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カンフー・パンダのトレーニング日記

ウェイトトレーニングのログ。新しく発売されたサプリメントを使っての人体実験、中国武術などの格闘技関係の話。

(結果発表)今月の人体実験(クレアボル&ベタイン&HMB&PS2000)

2013-04-26 11:11:44 | 人体実験
 結果発表と言いつつ、使い始めてから二ヶ月以上経ってしまいましたが…。
 
 『クレアボル(ハレオ)』というのは、読んで字のごとくでクレアチンを主体としたサプリメントなんですが、従来のクレアチンとは異なり、ローディングの必要がないという話を聞いたのが使い始めたきっかけです。プロであれば、40時間/週以上の練習時間を確保できるでしょうか、カンフー・パンダは、単なるトレーニング・ファンなので、10時間/週程度の練習時間が確保できれば良い方です。しかも、トレーニングをやる気は満々であっても、月例の飲み会とか、突然の飲み会とか、たまのデートで飲みに行ったりとかで、練習時間は削られてしまうのが常です。必ず、毎日トレーニングできる環境にあれば、クレアチンは良い選択しかもしれませんが、そうではない人の方が多い中で、ローディング期を設けた方が良い、デイリーで失われた分のクレアチンを補充摂取しなければ行けないというのは、なかなかに辛いものがあります。トレーニングに行かなくても、クレアチンだけが減っていくということになりますので…。

 『クレアボル』を使っていたころは、トレーニングする度に挙上重量が上がるかレップ数が上がるかと言った状態でした。で、たぶん二年くらい前だったと思うんですが、『ハイパードライブ(ハレオ)』が発売されたので、そちらにスイッチしました。その後、色々と試行錯誤があって、『ハイパードライブ(ハレオ)』&『ベタイン(バルクスポーツ)』というスタックを使うようになりました。『ベタイン』の効果については、何度かレポートしているので、そちらを参照してみてください。
 
 今年の初めに、『クレアボル・ブラックオプス(ハレオ)』が発売になったんですが、発売と同時に売り切れになってしまったという事情があったので、独自に、『クレアボル・インフューズド(ハレオ)』&『ベタイン(バルクスポーツ)』&『HMB(バルクスポーツ)』&『PS2000(バルクスポーツ)』というスタックでの人体実験を開始しました。『クレアボル』ではなくて『クレアボル・インフューズド』になっているのは単に売り切れていたからです。(^^;)。




 結果発表の前にまず、『クレアボル・ブラックオプス(ハレオ)』の成分は下記の通りです。
 
 ・クレアチン
 ・アルギニン
 ・グルタミン
 ・カルシウムHMB
 ・ベタイン
 ・フィチン

 『クレアボル』に『ベタイン』と『カルシウムHMB』を追加したような形になっています。厳密に言うと『クレアボル』に配合されていたクエン酸が外されてます。『クレアボル・インフューズド』から見ると、シニュリンPFが外れている感じです。
 
 ATPサイクルで、ATP(アデノシン三リン酸)がP(燐)を離してADP(アデノシン二リン酸)になるときにエネルギが放出される訳なんですが、このADPに素早くリン酸を供給してATPに戻してやれば、筋力のパワーアップや持久力アップが見込まれる訳です。クレアチンは、クレアチン燐酸の形で筋肉中に存在し、ADPに燐を供給してくれるわけです。
 
 その他の成分については、血流量を増やすアルギニン、筋肉の回復を早めるグルタミン、クレアチンの生成を高めるグリシン、クレアチン燐酸の再合成を促進するフィチンという顔ぶれです。アルギニンやグルタミンは、筋肉中での保水効果もありますので、筋肉を十分にパンプさせる作用もある訳です。
 
 ベタインについても、何度かレポートしていますが、2~3レップしか出来ないような高重量を扱っているときには余り体感はないんですが、6~12レップ程度の中重量を扱うときには明らかにレップ数が増えます。バーンが、本来ならば来るであろうレップ数よりも2~3レップは増える感じ。たぶん、運動によって生成される乳酸などを、素早く除去するような働きがあるのではないかと思っています。より追い込めるというわけですね。




