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カンフー・パンダのトレーニング日記

ウェイトトレーニングのログ。新しく発売されたサプリメントを使っての人体実験、中国武術などの格闘技関係の話。

11月の人体実験(エクストラオキシアップ/グリコ)

2012-10-30 10:18:30 | 人体実験
 11月の人体実験ですが、ユニークはサプリメントを発売していることで有名なグリコの『エクストラオキシアップ』にすることにしました。



 メーカーのホームページに行っても、あまり詳しいことは書かれていないんですが、配合されているのは、主に
 
 ・ビタミンB群
 ・ヘム鉄
 ・CoQ10
 ・アスタキサンチン(ヘマトコッカス藻色素)

 と言ったものです。
 
 ハードなトレーニングや競技を行う際に、血中の酸素運搬能力を高めておけば、息切れせずに持久力をアップさせることが出来るというコンセプトのようです。
 
 1)ヘム鉄が赤血球の減量となり、酸素の運搬能力をアップ。
 2)ビタミンB群とCoQ10が、電子を供給することにより効率よくエネルギを取り出す。
 3)活性酸素をアスタキサンチンが除去する。

 といった感じになっているようです。1)から考えると、あるいは競技一週間くらい前からローディングといった摂取方法になるような気がします。つまり、トレーリングを行わないときでも摂取し続ける必要があるような気はするんですが、トレーニング直前くらいに摂取しても効果があり、6時間くらい効果は持続するという話もあるので、両方試してみたいと思っています。
 
追記(2012/11/02)
 『とある科学者の密かなつぶやき』というブログを書かれているΜενθολ氏より、「CoQ10が電子を供給する」の部分について「CoQ10が水素イオンを供給する」の間違いではないかとの指摘をいただきました。ご指摘を感謝いたします。

(結果発表)UP!(ハレオ社)

2012-10-28 15:30:29 | 人体実験
 『UP!(ハレオ)』は、すでに五ヶ月ほど使っているんですが、かなり効果を体感できています。




 まず、『UP!』についてまとめておくと、エネルギー、集中力、精神安定をサポートしてくれるサプリメントです。トレーニングの直前に摂取することで、十分に効果を体感できます。下記の成分が配合されています。
 

・L-チロシン
 ドーパミン、エピネフリン、ノルエピネフリン等ののうない神経伝達物質の生産を促進するアミノ酸。

・ギンコ
 銀杏葉エキス。脳内の血液循環や酸素利用を改善し、集中力や記憶力を高める。

・カフェイン
 注意力や集中力、最大筋力、筋持久力をアップさせる。

・ビンカマイナーエキス
 血流を増大させ、脳への酸素とブドウ糖の取り込みを高め、やる気と集中力をアップさせる。
 
 従って、最大筋力のアップ、やる気のアップ、集中力のアップなどが期待できるんですが、これらの効果はあまり実感できませんでした。チロシンは、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンという経路で変化するので、やる気アップは起こりそうな気はするんですが、『UP!』の摂取によっては、それほどの変化はなかったです。元々やる気満々だからかもしれませんが…。
 
 カンフー・パンダが一番感じたのは、呼吸がものすごく楽になることですね。高重量を扱ったり大きな筋肉を使ったりする、たとえばスクワット、デッドリフト、ワンハンド・ローの時が顕著だったりします。カンフー・パンダは、セット間インターバルは短く取る方なんですが、こうした種目の時は息が荒れてしまって、呼吸を整えないと次のセットには入れないような状態になります。ジムで他のトレーニーを見ていてもそうした状態になっている人を見返ることがあまりないので不思議なんですが…。シュワルツネッガーのビデオとかを見ているとそういう状態になっているところが見受けられるので、間違いではないんだろうなとは思ってますが…。
 
 銀杏葉エキスは、いろいろなフラボノイドが含まれていていて中国やヨーロッパなどででは昔から使われてきました。主に血小板の凝固を防ぐ効果があるのと、高い抗酸化作用によって血中過酸化脂質を減らして血管を柔軟に保つ作用があるので、末梢血管への血流を高める効果が高いとされています。これが脳への血流量を増やし、ブドウ糖の供給量を増やすため、知的生産能力を高めるとされています。
 
 まもなく『UP!』を使い切るので、次は『エクストラオキシアップ(グリコ)』を試してみようと思っています。銀杏葉エキスが単体で入手できるようならば、そちらを試してみるかもしれませんが…。





