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くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

FBI~失踪者を追え!2 第22話「コーチの辞表」

2006年09月01日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : ジミー・クーパー 】
FBI着手:失踪39時間後

大学の名門フットボールチームのコーチ、ジミー・クーパーが失踪したという女性からの通報があり、ジャックたちが捜査を始める。ジミーはチームの不振を理由に解任を言い渡された直後で、部屋には書きかけの辞表が残されていた。
通報の声と同じ女性がジミーの家の電話に安否を心配する留守録を残しており、その人物が何かを知っているのではないかと見られた。
チームは今季になって急に勝率を落としていたが、ジミーは生徒たちに急に勉強しろと言うようになり、規律を乱した選手に出場停止処分を課して、戦力が整わなかったからだった。そのせいでジミーはスポンサーなどに多く恨みを買うことになっていた。大学のフットボールは背景に多額の金銭が動いていたのだ。
出場停止になった選手のひとり、ライオネル・フォーティはチームの花形だったが、テストをすっぽかしたことがバレ、彼の部屋でのパーティで薬物中毒の生徒が出たなど問題行動をジミーに糾されていた。
しかしライオネルはジミーが銃で脅されているのを目撃したという・・・

ジャックは、妻のマリアから「シカゴ事務所の共同経営者に昇進することになった」と言われる。
家族がバラバラにならないように、自分がNYの仕事を諦めてシカゴに移ることも検討するが、色んな思いが交錯してジャックの心は迷い、揺れる。

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このところ、失踪者が無事に帰還していないような気がする。

ジミーがクリスに「パトリックには父親が必要だ」と託したことからみても、ジミーにとっては迷いはあったものの、自分からパトリックに名乗ったりはするつもりはなく、あくまでも行動で「父親らしく恥じない生き方を」見せていくつもりだったんだろう。
「なぜ急に正義感に目覚めた?」と聞かれても、事の起こりが「父性への目覚め」だったのだから、愛人のリリーには話せても、選手たちにはそれは説明できない。
だから、ひとりとして選手たちにまともに気持ちが伝わっていないのが非常に悲しい。それが結局彼の命を絶つ結果になってしまったわけだし。せめてパトリックには伝わっていて欲しかったが、「オレのことが気に入らなかったんでしょ」みたいな感じで・・・出生の秘密を聞いたパトリックが、ジミーの思いをきちんと知って理解してくれたことを祈りたい。
パトリックはとてもいい子で、ジミーはそれをどれだけ誇りに思っていたか。パトリックが疑問をぶつけた時のジミーの押し殺しつつも溢れんばかりの喜びが、後から思うとなんともいえず悲しかった。

パトリックだけじゃなく、エヴァンにもライオネルにもジミーの思いが伝わって欲しかった。
プロとしての選手生命は2年余。大学を出て25歳くらいでもう残りは「余生」。ジミーのようにコーチとしてやっていけるのはほんの一握りだろう。
大学はそれでも、在学中勝ってくれて、プロに進んでくれればあとは生徒がどうなろうと知ったことではない。プロチームも同じで、今使える人間を使い捨てているだけだ。個人将来を見据えた教育など、今の勝ち負けには邪魔なだけになっている。

ドラマの中で年間5000万ドルが学校に転がり込むと言っていたが、それは大学のフットボールはプロ並みにテレビ中継されていて、テレビの放映権も大学の「あがり」になっているのだ。その他にOBたちが広告だの色んな形でビジネスに利用するために、チームを強くしようと色んな形で寄付をする。そうすると大学も金に飽かせて生徒を全国からスカウトして、奨学金などで釣ってくるのだ。
日本も高校野球で越境入学があったり、ドラフトの裏金が色々囁かれることはあるが、それをはるかに越えた金満体質と腐敗が横行しているのだ。
マーティンがさらっと「賭けていた」という話しをしていたが、この間「CSI:5」の16話「潰された誇り」でも出てきたように、アマチュアスポーツもしっかり賭けの対象だ。それでギャラガスのような連中も選手の周りにまとわりつく。
選手は選手で短い競技人生でがっぽり稼ぐために、いきおい強化薬物に走るようになったりする。慢性的な腐敗が芯まで染みとおっているので、ジミーのような立場の人間ひとりが浄化に奔走したところで、今更全体の体質が変わりようがないというのが現実だったりする。
ジミーに語らせたメッセージが、腐敗を支えるすべてのひとに届くことはあるのだろうか。

・・・・あぁ、お笑い路線であんましツッコむところがない。
ダニーの髪型が寝起きみたいだとか、マーティンが取調べで過激に責めててサマンサが目が点になってたとか、そのくらい?「了解っす」もなかったし。
要するにここ数話、ダニーがあんまりはじけてないんだと思う。ダニー頑張れ、もっと頑張れ!

ジャックとマリアのシカゴ行き問題は、これがリアルタイムに第2シーズンを見ていて、残り2話(そうなんだよなぁ)という段階で出てきたら、「えぇぇぇっ!!どうなるの???」とか激しく動揺するかもしれないが・・・
タイムラグがある日本で見ている我々は「まぁ、4thまで続いてるしね」とか思っちゃうわけで。多分ジャックが「行けないよ」って言い出すような事情が発生して、家族が別れ別れになってしまうんだろうなと想像できる。
それが「仕事は捨てられない」っていう事情だったら、「ほんとに仕事だけ?あの女の子のことじゃないの?」・・・なんてソープオペラは勘弁ね、と今から言っておこう。
しかしシカゴかぁ。シカゴは雪と湖と病院しかないぞジャック。(偏った情報による偏見)
この展開、ERのグリーン先生を思い出す。あぁそうすると、ゆくゆくはあのかわいいマローン姉妹が「パパ、ウザイ!」とかってレイチェルみたいにグレてしまうのだろうか。
・・・それもやだな。

ともあれ、今シーズンはあと2話。今シーズンはどんなラストが用意されているんだろうか。


【 脇俳優チェック 】

◆パーティで薬物中毒で倒れた女子学生モリー .... Bre Blair
「名探偵Mr.モンク3」11話「ここはどこ 私はだれ?」で、記憶をなくしたモンクに親切にして食事代不足分をたて替えてくれた、ダイナーのウェイトレスデビー役で登場していた。モンクがお金を返しにダイナーを訪れるとデビーは謎の失踪を遂げていて、モンクが独自に捜査を進め彼女が殺害されたことが明らかになる。
「コールドケース3」17話、「CSI:6」7~8話に登場予定

