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くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

CSI:マイアミ5 第3話「デスプール100」

2007年10月25日 | CSI:マイアミ
セレブ相手の高級宝石デザイナーMr.アイスのパーティで、宝石目当ての強盗が乱入し、発砲しながら宝石を強奪した。強盗が去ったあとには、富豪の御曹司のイーサン・パーカーと、パーティガールのダコタ・ハドソンの遺体があった。
現場に捨てられていた強盗のマスクから、強盗の片割れはすぐに判明した。しかしダコタの撃たれた弾の形状から、ダコタは強盗ではなく別の人物が水中から銃を発射したものと見られた。
犯行に使われた銃の持ち主のケヴィン・アイバーソンの自宅からは、デスプールのリストが発見される。マイアミ沖の船上で行われているカジノでは、人の生死を賭けてギャンブルが行われており、ダコタはそのターゲットになっていてアイバーソンはダコタに賭けて大金を当てていた。
ホレイショはそのデスプールで贋札の製造が行われているのではないかとみるが・・・

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祝!100話。
200話でも300話でもずっと頑張ってください・・・って、その頃は何シーズンやってることになるんだ。
ホレイショが定年になってるのではないか。第二のコロンボ目指して、白髪のおじいさんになってもかっこよくキメポーズしてたりして。

今回のラストの「Gメン75」ばりの横並びシーン。やっぱりマイアミはこうでないと。
「俺たちが、必ず、見破るさ」
とりあえずそのちょっと前にカリーが見破れなかったことに関しては、なかったことで。
しかしなぜあのシーンは5人だったんだろう。ナタリアは入れなくてもいいけど、せめてトリップは入れてあげて欲しかった。ビジュアル的に乱れが生じるからなのかもしれないが。
ウルフを下げてでもトリップを・・・とか言ってみたりして。

某国工作員はアメリカでもわるさをする設定で、贋札作りと人身売買はどこに行ってもお約束なんだな。
トリップのとっつぁんに「チョイを追いかけてたらー大変なものを見つけてしまったぁ!どうしよー(棒)」っていうシャレをやってみてほしかった。
それに乗って金を巻き上げられる人たちもダメすぎだ。人の生死まで賭けにするようになったらおしまいだという気がする。
あのデスプールのオッズの表示されていたところ、セレブ破局予想はブリトニー・スピアーズとかブラピ&アンジー、ジュード・ロウ夫妻とか実際のカップルが書いてあった。
ぎりぎりそのくらいだと罪が無いかもしれないが、人の生死で賭けをしてもそれを裁く罪が無く、人死にが出ないと手出しできないというのが恐ろしい。

ウルフは最後に贋札を燃やしていたが、あれは・・・いいのか?
それにしてもウルフのヨゴレっぷりは目に余る。
カリーをパシらせてiPodを買いに行かせたとは、ナニサマだ。ナタリアへの先輩風も毎回最大風速を記録しているし。
ウルフの生意気さが鼻につきまくりだ。
登場した当初はあんなにかわいかったのに。いつからそんなワルになっちゃったんだ?
ホレイショをなめるにもほどがある。本気で怒られる前に改めて欲しいものだ。

今回のホレイショの最大のポイントは、やはり・・・
「俺だ」
・・・だろうか。電話ブチ切ってるし。
ホレイショの電話番号を語っていたが、あの番号にかけたら、運昇さん声で「もしもし、俺だ」とか言われたら心臓止まりそう。
ちょっと考えてみたのだが、「ただいまおかけになった電話番号は現在使われておりません」とか、回線が込み合ってるときの「この番号は現在かかりにくくなっております」とかにホレイショ声が採用されたら、ちょっと怖くて間違えられなくなってしまいそうな。
「お前、番号を間違えたな?この番号は、現在、使われていない。
  もう一度・・・かけなおせ」

ひぃぃぃ。

しかしホレイショの少年嗅覚はすごいと思う。さびしそうな少年のいるところ、ホレイショあり。
今回のタイラーくんは「CSI:NY」でマックを撹乱したかわいこちゃんなので、マックとホレイショの両チーフを篭絡するとは、あの子ただものじゃないな。
あとはベガスで主任を惑わせればコンプリートだ(違)。
でも主任は子供の扱いはあえてしなさそうだからなぁ。タイラー君が珍しい虫でもつけてれば話は別だろうが。

先週「カリーの元彼の存在を知ったら、エリオット捜査官は」と思った矢先の登場だったが、どうやら今回以降、今シーズン中の予定はないようだ。
第6シーズンで復活はあるか?


【 脇俳優チェック 】

◆デスプールのチョイ ....  Sung Kang
「FBI~失踪者を追え3」7話「母と子の明日(後篇)」では、ドラッグの売人グループの一人ディーケー・マニット役。
「コールドケース2」5話「ブレスレット」では、両親の死についてリリーに再調査を依頼してきた少女カーラの父で、カンボジアからの亡命者サン役を演じていた。
「名探偵Mr.モンク」では、カンフーの達人マスター・ジーの弟子役で登場していた。

◆ケヴィン・アイバーソンの妻カトリーナ .... Garcelle Beauvais
「モデル・エージェンシー~女たちの闘い」ではシンシア役でサブレギュラー。「NYPDブルー」の第8~11シーズンにレギュラー。
映画「9デイズ」では、クリス・ロックが囮捜査で扮した古美術商ターナーの妻役を演じている。

