京医ボート部ブログ

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マシンローイング大会

2015-01-19 22:19:32 | 日記
こんばんは。中村です。

昨日はマシンローお疲れ様でした。

結果は、ネットの方で公開されていますが、

大槻:6分47秒8

岩崎:6分57秒7

家村先生:6分59秒9

矢部:7分16秒1

中村:7分25秒6

荒井さん:7分31秒8

でした。

現役の3人はベストを更新し、本当によく頑張っていたと思います。応援の都合上全員のエルゴを見ることはできませんでしたが、ラストまで本当に全力を出し切って漕ぐ姿に胸が熱くなりました。

忙しい中参加してくださった荒井さんには頭が上がりませんし、家村先生もお仕事が大変な中、きっちり7分を切られるということで本当に圧巻の漕ぎでした。
そして、応援に来て下さった皆さん、本当にありがとうございました。

しかし、これでは終わりません。今回タイムを掲載させて頂いたのにはわけがあります。

というのは…。

タイムも大事だけど、タイムだけ見ていても分からないことがある、ということです。

もちろん、最終的には、”速いこと”を目指さないといけませんが、ちょっと違った視点で見てみると興味深いことも分かります。


今年の結果は、タイムだけでなく、体重当たりの出力(Watt/kg)、一本あたりの出力(Watt/stroke)というものが記載されており、それぞれの漕ぎのスタイルを反映した結果が出されていました。

Watt/kgだと、

矢部:4.49

家村さん:4.32

岩崎:4.31

大槻:4.20

中村:3.84

荒井さん:3.72

となりますし、

Watt/strokeだと

大槻:11.8

家村さん、岩崎:10.1

荒井さん:9.3

矢部、中村:8.4

となります。

やべっちの、Watt/kg=4.49という値を超える値の人は、思ったほどいません。エリートクラスに出場するような速い方や全学でごりごりエルゴを回す人とそれほど変わらない値です。

また、さらに、大槻のWPS=11.8という値は、今回の大会出場者の中で9番目の値です。彼を超えるのは、オランダの代表の2人と、東レ滋賀や豊田紡織の3人、大学生3人に次ぐ値です。一本一本での出力を維持できるということは非常に大事なことです。

今回僕は週に3-5回練習していましたが、やはり一本一本の出力が足りないなぁと感じさせられました。

本当にお忙しいところ暇を見つけて練習して下さった荒井さんですが、今回の記録で分かるとおり、一本一本での出力が高く、これは確かに現役時代からの持ち味だったのだろうと感じさせられます。現役時代に出されていたタイムを考慮しても一目瞭然ですが、練習をもう少しされていたら、僕は全然かなわなかったと思います。

いろんな面から漕ぎを見てみると、自分の持ち味が分かってくるということで、その持ち味を生かせるように、もしくは自分の足りないところを補ってさらにパワーアップできるのではないでしょうか。


それでは、これから計測週まで残り1ヶ月程ですが、練習頑張って下さい!

演習問題

2015-01-09 21:06:29 | 日記
(1/4)22歳の男性。勉強時間の減少を主訴に来院。1年前に天鳳で連ラスを引いて発狂し、引退した既往あり。
まず聞くべきことはどれか。
a ストレスがたまっていませんか。
b 最近風邪をひきませんでしたか。
c 体重に変化はありますか。
d 関節の痛みはありますか。
e 最近天鳳を再開しませんでしたか。

(2/4)22歳の男性。勉強時間の減少を主訴に来院。1年前に天鳳で連ラスを引いて発狂し、引退した既往あり。最近天鳳を再開したという。
認められる所見はどれか。
a 規則正しい睡眠習慣
b きれいに掃除された部屋
c おしゃれな服装
d 良好な対人関係
e 天鳳やめるやめる詐欺

(3/4)22歳の男性。勉強時間の減少を主訴に来院。1年前に天鳳で連ラスを引いて発狂し、引退した既往あり。最近天鳳を再開したという。年末から天鳳やめるやめる詐欺を繰り返している。
原因として考えられるのはどれか。
a 麻雀が強くなりたいという熱い気持ち
b プロになろうとしている
c 将来役に立つと思っている
d 後輩指導のため
e CBT対策からの逃避行動