 HMBについては、余り体感はなかったんです。これについては後述しますが…。




 
 で、結果なんですが、『クレアボル』&『ベタイン』のスタックの効果は当然のこととしてあります。トレーニングごとに扱える重量が増える、あるいはレップ数が増えるというところなんですが、ちょっと意外な効果としては、筋肉痛が軽くなっているような気がしています。『PS2000』でフォスファチジルセリンを摂取しているからだと思っていたんですが、『PS2000』を取らなくても、同様に筋肉痛は軽くなるような気がします。となると、カルシウムHMBの効果なんでしょうか?。




 以前、HMBを使っていたころは、ポスト・ワークアウト・サプリメントという位置づけで使ってたんですが、『クレアボル・ブラックオプス』は、プレ・ワークアウト・サプリメントとして捉えていて、トレーニングの30分くらい前に使ってます。となると、HMBはトレーニング前に使った方が効果が出ると言うことなんでしょうか?。今回の人体実験からHMBを外せば答えはすぐに出ると思うんですが、すでに混合してしまっているので…。
 
 HMBを、どういう目的で配合しているのかが疑問だったんですが、HMBがロイシン誘導体であることを考えると、トレーニング前に血中のロイシン濃度を上げることによって筋分解を抑止する効果があるのかもしれません。『ハイパードライブ』の場合は、BCAAとフォスファチジルセリンできん分解を極力抑えるものでしたが、BCAAに代えてHMBにした方が筋分解の抑止効果があるのかもしれません。ホスファチジルセリンを使わなくても良いくらいに…。
 
 いずれにしても、このスタックはかなり気に入っているので、次回は『クレアボル・ブラックオプス』で再確認したいと思ってます。
 
 

(中間報告)『クレアボル(ハレオ)』&『ベタイン(バルクスポーツ)』&『HMB(バルクスポーツ)』

2013-02-21 18:58:22 | 人体実験
 『クレアボル・ブラックオプス(ハレオ)』は、発売と同時に売り切れになったしまったみたいなので、それならばと言うことで『クレアボル(ハレオ)』&『ベタイン(バルクスポーツ)』&『HMB(バルクスポーツ)』のスタックで人体実験をしてみようと思い立って、ほぼ二週間くらいが経過したような気がします。定期的な飲み会があったり、突発的な飲み会があったりでぜんぜんいけてないので、中間発表をしていいものかどうかも分からないのですが、とりあえず中間発表です。
 
 実は、このスタックで人体実験を行う直前まで、
 
 ・ハイパードライブ(ハレオ)
 ・ベタイン(バルクスポーツ)
 ・HMB(バルクスポーツ)
 
 のスタックで人体実験をしていました。なので今回は、ハイパードライブがクレアボル・インフューズドに置き換わっただけです。これで体感の変化があれば、それはハイパードライブをクレアボル・インフューズドに入れ替えたことによる変化だと思われるので、かなり期待していたんですが、特に体感は変化ないです。
 
 初めてクレアボルを使ったときは、あまりのパフォーマンスの違いにびっくりしたもんですが、今回は、特に高重量を扱うことが出来るようになったりとか、あるいはレップ数が増えたりとかはないように思われます。パンプ感はハイパードライブとは異なるような気がしますが…。
 
 
 ところが…。なぜかトイレの回数が増えたように感じています。カンフー・パンダは、90~120分のワークアウト中に、BCAA水溶液を約2,000ミリリットル使います。ワークアウト中は体温が上がっていますし、発汗もしますので、トレーニングを中断してトイレに行くと言うことはないです。
 
