暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

消えて行く

2021年04月07日 | 古民家
 国宝が消滅してしまう・・・ 
そんな本を、ずいぶん前に読みました・・・。
国が背負う日本の伝統技術や文化に対する腰の低い姿勢や・・・
伝統の職人の方々・・・伝統工事を請け負う会社が浸かる、ぬるま湯の状況・・・。
かなり手厳しいご意見が並んでいましたが・・・
国によって・・・歴史・伝統を大切に思う人達の考え方の差は、すごく大きいのだろうと思います・・・。

近すぎて気付かなくて・・・遠く離れると、記憶が蘇るように愛おしく感じる・・・。
環境に素早く対応して変化する事で・・・生き残る生物の進化があるように・・・。
変わって行くのが自然の流れだとしても・・・今までも残され繋がれて来た神様の創った場所は・・・
この先も変わらないだろうと思う・・・。
いつも頭の上にあるのに、いつの間にかいなくなって・・・気付けばクラクラと頼りなく・・・
いつの間にか、おざなりになっていた自分の考え方を改める時間が・・・たまには必要だと思う・・・。

古民家を改修して次の世代に残すには・・・長い時間と大きな費用が必要で・・・
そのまま変わらない姿を守るには、個人の力ではとても大変な事です・・・。
住まいは大きな資産・宝として・・・地域で守るべきもの・・・
その考え方が薄れ・・・地域そのものも守れなくなってしまい・・・古民家も朽ちてしまう・・・。
身近にあった仕組みに目が追いつかなくなってしまったんだと思います・・・。
大きな後ろ盾・・・?の国があっても守れないモノはたくさんありますが・・・
地域の力で守り、復活して来たモノも沢山あります・・・。
小さくもたくさんの力が・・・この先も大切になるんだと思います。


コメント
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