◆FBIの捜査官のコール .... Mark Rolston
オフィシャルサイトあり。第4シーズン25話「止まった時間 後編」に登場し、ことごとくホレイショと捜査方針で対立していた。
「プロファイラー」の第3シーズンで、サムをおびやかし続けた偽ジャックことドナルド・ルーカス役でサブレギュラー。
「CSI:NY」第1シーズン18話「狙われた委員会」では、内務監査委員会の報告妨害狙いと見せかけて、えらい大がかりな仕掛けで痴情のもつれを晴らしたマルコーニ内務監査官役を演じていた。
ドラマでは「ザ・シールド」「NYPDブルー」「ダーク・エンジェル」など。映画でも「エイリアン2」の兵士のひとりドレイク役や、「リーサルウェポン2」「ロボコップ2」など出演作は多い。
「クローザー」第3シーズン2話、「コールドケース5」2話に登場予定。

◆セレブ向けの宝石デザイナーMr.アイス .... Omar Gooding
実兄が、「ザ・エージェント」でトム・クルーズ演じるジェリーに残った唯一のクライアントのフットボール選手ロッド役でアカデミー助演男優賞を獲得、「恋愛小説家」「パールハーバー」に出演しているCuba Gooding Jrであることから、影響されて俳優の道へ。
「ブロッサム」「ザ・ディヴィジョン~5人の女刑事たち」などに出演している。

◆タイラーの母レベッカ .... Cyia Batten
「CSI:NY」第1シーズン13話「タングルウッド・ボーイ」の風俗嬢ひき逃げ事件で、アジア系風俗に通っていた男リーの妻アリアナ役で登場。
「CSI:3」19話「見知らぬ観客」で、ショーダンサーのケリー役で出演。ケリーはショーのオーナーヘインズにセクハラを受けて恨みに思い、弁護士に相談したのだが、そこで似たような境遇を持つ女性と出会い・・・
「堕ちた弁護士 ニック・フォーリン2」14話「誤算」ではジェイクが振り回されるシングルマザーエイミー・ヘクト役。薬物から立ち直ったことで表彰された彼女はジェイクと関係を持つが、実は更正しておらずネグレクトだとわかる。

◆トッド・バランスキー .... Eric Lutes
「FBI~失踪者を追え2」9話「14歳の手紙」では、失踪した神経外科医リアナ・サルドの元夫エバン・メイヒュー役。エバンとリアナは別れても友達づきあいをしていて、冒頭一緒にジョギングなどしている。
「アリーmyラブ4」15話「愛の苦い果実」では、子供がほしくて結婚したのに、結婚後妻は子供をほしがっていないことに気づき婚姻無効の訴訟を起こした男エリック役で登場。(微妙に今回の役を彷彿と・・・)その訴訟が原因でジョンとメラニーの関係は終わってしまう。
オルセン姉妹主演の「ふたりはお年ごろ」では姉妹のパパのジョシュ役。自分探しのために家出してトレーラーハウス暮らしを始めてしまう。
なぜか日本作品に縁があるようで、中条きよし主演の「GEDO/外道」や仲村トオル主演の「ニューヨークのコップ」に出演している。特に後者には夫婦で出演していたりする、謎の人だ。
「コールドケース4」11話に登場予定。

◆少年タイラー .... Max Burkholder
ファンサイトにかわいい写真がいっぱいある。
「CSI:NY2」17話「屍の虫」では、マックが殺人現場となった博物館で発見した少年サム役を演じていた。サムは殺人事件の目撃者だったのだが、ショックでおびえていてうまく証言できず、子供の扱いに慣れていないマックを困惑させるのだった。
米ディズニーチャンネルの新番組「My Friends Tigger & Pooh(3Dの今までとは違うアニメ。クリストファー・ロビンではなく、別の女の子が主人公)」ではカンガー&ルー親子のルーの声を担当している。
「ブラザース&シスターズ」第1シーズン17話に登場予定。

◆背中のシャンペンを飲んだ女 .... Scottie Thompson
オフィシャルサイトあり。
「アグリーベティ」第1シーズン2話「普通が一番」では、太目の役を演じてから体重を元に戻せないのが悩みの女優ナタリーのグラビアを、画像ソフトでお直しかけていた編集部のスタッフ役で登場していた。
「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」の第4シーズン7話からシーズン通して結構レギュラーちっくに出演しているらしい。(HPのShowreelのところの動画はこれのネタバレになっているので要注意)
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CSI:マイアミ5 第2話「抹殺された男」

2007年10月17日 | CSI:マイアミ
クリプトキングという暴走族が街で暴走行為をしていた時、マンションのベランダから男が落下してきた。被害者のビリー・ゴールトの部屋に争った形跡はなく銃で撃たれて死亡していた。
現場の鑑識作業を終えたカリーは証拠を持って署に戻ろうとするが、その途中で車に衝突され沼に落下。カリーは脱出して助かるが、搬送中の証拠は汚染されてほとんど破損してしまう。
しかし唯一残っていたメモから、暴走族のメンバーの名前とマークを発見する。そして突き止めたクリプトキングのアジトで、カリーかつての恋人で、ATFの捜査官ジェイク・バークリーが暴走族で潜入捜査をしているのを見つける。
そして被害者のゴールトも暴走族のメンバーではなく、実は潜入捜査官ケン・マッカーシーであったことが判明したことから、事件の方向は違う方向に進み始める・・・

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カリーが水没させられて自力で脱出という、引田天功並みの大脱出がなかなかマイアミらしい大技だ。普段、水芸はデルコの専売特許なので、カリーがもぐるなんていうサービスはなかなかお目にかかれない。
しかし襲われて死にかけたという状況にもかかわらず、カリーの気丈さといったら。
さすが弾丸ガール(死語)。
証拠を守って浮上するかなと思ったが、さすがにマイアミでもそこまで荒唐無稽じゃないか。

