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カンフー・パンダのトレーニング日記

ウェイトトレーニングのログ。新しく発売されたサプリメントを使っての人体実験、中国武術などの格闘技関係の話。

クボタン

2016-10-27 20:18:09 | 武術
 画像は、小型のヌンチャクではなくて、クボタンと呼ばれる護身用具で、白黒、各一本です。直径1.6cm、長さ14cmの円筒形になってます。




 発案者は、在米日本人空手家の窪田氏で、アメリカでは警棒のことをバトンと呼ぶので、窪田氏の開発した警棒(バトン)と言うことで、クボタンと呼ばれるようになりました。ロサンジェルスで、女性警官を対象として導入されて、日本でもブームになりました。1970年の後半のことです。
 
 14cmと言えば、市販のボールペン程度の長さなんですが、短期間のトレーニングで、打突もちろん、絞めたりするのにも使えるといううたい文句ではありますが、正直、それほど簡単なものではありません。
 
 個人的には、点穴に応用することが多いので、少なくとも上半身の急所の位置くらいは覚えておく必要はあると思っています。鍼灸ではありませんので、ピンポイントである必要はなく500円玉くらいの誤差があっても効かせることは可能なんですが、とは言いつつ、動き回る相手に的確に当てるためにはかなりの修練が必要になると思ってます。
 
 逆に、クボタンを使ってできることを、素手でできないかと、中高拳とか鶏口拳とかを研究していたりもします。

今日の武術/三十六手(サンセール)

2016-10-18 19:48:37 | 武術

 三十六手(型)で象徴的な定式です。敵の攻撃に対する対応としては、ステップバックして避けるか、ステップインして間合いと敵の攻撃を潰すかのどちらかな訳ですが、剛柔流は間合いを潰す方向を選んだわけです。剛柔流が接近戦だというのはこのあたりの事由があります。サイドステップした方が安全に応敵できるという話は、この際しないでおきましょう。



 
 この部分の動きは、右前蹴り→右肘打ち→左下段突きという流れになっているんですが、ポイントは最後の下段突きのところで、右の肘打ちが当たっている短い距離(間合い)で、有効打となる下段打ち(短打)を練習する型です。
 
 もちろん、型の解釈(分解)については限定的に考えるべきではないので、敵の左フックをアームブロックして左の突きで返すという考え方もありだとは思います。