◆フットボールのコーチ、ジム・クーパー .... Tim DeKay
オフィシャルサイトあり。日本では未放映のようだけど見世物小屋の一団を描いた異色ドラマ「Carnivale」で団長のジョーンズを演じてレギュラー。残念ながら子のドラマ第2シーズンでキャンセルになってしまったが、スカパーのどこかが買ったりしないかな。
ついこの間放送になった「CSI:5」18話「生かされて」では、焼身自殺を図ったのに命を取りとめてしまったタラ・マシューズの夫、ニール役を演じていた。タラが自分の親友と関係してまで子供を作ろうとしたことにニールは激昂して、親友夫妻を殺害してしまうのだった。
「フレンズ8」23話「ママにプロポーズを Part1」では、レイチェルの病室が相部屋になっていたために一緒になってしまった最初の夫婦の夫マーク役。彼らは3人目の子供で慣れきっていたので、一人になりたいレイチェルをよそに記念撮影しまくっていた。彼らが入ってきたとき、ロスは例の「足を広げる機械」を試していて恥をかいた。
「アリーmyラブ5」11話「衝撃の事実」には、妻の頭がサッカーボールに見えて蹴り飛ばして死なせてしまった男、ケンドール役で登場していた。
他に「サンフランシスコの空の下」で医師役、「エバーウッド」など。

◆ジムと不倫していたギャレット局長の妻リリー .... Christine Dunford
「アリーmyラブ」第1シーズン18話「大人のルール」で、「自分が出世できないのは、上司が自分と寝ないから」という前代未聞の理由でセクハラ訴訟を起こしたエヴァ・カーレイ役で登場していた。ジョージアもビリーも嫌がったのでリチャードが担当し、独自のジェンダー理論を展開して法廷を混乱させてしまう。

◆ジムをクビにしたギャレット局長 .... John Getz
「CSI:科学捜査班」第1シーズン10話「死者の悲鳴」で、自宅の絵画を盗まれたリチャード・ジーグラー役。盗まれた絵画は発見されたが贋作で、実は息子にすりかえられていたのだった。「CSI:マイアミ」第1シーズン15話「最期の一週間」では、ホレイショが心を通わせることになる、被爆した女性弁護士ベルが環境問題での悪事を暴こうと訴えたライシャー製薬の社長役を演じていた。
映画の出演作も多く、「ザ・フライ」でハエ人間になるブランドルの上司で、ブランドルの子を宿すことになるヴェロニカが前に付き合っていたボーランズ役。暴走したブランドルを殺そうとして手足を失う。同じ役で「ザ・フライ2 二世誕生」にも出演。「カーリー・スー」では、女性弁護士グレイがカーリーたちを引き取るはめになるが、それを快く思わないグレイの恋人のウォーカー役。「メン・アット・ワーク」でも廃棄物を垂れ流す化学企業の社長ポッターダム役など、微妙な悪役を演じていることが多い。
「ザ・ホワイトハウス7」では上院議員役で2エピ出演、「コールドケース3」17話(モリーの子と一緒のエピですね)に登場予定。

◆後援者ギャラガス .... James Martin Kelly
「コールドケース」第1シーズン17話「脅迫電話」で、バスケのスター選手ハーマン・レスターが、わが子ビリーに託した夢をつぶしたと勘違いし、殺害してしまったビリーの父ハーケンパスの現在版を演じていた。
「名探偵モンク」13話(TV放映順)「時計台の殺人」で消防長の役で登場。他に「ドーソンズクリーク」「ER」「NYPDブルー」などにゲスト出演。

◆パトリックの母 .... Judith Scott
「CSI:科学捜査班」の第1シーズン2話~11話に6エピほど、検死官ウィリアムズ医師として登場している。ロビンス先生が6話からの登場なので、彼女がメインドクターになる可能性もあったのだろうが、いつの間にかフェイドアウトしてしまった。毅然としたキャラは見ていて背筋が伸びたし、もっと出ていて欲しかったのだが。その先出ていたらマイアミのアレックスとキャラかぶりになったかな。
ゲス・フー/招かれざる恋人」では、黒人家族が娘の恋人にアシュトン・カッチャー(「ザッツ'70sショー」のケルソー。デミ・ムーアの年の差夫)を迎えることになった、その一家の母親役を演じている。他に「フライトプラン」など。
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FBI~失踪者を追え!2 第21話「ふたつの家族」

2006年08月24日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : マーク・ウィルソン 】
FBI着手:失踪16時間後

11年前のコンビニ強盗殺人で死刑判決が出ているリッキー・ウィルソンの死刑執行が数日後に迫り、弁護側は執行停止の控訴を申請していたが棄却された。
棄却が決まった後、11年間息子の無実を信じ続けた父マークが姿を消した。マークたちにはたくさんの脅迫状が寄せられており、夫妻にとっては様々なことと戦ってきた11年間だったのだ。ジャックたちはマークが死刑執行を停止できる新証拠を探していると見て、事件の洗い直しを始める。
この事件はコンビニに押し入った強盗が、銃で店主と、客のハイアット夫妻を殺害したものだった。ハイアット夫妻の娘ジェシーだけが一人生き残り、現場の目撃証言はすべてリッキーに不利なものばかりだった。
ジェシーはおじのビル夫妻にひきとられて成長していた。こちらの一家にとっても死刑が引き伸ばされ続けた11年は、気持ちにケリがつかないままの闘いの日々だった。

事件の目撃者をたどったところ、目撃証人のケン・ハモンドという男性が2日前に暴行を受けて入院していることがわかった。ケンの住所はマークの足取りと重なり、ケンを殴ったのはマークであることがわかる。
マークは何かをつかんでいたようだが、一向に足取りがつかめない。そしてリッキーの死刑執行が次第に近づいていた・・・

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ありゃー、「BONES」に引き続き、デッドマンウォーキングな死刑執行停止ネタ。
どうせなら半年くらい引き離して見たかったかなぁ。

