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ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

大人は彷徨うー少女七竈と七人の可愛そうな大人。とベルサイユの子。

2009-06-05 19:44:34 | 映画
昨晩「少女七竈と七人の可愛そうな大人」を読み終えた。 で今日は「ベルサイユの子」を観てきた。 別々に感想を書こうと思っていたのだが、 私の中ではなんとなく二つの作品に共通点を感じてしまったので 分けることなく感想を書こうと思う。 「少女七竈・・・」は桜庭一樹の小説。 今回も主人公の名前にびっくりした。 七竈(ななかまど)が少女の名前。 燃えずらく、七回竈に入れて、ようやく炭になるという樹の名前。 . . . 本文を読む

ミーシャ。

2009-05-14 20:13:56 | 映画
昨日、映画「ミーシャ」を観てきた。 1942年のベルギーで暮らすユダヤ系の少女ミーシャ。 父・母と家族で隠れ家を転々としていたが、 ある日学校から帰宅すると両親はすでに検挙されていた。 父の仲間の機転でミーシャはある家庭に匿われることになるが そこは決して善意ある家庭ではなく、 ミーシャには辛い毎日が続く。 その家庭の手伝いで、ある優しい老夫婦と知り合い つかの間、子供らしい気持ちを取り戻すのだ . . . 本文を読む

「ホルテンさんのはじめての冒険」

2009-03-18 20:15:38 | 映画
暖かかったけれど、風が強かった今日。 「ホルテンさんのはじめての冒険」を見てきました。 ノルウェー映画ははじめてかも。 真面目一徹の列車運転士、ホルテンさんが 明日は定年退職という前の日にひょんなことから 今までのレールからどんどんはずれっていってしまう・・というお話。 人生はいくつになっても遅いってことはないんだよ、 というほんわか映画です。 北欧、というと最近ではパッチワークの世界でも 北 . . . 本文を読む

「チェンジリング」

2009-03-04 22:03:00 | 映画
映画「チェンジリング」を観た。(ネタばれあります) 2時間を越す映画だが、全く時間を感じさせなかった。 少年とシングルマザーの親子。 母は少年を慈しんで育てながらも 仕事を持つ働く女性でもあったから 突然の仕事の依頼にも心を残しながら出勤をする。 それが最後の別れになるとも思わずに。 1928年のアメリカでも、働く母親は大変だったんだなと思う。 近所の人に見回りにきてもらうくらいが、精一杯で やは . . . 本文を読む

永遠のこどもたち。

2009-01-07 20:07:20 | 映画
ついつい仕事の愚痴を書きそうになるので 心して、映画の感想を書きます。 年末、「永遠のこどもたち」を観てきました。 スペイン映画。 チラシにはスピリチュアル・ラブストーリーなんて 書かれていたけれど、それは違うんじゃ・・・ 孤児院で育った女性が、家族とともに その孤児院で再び障害児のための施設を始めようとするお話。 ところが、そこへ移り住むと 息子はお友達がいる、と話し出し・・ 息子の存在に . . . 本文を読む

ベティの小さな秘密。

2008-10-05 20:47:36 | 映画
先週、「ベティの小さな秘密」を観て来ました。 真っ赤なコートを着た少女のお話。 ベティは、精神科の医者をしている父と元ピアニストの母と 姉の4人家族。 フランスの田舎に住んでいます。 姉は寄宿舎に入るために家を出、 両親の間の溝は埋められないほど深くなり ベティは寂しい毎日を過ごします。 そんな時、隣接する精神病院から患者の青年が脱走してきて ベティは彼を思わず匿ってしまいます。 優しい青年に引 . . . 本文を読む

「わが教え子、ヒトラー」

2008-09-23 18:32:53 | 映画
今日は「わが教え子、ヒトラー」を観てきました。 帝国末期、カリスマ性もやる気も失ったヒトラーに 最後の演説技術を教えたユダヤ人教授のお話。 こんな暗い(まぁ、観る前は)映画、 観るのは余程の物好きだろうとタカをくくっていましたら。 朝一番の回、満席でした。。 20分前に到着した私、あと少しで 見逃すところでした。 東京、侮るべからず。 (ま、今日は1000円のサービスデイだったせいもあるでしょう . . . 本文を読む

「ヒトラーの贋札」

2008-03-13 17:47:51 | 映画
「ヒトラーの贋札」を見てきました。 終戦間近の強制収容所で ユダヤ人達が偽札作りに加担させられていた、という 事実を描いた作品。 ある意味、生命や人生の極限状態の収容所が舞台ですからね。 ただただ、圧倒されるだけです。 生きながらえる為に加担するのか、 大きな正義の為に妨害するのか。 板塀一枚隔てた世界では、理屈も感情も抜きにして 同胞が毎日殺されていく。 どう生きていくのか、なんて生易しい課題 . . . 本文を読む

ぜんぶ、フィデルのせい。

2008-03-07 18:36:31 | 映画
「ぜんぶ、フィデルのせい」を見てきました。 時々クスっと笑える映画です。 1970年代のフランスが舞台。 スペインのフランコ独裁があり、チリでは アジェンデが活躍していた時代。 アンナは裕福な家の娘。 カトリックの小学校に通い、両親にも愛され 弟とも子供らしく遊ぶ金髪の女の子。 その生活がある日、唐突に一変します。 それは、元々はスペインの由緒ある家系の父親が 社会主義に目覚めたから! 彼には彼 . . . 本文を読む

君のためなら、千回でも。

2008-02-26 15:59:51 | 映画
またまた身辺大異変の予感がありますが いい意味で流されるままにいようと思っています。 で、映画を見てきました。(こじつけです) 今回は「君のためなら千回でも」 ソ連侵攻以前からタリバンに占領されるまでの アフガニスタンが舞台。 主人公は裕福な家庭のアミール少年と その家で父親と同じく使用人として働くハッサン少年。 アミールとハッサンは同じ年頃で いつも一緒に過ごします。 アミールは得意な物語の朗 . . . 本文を読む