 
 

10月の人体実験(ベタイン)の中間報告の続報

2012-10-12 16:48:49 | 人体実験
 さて、本日もベタインの中間報告です。サプリメントの人体実験を行う場合、ほぼ一ヶ月を想定しているんですが、一ヶ月所か2~3回使っただけで中間報告をするのは初めてです。それだけ、効果が体感できるということであって、メーカーの回し者ではありません。




 さて、カンフー・パンダのトレーニング方法は、トレーニング・ログを読んでいただいている方はご存じだと思うんですが、知らないという方もおられると思うので、少しだけ解説しておきます。
 
 カンフー・パンダは、基本的にはピラミッド法を使っています。ターゲットとしている重量の50%、80%で6~8レップを行ってこれをウォーミングアップとし、90%から本番セットが始まります。具体例として、今回行ったワンハンド・ローで説明すると、150lbs(78kg)がターゲットとなるので、50%の75lbs(34kg)、80%の120lbs(54kg)がウォーミングアップとなり、90%の135lbs(61kg)からが本番セットになります。
 
 ・135lbs×4レップ
 ・140lbs×3レップ
 ・150lbs×限界
 
 といった感じになります。140lbsのあとが150lbsになっているのは、ジムに145lbsのダンベルがないからです。
 
 150lbsが6レップ出来れば、同じ重量でもう1セット。出来ない場合はウェイトを落としていきます。カンフー・パンダの場合、セット間インターバルをできる限り短くすることを心がけているので、ワンハンド・ローの場合だと90秒くらいです。息が荒れた場合は、息を整えるためにもう少し長く取る場合もあります。これ以降は、レップ数とセット数を決めません。8レップ出来るまで延々とウェイトを落としながらやっていきます。セット間インターバルが短いので、いつ8レップ出来るのかが分からないような、地獄のメニューになります。150lbsから始めた場合は110lbs位まで続きますので、だいたい9セットくらい。トータルで40レップくらいになります。
 
 今回は、ベタインを使ってワンハンド・ローを行った訳ですが、150lbsから始めたのですが、120lbsで8レップが挙がってしまいました。なので、6セット目ですね。トータルのレップ数が22レップですから、ぜんぜん、地獄のメニューじゃなくなってしまいました。
 前回、胸系のトレーニングで体感したのと同じで、2~4レップくらいしか出来ないような高重量ではあまり効果を感じることは出来ません。8~12レップくらいが出来るちゅう重量だと、明らかにレップ数が上がります。前回も書いたとおりで、高重量で行う場合は、ベタインによる疲労物質の回収が間に合わないんだと思います。中重量になってくると、疲労物質の精製と回収では、回収の方が若干優位になるのではないかと思ったりします。




(参考)
今月の人体実験(ベタイン)
(補足)今月の人体実験(ベタイン)
10月の人体実験(ベタイン)の中間発表


新しいパフォーマンスブースター発見!(David Haltonのブログ)

10月の人体実験(ベタイン)の中間発表

2012-10-07 08:32:57 | 人体実験
 10月の人体実験はベタイン(トリメチルグリシン)でやると言っておきながら、諸般の事情でなかなかトレーニングを行うことが出来ていなかったりしましたが、ようやく昨日トレーニングしてきました。ちなみに、バルクスポーツのものです。




 カンフー・パンダは、プレ・ワークアウト・サプリメントとしては『ハイパードライブ(ハレオ)』を使っていますが、今回のワークアウトでは、『ハイパードライブ』を使い忘れました。なので、ベタイン単体の効果が実感できていると思います。
 
 ベタインは、グリシンの窒素が四級アンモニウムの形にまでメチル化していたりして、けっこうユニークな分子なんですけど、分子構造と効果のメカニズムは生化学者に任せることにしましょう。カンフー・パンダも科学者の端くれではあるんですが、錯塩化学が専攻だったので、生化学はよく分からなかったりする場合があるので…。
 

 さて、ベタインを摂取すると生まれる効果なんですが、レップ数が増やせるというものがあるようです。ベタインを与えた場合、二週間のトレーニングでスクワットのレップ数が15から23に増えたそうです。ベタインを与えない場合は3レップ増えて18レップになったと言うことです。また、サイクリングマシンでのオールアウトスプリントでは、ベタイン組のペダルを蹴るパワーが15%アップしたとのことです。サイクリングマシンの実験の場合は、トレーニング直前にベタインを与えていますので、ローディング期間が不用で即効性があると言うことも分かります。
 
