吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

いざ! 平泉 その1

2022年05月12日 | 音楽雑記
源義経公東下り行列前日の5月2日。
朝8時台の上野発の夜行列車ならぬ東北新幹線で一ノ関駅へ。
平泉はそこから東北本線で2駅。
平泉より安い一ノ関にホテルを予約し、その日は行列ルートを下見しようという計画でした。

到着してから在来線に乗り換えるまで1時間弱あるので、宿泊予定のホテルに荷物を預けてからお昼でもと駅前のお蕎麦屋さんへ。
東京の感覚だと十分余裕ありと思っていたら、なんとお蕎麦屋さんでの提供が席に着いてから30分以上待ち。
時間の流れが違うのだな~と、モードを切り替え。まあ、約束とかあるわけではないので、あせってもしかたない。
在来線をあきらめ、移動手段を路線バスへ変更。するとバス停で2人の女性が待合中。
私を見るなり、「健ラバさんですよね?」。
健ラバさんとは伊藤健太郎ファンの略称。
私がファンクラブの燕マークのワッペンを帽子とバッグに着けていたのを見つけてくださったのです。
ちなみに燕のマークは健太郎くん自らがデザインしたもので、ご自身が燕好きであること、さらに燕が幸せを運ぶ鳥と言われており、これからたくさんの方々に幸せを運べるような存在になりたいという思いを込めて描かれたものです。

ファンクラブの名称GOLONDRINAS(ゴロンドリーナス)はスペイン語で燕を意味するとのこと。
なにはともあれ、予定通り東北本線に乗っていたらなかったかもしれない出会いをいただきました。これも旅の醍醐味。
バスでお話しながら、お二人も翌日の下見が目的とわかり、行動を共にしました。
平泉に着くと、まずは行列の出発地点である平泉駅から徒歩で約7~8分の毛越寺(もうつうじ)へ。
夢のように美しい毛越寺の浄土庭園。

行列出発前のねぎらいの宴の舞台となる大泉が池では、お寺の関係者が着々と準備を進めていらっしゃいました。

お話を聞くことができて、翌日の場所どりなどについて情報をいただけました。
その後お二人のうち一人は宿のお迎えの関係で別れましたが、お一人と行列のルートを確認がてら歩きました。その途中、別の健ラバさんがワッペンを見つけて声掛けしてくださり、しばし立ち話。こんな交流が広がり、健太郎くんには素敵な出会いを運んでくれてありがとう、すでに幸せを運ぶ燕になってるよと感謝の気持ちを新たにしました。
歴史資産の宝庫平泉。道々、見どころスポットに行き会います。
まずは、宇治の平等院鳳凰堂を模して造営されたとされる無量光院跡(むりょうこういんあと)。


建物は失われているものの、金鶏山を背景に豊かに水をたたえる池を中心とした浄土庭園の跡が再現されており、心洗われる風景を見ました。
翌日この付近で奇跡が起こるのですが、そのときは知る由もなし。
源義経公終焉の地、高館義経堂(たかだちぎけいどう)は時間的に入れなかったので、



行列の到着地点、中尊寺へ。

山一つ分丸ごと敷地の中尊寺の参道はなかなかの激坂でしたが、足腰鍛錬になると思えば何のその。
有名な金色堂は後日のお楽しみとして、敷地内の建物群を見学。

本堂に安置されたご本尊は、まるで健太郎くんを彷彿とさせる面影で美しき。

能舞台がまたかっこよい。

そして一番印象に残ったのは、奥の院的な位置にある大長寿院。
源頼朝はこの寺院を模して鎌倉に永福寺二階堂を建立したそうです。
山門の柱をつなぐ梁に多くの小石が五輪塚のように積み上げてありました。どのような意味があるのか調べそびれましたが、創建当時の人々の思いを表現しているように感じました。


そうこうするうちに、日も暮れそうな様子。
一緒に下見してくださった健ラバさんと夕食を共にし、一ノ関のホテルへ。翌日の本番に向けて万全の準備を整えたのでした。その2へ続く。


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