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江東・墨田区を中心に仲介の蔵不動産。亀戸で開業して27年です。宅地建物取引主任者・不動産コンサルティング技能登録者です。

不動産-家を買うのに使える相続時精算課税制度

2007年03月09日 | 不動産
税金の制度は色々の条件がありますのでよく調べてから行動してください。

制度の1つとして「相続時精算課税制度」です。

生涯を通じて一人の親から子供に贈与した金を累計して課税する制度で、親が亡くなった時に今までの贈与金額を相続財産に加算されます。
累計2,500万まで贈与税がかかりませんし、「住宅取得のための資金」を贈与する場合は1,000万を上乗せして3,500万まで非課税になります。
親の年齢が贈与のあった年の1月1日で65歳以上である必要があります。(住宅取得資金の場合は65歳未満でも適用されます。)
注意することは、この制度では「生前の相続」と見なして、親が亡くなった時に残した財産と贈与した金額を合算した財産で、相続税を計算します。単に税金がかからないのでは無く、合算した相続財産が基礎控除額(5,000万+1,000万×相続人の数)を超えて無ければ税金は来ません。基礎控除額を超えない範囲の財産をお持ちの方でしたら結果として税金はありません。この様な方でしたらこの制度は使えます。
「相続、贈与」関係の本が書店で出ています。それを買い、読んでいただければ自分の税金を計算できる方法も出ていますので財産が基礎控除の範囲かわかります。
方法はけして難しいことではありませんが、面倒ならば経理士に頼むのも方法です。
この機会に相続税のことも考えてください。


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