吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

カルトーラを歌います

2011年07月12日 | ライブ情報
ブラジル音楽にはまったのは
いつごろからだろう?

こんな私でも昔は恥ずかしながら
「ボサノヴァはジャズのレパートリーの一部として
やっておいたほうがいい」
くらいの認識だった時期がありました。

そう思いながら
ボサノヴァを有名にしたアルバム”Getz Gilberto"とか聞きつつ
ミルトン・ナシメントやジャヴァンが好きで
そのころは自分の中では単純に
「英語以外のポップス」として聞いていました。
なんか生まれる前から知ってた曲のような気がする・・・
「懐かしさ」ポルトガル語で言うところの
「サウダージ」を感じつつ・・・

あまりの心地よさに引き込まれていましたが
レパートリーとして演奏する側になるとは
そのころは思っていませんでした。

そのうち頭ガツーンと殴られるような出会いが

エリス・レジーナです。

こんなにワクワクさせ
血沸き肉躍る感覚にさせられる歌手は初めてでした。

エリスの歌でジョアン・ボスコやエドゥ・ロボなどを知り
ブラジル音楽への遍歴が始まりました。
何と色濃く奥深いアマゾンの森のような世界が広がっていることか・・・

そのあとで改めてジョアン・ジルベルトを聴いてみると
まったく違った音楽に聞こえてくるようになりました。

ボサノヴァに対する意識がまったく変わりました。
「ボサノヴァはサンバだ」
という彼の言葉がわかるような
(って、わかっちゃいませんがなんとなく)

それからド~っとなだれ込むようにサンバの音源を聴くようになって
サンバのリズムのためにはポルトガル語ができないと
とてもじゃないけど歌えないってことにも気づいて
必死こいてポル語勉強しはじめ
そしたら、カルトーラに出会ってしまいました。

源流を見つけたような?

いろいろ聞いてきたブラジル音楽は
サンバが基本になっているんだな~と感じます。

その源泉にどっぷり浸かってみたくなっているのです。

温泉と同じで良質な源泉は数々ありますが
私にとってカルトーラはその中で、
リピートしたくなる定宿の一つなのです。

幸いそういう指向性を同じくする音楽仲間と
一緒に演奏する機会が増えてきました。

そんなわけで、ここんところのブラジル音楽ライブは
カルトーラの珠玉の名曲を中心としたメニューとなります。

「カルトーラ? それだれ?」
という方も
「ぜんぜん興味ない」という方も
案外はまるかもしれません。
よろしくお願いいたします!

●7月14日(木) 大塚エスペト・ブラジル
19:30~  2ステージ
チャージ:1500円(入れ替えなし)
出演:吉村京花(Vo.) 山崎岳一(7弦G) 鈴木厚志(p)
場所:エスペト・ブラジル
豊島区南大塚3-29-5光生ビルB1
Tel: 03-5979-4433
http://aka.gmobb.jp/espetobr/index.html
7弦ギターでカルトーラ大好きの山崎岳一さんとは初共演。
ピアノの鈴木厚志さんは言わずと知れた、
ブラジル音楽界にこの人あり!
そんじょそこらで聴けない演奏になること
間違いなしです。
コメント
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