今まで何本か死刑執行停止ネタのドラマを見た。だからありがちなネタになりつつあるのだが、それぞれ切り口が異なっているから面白い。
「CSI:3」6話「死刑執行停止」では、今まさに死刑が執行されている最中に緊急停止の命令が下って、死刑囚は蘇生させられたのだった。結局有罪が証明されて再度「やりなおし」されたのだが。
「CSI:マイアミ3」23話「殺人鬼養成講座」では、再捜査によって共犯者が見つかった。これは停止させるためのタイムリミットではなく、時間通りに執行させるための闘いだった。結局執行されることにはなったものの、しかし死刑囚ケン・クレーマーは死刑から「逃げた」。
先週の「BONES」は、死刑執行のタイムリミットまでに真相を追究していたら、死刑囚は真犯人だとわかったものの、他の殺人を掘り起こしてしまったために死刑を停止せざるを得なくなった。それも死刑囚の思惑どおりにはめられたという皮肉。
他にもたくさんあるのだろう。まるで各ドラマが「死刑執行停止」「再捜査」「真犯人発見」の三大噺で大切りやってるかのようだ。同じテーマで競作しているようになるので、それぞれのドラマの「色」が強く出てくるように見える。

WATの場合は、死刑執行を止めたいわけでも、事件の真相が知りたくて捜査してるわけでもなく、それはあくまでも副産物、というのが前提。主眼は「失踪人探し」だ。しかしどうしてもマークを追うことは事件の真相をたどることになっていく。
そして真相を明らかにしようとして浮き彫りになるのは、死刑執行に至る11年の間に被害者加害者の「ふたつの家族」が抱えてきた苦悩と死刑に対する思いだ。
わが子を信じて奔走するマーク、死刑が行われることでピリオドを打ちたいビル・・・11年はあまりに長い。

それぞれのドラマで必ず出てくるのは、死刑執行を停止させようとする弁護士たちだ。
彼らは「真相はどうあれ、死刑が行われれば気持ちにケリがつく」と考えるビルと、ベクトルは対極にあるのだが、実は「真相はどうあれ、死刑が行われなければそれでいい」という意味で似たようなポジションだったりする。
時にそれは、法の名の下に法をもてあそんでいるように見えなくもない。
この間「BONES」ではテンペランスが「私は死刑には賛成」と宣言していたが、今回はサマンサによって捜査官という立場で死刑を語らせていた。
自分たちが力を尽くした事件に正しく法の裁きが執行されなければ、そりゃぁ~捜査官としてはやってらんないわな。

しかし・・・・なんという終わり方。WATらしいといえばらしいんだけど。
この終わり方によって、このエピがこのシーズン通して一番印象的なエピになりそうだ。ずるい。
そんな「結末は皆さんそれぞれの心の中に」方式なんて!うまい、しかしほんとずるい!

今週から短髪ジャック・・・でもすぐ伸びるよね。特に襟足。
サマンサとマーティンはちょっといい感じだし、ダニーは寝癖っぽいし、先週お休みをいただきましてすっかり通常営業でございます、って感じだ。
何より、「了解っす!」が聞けると「あぁいつもどおり」と安心できるもんね。
ダニー・・・来週も寝癖と了解っすをヨロシク!


【 脇俳優チェック 】

◆コンビニ現場第一発見者パトロール警官パーソンズ .... Bill Birch
「グレイズ・アナトミー」第1シーズン7話「オフィスラブの定義」で、彼女を引き止めたいがために車の鍵を飲み込んで、イジーの前で修羅場った男J.P.役で登場していた。
「CSI:マイアミ2」9話「破滅への誘い」(トリップ刑事が妻から浮気を疑われた回)では、番組冒頭女性が海の中でブイに寄りかかっているのを発見した男性役。その直後女性(すでにその時点で死亡していた)は鮫に襲われたのだった。「ビバリーヒルズ青春白書」第7シーズン1話「すれちがいの再会」では、ブランドンが旅行中車の修理をしてもらったフレッド役。しかし都会モンをねたんだフレッドはなかなか車の修理をしてくれないのだった。
「ザ・ホワイトハウス6」4話に登場予定。

◆リッキーの弁護士ディームス .... David Burke
「サンフランシスコの空の下」第1シーズンにカースティンのアドバイザーのビル役で登場。カースティンに気があって接近する。
他にも「HOUSE」の20話など、テレビドラマのゲストが多数。

◆コンビニ強盗の被害にあったジェシーの母ウィリア .... Erin Carufel
「CSI:マイアミ2」10話「殺しのキッス」で、恋人との倦怠期に刺激を与えるため、「誘拐サービス」を利用してわざと自分をさらわせたが手違いで殺されてしまった金持ちのお嬢様ニッキー・ウィルコックス役を演じていた。

◆ジェシー現在版 .... Sarah Freeman
5歳の頃から子役として活躍しており、「ER」「ザ・プラクティス」「堕ちた弁護士 ニック・フォーリン」などに出演している。
日本では未放送の「Legacy」というドラマにもローガン家の末娘レクシー役で登場しているという情報をがろとさんのHPのページから発見。

◆死刑囚リッキー .... Michael A. Goorjian
「CSI:2」7話「愛しすぎた男」で、政府歴史図書館の司書の女性が死亡した事件の目撃者で、被害者に思いを寄せいていた自閉症のアーロン・プラット役で登場していた。主任は彼の記憶力を信じて事件を解決するのだった。
「サンフランシスコの空の下」では長女ジュリアの恋人ジャスティン役でレギュラー。

◆ジェシーのおじビル ....  Michael McGrady
「コールドケース」第1シーズン12話「接着剤」では、殺害された少年ティム・バーンズの父の現在版を演じていた。

◆州の代理人コステロ .... Kate McNeil
ジャックに「厚化粧」と言われてしまったシャネルスーツのおばさん。
「CSI:2」2話「偶然の失踪」で、失踪した女子大生ペイジ・ライコフが不倫をしていた哲学の教授ウッドベリーの妻役で登場していた。
「アリーmyラブ2」19話「女の敵は女?」では、産休から復帰したら出世コースからはずされて事務所を訴えた弁護士ハーパー役を演じていた。
「コールドケース2」11話、「BONES」第1シーズン8話と、今後すぐの放送に登場予定。
私生活では1回結婚して離婚しているが、相手はゾンビ映画大好き監督「ナイト・オブザ・リビングデッド」などで有名なGeorge A. Romero。Romero監督の3回の結婚のうち最初の結婚である。