カリーをいたわるホレイショ(ひざまづいてるし)が、今シーズン初の首かしげだった。
しかしカリー相手だと50度くらいしか傾げないのだな。これが子供相手の「やぁ・・・」だと120度くらい傾げるのだが。
「無事でよかった」Yeaaahh~~~~!ジャッジャジャー。多分カリーはホレイショ並みの不死身の領域に達しつつあるのかも。
今回のホレイショも飛ばしまくってたなぁ。
「これからは違う。・・・オレの、シマだ。」
・・・地球上でホレイショのシマじゃないところがあるのだろうかと思うような。

でも今回はホレイショピンチ?と思うような、若手のハンサムガイの出現。
カリーの元彼かー。でも、学校時代カリーに負けてたのは、カリーに夢中だったせいだけじゃなさそうな頭の悪さが気になる。
これから時々出てくるようだが、ピーター・エリオットと出番がかぶったらどうなるかな。
ホレイショはジェイクにレイモンドをダブらせていたようだ。「奴はそういう男だ」という第1話のホレイショの言葉を思い出す。ジェイクも自らを過信して結果ダークサイドに堕ちていくという顛末が待っているのだろうか。
ジェイクには無事に戻って捜査官としてマイアミに出続けてほしい。彼が不幸になることで傷つくのはカリーというより、むしろ再び救えない体験をしてしまうホレイショだろうから。
やっぱりしょぼくれたホレイショは見たくないもの。

今回の事件、夫を亡くした奥さんは気の毒だが、彼女が夫の「潜入捜査」という任務を理解してこらえていれば、悲劇は起こらなかったのだと思うとやりきれない。
「ザ・ユニット」の妻たちを見習って、夫の職場を見に行ったりしちゃいかんな。生ゴミはその辺に投げ捨てるなんて論外だ。(問題はそこかい)
あのりんごはかなり無理やりだったような気がする。地面に落ちている食べ物でDNAがとれて時間の経過がわかるようなもの、ということでガムじゃなくてりんごになったのだろうけど。

まだまだからんでくるステトラー・・・と思ったら、なんだか仲良し。ステトラーとホレイショが対立していないとなんだか居心地が悪い。
これは何かの前触れ?とか思ったり。
イェリーナが戻ってきたら、そりゃーステトラーだって平常ではいられまい。
事件でごたごたというより、あっちもこっちも三角関係でゴタゴタ、っていうのがマイアミらしいというかなんだかなぁなのだが。


【 脇俳優チェック 】

◆潜入捜査官ジェイク・バークリー .... Johnny Whitworth
「コールドケース2」11話「ゼロ・アワー」では、カルト教団「ファーストジェネレーション」の教祖オーフィールド78年版を演じていた。信者の「父」を名乗り、過去を捨てさせ洗脳するという、70年代のカルト教団にありがちなカリスマの役柄。
「FBI~失踪者を追え」のジャック・マローン役アンソニー・ラパリアと「CSI:マイアミ」のスピードル役ロリー・コクレインが出演している映画「エンパイア・レコード」で、リヴ・タイラー演じるコリーに思いを寄せる店員AJ役を演じている。彼は実際この映画の撮影中にリヴと付き合っていたらしい。ありがち。
「レインメイカー」では、白血病の青年ダニー・レイ役。彼の保険金支払いを渋る保険会社を、マット・デイモン演じる駆け出しの弁護士ベイラーが初仕事で追い詰めるが、道半ばでダニーは亡くなってしまう。
「FBI~失踪者を追え4」23話に登場予定。今後もサブレギュラー的にマイアミに登場してくる模様。

◆暴走族の男ホーク・リード .... Andy Mackenzie
オフィシャルサイトあり。
「CSI:3」4話「遺伝子への憎しみ」では、キャサリンが隠れていた犯人に襲われて怪我をした事件で、強盗に入ったものの仲間同士でもめて殺害された被害者テディ・ヘンダース役で登場。
「ミディアム3」18話に登場予定。

◆マッカーシーの妻 .... Chad Morgan
「コールドケース2」2話「軍需工場」では、夫の出征中に軍需工場で働いていて労働意欲に目覚めたがゆえに悲劇をまねいてしまった被害者アリス・ミラー役を演じていた。
「CSI:3」14話「狙われた部屋」では、婦女暴行未遂の被害にあったジョアン役で登場していた。恐怖のあまり怯えて部屋に閉じこもるが、キャサリンに説得されて証拠の採取にようやく応じられるようになる。
「TAKEN」ではエイリアン(Eric Close)の子ジェイコブを産んだサリー(Catherine Dent)の娘ベッキーの大人時代を演じている。
「CSI:NY3」13話に登場予定。

◆暴走族V-レイ .... Manley Pope
オフィシャルサイトあり。
ミュージカル「RENT」の主役のロジャー役や、「Tommy」の主役トミー役など、舞台での活躍が多い。
ドラマでは「ドクタークイン 大西部の女医物語」などに出演している。

◆銃の売買に関わった男セス・アンダーソン .... Eric Matheny
「FBI~失踪者を追え2」16話「22歳の笑顔」では、失踪者ジェシカ・ラーブからセックス依存症を告白され、頼まれて「レイプされて殺害される」お芝居のビデオを撮影したポーク医師役で登場。
「CSI:2」18話「暴走バス 24人の運命」では、バス事故の生存者の治療に当たった医者役。搬送中キャサリンが話を聞こうとして彼にとめられる。

◆ビリー・ゴールトこと潜入捜査官ケン・マッカーシー .... Tim Sitarz
スタントマンとしての仕事が多く、「24」「ボストンリーガル」など多くの作品に関わっている。
「CSI:NY」第1シーズン23話「この目に映るもの」では、冒頭マックの行きつけのカフェで起こった銃撃戦で殺害された男として登場。
「ザ・ユニット2」21話に登場予定
コメント (3)
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CSI:マイアミ5 第1話「リオの決闘」