 ワークアウト終了後は、余剰の水分を発汗によって排出できないために、とたんにトイレに行きたくなる訳なんですが、30分おきに4回くらいはトイレに行きます。
 
 ところが、この
 
 ・クレアボル・インフューズド
 ・ベタイン
 ・HMB
 
 のスタックを使い始めてから、トレーニング開始90分くらいでトイレに行きたくなってしまいます。あと、トレーニング後のトイレの回数が半端ではありません。トレーニング後に飲み会が予定されていて、ここでビールを一気飲みしたら、更にトイレの回数は増えます。何でしょうね。この変化は?。
 
 ベタインとHMBについてはハイパードライブの時と代わってないので、尿意はクレアボルによるものと思われるんですが…。
 
 トレーニング中のパフォーマンスについては、あまり変化を感じられないと書きましたが、筋肉痛が強烈です。一週間では回復しません。ということは、やはり運動強度が上がってるんではないかと思います。何となくなんですが、シェイプもそれなりに変化してきたような気がするので、トレーニングが楽しかったりはします。ひょっとすると、二ヶ月連続で続けてみるかもしれません。


(参考)
(人体実験)クレアボル・ブラックオプス

(3月の人体実験)LJ100(バルクスポーツ)、TESTOFEN(バルクスポーツ)

2013-02-17 16:45:31 | 人体実験
 明日の月曜日から、頑張ってワークアウトを再開したいところではあるんですが、残念なことに明日はジムの定休日だったりします。
 
 
 さて、今回はテストステロン・ブースターなんですが、テストステロン・ブースターと言えば『T-Jack(ハレオ)』、『E.B.T(ファインラボ)』です。『T-Jack』の主な成分はバイテックス、トンカットアリ、コレウスフォルスコリ、対して『E.B.T』の主成分は、トンカットアリ、マカ、アシュワガンダで、トンカットアリ以外は重複していない。つまり、同じテストステロン・ブースターではあるものの、そのアプローチが異なっていると言うことなんでしょう。
 
 そうしたこともあって、カンフー・パンダは『T-Jack』と『E.B.T』をローテーションで使ってます。サプリメントに対しても身体は恒常性を保とうとして反発するので、定期的に身体をだましてやる必要があると考えています。要は、アプローチの異なるサプリメントでローテーションを組んで使ってやる必要があると考えています。
 
 
 今回、『T-Jack』が切れたので、本来であれば『E.B.T』にスイッチする訳なんですが、『E.B.T』にもアシュワガンダが含まれているので、ひょっとしたら販売できなくなっているかもしれません。サプリメント・ショップで確認してみます。で、今回は、『LJ100(バルクスポーツ)』と『TESTOFEN(バルクスポーツ)』のスタックを使ってみることにしました。
 
 まず『LJ100』ですが、トンカットアリです。トンカットアリは、テストステロンのレベルを向上させることが実験によって確認されています。テストステロンは95%以上が血中蛋白と結合しているのですが、このままでは効果を発揮することが出来ません。蛋白と結合していない遊離テストステロンが重要なんですが、トンカットアリは、この遊離テストステロンを増やす働きがあるとされています。トンカットアリは灌木なんですが、『LJ100』は有効成分のみ抽出して粉末化したもので、根を粉末化しただけのものよりも、当たり前ですが有効成分を多く含んでいると言うことです。




 『TESTOFEN』は、フェヌグリークです。スパイスとしても売られているので、カレー好きのカンフー・パンダは必ずフェヌグリークを配合した自家製スパイス・ミックスを使ってます。フェヌグリークは、ホルモンバランスのバランスを取ることによるパフォーマンスアップが期待できます。とはいいつつ、毎日カレーを食べる訳には行かないので…。




 ここにフォルスコリン(コレウスフォルスコリエキス)を追加すると、なかなかいい感じのサプリメントができあがるような気がするんですけど、そこまでやると『T-Jack』や『E.B.T』を買っている方が安いので…。

(結果発表)ロディオラロゼア(バルクスポーツ)

2013-02-16 15:43:49 | 人体実験
 昨年まで悩まされてきた膝の問題も、左肩の問題も解消しつつあるににもかかわらず、2013年々の年頭にはしっかりと目標を設定したにもかかわらず、なかなかトレーニングに行けなかったりします。
 
