京医ボート部ブログ

京医ボート部のホームページはこちらから。
http://kyouiboat.wixsite.com/kumrc

艇にはどのような力が掛っているのか?

2015-01-04 20:05:41 | 日記
新年明けましておめでとうございます。中村です。

年末に慣れないことをしてしまったせいでしょうか。
元日に体調を崩してしまい、休み中にトレーニングすることは叶わず、家でゆっくり勉強することになってしまいました。

自業自得といえばそうですし、自分のバイタリティーが足りないといえばそれまでですが…

気ままに過ごすことのできる学生時代も最後だと思えば、仕方のないことだとも思いますね(笑)

さて、最近気付いたのですが、今までボートを速く進めるためにいろいろ考えたことはあっても、それを「体系的に」学習したことはないと気付きました。一からボートについて体系的に学習するには、OZAWA ROWINGを読んだり、ROWING FASTERを読んだりすればいいのでしょうか。部室に置いてあったROWING FASTERを大竹さん(H26卒)が訳してらっしゃったのを思い出しました。そういえば表紙は5大会連続オリンピックで金メダルを取り続けたGBRの伝説的漕手Steven Redgraveでしたね…。
話がそれてしまいました。以前、廣部が、「艇速をどう感じるか」という疑問に対して、武良コーチの言葉を引用しつつ紹介してくれましたが、今回は、少しだけ、艇にかかる力という観点から考えてみたいと思います。
さて、艇にかかる力としては、以下の6つのものがあります。


http://surc-hp.com/documents/basic-physics-of-rowing.pdf 参照
それぞれの力について、以下に説明しようと思いましたが、これについても分かりやすく述べられているので、これについてもそちらから引用させて頂きました。



http://surc-hp.com/documents/basic-physics-of-rowing.pdf 参照

このうちフォワード中に注意すべきが、ローリング、サージング、ヒービング、そしてドライブの効率を上げるためには、ピッチングとヨーイングを減らしていくべきということになります。
これらの力を減らしていくためには、どのように漕げばよいかということになりますが、それは、皆さんがいつも考えているものと一緒ですね。
結局これを知ったところで何が変わったということはないかもしれませんが、艇にはどういう力が掛っているかと常に意識することで、艇に乗っている時の感覚をより研ぎ澄ますことができるのではないかと、僕は考えます。
また、ボートについて、流体力学の観点から考察した実験や、コックス論など非常に興味深い記事も見つけましたのでぜひ一度ご覧ください。
流体力学(東大の教授の実験です)
http://ketch.iis.u-tokyo.ac.jp/home/labo/library/lecture/koukai/
コックス論(立教大学のコーチのブログです)
http://rubc.blog51.fc2.com/blog-entry-513.html
他には、マネージャーについても触れている記事がありますので、参考程度に読んでみるのもいいかもしれません。
http://rowingcox.blog.fc2.com/
5年間ボートをしてきましたが、ボートについてまだまだ知らないなと感じさせられることが多いです。6年間でボートを一生懸命やったところで、ボートについて語ることなんてできないということなのかもしれません。ボートは奥深い。だからボートの魅力に取りつかれ、大学卒業後も色々な形でボートに関わる方が多いということなのかもしれません。
皆さんも、もっともっとボートについて勉強していってください。
この記事が、皆さんがボートに対する理解を深める機会になれば光栄です。

長文失礼しました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