◆リッキーの父マーク ....  J.K. Simmons
「Oz」の冷酷な囚人シリンガー役でおなじみ。「Law&Order」の第8シーズン、SVUの第1シーズンからエミール・スコダ医師として登場。
「NIP/TUCK2」10話「キンバー・ヘンリー」では、乳がんの妻の気持ちを共有するために乳房を整形手術でつけさせようとするアイク役。
映画「スパイダーマン」のシリーズを通して、トビー・マグワイヤ演じるピーター・パーカーの職場デイリー・ビューグル紙の上司ジェイムソン役を演じている。

◆コンビニ強盗の真犯人ケン・ハモンド .... John Thaddeus
「アリーmyラブ」第1シーズン14話「ボディ・ランゲージ」で、テロ行為で終身刑になってるのに結婚したいというのでアリーが弁護することになった、獄中花婿マイケル・ヤング役。
「CSI:マイアミ2」17話「消えた320万ドル」で襲われた現金輸送車の警備員で、相棒は殺されたのに軽症で生き残った、不肖の妹を持つかわいそうなお兄ちゃんポール・ドンラン役を演じていた。
「FBI~失踪者を追え2」21話に登場予定。「24 Ⅳ」18話~20話ではマルワンの行方を知っているとみなされジャックに拷問(その時の大統領に無許可なため、後から問題に)されるジョー・プラド役で登場。
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FBI~失踪者を追え!2 第20話「人生の最後に」

2006年08月17日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : ボニー・トーランド 】
捜索開始:失踪3時間後

マーティンのおばボニーは友人の家に行くと言って家を出たが、友人宅には行っていないとわかって、娘のジェイミーが心配して休日のマーティンに連絡した。そこでマーティンはサマンサの協力をあおいで、二人で捜索を行うことに。
ボニーはガンを患っていたが、化学療法の経過は良好だった。ただ病み上がりのため家族は心配したのだった。夫のロジャーや娘たちには思い当たることなどなく、浮気などありえないと言うが、失踪前に男性と言い争う姿が目撃されていた。また、趣味のガーデニングの温室を調べたところ、密かに大麻を大量栽培していたことが判明する。
さらに、担当医によると好転していると思われていたガンが転移し、余命は二ヶ月だということを本人は知っていたという。マーティンは、自分が会った日が再発の告知の日だったと知り、ショックを受ける。
マーティンにとっておばは母親同然の存在だったため、自殺などを想定したいつものような客観的な判断が出来ず、苦しみながらの捜索が続く・・・

一方ジャックは、ケア付き高齢者住宅に一人で暮らしている父フランクの元を訪ねていた。フランクはケアスタッフに暴力を振るったり、元からのガンコさに拍車がかかって手に負えなくなっていた。
しかし担当医からフランクはアルツハイマーであると聞かされ、ジャックは激しくショックを受ける・・・

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チームマローンの休日。
ダニーファンにとってはがっくりの、マーティンファンにはスペシャルのストーリーというか、みんな揃ってのお休みってあるんだね、みたいな。

ボニーとフランクと、ボニーに依頼した患者たちと・・・それぞれ人生の最期を迎えようとしている人とその家族。
今回のエピを見る前に、別のドラマで「尊厳をもって死にたい」という患者に対して、医者が「どんな死だろうと尊厳などない」と、正論にして極論でぶった切ってるのを見てしまったのが自分の中で尾を引いていて・・・
エリカの安楽死にいったんストップをかけた夫が、でもやっぱり、と思い直し再度依頼するところのボニーの苦悩が痛々しい。自分の死に向き合うのだけで精一杯だろうに、人を慰め手助けしようとする。なんて懐の深い人なんだろうと思った。

FBIのいつものデスクにいる風景が何か違和感あるなぁと思ったら、普段着だからか。いつもはスーツ姿だものね。
クールビズ(違)。それにいつもは出てこないベランダ風景も見られて、お休みスペシャルは本当に一味違う。
マーティンの心のファミリーであるトーランド家の風景があたたかくて、エバちゃんにちゅ~のマーティおいたん、といった趣が非常にサービスカットだった。中の人もこんな感じでいいパパなんだろうな、と。
しかしマーティンはなぜダニーではなくサマンサを呼んだのだろうか。(ダニーに予定があったという可能性はとりあえず無視して)どうも月曜日の「ER」で「一族の女どもにご披露」されたアビーを見た後だと、何かライトに品定めされてそうに見える。
「サマンサさんっていい感じよねー、子供好きっぽいしー」とか後で言われてそうで、超微妙。

冗談はさておき、この後確実に訪れるボニーの死は、このところ続いているマーティンの不幸の連鎖のひとつに連なっているように思う。マーティンにとってはほとんど実の母親に近い存在を失い、最後の精神的なよりどころがなくなってしまったわけだから。
FBIの仕事を応援してくれたのはボニーだけ、という事実が泣ける。父に認められたくても認められず、しかしそれでもボニーが応援してくれたからこそここまで頑張ってこれた、ということなのだろうに。まだサマンサという涙を受け止めてくれる存在があったことだけがかろうじて救いだろうか。
マーティンの心がこれからどこにさまよって行くのか、かなり心配。

そのマーティンの異変に気づいてあげなければいけないジャックが、また私生活の悩みを背負い込んでしまった。ケアつき高齢者住宅ではアルツハイマーはケア可能な限界を超えるので、専用病院に移すか自宅に引き取るしかない、という状況なのだろうか。「一人じゃ無理だよ」と言っていたが、アメリカだと自宅介護というのはあまりなさそうというか、共働きのマローン家では看るのはほぼ無理だろう。
ジャックもマーティンもそうなんだろうけど、どんなにひどい父親だと思っていても、それが父親である故に100%憎い訳ではないのだと思う。なのに「お前の生きがいは私を憎むことだけなんだ」と言われてしまったジャック。もしジャックがマーティンくらいの年だったら、思わず「あんたのそういうとこが嫌いなんだよ!」と言い返してしまいそうだ。
そんな風に父親が思ってしまう父子関係・・・母親の自殺といい、さぞかし愛憎の積み重ねの歳月だったのだろう。