 
 さて、回復系のサプリメントと言えば、『ZMax(ハレオ)』、『Adapt(ハレオ)』、『アルティメットリカバリー(ゴールドジム)』、『エキストラ・アミノ・アシッド(グリコ)』とかでしょうか。カンフー・パンダは、この中では『ZMax(ハレオ)』が一番体感があったりしました。
 
 『Adapt(ハレオ)』は、すでに廃番になっているようなんですが、『Adapt(ハレオ)』と『T-Jack(ハレオ)』のスタックは何とも言えない体感がありました。どんな体感があったかは言えませんが…。
 
 それはさておき、『ZMax(ハレオ)』を使うと、睡眠の質が良くなるというか、朝までぐっすりという感覚があって、愛用していたんですが、これが店頭から姿を消してしまっています。店員の話によると、成分として配合されているアシュワガンダが医薬品指定されてしまったためにサプリメントとしての販売が出来なくなってしまったとのことで、カンフー・パンダとしては、ちらり困った状態になっています。
 
 ちなみに、アシュワガンダは、精力アップに効果があると書かれていたりしたところを見たんですが、それよりは、抗炎症、抗ストレスなどの効果があったりします。アスリートとまでは行かないまでも、定期的にワークアウトする習慣があると、当然のこととしてオンとオフ、交感神経と副交感神経の切替が上手くなるはずだとは考えるんですが、21:00スタートの最後のエアロビクス・ダンスのレッスンを担当しているインストラクターによると、寝付きが悪くなるといった話をしていました。それほど、ストレスと言うよりは、精神的に緊張したままになってしまっているらしいです。
 
 アスリートは定期的にワークアウトする人でなくても、社会人であれば、不眠による疲労感、鬱(仕事に対するモチベーションの低下)、食欲不振、性欲&精力の低下、脂肪蓄積、免疫力の低下、マイナス思考等の影響を受けている訳で、カンフー・パンダのようにストレスを受けないようにのらりくらりと対処するか、ストレスに対抗する方法を身につけないと行けない訳ですね。
 
 これらの働きを持っているのが、アシュワガンダ、ロディオラロゼア、バコピン、フォルスコリンです。フォルスコリンはダイエット効果の方が喧伝されているようですが…。
 
 で、『ZMax』は、成分として配合されていたアシュワガンダの医薬品指定で販売できない。『Adapt』もアシュワガンダを含んでいたんですが、これはすでに廃番となっているようですし、アシュワガンダが含まれていましたから、そのままの形で販売再開と言うことはないでしょう。何らかのバージョンアップの後に販売するという可能性はないではありませんが…。
 
 
 それならば、ロディオラロゼアかバコピンを探してみたんですが、ありました。フォルスコリンは『T-Jack』に含まれているから、別途、摂取しなくても良いだろうと言うことで…。
 
 今回、『ロディオラロゼア(バルクスポーツ)』を使ってみました。睡眠の質はアップするような気がします。『ZMax』と『Adapt』を比べてみると、『ZMax』の方が効いたような体感があるですが、ロディオラロゼア単体でも、それなりに効いてるような気がします。




(結果発表)PS200

2013-01-31 08:44:25 | 人体実験
 プレワークアウト・サプリメントと言えば『ハイパードライブ(ハレオ)』なので、まずこちらを復習しておきます。




 トレーニング中とトレーニング後のしばらくは、筋分解が優位になるんですが、その後、筋合成が優位になります。筋合成が優位になるタイミングを狙って、筋肉合成の材料になるプロテイン等を摂取しておくというのが旧来のサプリメントの使い方であった訳なんですが、最近では、トレーニング中の筋分解を出来るだけ押さえるような方向でサプリメントを摂取する方向に変わってきています。筋分解後の筋合成に期待するというのは、一歩下がって二歩進む的な感覚がある訳なんですが、トレーニング中の筋分解を押さえ込むことが出来れば、二歩進むことが出来る訳です。
 
