折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

急ぐためにゆっくりやる

2014-11-16 19:37:27 | 以前のブログから
「学校ではもう○○をやっているのに、公文では△△のところを学習しているのですが大丈夫でしょうか・・・・・。」

入会一年未満のお子さんのご父兄から寄せられるご質問の中で一番多いのが、こういう類のものです。
この質問の内容は、学習を成功させるために一番大事なところなので入会の時に結構しつこく(?)説明しますがそれでも何となく不安になってしまうのも確かなようです。

 さて、ここでクイズです。


5年生の子と3年生の子、同じテストをした場合、どちらが学力が上でしょう?

「5年生に決まってるじゃないの。」
という声が聞こえてきそうですが、公文を長年やっている子たちは多分即答しないでしょう。
色んな5年生3年生があることを実際目で見て知っていますから。
自分より下の教材をやっているお兄ちゃんもいれば、自分よりはるかに先をやっている幼稚園児もいる。
 そして、こんな風に学年と進度が見事にバラけてしまうのには理由が二つあります。


 一つは、学習期間。
 早く公文を始めれば始めるほど、同じ年になるまでにこなせる学習量は多くなりますから、先の事が出来るようになります。特に小さい子は、時間に余裕があります。学校で毎日6時間の授業を受けて、家でやる宿題をもらって帰ってくるお兄ちゃんお姉ちゃんたちに比べると、公文にたっぷり時間をとることができます。また、中学生の子に比べて、小学生は部活や下校時間の点から言うと、ゆとりがあります。


 もう一つは、個人の吸収力の違い。
 まだ学校で習っていない教材。それをマスターするまでにかかる時間は、実は一般の方が思っているよりもはるかに子どもによって違いがあります。
いわゆる「できる子」が1,2回でマスターしてしまうところを、理解に時間がかかる子では10~20回以上も必要なケースは珍しくありません。それくらい個人差があるという事です。
 でも、学校ではおおよそ中くらいの子に標準を合わせて授業を行っていますから、1回で済む子も、20回必要な子も、例えば5,6回のおさらいで済んでしまう。
それをどの単元でも繰り返していけば、やがて決定的に分からなくなってしまうのも無理はありません。

 「実際の学力」と「学年で要求される学力」のギャップは、なかなか一斉授業で埋めることはできません。
10回の復習が必要な子に復習をケチってはいけないのです。そして、必要な復習回数と、きちんとした学習習慣さえつけてやれば、やがて3,4回くらいの復習回数で済む子になって行く・・・・というのは実は珍しいことではないのです。


 ゆっくり急ぐ。
 学習の成功のための一番の近道です。

折立教室のブログができました

2014-11-16 19:36:42 | 以前のブログから
日ごろ頑張っている子どもたち。
頑張る子どもたちから私自身が勇気をもらうことも沢山あります。
日々の雑感や、ちょっとしたこと、面白い発見など、教室だよりりではなかなかお伝えできないことを少しづつ書いていこうと思います。

公文は頑張る主役は子どもたちですが、教室では私、お家ではお父様やお母様に力をもらって初めて頑張れることも多いのです。

このページを読んでくださったお父様やお母様が、少しでもたくさんの、頑張る勇気を子どもたちに下さることを願って、あれこれ書いていこうと思います。
教室だよりも随時載せていこうと思いますので(個人情報の関係でメインの記事だけになりますが)、時々、このページを覗いていただけると嬉しいです。