くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

グレイズ・アナトミー2 第8話「運命の人」

2006年11月27日 | グレイズ・アナトミー
ジョージは出勤途中、目の前に男が落下してきたのを病院にそのまま運び込んで治療することに。その男ステューの命と自分の命を下敷きになったハトが助けてくれたのだと、なにやら使命感に燃えてとっても前向き。
クリスティーナはバークと初めての「ちゃんとしたデート」をすることになり、一日まったく落ち着かない。もう一人落ち着かないのがベイリーで、部長がフェローシップのことを持ち出してもまったく上の空だ。
メレディスはすっかり落ちこんだままで、病院でデレクとすれ違うたびに心の傷の痛みに耐えていた。メレディスと口を利かないことを約束させて元鞘のはずのアディソンだったが、デレクが一向に自分と向き合おうとしないことにいらついていた。
そんなところに、アディソンとデレク夫妻の共通の友人夫婦、ワイスとサビーが突然訪ねてくる。サビーは母をガンで亡くし、がん検診で陽性の結果が出たからと、子宮と乳房の切除をアディソンに依頼してきたのだ。
サビーの担当になったイジーは彼女の選択に納得いかず、もし自分だったらと、アレックスに思いをつきつける・・・

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空気を読まないジョージって、なんでかわいいんだろう。
空気を読まないメレディスはあんなにウザイのに。
・・・というのが、先週コメントをいただいてから自分の中でも疑問だったのだが、今回メレディスがとってもおとなしくて、ジョージがはしゃいで空気を読まなさすぎ状態だったので、自分なりに結論が出た。

結局、メレディスはメレディスだからウザいのであり、
ジョージはジョージだからかわいいのだ。それでいいのだ。(いいのか?)
メレディスがどんなにおとなしくても、どよーんと画面でよどんでいるだけで「やっぱしウザいんだわ」とか思ってしまったのはやはりそういうことなんだろう。
ただ、おとなしいメレディスはつまらない。元気がなかったりいい男ぶったりしてるアレックスと同じくらいつまらない。
この二人はウザがられてナンボキャラなのだ。
そういう境地に達したから、来週からバカップルにムカつこうと耐えていけそうな気が・・・
・・・し ね ー よ !!

今回のジョージって、「できの悪い天使見習い」みたいな感じがした。人の役に立ったり命を救ったりすれば天使に昇格できるんだけど、ちょっとのところで失敗してしまうダメ天使、みたいな。
「今を生きろ!」みたいな空回りした前向きな気持ちが、どんどんバッドエンドへの道を突き進んでしまう。あんなにいきいきしていたのにへこんだジョージの頭をなぜなぜしてあげたくなってしまった。
しかしメレディスと二人のシーン、調子に乗りまくってる時だったので、「まさかこのノリで告白してしまうとかっ?」と、一瞬ドキドキしたのだが、違ったのでほっとした。そこでタイミングを読み違えるのがさすがジョージ。
ジョージがメレディスとなんとかなろうとするなら、今しかチャンスはないわけで・・・でも、それでうまくいったとしても、メレディス両親&部長の轍を踏むだけだろうけどね。

サビーとワイスの夫婦、ソレント夫妻、それぞれ夫婦のありようについて考えさせられた。
このサビーの「女の選択」を男がどう思うか、かなり微妙な気がする。男性は「もし自分だったら」と置き換えて考えることが苦手らしいので、「その時になってみないとわからない」とか言う人が多いんじゃなかろうか。
ワイスにしてみたらものすごく降って沸いたような妻の決断なんだろうけど、多分サビーにとってはずっと考えていたことで、それに母親の死できっかけが与えられたに過ぎなかったりするのだ。その気持ちのギャップをどう乗り越えるかが夫婦の絆なんだろう。
サビーの選択をしなくてもソレント夫妻のようにいつかは最後が訪れるのだから、その時に寄り添えればいいんじゃないかなぁと思ったりするのだが、多分サビーはアディソンと同じで「今、愛情を確認しておきたかった」のかもしれない。サビーもアディソンも方法が極端で、色々間違ってるよなぁとは思うが。

結局デレクが「選んだ」ふりをしていながら、立ち位置は一歩も動かないままで、首だけアディソンに向けてるふりみたいな不自然なことをしてるのが良くないのだと思う。
きっちりアディソンのほうに歩いていけ、そしてドアを閉めろ!いつまでもいじいじと未練たらたらしてんじゃねーよと、バカップルシーンを見るたびむかむかするのだった。
これでメレディスを選んでいたら、アディソンにじとーんとしてたのかなぁ。
デレク、メレディスが好き、デレク、アディソンも好き・・・って、
お前は浅倉南か!