(4/4)22歳の男性。勉強時間の減少を主訴に来院。1年前に天鳳で連ラスを引いて発狂し、引退した既往あり。最近天鳳を再開したという。年末から天鳳やめるやめる詐欺を繰り返している。CBT対策からの逃避行動であると考えられる。
治療法として適切なのはどれか。
a 天鳳の有害性を認識させる
b 天鳳のプレイ時間を少しずつ減らすように指導する
c 図書館に行くように勧める
d IDを消すように説得する
e パソコンの電源コードを堀に預けて、CBTまで家のパソコンが使えないようにする

あけましておめでとうございます。
勝尾です。
久々に更新させていただきます。

私がCBTに向けて自作した演習問題、みなさん解けましたか??
少し難しすぎたかもしれませんね…。

ちなみに4問目の解答はeです。
a~dもよい方法に思えますが、間違いです。
全て実際におこなったけど効果がなかったからです。

というわけで、今日、堀に電源のコード預けてきました。
冗談のような話ですが、現在ガチで家のパソコン使えません。
スマホから更新してます。

何事においても、普段の努力が一番大事なのは言うまでもないですが、プレッシャーのかかる中での最後の追い込みができるかどうかも、実はけっこう成果に影響すると私は考えます。

せめてラスト2週間くらいは、真面目に勉強したいと思います。

現役諸君も、測定にむけて最後の追い込みを見せてほしいと思います。
体調管理も、直前の追い込みのうちですよ!

ではでは

艇にはどのような力が掛っているのか?

2015-01-04 20:05:41 | 日記
新年明けましておめでとうございます。中村です。

年末に慣れないことをしてしまったせいでしょうか。
元日に体調を崩してしまい、休み中にトレーニングすることは叶わず、家でゆっくり勉強することになってしまいました。

自業自得といえばそうですし、自分のバイタリティーが足りないといえばそれまでですが…

気ままに過ごすことのできる学生時代も最後だと思えば、仕方のないことだとも思いますね(笑)

さて、最近気付いたのですが、今までボートを速く進めるためにいろいろ考えたことはあっても、それを「体系的に」学習したことはないと気付きました。一からボートについて体系的に学習するには、OZAWA ROWINGを読んだり、ROWING FASTERを読んだりすればいいのでしょうか。部室に置いてあったROWING FASTERを大竹さん(H26卒)が訳してらっしゃったのを思い出しました。そういえば表紙は5大会連続オリンピックで金メダルを取り続けたGBRの伝説的漕手Steven Redgraveでしたね…。
話がそれてしまいました。以前、廣部が、「艇速をどう感じるか」という疑問に対して、武良コーチの言葉を引用しつつ紹介してくれましたが、今回は、少しだけ、艇にかかる力という観点から考えてみたいと思います。
さて、艇にかかる力としては、以下の6つのものがあります。


http://surc-hp.com/documents/basic-physics-of-rowing.pdf 参照
それぞれの力について、以下に説明しようと思いましたが、これについても分かりやすく述べられているので、これについてもそちらから引用させて頂きました。



http://surc-hp.com/documents/basic-physics-of-rowing.pdf 参照

このうちフォワード中に注意すべきが、ローリング、サージング、ヒービング、そしてドライブの効率を上げるためには、ピッチングとヨーイングを減らしていくべきということになります。
これらの力を減らしていくためには、どのように漕げばよいかということになりますが、それは、皆さんがいつも考えているものと一緒ですね。
結局これを知ったところで何が変わったということはないかもしれませんが、艇にはどういう力が掛っているかと常に意識することで、艇に乗っている時の感覚をより研ぎ澄ますことができるのではないかと、僕は考えます。
また、ボートについて、流体力学の観点から考察した実験や、コックス論など非常に興味深い記事も見つけましたのでぜひ一度ご覧ください。
流体力学(東大の教授の実験です)
http://ketch.iis.u-tokyo.ac.jp/home/labo/library/lecture/koukai/
コックス論(立教大学のコーチのブログです)
http://rubc.blog51.fc2.com/blog-entry-513.html
他には、マネージャーについても触れている記事がありますので、参考程度に読んでみるのもいいかもしれません。
http://rowingcox.blog.fc2.com/
5年間ボートをしてきましたが、ボートについてまだまだ知らないなと感じさせられることが多いです。6年間でボートを一生懸命やったところで、ボートについて語ることなんてできないということなのかもしれません。ボートは奥深い。だからボートの魅力に取りつかれ、大学卒業後も色々な形でボートに関わる方が多いということなのかもしれません。
皆さんも、もっともっとボートについて勉強していってください。
この記事が、皆さんがボートに対する理解を深める機会になれば光栄です。

長文失礼しました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。