 
 成分は、

 ・EAA(Essential Aminno Acid)
 ・アルギニン、シトルリン
 ・緑茶エキス
 ・フォスファチジルセリン
 ・バイオペリン

 です。
 
 筋合成のスイッチは、血中のアミノ酸濃度、特にロイシンの濃度で決まるとされていますので、EAAを摂取して血中アミノ酸濃度を上げることにより、筋合成のスイッチを入れておく訳です。
 
 フォスファチジルセリンは、大豆由来の成分なんですが、トレーニングによるコルチゾールの分泌を抑える働きがあります。コルチゾール等のは、筋分解ホルモンなので、この働きを抑えることにより、筋分解を押さえ込むと言うことです。
 
 ロイシンをはじめとするEAAにより筋合成のスイッチを入れ、フォスファチジルセリンによるコルチゾール分泌抑制のダブルの効果で筋分解を押さえ込むという訳です。
 
 アルギニン&シトルリンは、血中NO(一酸化窒素)レベルを高める働きがあり、EAAなどの成分を筋肉に送り込む働きを昂進する訳です。
 
 バイオペリンは黒胡椒から抽出される訳なんですが、栄養素の腸管における吸収率を高める作用を持っています。



 さて、今回は『ハイパードライブ』ではなくて、筋分解ホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制するフォスファチジルセリンのみを単体で摂取した場合にどうなるかと言うことをテーマに人体実験をしてみた訳です。使ってみたのは『PS200(バルクスポーツ)』です。




 結論なんですが、『PS200』のみでも筋肉痛(遅発性筋肉痛)は軽くなります。年を取ると、筋肉痛の発生が遅くなるという話もありますが、筋肉痛を発生させるような強度の運動を、無意識に避けるようになるためであって、高強度のトレーニングを行えば、ある程度の年齢であっても、即日、筋肉痛は発生します。カンフー・パンダの場合、午前中にトレーニングを行うと、夕刻には筋肉痛が始まります。
 
 私見なんですが、フォーストレップ法とかのテクニックを使ってトレーニングする場合、要は、より高強度なトレーニングを行うテクニックや精神力を持っているアスリートにより有効な気がします。あるいは、クレアチン、ベタイン、イミダゾール・ペプチドを使って筋肉の最大出力を上げているとかレップ数を上げているなどで、筋肉に高い負荷がかかる場合は、ある意味で必須のサプリメントかもしれません。クレアチン&ベタインのスタックを使って、フォスファチジルセリンを使わずにトレーニングを行うと、トレーニングを行ったことを後悔するくらいの筋肉痛に襲われます。スクワットなどをやった翌日は、階段の昇降がイヤなので、エスカレータとかエレベータとかを探したりしますし、歩く姿自体がギクシャクしてるんじゃないかと不安になったりしますが、そうしたことが少しでも軽減されるのであれば、フォスファチジルセリンを使う意味はあるんじゃないかと思います。
 
 もう一つ私見なんですが、フォスファチジルセリンを使った日に飲酒すると、二日酔いがひどいです。『ハイパードライブ』を規定量使ったときのフォスファチジルセリンは200mg、『PS200』を規定量使ったときは400mgなんですが、『PS200』を使い始めてから二日酔いがひどくなったような気がします。なので、トレーニング後に飲酒する可能性があるときは、意識的に使用量を減らします。アルコールの分解を行うのも筋分解に関与しているコルチゾールですので、コルチゾールの分泌を抑えるフォスファチジルセリンを使うと、アルコールの分泌も遅れるのではないかと推測していますが、どういったメカニズムになっているのか、あるいは単純な思い違いなのかは分からないです。
 