 このメカニズムについては検証はされていないようですが、理論的には、
 
 1)ベタインはクレアチンを生成する。これが、スクワットのレップ数増加だと思われる。
 2)乳酸レベルを低下させる。疲労が起こりにくくレップ数が増加する。
 3)成長ホルモンとインシュリン様成長因子1のレベルが優位に増加した。
 
 等が提唱されています。


 実際に使ってみたところなんですが、効果はかなり実感できます。パワーアップするという実感はあまりないんですが、疲労しにくいと言うところは確かにあります。また、これについては、低重量高レップの種目で強く実感できます。
 
 具体的な例を出します。カンフー・パンダは、腹筋も他の筋肉と同様であるとの考えから10レップ以下しか出来ないように負荷をかけて行うことが多いのですが、たまに自重トレーニングをすることがあります。やり方は、クランチ、リバース・クランチ、ニーアップなど6種目を10レップずつ、インターバルを置かずに行うというもので、トータル60レップになります。この種目は、トレーニングの最後におまけ的にやることが多いので、腹筋や腸腰筋に痛みが出て、60レップ出来ずに、途中で20秒程度の休憩を入れることがほとんどなんですが、今回はあっさりと連続で60レップ出来てしまいました。提唱されている理論で行くと、乳酸レベルの低下による筋疲労の低減と言うところではないかと思います。ただ、60レップやった後で腹直筋が痙攣を起こしそうになったので、慌ててストレッチをかけたりしました。つまり、疲労感は低減されているものの筋肉にかかる負荷は増えていると考えて良いのではないかと思ったりはしています。
 
 中重量中レップ系の具体例ですが、インクライン・ダンベル・フライをよく使います。今回は18kgで6レップが出来たので、18kgで続けても良かったんですが、1~2レップくらいしか出来ないかもしれないけれど20kgの重さを体験しておこうと言うことで20kgダンベルを持ったんですが、これが6レップ挙がっちゃいました。不思議です。ウェイトトレーニングを長く続けていると、100kgで6レップ出来たから、ここから105kgに上げたら2レップくらいとか95kgに落とすと8レップくらい出来そうと言うのが感覚で分かるようになるんですが、そのあたりはちょいと覆される感じです。
 
 高重量低レップ系では、あまりよく分かりません。強いて言えば、バーンの入り方がきつくなります。また、基本的にカンフー・パンダはセット間インターバルをあまり取らず、結果として種目の開始から終了までが長大なウェイトリリース法のようになるんですが、こちらも、それほど変化はなかったです。つまり、10レップ以上できるような重量の場合は、乳酸レベルの低下というかが、疲労しにくいという形やレップ数の増加という形で体感できるんですが、高重量を扱う場合は、たぶん、乳酸の除去が生成に追いつかないんでしょう。なので、高重量(=高負荷)で行ったり、セット間インターバルを短く取ったりすると、このあたりが体感しにくくなるのではないかと思います。
 

 クレアチンのように、パワーアップするという感覚はあまりないんですが、中重量中レップ以降の種目では、レップ数の増加は体感できます。これは疲労を感じないのでレップ数が増えているという感じですが、レップ数が増えれば筋肉に対するダメージも増える訳ですので、寄り効果的なトレーニングが可能だと思います。
 
 
 ちなみに、冒頭で『ハイパードライブ(ハレオ)』を使い忘れたと書きました。おおざっぱに言うとBCAAとフォスファチジルセリンを配合したサプリメントなんですが、フォスファチジルセリンが筋分解を抑止する働きがあるとされていて、これを使うと後発性の筋肉痛の発生が抑えられるような気がするんですが、今回は、それを使い忘れたからなのか、ベタインでレップ数が増えて筋肉がいつも以上の刺激を受けたからなのか、ワークアウト後6時間くらいから筋肉痛が出始めました。久しぶりです。ワークアウト12時間後にこのログを書いてるんですが、筋肉痛は明らかに、いつもよりキツいです。

 余談ですが、いつも使う通販サイトでは、ベタインが売り切れになっていました。


(参考)
今月の人体実験(ベタイン)
(補足)今月の人体実験(ベタイン)

今月の人体実験(ベタイン)