2007年10月08日 | CSI:マイアミ
ホレイショとデルコは、罪を問われないままブラジルに送還された、マリソル殺害の首謀者リアズを追ってブラジルへ飛んだ。
リアズの情報を求めてレイモンドを訪ねたが、レイモンドは不在でイェリーナの表情が暗い。レイモンドはまたドラッグ関係の組織と関わりはじめ、しかもレイJr.が父親の行動に心酔しているらしい。
レイモンドの行方がリアズにたどり着くカギになると見たホレイショは、レイモンドの後を追う。彼の靴の裏に付着した植物から、町の中心部にある熱帯雨林に足を運んでいることがわかるが・・・

一方、マイアミではパメラ・シルバースという女性が自宅で殺害されるという事件が発生する。ホレイショの代理を務めるカリーは、捜査官に昇格したナタリアとそれを快く思わないウルフの二人に事件を担当させる。
第一発見者は夫のカールだったが、シャツの血痕がカールの供述と食い違ったために、彼に妻の殺害の容疑がかかる。それを見てパメラの連れ子のスコットはナタリアに「カールをちゃんと捕まえてくれ」と詰め寄るが・・・

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いやー始まっちゃいましたね。
マイアミの始まりは何か、特別な気合が必要なのはなぜなんだろう。
だってほら・・・「マイアミの太陽よりアツい男」だから。誰もホレイショにはかなわない。

妻の仇を追ってるというのに、コルコバードにとりあえず行ってしまうホレイショ。そしてとりあえずひざまづくホレイショ。
ブラジルでもやっぱりグラサンかけて、ひざまづいて、キメ台詞を吐いて、斜め方向に見切れて行くホレイショ。
後ろに銃を抜いて近寄ってしかも二回も、寸前まで気づかれないってどういうことだホレイショ。
「お前を、必ず、破滅させる」って、ほんとに破滅させちゃったよホレイショ・・・。
・・・あれはいいのか?よくブラジルから出国できたよなー・・・

誰も彼を止められない。その暴走を楽しむドラマなんだと思えば、法的物理的に無理のある展開があっても、ま、いっかぁという気分で見続けられるのかもしれない。終盤になるとツッコミ疲れるかもしれないけど。
しかし、その増長ぶりというか、見るたび大きくなるのは態度だけじゃなくて、つーか・・・なんか時々エルトン・ジョンに見えるようになった気がするということは、ちょっとほっぺのあたり(自粛)あーいやいや。
カッコイイホレイショで居続けるため、ケアには気をつけて欲しいものだ・・・生え際とかも。

ところで、マリソルって・・・享年28歳だっけ?えええええ。てっきり30代だとばかり。
でもイェリーナの前にはあっさり立ち直っちゃうホレイショったら。お互いシングル同士になったんだもんな・・・っていいのかそれでー!
まさかレイモンドがあっさり・・・
3rdの終わりあたりから4th全部をかけてやってきたぐだぐだが、なんだかきれいにリセットかかっちゃったような感じがする。
イェリーナの存在ってこれからどうなっていくんだろう。何事もなかったようにアメリカに入国して、デイド署の前にたたずんでいたが、いいのか?イェリーナって一応「失踪刑事」じゃないのか?
あれだけゴージャスな家に住んでたってことは、ある程度ホレイショが送金してたってことだろうし、内務監査にかけられたらアウトじゃないのかなぁ・・・なんて、普通に心配しちゃいかんのだな、マイアミは。
これはSFだと思って見るくらいの気持ちでおっけーかもしれない。

しっかし荒んでるなぁ、マイアミチームは。
ナタリアが捜査官に昇格して、ウルフがそれを見習い扱いだなんて。ウルフぼっちゃんもえらくなったもんだなー。「もう経験不足とは呼ばせない」ですか、そうですか。
こんなにイヤな奴に育っちゃって、これからどうするつもりなんだろう。最初はもうちょっとかわいかったのに。
カリーチーフ代理がガツンと食らわしていたが、ウルフもカリー相手だとナメくさってるな。ホレイショ相手でもこの口は同じことを言うのか?んん?と、「ごめんなさい」をいうまでつねり上げてやりたい衝動に駆られてしまった。

ただ、ウルフにいたく共感したところもある。
・・・ナタリアを「なんとかしてくれ」とカリーに直訴したことだ。
なんだかなぁ。ナタリア昇格させる必要あったのかな。だったらまだしもダンかヴァレーラを昇格させて欲しかった。俳優の格の違いがあるからしょうがないのかもしれないが。
そういえばナタリアが謝ったことで怒られていたが・・・
「我々CSIは決して、そう決して謝らない」はギャグのつもりで言っていたのだが、ギャグじゃなくて謝らないのはほんとにマイアミの掟だったのか。

いつからあんなにギスギスするようになったやら。
でも、「ははは、ギスギスしてるなぁ、マイアミらしいわ」と、今シーズンの終わりごろには遠巻きに楽しく見られるようになるのかもしれない。
部下たちが悪い意味でプチホレイショ化してオレ様ワールド展開しまくり、それがマイアミ?
・・・どこでこんなことになってしまったんだろう。楽しいけど。


【 脇俳優チェック 】

◆マリソルの仇アントニオ・リアズ .... Vincent Laresca
初登場は第4シーズン24話「止まった時間 前篇」。マラノーチェの幹部ラファエルを裏切るような立場で証言台に立ったが、それはラファエルを逃走させるための芝居だった。25話ではマリソル狙撃の主犯として名前が挙がっていた。
「24」第3シーズンで、メキシコの麻薬王サラザール兄弟の弟のヘクター役を演じている。収監されている兄のラモンを釈放させるためにテロを計画。