(人体実験)クレアボルBlack Ops

2013-01-20 14:41:52 | 人体実験
 ハレオからブラックシリーズの第一弾と思われる、『クレアボル・ブラック・オプス』が発売されました。
 
 ハレオは、コストを度外視してでもハイパフォーマンスを得ることが出来るように品質の良い原材料を使用してくれていることもあり、どのサプリメントを使ってもその効果を体感できる訳なんですが、その上級シリーズの様な位置づけになっているんでしょうか?。製造本数は少なく、賞味期限も短い目になってるみたいです。




 クレアボルBlack Opsは、9,450円です。高いと思われるかもしれませんが、ベースになっているクレアボルが7,560円なので、ベタインとHMBを別途買いそろえることを考えると、9,450円は破格です。


 とりあえず復習しておくと、クレアボルの成分は、
 
 ・クレアチン
 ・アルギニン
 ・グルタミン
 ・グリシン
 ・クエン酸
 ・フィチン

 クレアチンは、筋肉中にクレアチン燐酸の形で存在し、ATPがADPになったときに素早く燐酸を提供する形でパワーアップや持久力アップを実現させる訳です。このときにクレアチン燐酸の再合成を促進するのがフィチン、運動中の乳酸の蓄積を抑制するのがクエン酸という訳です。
 
 アルギニンは血流量を増加させて筋肉へのクレアチン燐酸の送り込みを増大させ、グリシンは体内でのクレアチン生産を高め、グルタミンは筋肉の超回復を早めて筋肥大を促進するという訳です。
 
 クレアボルの一番のメリットは、ローディングが不要と言うところではないかと思っています、プロのアスリートであれば厳密はピリオダイゼーションが可能かもしれませんが、仕事をしながらその合間を縫ってトレーニングを行うことになるので、厳密なピリオダイゼーションを行うことは難しいのが現実です。脚がパワーアップ期でも胸が筋肥大期ということもあり得るわけで、そうしたことを考えてもローディングが不要というのは嬉しい限りです。
 
 さて、クレアボルBlack Opsですが、クレアボルの成分に加えてベタイン、ロイシン代謝物であるHMBが加えられています。ベタインは、昨年末の人体実験で、中重量(4~6レップ出来る重量)でのレップ数が増加することは体感しています。HMBの方は筋持久力や筋量改善に有効とされていて、こちらも劇的ではないですが体感はしています。
 
 
 ということで、2月の人体実験はこれしかないと思ったんですが、すでにどちらの販売店でも売り切れ状態なので、クレアボル・インフューズド(ハレオ)に、別途ベタイン(バルクスポーツ)とHMB(バルクスポーツ)を同時に使って様子を見ようと思っています。


(クレアボル・インフューズド)


(HMB)


(ベタイン)


 ハイパードライブ(ハレオ)にベタイン&HMBの組合せはすでに試しているので、クレアボル(ハレオ)にベタイン&HMBがどのような結果になるのかが楽しみだったりします。


(参考)
『クレアボル(ハレオ)』&『ベタイン(バルクスポーツ)』&『HMB(バルクスポーツ)』

2013年01月の人体実験(PS200/バルクスポーツ)

2012-12-22 11:56:27 | 人体実験
 プレワークアウト・サプリメントと言えば、『ハイパードライブ(ハレオ)』以外は考えられないんですが、そんなことを言っていては人体実験のネタが無くなってしまうので、今回は、プレワークアウト・サプリメントとしての『PS200(バルクスポーツ)』です。



 
 先に、『ハイパードライブ』について復習しておくと、トレーニング前に摂取することによってトレーニング後の筋合成を3倍以上に高めるとされているEAA、特にロイシン。筋肉への血流量を増やすアルギニン&シトルリン。抗カタボリック効果のある緑茶エキスとフォスファチジルセリン。各種アミノ酸の取り込みを高めるバイオペリンが配合されています。



 
 
 ハレオの製品は、効果は抜群だけど高いと言われているんですけど、たとえばハイパードライブに含まれているものをすべて単品で購入して配合すると、あっさりとハイパードライブの価格を上回ってしまうんですね。それはともかく、今回は、プレワークアウト・サプリメントとしてフォスファチジルセリンを単体で摂取したらどうなるだろうかを試してみようかと思った訳です。BCAAについては、トレーニング中に摂取してるので、外してもいいだろうという判断なんですが、満足できる結果が出ない場合は、途中でロイシンを追加するかもしれません。ロイシンの血中濃度が、筋合成のスイッチになっているらしいとの情報もあるので…。