2012-09-29 15:22:23 | 人体実験
 予告通り、10月の人体実験はベタインです。カンフー・パンダは、以前からベタインという名前だけは知ってたんですが、どういう効果があるサプリメントなのかは知りませんでした。ジムに、ベタインの宣伝ポスターが貼ってあるので、それを読めば分かるとは思うんですが、なんといっても老眼なので、読めなかったりする訳です。
 
 基本的なところから行くと、アミノ酸というのは、アミノ基とカルボキシル基の両方の官能基を持つ有機化合物の総称です。ただし、分子生物学でいうアミノ酸は、カルボキシル基が結合しているのと同じ炭素(α炭素)にアミノ基が結合しているものを扱うので、α-アミノ酸のことを指すと思って良いです。
 
 構造的には、RCH(NH2)COOHで、Rが水素(H)の場合、グリシンになります。言い換えれば、グリシンは最もシンプルなアミノ酸だということになります。
 
 さてベタインですが、トリメチルグリシンの慣用名がベタインだと思ってたんですけど、最近はアミノ酸のアミノ基に3個のメチル基が付加した化合物の総称としてベタインというみたいです。ややこしいので、ここでベタインといえば、トリメチルグリシンのことだと言うことにします。
 
 トリメチルグリシンですが、正式名称はN,N,N-trimethylglycineです。Nは窒素原子にメチル基が結合していることを示します。
 
 
 肝心のベタインの効果ですが、スポーツドリンクにベタインを混ぜて与えたところ、実験前には15レップできるウェイトを使ってのスクワットを行ったところ、二週間後に、ベタインを与えたグループは8レップアップしたのに対し、プラシーボグループは3レップのアップに留まったとの結果が出ています。実験期間は一週間だったそうですが、一週間の摂取で筋力アップ、レップ数アップの効果が期待できるということで、レップ数が増やせるということは筋肉に対する負荷を増やせるということであり、筋肉の成長にも寄与することが期待できる訳です。
 
 容量としては1.5~2.0グラムを1日に2回摂取するのが良いといわれています。その効果から、パワー系のアスリートの場合はクレアチンとスタックすることが進められているようです。
 
 
(参考)
トリメチルグリシン
(補足)今月の人体実験(ベタイン)

(結果)9月の人体実験結果(イグナイト/ハレオ)

2012-09-16 13:14:27 | 人体実験
 カンフー・パンダの9月の人体実験は、サーモジェニック系サプリメントの雄である『イグナイト(ハレオ)』だったんですが…。
 
 「パンダちゃん、ダイエット系のサプリ持ってる?」
 「今は、イグナイトを使ってる」
 「じゃ、貸してね」
 
 と言うことで、瓶ごと持って行かれてしまいました。(^^;)。
 
 まだ半分以上残っていたんですが…。と言うことで、9月の人体実験は中断です。持って行った友人からは、良く効くという評価が返ってきていますが、評価はいいからサプリメント代を半額でもいいから払ってほしかったりします。






 さて、前回は『イグナイト』のメカニズムをあっさり説明したんですが、あっさりではなくこってりと説明してほしいとの要望が多かったので、ちょっとこってりと説明します。
 
 まずは、グリーンティー・エキス・イルバマテ、カフェイン、ガラナです。分かりやすく言うと、緑茶、マテ茶、コーヒーです。カンフー・パンダも最初は、こんなもんで効くのか?、と思ったりもしました。
 
 緑茶に含まれるカテキンは、褐色脂肪細胞を刺激し、脂肪燃焼リパーゼの分泌を促します。脂肪燃焼リパーゼの働きにより白色脂肪細胞(中性脂肪)の分解が促進される訳です。コーヒーに含まれるカフェインは、説明の必要もないですが、脂肪燃焼のアルカロイドです。中性脂肪を遊離させ、細胞内のミトコンドリアに送って燃焼させる働きがあります。脂肪をミトコンドリアに送り込むと言えばカルニチンですが、カフェインにも同様な働きがあるようです。
 
 イルバマテは、マテ茶から抽出されるマテインやカフェインを含みますが、脂肪燃焼に有効なキサンチン類を多く含んでいます。ガラナには、カフェインも含まれていますが、ガラナ特有のアルカロイドも含まれていて、これが有効に働くようです。また、リカバリーにも効果があるとされています。
 