◆レイモンドJr. .... Carter Jenkins
もちろん第4シーズンまでのレイモンドジュニアとは別の子役。
オフィシャルサイトあり。「FBI~失踪者を追え!」22話「911の爪跡(前編)」で911被害者遺族のバリー・マッシュバーンが起こした立てこもり事件に巻き込まれ、母親と共に人質になってしまった少年カイル役で登場していた。
「4400」第3シーズン6話「死の天使」では、4400の一人で透視能力がある少年トッド役を演じていた。
「LOST」第1シーズン22話にトムの少年時代として声だけのゲスト出演をしているが、NBCがその「LOST」の向こうを張ってというかパクってというか、海中世界サバイバルものとして出してきたドラマ「SURFACE」ではマイルズ少年役でレギュラー出演している。
「CSI:NY」第1シーズン11話「3つの偶然」では、地下鉄の感電死に見せかけた殺人の影響で停電した家の住民の少年役で登場していた。

◆リアズ引渡しを拒否したブラジルの刑事 .... Giancarlo Esposito
「BONES」第1シーズン19話「消えた記憶」では、ブゥードゥーの雑貨屋を営んでいるベノワ役で登場。テンペランスがブードゥーの呪いによって一時的に記憶を失わされそれによって殺人の容疑がかけられたため、ベノワの店の関与が疑われた。
映画「ユージュアル・サスペクツ」では似顔絵作成を担当していたFBI捜査官ジャック・ベア役で登場していた。「ナッシング・トゥ・ルーズ」では主人公(ティム・ロビンス)の邪魔をする強盗のダント役など。
ホミサイド/殺人捜査課」では、アル・ジャデーロ警部補の息子マイク役で第6シーズンからレギュラー出演。FBI捜査官だが、ボルチモアに戻ってきて捜査に携わることに。
10歳の頃からブロードウェイの舞台に立っている実力派で、他にも映画やドラマの出演作多数。

◆被害者パメラの夫カール・シルバース .... Shawn Christian
「CSI:NY2」10話「マンハッタンキングダム」では、ローラーダービー「マンハッタン・ミンクス」のチームコーチのチザム役で登場。チームのメンバーに手を出してしまう悪いコーチ。
「CSI:科学捜査班」第1シーズン15話「歪んだ愛」で、トップダンサーの家の留守を預かって、そこでセレブパーティを開いていた謎のカップルの片割れパトリック・ヘインズ(実は偽名)役を演じていた。
「フレンズ」第8シーズン11話「クリスマスカードはまだ早い?!」では、担当医の代わりにレイチェルを診察したドクターシフ役。レイチェルは妊娠4か月でホルモンに理性を支配されており、シフの診察にもフェロモンを感じまくって、顎の割れ目に指を突っ込んでしまったらしい。
「ビバリーヒルズ青春白書」第9シーズンでは、ドナがノアと二股をかけたウェイン役。
「ボストンリーガル第2シーズン1~3話に登場予定。

◆運び屋の女アナ .... Alex Meneses
「プリズンブレイク2」20話「パナマ」では、ティーバッグにスーザンコスプレをさせられ、延長料金を要求したら惨殺されてしまったメキシコの娼婦役で登場。
「フレンズ」第3シーズン11話「バースデイ・キッス」では、ジョーイの妹の一人クッキー役で登場していた。ジョーイの姉妹の中では唯一のショートカットで、チャンドラーがマリーアンジェラのことを覚えていなかったことに激怒し、最後にぶん殴っていたのが彼女。夫を射殺したことがあるらしい。
「ドクタークイン 大西部の女医物語」第6シーズンから、後にジェイクと結婚するテレサ・モラレス先生役で登場。第5シーズンまで別の女優さんが演じていたが役の交替があった。
「Hey!レイモンド」にも第5シーズンからサブレギュラー的に出演しているが、日本では未放映。

◆ホレイショの弟レイモンド・ケイン .... Christopher Stapleton
第3シーズンでレイを演じていたのはDean Wintersだが、別人に交代。傷で顔が見えなくてそのまま・・・という設定だからって、これはあんまりな。
下の画像、左が本家レイモンドで、右が偽レイモンド。(偽とか言うな)顔の形と生え際が瓜二つなので、顔さえつぶせば見分けがつかない、という意味での起用?「実はレイモンドは生きていたPart2」への伏線とか?
 
オフィシャルサイトあり。「NUMBERS」第2シーズン23話、「NCIS」第2シーズン12話に登場予定。

◆被害者パメラの息子スコット .... Mason Gamble
オフィシャルサイトあり。
7歳の頃から子役として活躍している。
「ER」第3シーズン15話「険しい回り道」(キャロル人質エピ)で、キャロルと一緒にコンビニ強盗の人質にとられたロバート少年役を演じていた。犯人にピンボールマシンをやり続けろと強要されていた。

◆ブラジルのスラムの少年 .... Jeffrey Licon
オフィシャルサイトあり。子役として7歳にキャリアをスタートさせており、映像デビューは「ビバリーヒルズ高校白書」のゲスト出演(第3シーズン16話「"星"の男を探せ!」)。
「コールドケース2」10話「フリーペーパー」では、かつて冤罪事件の真相について告発しようとした男娼ラモン役で登場していた。検事グレッグは重要な証人であるラモンに接触しようとしてゲイの情報誌を持っていたために、ゲイではないかと疑われたのだった。
日本では未放映だが「Joan of Arcadia」ではゴスファッションの少年役で8エピほど登場している。
コメント (8)
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CSI:マイアミ4 第25話「止まった時間 後篇」