それでもジャックは母の死と向き合って乗り越えたから、今度は父の最期を受け止めるために「するべきこと」がわかっていた。・・・というか、いい場面なのに、何で笑っちゃうんだろうね、ラストシーン。
この設定のために襟足伸ばしてたんですか?
いやー短髪ジャックったら、オットコ前。


【 脇俳優チェック 】

◆J&Lガーデンの店長 ....  Bob Bancroft
「シカゴホープ」で脳外科医のドクターカカチ役で第4シーズンから登場、バツ4の暴走男だが憎めないキャラだったのだが、第6シーズンで謎の自殺を遂げて退場してしまう。

◆ボニーの担当ドクターコマツ .... Art Chudabala
「ザ・ホワイトハウス4」第1話「アメリカの挑戦(前編)」で、若くして民主党から選出された中国系アメリカ人の下院議員ピーター・リン役で登場、バートレット大統領にホワイトハウスに招かれて一緒に写真を撮り、国家への忠誠心を賞賛されていた。彼の若さがサムの眠れる野心に火をつけることに。
「ダークスカイ」13話「ベトナム戦争下にて」でタイ・マー役で登場。「バビロン5」「ER」「シカゴホープなど多数ゲスト出演している他に、映画は製作や演出にも。
「CSI:6」の2話に登場予定。

◆安楽死を止めたエリカの夫マイケル .... David Denman
「CSI:マイアミ」第1シーズン4話「汚れた血 欲望の海」に、地元名士のボンボンのタイラー・ハミルトン役で登場。高級時計を餌にして友達の彼女にキスさせたり超イヤなやつキャラだった。
「エンジェル」では第3~4シーズンにスキップ役で登場。「BONES」第1シーズン16話に登場予定。

◆夫を安楽死させたローズ・アトウッド .... Anne Francis
オフィシャルサイトあり。1940年代から映画やテレビで活躍し、「暴力教室」では主人公の妻役、「禁断の惑星」でもヒロイン役など、美人女優として人気を博した。
80年代では「ダラス」第3シーズンにミッチとアフトンの母アーリス役でレギュラー出演など、現在に至るまで数多い作品に出演している。

◆ボニーの下の娘アリソン ....  Megan Henning
「ER」第11シーズン12話「新薬」で、自転車の事故でERに運び込まれた患者ケイティー役で登場していた。彼女は長く腎臓を患っており、父親から腎臓を移植され高価な新薬を投与していたがあまり病状が改善していなかった。それで父親が娘のために自殺を図ってしまう。

◆ジャックの父フランク .... Martin Landau
往年の「スパイ大作戦」で変装の名人ローラン・ハンド役で一世を風靡した。(DVDが12月に発売予定!なんでこういい情報がタイミングよく入ってくるかなぁ)
スパイ大作戦 シーズン1スパイ大作戦 シーズン1
「刑事コロンボ/二つの顔」では双子の容疑者という、コロンボシリーズでは特異な設定で見るものを惑わせた。「スペース1999」の司令官役など、懐かしいドラマたちの顔である。
映画では「タッカー」、「エド・ウッド」(アカデミー助演男優賞)、「マジェスティック」など出演作多数。

◆ジャック父の担当医 .... Rebecca Lowman
アルツハイマーの診断をジャックに告げた女医。第4シーズンの10話に再び登場予定。「コールドケース3」5話に登場予定。

◆マーティンのおばボニー .... Valerie Mahaffey
「たどりつけばアラスカ」ではアダム(Adam Arkin)の奥さんイブ役。「ER」第5シーズンでは、ロス先生退場の最後の引き金をひく存在となったジョイ・アボット役。ジョイの息子リッキーが難病で苦しむのを、キャロルとダグは病院の枠を超えて親身に面倒見るが、ある意味キャロルの熱意に応えようとしたロスが次第にイブの気持ちに引きずられて違法行為に踏み込んでしまい、雪崩的に病院での立場がなくなっていったのだった。
「ザ・ホワイトハウス3」7話(NHK放送では6話)「消えた潜水艦」で、歳出委員会のタウニー役で登場。国家芸術基金の予算1億500万ドルが国立公園の警備強化に回され、基金が潰されそうになっていることを知ったトビーがタウニーに掛け合うが、タウニーは「見込みのない芸術家に予算を割くのはバカらしい」と、予算をつぎ込んでいた担当者の更迭を要求するのだった。
「アリーmyラブ3」17話「悲しみを乗り越えて」で、アリーが担当した夫殺しのノーラ事件で、彼女がかかっていたセラピスト役。裁判でノーラについて心神喪失を証言する。
夫は俳優のJoseph Kell(「CSI:マイアミ」でアレックスの同僚の検死官グレン役。妻子を養うため依存症を隠して粗雑な仕事ぶりをしていたが、証拠品の酒に手をつけて追い込まれ悲劇的最後に)。

◆ボニーが安楽死させたウォレス・アトウッド .... Howard Mann
「ザ・ホワイトハウス4」7話「さいは投げられた」で、ドナは間違って無効票を投じてしまったので代わりにバートレットに投票してくれと投票所の前で頼んでいたが、ドナが持っていた投票証明のコピーを信用せずに断っていたおじいさん役で登場していた。
「CSI:マイアミ」13話「死の料理人」では、老人ホームで死亡した被害者の老女と付き合っていたおじいさんマーティン・ゲインズ役を演じていた。

◆ボニーの夫 .... Robert Pine
「白バイ野郎ジョン&パンチ」で、ジョンとパンチの直属のキビシ~イ上司で犬嫌いのジョセフ・ギトレア警部(2ndからは部長)役でレギュラー。シリーズの中で分署長になり、やがて98年の「帰ってきた白バイ野郎ジョン&パンチ」ではハイウェイパトロール長官に出世した。
息子は俳優Chris Pine(「プリティ・プリンセス2」のニコラス・デヴロー卿、「CSI:マイアミ2」10話「殺しのキッス」で恋人の誘拐ごっこを依頼するトーマス役など)

◆ボニーの上の娘 .... Kasey Wilson
「CSI:マイアミ3」7話「津波大パニック 無法地帯」に、ホームセンターの駐車場で、津波の備えでごった返す人々の中、事件を目撃したために巻き添えで殺された女子大生レジーナ・ディーコン役で登場していた。
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FBI~失踪者を追え!2 第19話「双子の兄弟」