 ロディオロゼア(イワンベンケイ)はよく分からなかったんですが、脳内のβエンドルフィンなどの快楽ホルモンを増やすことにより、食欲抑制効果があるみたいです。失恋とか欲求不満とかでバカ食いしてしまうことは良くあることですが、そうしたバカ食いを防ぐらしいです。こうした成分が含まれていると言うことは、小さなストレスによる小さな食べ過ぎがダイエットの大敵であるとハレオは考えているんじゃないかと思ったりする訳です。
 
 フォルスリーンは、フォルスコリンと同じと思っていいです。非常にユニークで、カテキンなどの有効成分が褐色脂肪細胞を刺激して脂肪燃焼リパーゼの分泌を促進させ、それが白色脂肪細胞の中性脂肪を分解するのに対して、直接白色脂肪細胞を刺激します。最近の臨床研究は、脂肪燃焼とテストステロン生産にも効果があることが分かっています。筋肉量を増加させる作用もあるといわれているので、減量による筋肉量の減少を防ぎ、ダイエットにありがちなリバウンドを防止する効果もあるとされています。
 

(予告人体実験)ベタイン

2012-09-11 16:18:34 | 人体実験
 カンフー・パンダが使っているジムなんですが、フリー・ウェイト・ゾーンに、ベタインに関するポスターが貼ってあったりします。老眼なので、読んでないというか読めないんですが、かなり以前から貼ってありました。
 
 さて、ベタインなんですが、別名をトリメチルグリシンと呼ばれています。略してTMGと表記されることもあります。少しでも化学を勉強したことがあれば、グリシンというアミノ酸にメチル基が三個付加した化合物であることが分かると思います。欧米ではすでにサプリメントとしてパワーアップ(筋力アップ)の効果があると注目されていたようです。
 
 具体的には、ベタインを与えるグループと偽薬を与えるグループで比較したところ、スクワットのレップ数が伸びたり、ベンチプレスを使っての実験では上半身のパワーアップに効果があったとの結果が出ています。また、肝臓に対する効果もあるようです。さらには、関節の回復促進に関わってもいるようです。
 
 ベタインと筋力アップの関連性はまだ確認されていないようなのですが、ベタインは体内のクレアチン生成を促進すると言われているようです。同時に、乳酸レベルを低下させる働きもあるようです。更に、アナボリック訪問の生成とも関係があるのではないかと言われています。
 
 と言うことで、ベタイン(Betaine)サプリメントが近日中に発売開始となるようですので、発売されたら人体実験で使ってみたいと思っています。当然、クレアチンのとのスタックというのも気になるんですが、そこまで実験するかどうかは未定です。
 

9月の人体実験(イグナイト/ハレオ)

2012-08-27 17:15:17 | 人体実験
 8月の人体実験は『ファイナルバーン(ファインラボ)』だったんですが、9月の人体実験は『イグナイト(ハレオ)』です。人体実験と言いつつ、両方ともすでに体験済みですので、人体実験という言い方はおかしいんですが…。
 


(ファイナルバーン/ファインラボ)


 さて、成分なんですが、不思議なことに『ファイナルバーン』とあまり被らないんですね。

 ・グリーンティーエキス
 ・イルバマテ
 ・カフェイン
 ・ガラナ
 ・ロディオラオゼア
 ・フォルスリーン


 ざっくりと言ってしまうと、緑茶、マテ茶、コーヒーからの抽出エキスが主原料と言うことになります。これをみたとき、本当にこれで効果があるのかと思ったんですが、効果があったから不思議です。
 
 各種成分によって、食事からの脂肪蓄積の阻害、食欲の抑制、筋肉量減少抑制、精神安定効果による暴食防止、抗酸化作用があります。個人的には『ファイナルバーン』よりも『イグナイト』の方が効果があるような気がしています。成分的には『イグナイトの方が効きそうなんですが…。



(イグナイト/ハレオ)


久々に、サーモジェニック系サプリメントでダイエット(ファイナル・バーン/ファインラボ)

2012-08-03 11:41:14 | 人体実験
 7月の前半から中盤にかけて、軽い下痢が続いたので、これはウェイトロスしたなと思っていたら逆に太ってました。カンフー・パンダはビジュアル重視なので、体重計には乗ることはまずありません。逆に、体重計に乗って、0.5kgの増減に一喜一憂するものではないと思っています。カンフー・パンダの場合は、パワーベルトを、いつもの穴の位置で装着しにくくなって、計ってみたらプラス3kgだったりしました。
 