2007年04月09日 | CSI:マイアミ
マリソルとデルコの狙撃を命じたリアズの家で、マラノーチェの幹部5人が銃殺される事件が発生するが、ホレイショ達が必死に行方を追っているリアズはその遺体の中にいなかった。さらに現場でジェソップ巡査が仕掛けられていた手りゅう弾によって爆死してしまう。
CSIチームはリアズの行方とともに銃殺の犯人、さらに爆弾犯をも追うことになり、ラボは慌ただしく緊張に包まれた。
ところがそこにFBIの捜査官たちが現れ、事件で押収した紙幣が1万2000ドル紛失していた件を捜査するため、ラボの機能を停止し監視下におこうとする。ラボのメンバーはそれぞれ取り調べを受け、捜査を妨害されてしまう。
カリーやウルフは自分の捜査に落ち度はないと突っぱねるが、ヴァレイラが致命的なミスを犯していたのだった・・・

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皆様シーズンファイナルお疲れ様でしたぁ。
次シーズンは「CSI:ブラジル」でお会いしましょう・・・

・・・じゃねーよ!!

もう何でもありっすね。第5シーズン1話の原題が「Rio」だし。本気で行くんですね。
今度のおでかけはデルコも連れて行ってもらえそう?マイアミ初の同伴出張・・・。
戻ってくる途中でイェリーナでも拾って帰ってくるといいと思います(ないない)。

「ジェソップ」だと思ってたら、最後の最後に「ジェサップ」と訂正されてしまった。カワイイやつだったのに、あんなマトリックスな死に方をしてしまうなんてかわいそうに。
ウルフが「自分と入れ替わりにパトロールに」と言っていたが・・・彼は第2シーズン20話「沈黙の青い壁」で新入り警官としてやってきたところに、現場でカリーに手とり足とり現場検証のやり方を教えてもらっていた。
むしろカリーの方が新人の時の思い出があるはずなのに、そのエピがすっかり忘れられてるようで寂しい。あれはなかなかいい話だったのに。
 「アーロン・ジェソップです」
 「カリー・デュケーンよ。ようこそデイド署へ」
この時のカリーのナンパ光線を感じさせない、しかしフェロモン全開な感じの笑顔がよかったのに。
その流れで最初から最後まで見届けたということでカリーがバッジを置いてあげるとかのほうが・・・まぁ制作側としては、ウルフの成長エピソードとしてこの殉職を盛り込んで描きたかったということなのだろう。

スパイの結論は結構ひねったようでいて、それでいて意外性がなかったかも。
ナタリアは今ウルフと付き合ってるんじゃなかったのか?恋人未満だったかな?それにしてはウルフとナタリアがモメるでもなく、結局ナタリアが絡んでるのはデルコ。男女の仲は難しいことだ。
デルコは途中ケモノのようにハァハァするほど正気を失ってるし、ヴァレーラはミスっちゃうし、ウルフもダンも・・・もはやカリーくらいしかちゃんと仕事してないんじゃないかという感じのデイド署CSIラボ。
「恋も仕事も全力投球・・・そんなすべての捜査官たちに」って、LaLaTVのドラマの煽り文句じゃないんだから。
これでエリオットがフリーになったので、まだカリーにチャンスが出てきたってことになるのだろうか。そして来シーズンもラブモードは継続予定ってことか?
あの「負けるなよ、カリー!」はちょっとなぁ。・・・できる限りほどほどにお願いします。マジで。

自分的には、エリオットの俳優さんってそういうキャラちゃうやん、っていう気がしてるので余計に違和感があるのかも。カリーの相手としてはなんかイマイチ。
こういう時にはJosh Hopkinsとかどうだろう。
(「コールドケース」のカイトや「PEPPER」のチャーリー・バブコックの彼ですよ彼)
・・・さすがにハマりすぎてて微妙。

しかしシーズンファイナル&怒りMAXなホレイショだっただけに、今回はキメ台詞の切れ味が久々にとがっていた。
「さもなければ、死ぬだけだ!」
「俺は、最悪を、味わった。」
やはりこうでなくては。
今回、リアズがポルトガル語をしゃべっていたので、部分的に英語字幕がついていたのだが、その字幕の付け方が非常にアメコミ風というか、フォントサイズが大小ついていたりアニメーションがついていたりで面白かった。
全編通してああいう字幕がついたらかなりうっとおしいことになるのだろうが、でもホレイショのキメ台詞部分だけでもああいう感じの字幕がついたらかなり笑えるだろう。
ニコニコ動画の次の進化の過程はああいうことになるのかもしれない。

もう私の頭の中は、踊り狂うカーニバルの群れが十戒のようにさーっと割れて、その先に仁王立ちのサングラス姿のホレイショ・・・なんていう意味不明な妄想でいっぱいだ。
次のシーズンでお会いしましょう。
サンバDEホレイショ!!