2006年08月10日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : ジュリー・コクラン 】
FBI着手:失踪43時間後

海洋生物学者のジュリーは、半年の調査のためにお別れパーティを催していたが、出発の日に姿を消した。ダイバー用具は部屋に置いてあり、ドアマンは彼女が出て行くのを見ていなかった。彼女は予定の電車には乗らず、ホームにスーツケースだけが置き去りにされているという、明らかに異常な状況だった。
パーティの最中、ジュリーは恋人のグレッグと、グレッグの双子の兄弟リックのそれぞれと様子がおかしかったという。特にグレッグとは怒鳴りあいのケンカになって「約束したのに」と言っていたのを多くの人が目撃していた。
グレッグはアルコールのトラブルを抱えていて、パーティの時も飲みすぎて記憶がはっきりしておらず、つじつまの合わない供述を繰り返すばかりだった。

パーティ写真と現場写真を見比べてみたところ、ジュリーの部屋にあったはずのランプがなくなっていた。そのランプは血まみれの状態でシーツに包まれて3ブロック先に捨てられていた。また、グレッグの職場(ホームレス救済協会)で最近ホームレスの女性が殺害されるという事件が発生しており、そのホームレスの女性アン・マシスターが身に着けていたネックレスがジュリーのスーツケースから発見された。
どうやらジュリーは殺害されており、グレッグが主犯でリックが遺体の処理に手を貸したのではないかという見方に傾いていた。・・・しかし、リックの旅行先で女性のホームレスが殺害されているということが判明。主犯はグレッグではなくリックではないかという疑いが浮上する・・・

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原題は「Doppelganger」。双子という特殊性もだが、グレッグとリックの関係においては「分身」または「表裏一体」の意味合いが強く出る原題の方が、ニュアンス的により近い感じがする。またドッペルゲンガーを見ると死期が、という言い伝えもあるし。
グレッグは双子というより、ずっとリックの影のように飲まれて生きてきたような感じだろうか。何かグレッグの意志が働いて、同じく生きるように操作されて来たんじゃないかという気がする。偶然の部分も多いだろうけれど。

今回は脇チェックが楽だった。外回りがほとんどなくて、序盤からほとんど取調室で展開していたから登場人物の少ないこと少ないこと。ほとんど動きのない展開なのに、緊張感を張り詰めさせたままもって行ったのがすばらしい。舞台での演劇を見るような感じだった。
一番の見所は、ジャックとリックの「世間話」タイマン場面。
ジャックの硬軟取り混ぜての落としワザに、リックがポーカーフェイスのままだけど自分のペースを崩しかけているのが伝わってくる。その後のマーティンとリックの対決では完全にマーティンがペースを崩されているのと好対照だ。
もうね・・・私はこの鬼畜なジャックが見たかったんですよ。
女性談義のところなんて、いくら自分に話題を振られても、すらすらすらっと答えて引き込んでおいて「あなたは」と即返し。決してサーブ権は渡さない。ぞくぞくしちゃう。あのままリックとジャックがサシで1時間対峙してたらわからなかったかもしれない、と思うほどだ。

しかしあの女性談義で挙げてたポイント・・・・マニアックにもほどがある。
どこまで本音だかしらんが、いきなり「匂い」から入って「背中のカーブ」って。「少女を感じる」に至ってはもう、オヤジに完敗。なんかコワイヨー。
あの「15分」の時を思わせるうっとり潤んだような瞳なのに、目の奥笑ってないの。ジャック・・・・そんなジャックが好きだぁぁぁぁ!(壊れてるし)

マーティンはまた残酷な現場写真に古傷がえぐられて、一人で暴走してしまった。
サマンサやダニーは、ジャックとアイコンタクトだけで阿吽の呼吸の捜査が可能なのに、マーティンだけがどうもチームの中で波長が合わないような状況が続いている。足をひっぱるな!とジャックに怒鳴られてしまったし。
「キャディ」って言われて心が波立つっていうのは、マーティンの中にジャックへの尊敬とは別の上昇志向が眠っているってことなんだろう。眠れる活火山フィッツジェラルドくん、爆発カウントダウン開始、って感じ。
・・・実は目の前で特大ハンバーガーをぱくぱく食べられてイライラが募ったとか。
おなか空いてたんだよね(絶対違)。
今後リックはマーティンにとってのスポルディングになるような気がする。

今回ダニーが地味だったけど、こういう時は次に活躍すると思って期待しよう。
気がつくと残り5話。始まるまでは長く待つのに、終わるまではあっという間だ。
ちなみに第3シーズン8話には今回の話のパート2が予定されているようなので、今回サマンサと一緒にすっきりしなかった人は、あと1年くらい待てばNHKが・・・・何とかしてくれないような気もするけど、そこは気合だ!!


【 脇俳優チェック 】

◆双子のグレッグとリック .... Tony Goldwyn
双子の役を一人で演じている。
父方の祖父が映画製作者でハリウッドの重鎮Samuel Goldwyn、母方の祖父が「風と共に去りぬ」の脚本Sidney Howardという家系で、兄はパラマウントの社長。
「ラストサムライ」ではトム・クルーズ演じるオルグレン大尉のかつての上司、バグリー大佐役を演じていた。彼の誘いでオルグレンは日本に行くことになる。「ゴースト ニューヨークの幻」では主役のサムの親友でありながら殺害犯で、デミ・ムーア演じるモリーを誘惑しようとするカール役を演じていた。
「ペリカン文書」では大統領補佐官コール役、アニメ「ターザン」ではターザンの声をふきかえている。
演出にも才能を発揮しており、「グレイズ・アナトミー」では第1シーズン3話「私はあなたの”ゲーム”」、第2シーズン24話が彼の演出だ。WATでも第3シーズン5話を演出している。

◆グレッグの恋人ジュリー .... Cathy Herd
「CSI:2」21話「最も残忍な殺害方法」で、「砂漠の溺死体」という謎の死を遂げた女性ステイシー・ワーナー役で登場。スポーツインストラクターの試験のためのトレッキングで、パートナーが先を越されないようにとわざと間違った地図を渡したために、天候の異変に巻き込まれて死亡したのだった。
他に「ダーマ&グレッグ」「おちゃめな魔女サブリナ」など。

