ダニエルとアレクシスの事故と、ヒルダの婚約者サントスの銃撃、そしてダニエルの母クレアの脱走と、立て続けに不幸な出来事がベティのまわりに起こってから3週間・・・
いまだにイグナシオはビザの問題が解決せずに、メキシコから帰れずじまい。ダニエルは足の骨折ですんだものの、アレクシスの意識はいまだに戻らないままだった。それをいいことにウィルミナはモードを我が物顔でのっとって、ブラッドフォードとの結婚の準備に余念がない。
ベティは忙しさにまぎれて平気なふりをして暮らしていたが、妊娠したチャーリーと一緒に行ってしまったヘンリーのことが片時も心をはなれない。
そんな中、アマンダもまた、自分の母親がフェイ・サマーズだと知ったショックにとらわれて、ストレスから激太りしてしまった。見かねたマークに後押しされて、アマンダは両親に問いただしてみるが・・・
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脚本化組合のストの影響で、今シーズンは若干短い18話になっているものの、その分ぎゅっと詰まった内容が期待できそうな・・・
っていきなりテレノベラか~い!
いやー、テレノベラをご覧になったことがない方は「よくわかんないけどおかしい」っていう感じかもしれないのだけど、あれはヒジョーによくできている!ベティがメイドで、ヘンリーがご主人様っていうあの設定、まるで「ディアナ~禁断の罠」のような。
ヘンリーやチャーリーのあの服装といい、シャツの破き方といい・・・チャーリーのあの大仰な立ち方寄りかかり方、そして夢オチの唐突さまで、ほんとにテレノベラってあんなだもん。誇張なしにあんなだもんなぁ。
・・・ってそれはともかく。
前にあったこととか結構忘れちゃってて、ちゃんと復讐しとくんだった・・・。
ああああ!ジャスティンが声変わり!!
そりゃ、もうちっちゃい子じゃなくなっちゃって少女っぽい中性的な声じゃあわなくなってるからしょうがないか。でも男声になったことで、いっそう「Gの世界」っぽくなってしまった感じでシャレにならないものが。
とはいえ・・・イグナシオ不在な上、当分ヒルダは立ち直れなさそうなので、ジャスティンが子供じゃいられない事情があるからしょうがないかも。
そう・・・ヒルダ・・・。
「アレ?」と思わせておいてなんという騙しワザ。今まで出演シーンがあまり長くなかったサントスがいっぱい出てきて、「なんだかイイオトコだったんじゃないか、やっぱりヒルダが惚れるだけのことはあるなぁ」とかしみじみ感動していたら、あんなことに。せっかくサントスいいなーと思ったのに。
あれはヒルダの心の中の、ある意味「一番よかった時のサントス総集編」だったのだろう。そうしてやっと喪失を認めるというスタートラインに立つ所までたどり着いたヒルダ。これからが悲しみの本番なのかもしれない。
ベティもまた、ヘンリーの喪失を確認して何とか前に進もうという「恋のお葬式」を。ダニエルは自分だってつらいのに・・・あぁ、シーズン1で1話目を見たときには、こんなにダニエルがいい奴になってるとは思いもよらなかった。
でもベティの場合は思い込み120%での落ち込みだからなぁ・・・勝手に区切りをつけて、ヘンリーが戻ってきた後どうするのだろうか。
今シーズンも楽しみになりそうなウィルミナドロンジョとマークボヤッキー・・・とすると、アマンダがトンズラーだからあんなに激太りしちゃったのか(違)。
モードヤッターマンの3悪人のドタバタぶりは、どんなシリアスな展開になってもきっちり笑いを取ってくれるのがイイ。
アマンダはブラッドフォードの娘なのだろうか?いや、そういう予想は軽~く裏切ってしまいそうな。イグナシオが父でも驚かないよっ(それはないだろ)。
しかし、マークがシャワーで見たエミリオ・エステベスは・・・最近の彼はアマンダもびっくらこくくらいぽっちゃりさんになってしまって、セント・エルモス・ファイアーというよりはあぶらの乗ったマイティダックスという感じなんだけどなぁ。
マークはそういうのが好みなのだろうか?