(結果発表)11月の人体実験(GCS750/ハレオ)

2012-12-13 18:30:55 | 人体実験
 11月の途中から人体実験を行っていた『GCS750(ハレオ)』なんですが、一ヶ月弱で体重が2.5kgほどダウンしました。




 実は、『GCS750』を使ったのは今回が初めてではないんですが、前回はそれほどの効果を感じることが出来ませんでした。カンフー・パンダは、もともと炭水化物が嫌いで、白飯が300~400グラムほど付いてくるビジネス・ランチが食べきれなかったりします。豚カツ定食を食べるくらいなら、豚カツ二枚ライス抜きをオーダーしたりする訳です。生姜焼き定食でも同じです。
 
 前回、使ってみた時は、一番カロリーの多い食事を取る前に使うようなことが書かれていたような気がしたので、夕食前に使ってみたんですが、カンフー・パンダの場合、夕食はほとんどが自炊で、白飯を食べるとしても80グラム程度なので、今回は、『GCS750』をタブレット・ケースに入れて持ち歩き、ランチを食べる場合は、その直前に摂取するという方法で試してみました。白飯は大量には食べられないので、ライスは50%くらいカットしてもらうんですが、それでも150~200グラムある訳ですから…。前回との違いと言えば、これだけです。要は、炭水化物の摂取量が一番多くなる時に使ってみたという訳なんですが…。
 
 
 ということで、なかなかいい感じではあるんですが、流石に三食全部に使うのはコスト的に避けたいところではあります。なので、『CGF750』は、一番炭水化物の摂取量が多い食事の時、カンフー・パンダの場合は昼食時に使用し、それ以外についてはαリポ酸を使ってみるという方法を思いついたりしました。
 
 ちょっと心配事としては、αリポ酸はダイエット用のサプリメントとして販売されていますけど、そのメカニズムというのは『11月の人体実験(CGS750/ハレオ)、事情により内容変更』でも書いたとおりで、αリポ酸が体内に入ると、インシュリンの感受性を高める働きがある訳なんですが、人によっては低血糖症のような症状が出ることがあるようです。手の震えとか目眩とかですね。カンフー・パンダは、食前以外には使ったことがないんですが、上記のようなことがあるので、空腹時に使うのは避けた方が良いのかもしれません。
 

(参考)
11月の人体実験(CGS750/ハレオ)、事情により内容変更

12月の人体実験(ファイバー/バルクスポーツ)、プレバイオティクスの実験

2012-11-30 18:07:03 | 人体実験
 11月の人体実験として上げていた『エクストラオキシアップ(グリコ)』と『GCS750』については、体調不良というか、膝痛が再発したり、回復したと思ったら風邪を引いたりと言うことで、あまり使えていないので、結果は来月に持ち越すことにします。
 
 にもかかわらず、12月の人体実験ですが、『ファイバー(バルクスポーツ)』です。いわゆる食物繊維なんですが、ダイエットをしたいとか言う訳ではありません。




 もともと、あまり大食いな方ではないんですが、それにもかかわらず、胃腸の調子はあまり良くなくて、『クリア(ハレオ)』とかの選択肢もあったんですが、今回は『ファイバー(バルクスポーツ)』を選んでみました。早速成分ですが、
 
 ・難消化性デキストリン
 ・イヌリン
 
 です。
 
 難消化性デキストリンというのは、読んで字のごとくで消化しにくいデキストリンと言うことになります。デキストリンというのは、複数のα-グルコースがグリコキシド結合によって重合したもので、要は澱粉です。澱粉から難消化性のものだけを取り出す訳です。デキストリンの体内での働きなんですが、
 
