暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

関係

2022年07月27日 | 古民家
 不思議と目で見るモノよりも・・・想像する事のほうが迫って来るものがあるのは・・・
頭の中でウジャクジャと、物語が膨らんで行くからだろうか・・・。
写真も映像も無い時代は・・・墨絵や浮世絵、瓦版で想像して・・・
へのへのもへじのような絵から思い描くのだから・・・
とても豊かな感性を持っていたのかも知れない・・・。

実物を見るよりも綺麗な画質が生まれても・・・香りや風、その場に立ってみている現実に適うわけも無く・・・
臨場感あふれる景色が・・・瞼に投げかけられると、体で感じる何かが駆け抜けていくみたいで・・・
古民家の中に入ると染み入る・・・木や土、煙の香ばしさから投げられた歴史ある時間が生んで来たモノを・・・
頭や目だけででは無い・・・特別な体の中の記憶がよみがえるのかも・・・。

旧家や、古い街道で残る十数代続くお店には・・・そこで暮らしを築いた跡が残り・・・
住いの節々に・・・家族の想いが残っています・・・。
写真や映像は残らなくても・・・手紙の文字や、飾られた書には・・・
見も知らぬ、ご先祖様が本当にいて・・・かけがえのない奇跡の道をたどって・・・
今そこに自分が立っていられる・・・そこに古民家が残っている・・・。
どうしようもなく関係の無い時代のことであっても・・・
始まりが無ければ・・・経過も無く、終わりも迎えられない・・・。
歴史や時代を守る大切さが・・・そこにあるような気がします。
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