◆ジュリーの友人オスカー .... Matthew Porretta
冒頭、パーティから帰るシーンで登場。
オフィシャルサイトあり。「CSI:NY」第1シーズン16話「口止め」で、SMプレイの果てに暴走して妻デビーを殺害した夫のロン役で登場していた。
「ビバリーヒルズ青春白書」第4シーズンで、大学に入学したアンドレアたちの寮長であり授業の教師であるダン・ルービン役を演じていた。ダンとアンドレアは付き合うようになり、アンドレアにとってはじめての男性となるが、教師と生徒という立場のせいで心が揺らいだところにジェシーとの出会いがあって、別れてしまう。
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FBI~失踪者を追え!2 第18話「父と母と子」

2006年08月03日 | FBI~失踪者を追え!~
【 失踪者 : ジョージ・スタンリー 】
FBI着手:39失踪時間後

ヘアサロンを営むマーサ・スタンリーの夫ジョージが、売り上げを銀行に持っていくといって姿を消した。店員の話では夫妻は言い争っていたという。
自宅の内部を調べると、デニムの切れ端がひっかかっており、殴られて抜けたと思われる歯が落ちていたことから、争った痕跡が見られた。
夫妻の間には19歳になるショーンという息子がいたが、定職についておらず二人の悩みの種となっていた。車の故障で金が必要だというのをマーサが甘やかして与えたことで、ケンカになったのだという。

マーサはジョージの仕事について「一時解雇」と説明したが、実際は同僚とケンカするなど仕事態度が荒れて解雇されたのだった。
ジョージの行きつけのバーでも、店長によると最近酒量が増えていた様子だった。しかしジョージはアディーナという女性とよく一緒に飲んでいて、二人は何かもめていた様子だったという。
そんな中、スタンリー家から発信された救急への通報があったことが発見される。マーサが腕を切ったという事故だったが、ジョージが怒鳴っていたりして様子がおかしい。ジャックらはジョージに家庭内暴力があったのではないかと疑うが・・・

一方マーティンは、忘れていたはずの過去のトラウマがフラッシュバックして、心身ともに消耗していた。ジャックはマーティンの様子が何かおかしいことに気づく。
またダニーは、絶縁していた兄のトラブルが持ち込まれる。兄のラフィエルは服役中だったが、代理人や婚約者が「仮釈放の審査にダニーの力添えがほしい」と言ってきたのだ。
自分を見捨てたラフィエルのことが信用できないダニーは、その依頼を突っぱねるが・・・

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本当はお互い強く愛情で結ばれているのに、8年前に壊れてしまっていた家族。
上っ面だけ何事もないかのように取り繕ってきたけれど、日常の中のふとしたことをきっかけにほころびが噴出してしまった・・・

CSIとかで、ボコボコになった女性の傷というのはよく見るが、女性刑事が言っていたようにマーサほどひどくやられる例というのはそうそうないように思う。
しかし身体の傷以上に、マーサが・・・そしてジョージとショーンがが受けた心の傷というのは計り知れなかったわけだ。
なまじ親が「何事もなかった」ようにしているせいで、ショーンにとっては自分が抱えた罪悪感をどうしてもリセットすることが出来なかった。最初から家族でちゃんと痛みと向き合って、少なくとも「お前のせいじゃないよ」と小さなショーンが抱きしめられていれば、多少なりとも・・・完全に痛みや傷が消えるわけではないけれど、ショーンの人生がここまでゆがめられることはなかったのかもしれない。
そしてマーサがダリル・ワイスと会うこともなかったかも・・・。

事件と平行して描かれていたのは、マーティンとダニーの苦悩。まったく別のことではなく、事件とどことなくオーバーラップして描かれているように思う。
マーティンは・・・前回の「兵士とフィアンセ」でのケビン狙撃の一件が、心にできていたかさぶたをはがすことになってしまったようだ。元をたどれば「アメリカのアラブ人」(第1シーズン9話)から始まった自分の中の罪悪感や違和感が、「夢の国 アメリカ」(第2シーズン7話)で決定的なトラウマになり、そして前回それが掘り起こされてしまった。
思うのだが、ヴィヴはマーティンをどこか買いかぶっているのだろうか。
「箱に封をしてしまいこむの」
それは、箱の強度とか、封の機能が丈夫な場合にのみ有効なわけで・・・・マーティンの箱は素材が薄くて脆いし、上の空で閉じた封はちょっとしたことで簡単にはがれてしまっているではないか。なのにまたヴィヴはマーティンの箱に一顧だにせず「しまいこめ」と言う。
ヴィヴのやることや判断なら間違いないと誰もが思う。しかし、マーティンがらみに限って言えば、ヴィヴの判断は間違い続きのような。
今のマーティンに必要なのは、話しを聞いて受け止めて、そして「お前のせいじゃないよ」と荷物を軽くしてくれる相手だ・・・・幼いショーンのように。(ショーンが「僕のせいだ」と言った時のマーティンの苦渋の表情が・・・)
このまま罪悪感という重い荷物を抱いたまま、過積載で走り続けていたら、マーティン号はいつか横倒しになるのではないだろうか。

なぜかマーティンがどんどんドツボにはまっていくのに対して、ダニーは幼い頃にいっぺん底を見たせいか、つらいことがあってもその場で必ず立ち直るような気がする。
前回のケビン狙撃でも、本当ならその場にいたダニーが落ち込んでもよさそうなのだが、マーティンと違ってダニーの箱はかなり丈夫に出来ているんだろう。
で、突然の兄ちゃん登場。兄ちゃんいたんだ。けっこう説得力のある似た俳優さんを探してくるものだ。「月影のクレア」(第1シーズン16話)で過去が明らかになった時は兄弟の影はなかったが、あの事故の前にドロップアウトしていたということだろうか。
ダニーはおなかの他に手にも傷があったのか。しかも父親につけられたなんて。多分ラフィエルだって充分苦しんできた。ダニーだってそれはわかっているのだが、それを認めてしまったら別の傷を開くことになってしまう。傷がふさがっていないうちに別の傷が開くのは、少年ダニーには荷が重すぎただろう。
 「何もなかったと思いこみたかったんだ」
 「生きていくために、そうしなきゃならなかった」
マーティンとダニーと、二人別々の心の傷を通して見る事件・・・・ダニーは家族を得たが、マーティンはますます孤立を深めていくような。