【 脇俳優チェック 】
◆女囚ヨガ .... Lorraine Toussaint
初登場は第1シーズン21話。クレアの刑務所の牢名主的存在。第1シーズンの最後で一緒に脱走した。
「CSI:7」4話「害虫の群れ」では、集団連続リンチ殺人の現場でグレッグが襲われそうになってとっさにひき殺した学生デミトリアスの母マーラ役で登場。7話「宣戦布告」の審問では息子の無罪を訴えて激しくグレッグを責め立て、検察は高額の和解金を支払うことに。しかし19話「リムジンの惨劇」で息子のアーロンが事件現場にいた容疑がかかり、再び警察への怒りを爆発させる。
「クローザー」第1シーズン12、13話に、女性検事パウエル役で登場。パウエルはブレンダに捜査手法を否定されて対立、ブレンダに謝罪を申し入れるのだった。
「セービンググレイス」では第1シーズン3話以降にペリー警部役でサブレギュラー。かつてグレイスとは風紀課で同僚だった。
「女検死医ジョーダン」第2シーズンに登場予定。
◆モードの編集員シーラ .... Illeana Douglas
「シックスフィートアンダー」第1シーズン10話「当惑」では、フェデリコの後任でフィッシャー・アンド・サンズに採用されたアンジェラ役。第5シーズン3話「記憶」ではフェデリコと関係を持つ。
映画「チャンス」でアカデミー助演男優賞受賞のMelvyn Douglasの孫。
◆アマンダの母 .... Stephanie Faracy
「グレイズアナトミー」第3シーズン4話「自分が自分であるために」では、車のセールスマンショーン・サリバンの妻役で登場。夫がセールスマンの仕事命なのを気遣って、なんとか顔の傷を治してくれと懇願する。
◆アマンダの父 .... Kurt Fuller
「ボストンリーガル」第2シーズンでは、デニースの離婚裁判の夫側代理人となった牧師役。彼がやり手だったために、サラが牧師を誘惑するという奥の手を使う。
「マイネームイズアール」第2シーズン21話「悪ガキ母校に帰る」では、アールのいたずらをひきついだ生徒たちのせいでやる気をなくした教師の一人として登場している。
「HOUSE」第1シーズン8話「医療不信」で、梅毒のせいでハウスに萌え萌えになってしまったおばあさん患者ジョージアの息子役で登場していた。今までまじめだった母親がいきなり頭の中がピンク色にお花が咲いてしまったので頭を抱えていたのだった。ちなみにその時母親のジョージア役を演じていたのは、レックス母フィリス役のShirley Knight。
「デスパレートな妻たち」第2シーズンでは、レックスの死に不審を抱いた担当刑事役を演じている。
「名探偵Mr.モンク」第1シーズン8話(NHK放送順による)「同居人に文句あり」では、秘密が掘り返されるのを妨害するため事件を起こした市長補佐役で登場していた。
「エイリアス」第3シーズンではNSC(国家安全保障会議)の上層部リンゼイ役。
「ザ・ホワイトハウス3」ではシチュエーションルームでシャリーフ暗殺について話し合われているときのアドバイザーとして20、21話に登場している。
映画の出演作も多数で、「最終絶叫計画」のシェリフ役など様々な映画で脇を固めている。
「グレイズアナトミー」第4シーズン7話に登場予定。
◆ファッションTVのキャスター .... Alec Mapa
オフィシャルサイトあり。
人気コメディ「Half & Half」(日本未放映)でもオネエキャラで出演しており、実生活でもゲイで男性と結婚、ゲイとHIVについての活動を行っているらしい。
ニア・ヴァルダロスとデヴィッド・ドゥカヴニーの「CONNIE & CARLA」など、オネエキャラとして定着しているコメディアン俳優。
「デスパレートな妻たち」第2~3シーズンでは、ガブリエルのコーディネーターのヴァーン役で登場。第3シーズンでは「キレイ塾」を開設し、ガブリエルをトレーナーに迎えて少女ミスコンの育成ビジネスを行う。
「ダーマ&グレッグ」第3シーズン2話「ホテル・アニマル」では、自分探しにさ迷うグレッグの目を覚ましてくれたオネエのトリーナ役。
「フレンズ」第5シーズン8話「それぞれの感謝祭」ではチャンドラーが幼い頃のビング家の家政夫役。例の「感謝祭で離婚を切り出されて感謝祭が嫌いになった」きっかけになったシーンで、チャンドラーパパに「ターキーはいかが?」勧めてとねっとりと見詰め合っていた。
◆ベティがみてもらった医者 .... Bob Glouberman
「FBI~失踪者を追え」第3シーズン12話「僕の好きな場所」では、ポリグラフの試験官役で登場。
「アリーmyラブ2」9話「決めつけないで」では、レネのデート相手ベンが連れてきたアリーのお相手ウォリー・パイク役。どんなに拒絶しても粘ってくるので、アリーはレズのふりで撃退することに。
「ザ・ホワイトハウス3」5話(NHK放送順)「ドナの日記」で、学校再建法案に賛成することの見返りに「1セント銅貨の生産を永久に中止」する法案(法定貨幣改正法)に賛成してくれとサムに提案する、議員の側近テリー・ベックウィズ役。
◆ボブの妻 .... Kat Sawyer-Young
アマンダ両親の家で、ガウン姿で出てきた夫婦の妻の方
「Dr.HOUSE」第3シーズン4話「カーペット闘争」では、ハウスが外来で診察した女性役。便秘が解消したものの、出たモノがおかしいと診察室に持ってきてハウスをドン引きさせる。
「コールドケース2」21話「制服」では、被害者のマイクがドアマンとして働いていたハーグローブ家の夫人ヘレン現在版役を演じている。
「フレンズ」第8シーズン18話「ロスはスピーチ上手」ではレイチェルとロスに妊娠と「結婚」についておめでとうを言って、二人を面食らわせた女性役。ロスの母が結婚しない妊娠だと周囲に言えなくて、結婚したと言いふらしていたための現象だった。
「ボストン・パブリック」第1シーズン22話「第22章」には、一時期付き合っていたせいでローレンに執着していた、元生徒ダニエルの母親役で登場していた。
◆アマンダ両親の友人ボブ .... Matt Riedy
アマンダ両親の家で、ガウン姿で出てきた夫婦の夫の方
多くの作品に出演しているが、日本ではこれから放送予定の作品が多い。
11月から放送予定の「ダーティ・セクシー・マネー」第1シーズン5話、来春放送予定の「プライベートプラクティス」第1シーズン1話、「ボストンリーガル」第3シーズン15話、「クリミナルマインド」第3シーズン8話、「ラスベガス」第3シーズン21話、「NCIS」第5シーズン8話、「コールドケース」第6シーズン1話に登場予定。
◆ポテト屋の店員 .... Peter Story
「FBI~失踪者を追え」第3シーズン18話「主よ導きたまえ」では、冒頭ヴィヴィアンの心臓の検査をしているシーンで、検査の準備の世話をしていた男性ナース役。
「CSI:5」24話「CSI“12時間”の死闘 [前編]」では、唯一の手がかりである犯人から送られてきた荷物から、送り元の住所にブラス警部らが踏み込んだところ、一人だけ寝ていた酔っ払いの男役で登場していた。