 初春あたりから、ほぼ毎日夕食時にアルコールを摂取するようになったのが原因ではないかと思っています。アルコールはカロリーが高いと思われていますが、カンフー・パンダの認識が正しければ、アルコールから中性脂肪に至る代謝経路はないので、アルコールが原因でウェイトゲインすると言うことはないと思っています。医学系の友人に「アルコールから中性脂肪に至る代謝経路はないよね?」「ないです」と言ってもらってますから、間違いはないと思います。もちろん、糖分が含まれているリキュール類やカクテル類は違います。アルコールを摂取しながら食べることによって、摂取カロリーは食事から摂るものとアルコールから摂るものを合算したものになり、結果としてカロリー・オーバーになってしまう訳です。
 
 梅酒の場合、糖分を添加することによる浸透圧を利用して、梅の旨味成分を焼酎側に抽出する訳ですから糖分控えめで作った梅酒はあまり美味しくありません。すでに樽の成分が溶け込んでいるブランデーとか、アルコール度数の低い日本酒とかで抽出した梅酒も、アルコールに可溶性の成分の抽出が十分に行われないことが予想されますから、味わいには欠けるのではないかと思ったりしています。余談でした。
 
 さて、ダイエット用のサプリメントは色々ありますが、今回はファインラボの『ファイナル・バーン』を使ってみました。サーモジェニック系のサプリメントでは、ハレオの『イグナイト』と双璧をなすものですね。




 サーモジェニック系のサプリメントというのは、代謝を高めることにより消費エネルギーの利用効率を高め、運動をしていない状態でも、運動をすれば更にカロリーの消費が増える訳です。ただし、サプリメントで代謝を高めていると、身体が抵抗するように、要は省エネモードに入って体感が悪くなってきます。その場合は、同じサーモジェニック系のサプリメントでもアプローチの異なる『イグナイト』にスイッチしたりします。身体をだます訳ですね。
 
 さて、『ファイナル・バーン』の成分ですが、下記の通りです。
 
 ・CoQ10包接体
 ・Lカルニチン
 ・ガラナ
 ・フォルスコリン
 ・緑茶抽出物
 ・唐辛子粉末
 ・ガルシニアカンボジアHCA
 ・シネフリン

 脂肪を燃焼させることによってダイエットを行うためには、まず中性脂肪から遊離脂肪酸をたたき出してやる必要があります。続いて、遊離脂肪酸を筋肉細胞内のミトコンドリアに運び込み、エネルギとして燃焼させる必要があります。同時に過剰の糖質を摂取した場合でも中性脂肪としての蓄積を阻害してやる必要があります。
 
 まず、唐辛子粉末に含まれているカプサイシンがアドレナリンの放出を促進します。同時に抹茶抽出物であるカテキンの、アドレナリン分解抑制作用でこれをサポートします。一方、カプサイシンとガラナはノルアドレナリンの放出を促進します。ノルアドレナリン、カテキン、シネフリンが褐色脂肪細胞を刺激し活性化させる一方で、アドレナリンが脂肪燃焼リパーゼを活性化させると同時にβ3アドレナリンレセプタを刺激します。ここで、中性脂肪を分解させる命令を出す脂肪燃焼リパーゼをβ3アドレナリンレセプタが効率よく受け取る訳です。で、中性脂肪から遊離脂肪酸をたたき出す訳です。
 
 もう一方のフォルスコリンですが、これは2~3年前に発見されたと記憶しています。それまでの褐色脂肪細胞と脂肪燃焼リパーゼの経路によらず、フォルスコリンは直接中性細胞(白色脂肪細胞)に作用して、遊離脂肪酸をたたき出す働きがあります。
 
 次に、遊離脂肪酸の運搬ですが、これはLカルニチンの役割です。またCoQ10包接体は、ミトコンドリアないで着火剤的な働きをしますので、カプサイシン、ガラナ、カテキン、シネフリン、フォルスコリンが遊離脂肪酸を血液中にたたき出し、Lカルニチンがミトコンドリアへ運搬し、CoQ10が火を付けて燃やすという経路ができあがる訳です。
 
 更に、HCAが、摂取した過剰の糖質が中性脂肪として蓄積されるのをブロックします。
 
 
 
 今回、始めて使った訳ではないので、タイトルに『人体実験』の文字は入れませんでしたが、二週間の断酒と二週間の『イグナイト』であっさりとパワーベルトの穴の位置は元に戻りましたので、効果覿面でした。
 