クリスティーナとバーク、イジーとアレックスはそれぞれお似合いすぎて、頼むからバカップル化しないでねと願うばかりだ。
なんだか四人とも中学生並みの不器用な愛情表現で、かわいいったら。
特にバークは・・・クリスティーナのセクシードレスにKOされて、何か言ったらニヤニヤがこぼれそうだったってこと、早めにバレといたほうがいいんじゃなかろうか?クリスティーナに主導権握られて男の沽券に関わることは間違いないだろうが、それでもいいじゃん。
バークは頑張ってあのクリスティーナの柳腰な尻に敷かれまくればいいのさ、それも人生だ。

そして結婚10年目で衝撃のおめでたのナチ様・・・。
これは、ナチ様の中の人Chandra Wilsonが実際にオメデタなのを受けての設定変更。
オメデタ姿を探そうとして気楽にぐぐると、この先の画像とか(私のように)発見してしまうので要注意です。なかなか楽しみが減るので、その時まで見ないでおいたほうが絶対にいいっす。
そのショックを乗り越えて発見した、私の超お気に入り画像を一枚ご紹介。いい笑顔だわ・・・。
しかし、部長に気づけってのは無理じゃないかと。部長なら奥さんが安定期に入るまで隠してても気づかなさそうだ。


【 ト リ ビ ア 】

★ マルファン症候群
CSIベガスを見てた方はご記憶だろうが、「CSI:5」第1話「ラスベガス狂気の夜」でエイリアンのような扮装をした遺体で発見された、コスプレ結婚式のチャペルの牧師がこの病気だった。
遺伝子疾患で、四肢や指が長く生まれついて、骨や血管が脆く損傷しやすい体質を持つ。それで指を見てクリスティーナは原因に気づいたのだ。
詳細はこちらに。


【 脇俳優チェック 】

◆アディソンの友達サビー .... Arija Bareikis
「FBI~失踪者を追え」の記念すべき第1話の第1失踪者マギー・カートライト役を演じていた。マギーは親にとってはいい子で、仕事もできる編集者である一面、そんな自分に倦んで麻薬に手を出している隠れた面を持っていたのだった。
「Oz」では第3シーズンからロスの妹トリシア役で登場。サイードとの関わりで所内に不穏な空気をもたらす。
FoxLifeHDで1シーズンだけ放送された「女検死医ジョーダン」には、第3シーズンから刑事役で出演している。
他に「ヒマラヤ杉に降る雪」「ホネツギマン」などに出演している。

◆妻のガンを伏せようとするソレント氏 .... Shelley Berman
オフィシャルサイトあり。
「ラリーのミッドライフ★クライシス」に第3シーズン以降ラリーの父ナット・デヴィッド役で登場している。第3シーズン6話「スコセッシとトラブル」では、スコセッシ監督作品の撮影が長引いてラリーがトラブっているうちに母親が亡くなって葬儀も終わってしまったために、がっくり落ち込んでいた。
「フレンズ」第3シーズン10話「レイチェルのトラバーユ」では、レイチェルがトラバーユした先の新しい上司カプラン役。ウェイトレスから転身してファッション業界に入ったレイチェルだったが、カプランは毎日毎日レイチェルにコーヒーを入れさせるのだった。

◆レストランの女 .... Brittany Ishibashi
レストランでパートナーがマルファン症候群で倒れ、クリスティーナとバークに助けられた女性。
「24」第4シーズン1話では、テロを予兆するデータをダウンロードしていたアンドリュー・ペイジが、唯一不審を打ち明けていた友人メラニー役で登場していた。
「CSI:7」6話に登場予定。

◆窓の清掃人で自殺を図ったステュー .... Geoffrey Rivas
「CSI:科学捜査班」では第1シーズンからサム・ヴェガ刑事としてサブレギュラー出演している。顔が見えなかったので全然気づかなかったなぁ。
「コールドケース2」10話では、刑事でありながら事件をゆがめてしまい、正義漢の検事に真相を追及されて殺人に手を染めて平気な顔をしていた悪徳刑事マーティン役を演じていた。
「NIP/TUCK」の第1シーズンのパイロットで「女にモテたい」というので整形しに来たラテン男シルビオ・ペレス役で登場。実はボスの娘(6歳!)に手をつけて逃げるための整形で、バレて手術中殺されてしまう。(絶対あの死体は見つかって、ホレイショがクリスチャンとショーンを捜査すると思う)
実は映画「ラ・バンバ」にも出演しているらしい。うーむ、確認してみたい。

◆ガンが判明したソレント夫人 .... Janet Rotblatt
「ER」第4シーズン20話「過去の後悔と将来の不安」に、結婚寸前の熟年カップルのローレッタ役で登場。肺炎の症状で来院、フィアンセが鷹を飼っていたのでそのせいによるオウム病だと思われたが、偶然間違って検査してしまったHIVがポジティブだと判明、フィアンセは激怒する。
「ミディアム」第1シーズン11話「40年の時を経て」では、アリソンが夢の中でシンクロしたドロシー(俳優のアシスタント)の、最後にアリソンに「ありがとう」を言いにきた車椅子の幽霊姿でほんの1ショットだけ出演していた。

◆サビーの夫ワイス .... Joseph Lyle Taylor
「HOUSE」第1シーズン15話「表と裏」では、証人保護プログラムを使って証言をしようとしていた矢先に倒れたマフィアの兄ジョーイ・アメロ役を演じていた。弟のビルは証言させまいとするが、ハウスは兄が倒れた原因について探るうちに、証言することでかなえようとしている「秘密」に気づいてしまうのだった。
「CSI:マイアミ2」23話「マイアミ-NY合同捜査」では、富豪のマードックに遺産の分与を約束されたために、それの前倒しするために殺害に手を染めるドアマンのケヴィン・ダウェル役で登場。
Paula Devicq(「サンフランシスコの空の下」のカースティン役や「レスキュー・ミー~NYの英雄たち」のソンドラ役)と結婚していたが、離婚した模様。ラテンとゴージャスの取り合わせカップルだったのに。
コメント (7)
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