6年前に起こったレイプ事件で、有罪とされ服役していたブライアン・レキシントンが、最新のDNA分析によって冤罪であったことが判明し、再捜査が行われることに。
当時は疑わしい証拠が揃っていたために立件したが、容疑を晴らすだけの技術がなかったために冤罪となってしまった。しかしまるで自分の手柄のように記者会見でアピールするナタリアに、カリーは不快感を示す。そしてレキシントンはホレイショをはじめ関係者を訴えるといきまいていたが、逆に被害者のバレリーは真犯人がまだ捕まっていないことに不安を訴えた。
ホレイショは苦々しく思いながらも、当時の証拠を洗いなおしたところ、犯人がいまだにバレリーの部屋の鍵を盗んで持ったままだということが判明する・・・
一方、アレックスの元に自損事故で死亡したケリー・ガーバーの遺体が運ばれてくる。検分したところ、虫垂炎の手術跡から体内に置き去られたままのガーゼが発見され、それが原因で感染症が起こったことが死因だとわかる。
担当医に会ったデルコは、彼の飲んでいたものの成分に着目する・・・。
------------------------------------------------------------
結局年を越してこんな時期に。
4thに入って、ひとつひとつのエピソードが引っかかってこないというか、さらっと流れていってしまってるような気がする。クロスオーバーはあったけど、マイアミのほうは今ひとつ不発だったし。
ベガス同様「ベストエピ」の企画があった場合、このシーズンどんなエピがあったかぱっと思い浮かんでこないような感じがどうしてもしてるんだなぁ。
強烈な犯人もいないし、強烈な事件もない。ホレイショのガツンとくる名台詞があるわけでもない。今が助走の段階というか、シーズン終盤へ向けての「溜め」の時期ならガマンするけど・・・
この回、ちょっと異例な感じがいくつかあった。
オープニングのシメが、被害者の台詞だった。いつもならホレイショのキメキメなひとことなのに。だからタイミングがつかめなくて、ズルっとずっこけてしまうような感じでちょっとびっくりした。
それと、アレックスが異変を発見して、デルコに事件を依頼するという形。前にもそんなのあったかな?
それにしても、不動産屋のコルソンが殺されてから犯人がわかるまでの流れが、荒っぽいつーか、実に粗い。証拠もへったくれもないもんなぁ。
「CSI」なのだから、凶器が発見されるに至る過程とか、傷や血痕やその他、どうしても動かせない物証が発見されて、犯人に結びつくという展開じゃないんかいと。
いくらちからワザのマイアミといっても、ちょっと無理がなかったかな・・・
無理といえば・・・
デルコとナタリアがデキたというのは・・・どうも無理やりな気が。ナタリアさんデルコに比べてけっこう年上だと思うんだけど。(中の人同士の実年齢は、ナタリアさんが9つ上)
そういう「社内恋愛」は期待してなかったというか、アリなんですね。実際にレギュラー陣とサブレギュラー同士でそこまでいっちゃった例が今までなかったので、ちょっと衝撃。ベガスでもミアとウォリックはそれと見せかけて寸止めだったし。
それにしても、「私のじゃない」の後の笑いが、乾くでもなくひきつるでもなく、微妙に腹の探りあい風ではあったけど「ワルイ人ね」で済ませるって、オットナ~。
デルコがCSIの男性陣の中で一番乱れきっとるな。この間のバッヂ盗難の騒動で懲りてなかったんかい!
