暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

仕舞われた想い

2021年04月01日 | 古民家
 蔵の中には・・・お宝が眠っていると言われるけれど・・・
大抵は、暮らしで使われなくなった品が寂しく仕舞われて・・・
嫁入り道具の桐箪笥や長持と一緒に・・・
着物や教科書・・・農作業の道具にお人形が並んでいます・・・。

蔵と言っても・・・
大切な品を入れる蔵に穀物を入れる蔵・・・日用品を入れる蔵もあって・・・
土蔵があれば、倉庫程度の蔵もあり・・・大谷石で積まれた石蔵もあって・・・
地域の柄もあれば、当時の豊かな暮らしが覗けて・・・その当時の古い街道、宿場町を歩けば、色とりどりの様子が楽しく・・・
たくさんの蔵に商家が残っていただろうから・・・町並みも美しくて・・・
風景画を見るような景色が広がっていたんだろうと思います・・・。

昭和のアーケード・・・下町の商店街・・・人の流れが創り出す景色は・・・
消えては生まれ・・・
古い時代を憂いても・・・時代と共に移り変わるのは仕方なく・・・
古民家を残すとしても・・・そこには少しだけ、古き良き時代と懐かしさが残る・・・・
単純に、思い出に浸るだけの意味しかないのかも知れない・・・。
それでも・・・時代が教えてくれた出来事は、良くも悪くもこの先どんな暮らしで過ごすべきかを示してくれています・・・。
同じ過ちを繰り返さず・・・次の世代に残せるモノが沢山あるように思います。





コメント
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