【 脇俳優チェック 】

◆FBIの捜査官のリーダーのコール捜査官 .... Mark Rolston
オフィシャルサイトあり。「プロファイラー」の第3シーズンで、サムをおびやかし続けた偽ジャックことドナルド・ルーカス役でサブレギュラー。
「CSI:NY」第1シーズン18話「狙われた委員会」では、内務監査委員会の報告妨害狙いと見せかけて、えらい大がかりな仕掛けで痴情のもつれを晴らしたマルコーニ内務監査官役を演じていた。
ドラマでは「ザ・シールド」「NYPDブルー」「ダーク・エンジェル」など。映画でも「エイリアン2」の兵士のひとりドレイク役や、「リーサルウェポン2」「ロボコップ2」など出演作は多い。
第5シーズン3話に再び登場予定。

◆コールと一緒に来ていたFBIの若手捜査官ペリー .... Eric Mabius
スーパードラマTVで放送しているテレノベラ「ベティ~愛と裏切りの秘書室」のアメリカリメイク版「Ugly Betty」で、本家のアルマンドにあたるダニエル・ミード役を演じている。
FOX LifeHDで放送されている「Lの世界」では大学の水泳コーチのティム・ハスペル役で、主人公たちの隣人として登場している。「OC」の第3シーズンに登場予定など。

◆FBIの女性捜査官ランドレー .... Dahlia Salem
「CSI:3」17話「憎しみのパズル」の特攻おばあちゃん自爆事故事件で、その事故の解明によってサラとつきあっていた救急隊員ハンクが二股かけていることが発覚した相手、保険会社の社員エレイン・アルコット役で登場していた。
現在放送中の「ER」第12シーズン10話からドクター役で、13シーズンまで長く登場する予定らしい。

◆爆弾魔サンティゴ .... Kevin Alejandro
TNTの残渣のせいで空港で逮捕された、ジェソップ爆死の仕掛けを作った男。
「CSI:NY」第1シーズン19話「罪の重さ」で、国連の特別会議に出席中のケスタロ外交官コスタの移動の責任者トム・マーティン役で登場していた。
「ミディアム2」9話、「FBI~失踪者を追え4」18話に登場予定。
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CSI:マイアミ4 第24話「止まった時間 前篇」

2007年04月04日 | CSI:マイアミ
ホレイショが逮捕したギャング組織マラノーチェの幹部ラファエルの裁判中、ラファエルを裏切る立場で証言台に立ったリアズは、ラファエルの脅しに言い淀んでいた。その瞬間、場内から被告に銃が渡され、発砲しながらラファエルとリアズは逃走してしまった。
裁判所内になぜ銃が持ち込まれたのか調べを進めるうちに、マラノーチェの一味がわざと嘔吐して、清掃員にのパーカーに銃を隠させたことがわかる。
その頃、デルコがかつて付き合っていた女グロリアが、嫉妬に駆られてナタリアの車を破壊するという事件を起こす。デルコの抗議にも彼女はおさまらず、マリソルをデルコの妻だと思い込んでマリソルの車をも破壊する。
そんな中・・・デルコとマリソルを凶弾が襲う!デルコは無事だったが、重症のマリソルにホレイショ付き添って搬送しようという最中、何者かが救急車の進行を妨害しようと前方に割り込んでくる・・・

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他のドラマの脇チェックのために、マイアミの3rdの自分のエントリを読み返すことがあったのだけれど、「デルコの影が薄い」「デルコがちゃんと出てこない」とさんざんぼやいていたのだった。
そんな時代もあったのだな。

・・・よかったじゃない、デルコ。このシーズンいっぱい使ってもらえて・・・
たとえそれがシモユル男路線でも。姉に見えない姉が出てきたせいであっても。ウルフに彼女とられるような設定でも。それでもデルコが目立ってるってのはいいこと・・・かなぁ(涙)。

マリソル登場以来「デルコの姉だなんてとってつけたような」と思っていたけれど、姉弟らしいシーンが最後の最後になってやっと見られた。
アレを見て夫婦って思うグロリアもどうかと思うけど、でも姉弟にも見えないわな。
さらに言うと、ホレイショとマリソルもイマイチカップルに見えないわけで。
「愛してる」
なんて言って微笑んじゃったりするホレイショ・・・これは嘘だ夢だ。
あんなとろけそうな顔してる侍なんて、ありえねぇぇぇ!
夢ならさめて!

・・・なんて言った私が悪かったごめんなさい。

違和感を感じていたキャラでも、ホレイショの抗争に巻き込まれて残り少ない寿命がさらに縮められたとなると、ホレイショの絶望と落胆、いや増す罪悪感を思うと痛ましくてならない。合掌。
ここまでいったら、子供を望んで戦いつつその命を閉じるというメロドラマ的展開をきわめていってほしかった。とことんどこまでもメロにロマにソープ路線で。
忘れがたみを残して、ホレイショが拝一刀になるという路線でもアリだったのではないか。
(ヤケになっちゃいけない)

だって・・・ラストの「ケインブラザース仁義なき戦い マイアミ炎の抗争編」みたいなのを見ると、もう証拠集めるとか、科学捜査とかどーでもいいっすね?って感じで。
公判を維持するとかそういう現実路線投げ捨ててるし・・・
通常ならデルコもホレイショも事件から外れる立場だろうに。
もう誰もケインブラザースを止められない。

次はシーズンファイナルだけれど、アレックスの問題とかラボのスパイ問題はスパッと解決して終わるのだろうか。アレックスと視聴者にしてみたら、降ってわいたようなホレイショのアレックスへの裏切り行為だったわけで、早くすっきりさせてほしいと思う。アレックスは昇進まで断ったのにね・・・
今のところ・・・サブレギュラー陣で「今シーズン限り」という出演は2人だけなので、次回で答えが出るとしたら、どっちかだったりするのかなーと予想している。
でも次までひきずるのならわからないなぁ。ラボにずっと流れる不協和音のもとであるスパイ問題は、長く見ているのはやっぱりちょっとつらい。

しかし、シーズン最初のマラノーチェの犯人を最後になってキーとしてもってきたりするあたり、このシーズンははじめから相当に練られて構成された、シーズンという流れ全体で見る一つの作品なんだなという風に改めて思ったりする。
ただそれが「マイアミ」としてどうだったかというと、このシーズンだけ浮いてしまうようなことになったのではないかと思ったりもするけれど。
それでもこれが5、6と続いて行った時、「結局4は面白かったよね」っていう評価に変わるかもしれないし。振り返ったとき、一つの試みとしてはなかなか刺激的だったかな、と思う。
結局。このシーズンによって「マイアミってすごい」「ホレイショってすごい」と再認識した。
・・・良くも悪くもいろんな意味でね。