一番異例だなと思ったのは、殺害犯に対してホレイショがいたわりを見せたというところ。
どんなに同情できる事情があるにせよ、ホレイショは決して殺人を犯した人間に対して心を寄り添わせたりはしなかったと思うのだが、今回は違った。
「どうなろうと君の支えになる。いいね」
そもそもが、自分がちゃんと犯人を捕まえていれば、彼女は殺人を犯さずに済んだという責任感からだろうか。少年が犯人の時ですらそこまで優しくはしなかったと思うのに。
レイプ事件の冤罪、つまり無罪の男に対して「お前が疑われる真似をしたからだ」と冷たくあしらい、
逆に殺害犯に対しては優しくほだしてみせるというのは・・・・
下着ドロの変態であることが、殺人より罪が重そうに見えるよなぁ。
今回、きっぱり正義の刃で斬っていたのはアレックスだった。
「遅すぎたわ、先生」
ドクター同士多分気持ちとしてはわかるものがあるだろうに、その情の部分をすぱっと切り落として「でも患者は死んだ」と言われたら返す言葉がないわけで。
どんな事情があろうと殺人は殺人だ、と、命を預かるものとしての甘えを許さないアレックスが、とってもオトコマエに感じられた。
【 脇俳優チェック 】
◆6年前のレイプ事件の被害者バレリー・ナフ .... Michelle Nolden
「リ・ジェネシス」の6~7話に、デヴィッドに白血病の遺伝子治療についての治験で調停を依頼したローレン役で登場している。デヴィッドとは大学時代に「暗い過去」があった仲。
NYのジュリアーニ市長の半生を描いた「ルーディー ジュリアーニNY市長9月11日真実の物語」に出演している。
◆バレリーの現在の恋人ダグ .... Michael Shanks
「スターゲイトSG-1」の考古学者ダニエル・ジャクソン博士役でおなじみ。
かつてはSG-1のシャーレ役Vaitiare Banderaと同棲し、一子をもうけるが別離、現在は「4400」の第2シーズンでカイルと親密になる美人大学講師ウェンディ役のLexa Doigと結婚。最近ではSG-1にも出演して夫婦共演している。
◆錠前屋 .... F.J. Rio
バレリーの家の錠前を変更したことでちょっとだけ疑いをかけられた。
「グレイズ・アナトミー」第1シーズン4話「親しさのルール」では、頭に釘の刺さった患者ホルヘ・クルーズ役で登場していた。手術をすることで記憶が失われてしまうということで、メレディスが母親を重ね合わせて感情移入していた。
「ビバリーヒルズ青春白書」第5シーズンに学生協議会のメンバーでブランドンと対立したアレックス・ディアス役。25話「クイズに挑戦」ではクイズ大会の司会者もやっていた。
「スタートレック」シリーズでは地球人エンジニアのエンリケ・ムニズ役。他に「Xファイル」「ボストンパブリック」「NYPDブルー」などのゲスト出演多数。
◆レイプの冤罪が晴れた下着泥ブライアン・レキシントン .... Nick Moran
英国出身で映画の出演が多い。「サッカー・ドッグ ヨーロッパ選手権」では主役でシングルファーザーのブライアンの役。
「グレイズ・アナトミー」のアレックスことJustin Chambersがダルタニアン役の「ヤング・ブラッド」では、三銃士のアラミス役を演じている。
◆医療ミスを起こした医師ケスラー .... Jon Hamm
「プロビデンス」では第2~3シーズンに、バーテンで消防士のバート役でサブレギュラー。
「5人の女刑事たち ザ・ディヴィジョン」ではネイト・ルッソ役で第2~3シーズンに出演しているが、彼が出ているあたりは日本では放送されていない。
◆レキシントンの弁護士ハメット .... Peter Jacobson
「ブル~ウォール街への挑戦~」でも弁護士のジョシュ・キャプラン役で登場していた。
当時は疑わしい証拠が揃っていたために立件したが、容疑を晴らすだけの技術がなかったために冤罪となってしまった。しかしまるで自分の手柄のように記者会見でアピールするナタリアに、カリーは不快感を示す。そしてレキシントンはホレイショをはじめ関係者を訴えるといきまいていたが、逆に被害者のバレリーは真犯人がまだ捕まっていないことに不安を訴えた。
ホレイショは苦々しく思いながらも、当時の証拠を洗いなおしたところ、犯人がいまだにバレリーの部屋の鍵を盗んで持ったままだということが判明する・・・
一方、アレックスの元に自損事故で死亡したケリー・ガーバーの遺体が運ばれてくる。検分したところ、虫垂炎の手術跡から体内に置き去られたままのガーゼが発見され、それが原因で感染症が起こったことが死因だとわかる。
担当医に会ったデルコは、彼の飲んでいたものの成分に着目する・・・。
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結局年を越してこんな時期に。
4thに入って、ひとつひとつのエピソードが引っかかってこないというか、さらっと流れていってしまってるような気がする。クロスオーバーはあったけど、マイアミのほうは今ひとつ不発だったし。
ベガス同様「ベストエピ」の企画があった場合、このシーズンどんなエピがあったかぱっと思い浮かんでこないような感じがどうしてもしてるんだなぁ。
強烈な犯人もいないし、強烈な事件もない。ホレイショのガツンとくる名台詞があるわけでもない。今が助走の段階というか、シーズン終盤へ向けての「溜め」の時期ならガマンするけど・・・
この回、ちょっと異例な感じがいくつかあった。
オープニングのシメが、被害者の台詞だった。いつもならホレイショのキメキメなひとことなのに。だからタイミングがつかめなくて、ズルっとずっこけてしまうような感じでちょっとびっくりした。
それと、アレックスが異変を発見して、デルコに事件を依頼するという形。前にもそんなのあったかな?
