道路は、個々の住宅にとって日照や、通風を確保する空間となり、子供が遊び、人々が散策し近隣社会の交流が行われる場であり、災害時には道路の空間が類焼を防ぎ防火活動や緊急避難を容易にします。道路には上・下水道やガスなどの都市生活を支える公共物が埋設されます。
ところが現実には法律が出来る前や違反で建てた建物は4mの道路を造らないで建てた物が沢山あります。
そのため、家を建て替える時に道路の中心から左右2mずつ下がって建物を建てることで最低の4mを確保でき将来4m道路を造ることが出来ます。
敷地を道路に取られるので損したように思われますが、先に書きました通り自分のためであり、社会のためでもあるのです。
建物を新築した時に道路の中心から2メ-トル下がって建てていても、下がった土地を道路として提供するのでなく、庭や、駐車場として使っていることが多く見受けられます。
道路となっていれば上記のように公共の場として多くの人が使えるのにと思うのです。人情的には自分の土地だから下がっていればいいと言うのも分かります。
行政が下がった土地を建物が完成した時に道路として作ればよいのですが、そのように考えているところはないようです。