えーっと、今週はオヤジがイラク疲れで今ひとつ地味だったのが残念。
来週は頑張ってほしい・・・


【 脇俳優チェック 】

◆ジョージ行きつけのバーのバーテンダーウィリー .... Ron Dean
「CSI:4」21話「残酷なスリル」で、遊園地のコースター整備職人のウッディ役で登場していた。実はウッディと主任は共にジェットコースターマニアで、二人でアツいコースター談義を繰り広げていたのだった。
「逃亡者」のケリー刑事役をはじめ、「依頼人」「カクテル」「刑事ニコ/法の死角」など映画の脇役としての出演作が多い。ドラマではさまざまなドラマにゲストで出ているが、「ザ・ホワイトハウス」第5シーズン、「コールドケース3」4話などで登場予定。

◆マーサが腕を切った時対応した黒人救急隊員 .... John Eddins
「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」第1シーズン2話「夢と記憶」で、冒頭連続女性殺人犯キネッコの部屋に踏み込んだ警官隊の一人で、ベッドに寝ている女性に声をかけてシーツをめくったところ、キネッコが一緒に寝ていたはずの女性が死体だと発見した警官役。
「24 Ⅱ」ではCTUのLA支局の捜査官リチャーズ役で5エピ登場している。

◆ダニーの兄ラフィエル .... Alex Fernandez
最近では日本未放映の女性大統領ドラマ「Commander in Chief」第1シーズンに6エピソード出演。
ジャパニメーション・ゲームの吹き替え担当もあり、「ファイナルファンタジーⅩ」アメリカ版では主人公の宿敵でグアド族の長老シーモア役。(日本版では諏訪部順一さん)アメリカ版「吸血鬼ハンターD」では、日本版の大塚芳忠さん(「デス妻」のポールとか、「ER」のシェップとか)のカイル・マーカスの吹き替えを担当している。
「コールドケース3」15話、「CSI:マイアミ4」16話、「ザ・ホワイトハウス6」19話に登場予定。今後ラフィエルは、息子のニッキーと共に再登場の予定あり。

◆失踪者ジョージ・スタンリー ....  Michael Gaston
「CSI:4」19話「言霊」では、アバナシー家の火事を分析しに来ていた火災捜査官役を演じていた。「ER」のシェップ役Ron Eldardが盲目の刑事という設定の主役に挑んでいる「Blind Justice」で、彼の上司役でレギュラー出演。
「プリズン・ブレイク」第1シーズン10、11話にはCIA捜査官のクイン役で、マイケルに意地悪く迫る。

◆ダニーの兄の代理人 .... Joyce Guy
「デスパレートな妻たち」第1シーズン9話「疑心」ではホワニータ付きのナース役で登場。
「フレンズ 7」13話「愛されてるのはどっち?」で、フィービーがやることになったテレマーケティングのバイトで、あらかじめ練習台になってくれた上司の人役で出ていた。
「シカゴホープ」では第1~5シーズンにちょこちょことナース役で出演している。さらに「あなたにムチュー」など他のドラマでもナース役が多く、ナース女優らしい。
「ザ・ホワイトハウス」では第5シーズンからレポーター役で現第7シーズンまで継続出演中。「コールドケース」第2シーズン13話に登場予定。

◆ジョージの息子ショーン(現在版) .... Joseph Mazzello
オフィシャルファンサイトあり。子役出身で7歳の頃にデビュー、10歳で「ジュラシック・パーク」で恐竜に追われた姉弟の弟のティム役を演じてトップ子役に。
「激流」ではメリル・ストリープの息子ローク役。「マイ・フレンド・フォーエバー」ではHIVポジティブの少年デクスター役を演じている。逆に障害のある少年を支える役で「サイモン・バーチ」のジョー役を演じていたり、非常に達者な子役時代を通り過ぎ、現在は23歳。これからの活躍が問われる時期に来ている。
「CSI:3」14話「狙われた部屋」では、レイプ事件現場の窓の外にあった指紋と一致したためにまず容疑をかけられたジャスティン・レイモンド役。

◆8年前マーサをレイプした犯人レイ・ローガン .... Stephen Quadros
オフィシャルサイトあり。
「CSI:マイアミ2」12話「全てを見ていた男」で、ユージーンが目撃した「コルトン」を捜索する中で、凶器の銃の持ち主の女性が、銃を盗んだ相手の心当たりとして挙げた、彼女にしつこく言い寄っていた通勤刑の囚人ウェイン・デルロイ役。
彼はアメリカでK-1やPRIDEなどの格闘モノの北米での番組解説者をやっていて、桜庭ピーター・アーツと一緒の写真があったりする。アメリカでは格闘関係メディアでコラムを書いたりなど、格闘技がらみの仕事がメインらしい。
以前は「SNOW」というハードロックバンドでドラマーをやっていたという、多才なひとだ。

◆ジョージの妻マーサ .... Karen Sillas
「CSI:マイアミ」第1シーズン15話「最期の一週間」で、マイアミ版エリン・ブロコビッチな環境運動の女性弁護士ベル・キングを演じていた。ベルは高濃度の放射線に被曝して余命わずか。その中で「ホレイショが最初のCSIって知ってる?」とハムレットを引いて語り、「真相を世を知らしめて」と後事を託す。ホレイショにしては珍しい女性との友情が切ないエピソードだ。
他には「シンプルメン」など。
夫は「プリズン・ブレイク」で塀の中の顔のマフィア幹部ジョン・アブルッチ役を演じているPeter Stormare。「ジョーイ」では第1シーズンにジーナが勤めていた美容院の偏屈店長役(7話「ジョーイのルックス保険」)で登場していた。

◆ジョージの飲み仲間の女性アディーナ .... Robin Weigert
オフィシャルサイトあり。西部劇ドラマ「Deadwood」に女だてらの射撃の名手カラミティ・ジェーン役で2004年にエミー賞助演女優賞にノミネートされている。「Deadwood」はその年11部門にノミネートと、かなり勢いがあった模様。
「コールドケース」第1シーズン23話「湖畔」にアンナ・メイズ刑事役で登場し、今後も第2、第3シーズンでもゲストで登場する予定。
他に「エンジェルス・イン・アメリカ」、「CSI:5」21話に登場予定。
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