それにしても、不動産屋のコルソンが殺されてから犯人がわかるまでの流れが、荒っぽいつーか、実に粗い。証拠もへったくれもないもんなぁ。
「CSI」なのだから、凶器が発見されるに至る過程とか、傷や血痕やその他、どうしても動かせない物証が発見されて、犯人に結びつくという展開じゃないんかいと。
いくらちからワザのマイアミといっても、ちょっと無理がなかったかな・・・
無理といえば・・・
デルコとナタリアがデキたというのは・・・どうも無理やりな気が。ナタリアさんデルコに比べてけっこう年上だと思うんだけど。(中の人同士の実年齢は、ナタリアさんが9つ上)
そういう「社内恋愛」は期待してなかったというか、アリなんですね。実際にレギュラー陣とサブレギュラー同士でそこまでいっちゃった例が今までなかったので、ちょっと衝撃。ベガスでもミアとウォリックはそれと見せかけて寸止めだったし。
それにしても、「私のじゃない」の後の笑いが、乾くでもなくひきつるでもなく、微妙に腹の探りあい風ではあったけど「ワルイ人ね」で済ませるって、オットナ~。
デルコがCSIの男性陣の中で一番乱れきっとるな。この間のバッヂ盗難の騒動で懲りてなかったんかい!
一番異例だなと思ったのは、殺害犯に対してホレイショがいたわりを見せたというところ。
どんなに同情できる事情があるにせよ、ホレイショは決して殺人を犯した人間に対して心を寄り添わせたりはしなかったと思うのだが、今回は違った。
「どうなろうと君の支えになる。いいね」
そもそもが、自分がちゃんと犯人を捕まえていれば、彼女は殺人を犯さずに済んだという責任感からだろうか。少年が犯人の時ですらそこまで優しくはしなかったと思うのに。
レイプ事件の冤罪、つまり無罪の男に対して「お前が疑われる真似をしたからだ」と冷たくあしらい、
逆に殺害犯に対しては優しくほだしてみせるというのは・・・・
下着ドロの変態であることが、殺人より罪が重そうに見えるよなぁ。
今回、きっぱり正義の刃で斬っていたのはアレックスだった。
「遅すぎたわ、先生」
ドクター同士多分気持ちとしてはわかるものがあるだろうに、その情の部分をすぱっと切り落として「でも患者は死んだ」と言われたら返す言葉がないわけで。
どんな事情があろうと殺人は殺人だ、と、命を預かるものとしての甘えを許さないアレックスが、とってもオトコマエに感じられた。
【 脇俳優チェック 】
◆6年前のレイプ事件の被害者バレリー・ナフ .... Michelle Nolden
「リ・ジェネシス」の6~7話に、デヴィッドに白血病の遺伝子治療についての治験で調停を依頼したローレン役で登場している。デヴィッドとは大学時代に「暗い過去」があった仲。
NYのジュリアーニ市長の半生を描いた「ルーディー ジュリアーニNY市長9月11日真実の物語」に出演している。
◆バレリーの現在の恋人ダグ .... Michael Shanks
「スターゲイトSG-1」の考古学者ダニエル・ジャクソン博士役でおなじみ。
かつてはSG-1のシャーレ役Vaitiare Banderaと同棲し、一子をもうけるが別離、現在は「4400」の第2シーズンでカイルと親密になる美人大学講師ウェンディ役のLexa Doigと結婚。最近ではSG-1にも出演して夫婦共演している。
◆錠前屋 .... F.J. Rio
バレリーの家の錠前を変更したことでちょっとだけ疑いをかけられた。
「グレイズ・アナトミー」第1シーズン4話「親しさのルール」では、頭に釘の刺さった患者ホルヘ・クルーズ役で登場していた。手術をすることで記憶が失われてしまうということで、メレディスが母親を重ね合わせて感情移入していた。
「ビバリーヒルズ青春白書」第5シーズンに学生協議会のメンバーでブランドンと対立したアレックス・ディアス役。25話「クイズに挑戦」ではクイズ大会の司会者もやっていた。
「スタートレック」シリーズでは地球人エンジニアのエンリケ・ムニズ役。他に「Xファイル」「ボストンパブリック」「NYPDブルー」などのゲスト出演多数。
◆レイプの冤罪が晴れた下着泥ブライアン・レキシントン .... Nick Moran
英国出身で映画の出演が多い。「サッカー・ドッグ ヨーロッパ選手権」では主役でシングルファーザーのブライアンの役。
「グレイズ・アナトミー」のアレックスことJustin Chambersがダルタニアン役の「ヤング・ブラッド」では、三銃士のアラミス役を演じている。
◆医療ミスを起こした医師ケスラー .... Jon Hamm
「プロビデンス」では第2~3シーズンに、バーテンで消防士のバート役でサブレギュラー。
「5人の女刑事たち ザ・ディヴィジョン」ではネイト・ルッソ役で第2~3シーズンに出演しているが、彼が出ているあたりは日本では放送されていない。
◆レキシントンの弁護士ハメット .... Peter Jacobson
「ブル~ウォール街への挑戦~」でも弁護士のジョシュ・キャプラン役で登場していた。
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