葛葉のもっと音楽を聞こおー☆

もっと色々聞いて下さいな (´・ω・`) ノ

ジャズオーケストラ/ビックバンド

2011-04-09 14:22:36 | Weblog
ここ数年でドイツ漬けになってるけど、結局ドイツの影響で聞き方も聞く音楽の幅も広がった訳で、自然と意識してしまうのも無理無い感じです ^^;

THE MPS RHYTHM COMBINATION & BRASS「MY KIND OF SUNSHINE」(MPS 21 21331-5)

1070,1971 rec.
タイトル通りドイツを代表するレーベルMPSがよく行っていたオールスターによるビッグバンドの1つ。
多くの作品でも参加し、本作でもリーダーを務めているPETER HERBOLZHEIMERが、グルヴィーなアレンジでカッコいく熱い演奏を聴かせる。
もちろんこのライヴ盤でも。
ホーンセクションとリズムを上手く使うのがPETER HERBOLZHEIMER流♪
グルーヴィー故にジャズロック的な印象も有るし、とても聞き易い。
当たり前だけど毎回参加しているメンツも多いけど、その全てが有名どころってもの凄い。
さすがMPS!
そんな感じな人選と作品。
ドイツジャズの魅力が詰まってる1枚だなぁ~って本当に思う。
アメリカの50年代、60年代のバップ、ハードバップ、モダン、ニュー、フリーと行った流れも聞いていたであろうけど、確かヒットラーの下ではジャズは禁止だったと思う。
ドイツジャズは60年代以降に開花し、60年代末期のアグレッシヴな爆発的フリーとMPS独特のジャズロック系グルーヴィージャズ、それとクラシックをジャズと融合しプレイするピアニストが多く存在していて、とても刺激的なジャズを多く排出している。
それとドイツに限らず周辺の国のジャズメンゎ、フリーな手法もジャズロックな手法も、オーケストラやビッグバンド編成での方法も、ジャズの演奏自体の幅が広い事がとても楽しい。
ユーモアが溢れている。
アメリカにゎそれはすくない。
多くのアメリカのジャズメンがヨーロッパに行くのはジャズを伝える目的だけじゃなく、何かインスパイアを受けて帰って行くんだろうと思う。
このアルバムゎ確実にアメリカのビックバンドには聞いた事が無い物が詰め込まれてる。
勿論当時MPS/BASFでのアメリカ盤もリリースされていたけど、アメリカでの売り上げはどうだったのかわからない。
70年代だとポストフリー~ロフトジャズの流れとジャズファンク~フュージョン前夜の流れがあったと思うけど。
あとエレクトリックマイルスの影響からのジャズロックか。
にしてもこのアルバム、ハズレ無いな!
リズム隊のグルーヴィーさゎ熱い♪
DIETER REITHのオルガンもハマっててカッコいい!
雰囲気だけのジャズを味わいたい人向けじゃないけど、オシャレなジャズが聞きたい人向けな感じです。
基本的にジャーマンジャズゎオシャレなのか変態なのかどっちかじゃないかって位極端なアルバムが多いです;
普通のも有りますよ。
でも葛葉ゎこっちが好き♪
WILLEM BREUKERのビックバンドゎまさにヨーロピアントラディショナルビックバンド+フリーだけど、PETER HERBOLZHEIMERのビックバンドゎ伝統的ビックバンドとグルーヴィーなファンク/ロックな感じです。
皿回し連中のネタ使いにもされてたりするみたいだけど、目的としてゎNGだなぁと思っちゃう。
これゎこれで聞いて下さいな ^^
んで、このアルバムの終盤にゎレイチャールズの「What'd I Say」、サイモン&ガーファンクルでもお馴染みとなった「El Soul Condor」(コンドルは飛んで行く)、ホレスシルヴァー「Senor Blues」でしめてます♪
カッコいい!

このアルバムの3年後の映像が残ってます♪
こっちもカッコいい ^^
Peter Herbolzheimer R C and B - Wild Chick (1974)


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