 ・糖の吸収スピードの遅延
 ・整腸作用
 ・脂肪の吸収スピードの遅延
 ・内臓脂肪の低減
 ・ミネラルの吸収促進
 
 です。元々は、食生活の西洋化によって十分な食物繊維を摂取することが出来なくなったこともあり、不足しがちな食物繊維を補う目的で作られたという経緯があるようです。
 
 
 一方、イヌリンの方も多糖類の一種で澱粉の一種なんですが、澱粉を分解するための酵素であるアミラーゼやプチアリンといった酵素では消化されません。分かりやすく言うと、人体はイヌリンを消化吸収できないと言うことですので、カロリーはゼロということになりまず。
 
 また、プレバイオティクスとして非常に効果的だとされています。腸内に於いて人体に有益な細菌を増やすのに貢献するとされています。先に、人体はイヌリンを消化&吸収することは出来ないと書きました。従ってカロリーはゼロなんですが、これは経口摂取時の話であって、腸内細菌による代謝が行われた後は、人体が消化吸収できる形になる可能性があります。
 
 で、イヌリンは、消化酵素では消化吸収されないため、容易に結腸(大腸)に達して、腸内細菌の有益な栄養源となる訳です。更に言えば、腸内細菌の死骸は、非常に有効なタンパク源にもなります。草食動物が、一般的に肉食動物よりもサイズが大きいのもこういうところにあるのかもしれません。
 
 というところで、がんばってプロテインを摂取するのもいいんですが、しっかりと腸内細菌を増やすというのもアスリートにとっては重要な課題の一つになる訳です。要は、乳酸菌を含む発酵食品。たとえば、ヨーグルト、納豆、キムチなどを積極的に摂取すると同時に、そうした腸内細菌の栄養となる食物繊維をしっかりと摂取する必要があるという訳です。
 
 

11月の人体実験(CGS750/ハレオ)、事情により内容変更

2012-11-18 12:17:22 | 人体実験
 11月の人体実験は『エキストラオキシアップ(グリコ)』だったんですが、膝の故障であまりトレーニングできてなかったので、急遽、予定を変更して『GCS750(ハレオ)』にしました。
 

 『GCS750』は『グルコース・コントロール・システム』の略で、血糖を調整するサプリメントということです。具体的にはインシュリンの働きを模倣し、強化するサプリメントです。




 まず成分ですが、下記の通りです。

・αリポ酸
 筋肉細胞内のインシュリン受容体の感受性を高める働きがあります。摂取した炭水化物が優先的に筋肉に運搬されるという訳です。

・フェヌステロールズ
 カレーのスパイスとしてもよく使われているフェヌグリークに由来するアミノ酸です。『大阪グルメ倶楽部』のメンソール氏も、ご自身が作るスパイスミックスには、疲労回復やホルモンバランスの安定を目指してフェヌグリークを配合してたりしますが、ここでは、インシュリンと共に働いて、炭水化物を筋肉の貯蔵するのを助け、余分な炭水化物が体脂肪へ変換されるのを抑制します。

・ガルシトリンHCA
 余分な炭水化物が脂肪に変換されるのを防ぐハーブエキスです。


 ダイエット系のサプリとしては、代謝を高めて脂肪燃焼を図るサーモジェニック系と、脂肪や炭水化物の吸収を抑えるブロッカー系のものがあるんですが、『GCS750』は少しユニークなサプリメントだと思っています。
 
 ALA(αリポ酸)が筋肉のインシュリン感受性を高めフェヌグリーク・エキスがインシュリンを模倣した働きで、血中の炭水化物を筋肉に送り込むと同時に、体脂肪として蓄積されるのを防ぐというメカニズムです。
 
 インシュリンやインシュリンの模倣物質は、血糖(グルコース)の処理を行うものですが、アミノ酸やクレアチンの輸送も、インシュリンやインシュリン模倣物質に依存しています。従って、インシュリン関連を強化すると、筋肥大が十分に行われるというおまけが付いてくる訳です。