 それはさておき、グリコから『エクストラ・オキシアップ』というサプリメントが発売されたみたいなので、現在使用中の『UP!』がなくなり次第、『エクストラ・オキシアップ』で人体実験を行う予定です。





(結果発表)ロングラン人体実験

2012-07-22 21:28:52 | 人体実験
 カンフー・パンダは、サプリメントには三種類あると思っています。1)使えばすぐに効果が実感できるもの。2)使っても実感できないが、止めると効果があったことが分かるもの。3)さっぱり分からないものです。今回は、プリ・ワークアウト・サプリメントです。カンフー・パンダのプリ・ワークアウト・サプリメントの遍歴は、
 
 1)なし
 2)クレアチン(ローディングなし)
 3)クレアボル(ハレオ社)
 4)クレアボル・インフューズド(ハレオ社)
 5)ハイパー・ドライブ(ハレオ社)
 6)クレアチン(ローディングあり/ゴールドジム)
 7)ハイパー・ドライブ(ハレオ社)
 
 です。
 
 2)のクレアチンは、先輩トレーニーに教えてもらって、ローディング期間を設ける人もいるし、そうでない人もいますということで、カンフー・パンダはローディング期間なしでやりました。あまり効果を体感できなかったのはそのせいかもしれません。
 
 3)クレアボル、4)クレアボル・インフューズドは、どう言えばいいんでしょう。マイナーチェンジなんでしょうか?。クレアボル・インフューズドがでたので、クレアボルはなくなると思ったんですけど、まだ売られてますね。これは良かったです。クレアボルを使ってる期間は、毎回、重量アップできたような気もしてますし、モチベーションがぜんぜん違いました。クレアボルは、クレアチンと違って、ローディング期間が必要ないのがものすごいメリットです。これは6)の時に痛感するんですけどね。
 
 5)のハイパー・ドライブに変えたとき、トレーニングのパフォーマンスについてはそれほど差異は感じられなかったんですけど、筋肉痛が軽くなったというのがものすごく印象的でした。クレアチンはATPサイクルのリン酸をすかさず供給することによる最大筋力、持久力のアップを目指しているのに対して、ハイパー・ドライブは、トレーニング中の筋分解を極力抑えることを目指しているわけです。一種のサプリメント革命で、これ以前は、トレーニングによって破壊された筋繊維を、トレーニング後のプロテイン摂取で再合成することを目指していたのに対し、ハイパー・ドライブは、トレーニング中の筋分解を、極力、押さえることを目指していたわけです。この頃、カンフー・パンダはプロテインを使うのを止めたんですけど、それでも挙上重量は毎回伸びていきました。
 
 ハイパー・ドライブを使っていた後半というのは、プレ・ワークアウトにハイパードライブ、トレーニング中にC3X(ハレオ社)、ポスト・ワークアウトにハイパー・リリード(ハレオ社)を使っていた時期で、コスト的に苦しくなって、クレアチンに戻したんですけど、ローディング時期を設けたんですけど、それほど効果が分からなかったです。もちろん、パフォーマンスがアップすることは分かるんですけど、プロのアスリートのように毎日トレーニングできる訳でもない身からすると、トレーニングしないにも関わらずクレアチンを補給しないといけないという現実に、何とも釈然としないものを感じる訳ですね。
 
 もう一つ言うと、膝とか肩とか故障したり、プライベートとかビジネスとかで忙しくて、長期間トレーニングできない環境にあったにしても、トレーニング強度で言えば、昔よりも今の方が高いと思うし、それで記録が伸び悩んでいるならばと言うことで、長らく休んでいたプロテインを復活させると共に、プレ・ワークアウトをハイパー・ドライブに戻しました。
 
 明らかに筋肉痛の度合いが違います。プロテインは、買ったので使いますけど、不要だったかもしれません。単純に、カンフー・パンダにはクレアチンよりは、ハイパー・ドライブがあっているということだと思います。あと、クレアチンを使うと、健康診断時の尿検査で、クレアチンリン酸が検出されるので、腎臓疾患を疑われたりします。クレアチン系のサプリメントは、医者でも知らない人が多いみたいで、毎回、「ATPがADPになった際に、素早くリン酸を供給するためのクレアチンリン酸が…」と行った説明をしないといけないので、面倒くさいです。一通り説明したあとで、「あっ、習慣的に運動してるんですね」の一言で済まされると、かなりやるせないものがあったりします。