しみに。