【 脇俳優チェック 】

◆デルコの元カノのグロリア .... Kim Director
NYのホークス先生ことHill Harperの出演映画「ラストゲーム」で、主人公に大学チームに入ってもらうために、大学側が肉弾で「接待」させた女子大生役で登場していた。
1作目がヒットして2作目ではドジョウは見つからなかったらしい「ブレア・ウィッチ2」に、ゴシックな扮装のキム役で出演している。

◆裁判の被告ラファエル .... Lobo Sebastian
マラノーチェの一味。今シーズン第1話では、彼を採掘工場で逮捕したところを、ホレイショたちは組織のスナイパーから狙撃された。
「CSI:5」10話「子供たちの戦場」の留置場暴動のどさくさで新入りの被疑者が殺害された事件で、計画的に銃を持ち込んで暴動を引き起こしたビンセント・メンドーサ役で登場していた。
他に「ER」や「24」などにワルな役で出演している。

◆マラノーチェの一味メモ・フィエロ .... Robert LaSardo
マリソルの狙撃犯で、救急車襲撃の車のドライバーのスキンヘッド。コンタクトを落として逃走。
今回は見せていなかったが、全身に自前の刺青が入っている。そのために刺青を活用して圧倒的に悪役、犯罪者役、チンピラ役が多い。
「コールドケース」第1シーズン11話「オフィーリア」では、女子大生好き教授ロイ・ミナードが罪を押し付けようとした外国人向け英語教室の生徒ヘスース・トレス役で登場していた。その時も刺青をこれでもかと見せ付けて異彩を放っていた。
「BONES」第1シーズン13話「家族の庭」では、腐敗した遺体を持っていて逮捕された男が属している組織「マラ・ムエルデ」に対抗する組織「赤い復讐」のボス役で登場していた。
「Nip/Tuck」では第1~2シーズンに登場したクリスチャンとショーンを脅すエスコバル・ガリャルド役で、第4シーズンから再び復活してくるらしい。「NYPDブルー」では違う役名で複数回、「UC: Undercover」、「ナッシュ・ブリッジス」「チャイナ・ビーチ」など数多くのドラマでゲスト出演している。
最近ではソープ「General Hospital」にレギュラー出演している模様。映画では「レオン」「ショートサーキット2」「バブルボーイ」など。

◆ラファエル裁判の検事 .... David Starzyk
「CSI:NY2」10話「マンハッタンキングダム」に、耳なし芳一状態に全身に文字を書き込まれて殺害されていた被害者グリフィンが、金銭問題のもめごとで絶縁していた兄の役で登場していた。遺体は兄の家のカーペットに包まれていたのだった。
「CSI:3」12話「捨てられた目」では、検死官助手デヴィッドが検死を行おうとしたら実は生きていたとわかって蘇生をした(けど後でやっぱり亡くなって二度目の検死解剖を行った)被害者で車のディーラーのフレッド・スターンズ役で登場していた。
「フェリシティの青春」第2シーズンでは、ベンが付き合っていた年上の人妻マギーの夫シャーウッド氏役で登場していた。
第5シーズンに再登場予定だが、今回は「Prosecuting Attorney(検事)」役だが、次回は役名が付いている。別人役かも?

◆証言台に立ったリアズ .... Vincent Laresca
「24」第3シーズンで、メキシコの麻薬王サラザール兄弟の弟のヘクター役を演じている。収監されている兄のラモンを釈放させるためにテロを計画。ヘクターの恋人クラウディア役は「CSI:NY」のエイデン役のVanessa Ferlito。

◆マリソルの担当医 .... Jim Ortlieb
「BONES」第1シーズン9話「過去からのプレゼント」では、ラボ内部が生物汚染されて閉じ込められたテンペランスたちに、サンタさんの扮装で事後の指示を行った担当官役で登場。
「CSI:NY」第1シーズン15話「死が二人を分かつまで」では、死者の棺からブランド物の衣装を盗んで古着屋に転売した葬儀屋役で登場していた。彼が転売した衣装にしみこんでいたホルマリンのせいで、その衣装を着た花嫁が結婚式の最中に中毒死した。
「CSI:科学捜査班」4話「不倫の果て DNAの証言」では、被害者ウェンディの不倫の事実に感情的に肩入れしてしまったキャサリンが被害者夫にその事実を告げてしまったため、不倫相手を殺して死体を増やしてしまうことになった、ウェンディの夫のウィンストン役を演じていた。
「ロズウェル 星の恋人たち」第1シーズンでは、テスの父親ということにして表向き生活しているナセドの、エド・ハーディング役を演じていた。
「フェリシティの青春」第4シーズンでは、医学コースのホッジス教授役を演じていた。想定外の問題を出題してベンを落第させたりしていた。「FBI~失踪者を追え3」では前後編7~8話に登場予定。

◆わざと嘔吐をした男ベニート .... Germaine De Leon
「CSI:NY」第1シーズン2話「夜の獣たち」では、セントラルパークの花を解析してくれたラボのひととして登場していた。
4月から始まる「クローザー」の第1シーズン4話に登場予定。

◆救急車のドライバー .... Gilbert Glenn Brown
マリソルを搬送している最中に前にマラノーチェに割り込まれる。
「コールドケース2」8話「リスト」で、53年当時に自宅で公民権運動の会合を行っていた黒人活動家レナルド・コープリー役で登場していた。コープリーの娘クレアが会合に参加していた被害者を記憶していたのだった。
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