goo blog サービス終了のお知らせ 

くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

「クローザー2」 第15話「灰色の任務(後編)」

2008年01月14日 | クローザー
マリク殺害犯をヴォイツキーと特定したことで、シュミットとの約束どおり特捜班は復活することができた。ブレンダも元のポジションを得て、休職・異動させられていたチームも元通りとなった。
喜んだのもつかの間、さらに「マリクと一緒にいた友人」の存在を特定しなければいけない。マリク殺害犯はヴォイツキーと判明したが、今度はヴォイツキー殺害犯を捜査して「ファイヤープルーフ作戦」にまつわる事件の全容を明かすのだ。
ブレンダはマリクの母ルア・ファラに会うが、自らをリタと名乗り、マリクのことはマイケルと呼んでいた。マリクの部屋には男の子らしくないテディベアがたくさんあったが、音楽仲間のアンジェラ・カーターとやりとりしているジョークだという。
そんな中、ヴォイツキーを先回りされて殺されたことから、ブレンダは自分が監視されていることに気づいていた。そこで監視の車を誘い出してみると、中に乗っていたのは平和の使徒団のアブドゥル・アル・フラニと主治医のアル・サニだった・・・

--------------------------

このエピは、ブレンダ役のキーラ・セジウィックのラブラブな旦那様、ケヴィン・ベーコンが演出を担当している。
こういうのはやりにくかったりしないかな?と思わないでもないが、この夫婦は結婚して今年で20年になろうというのに、いまだにツーショットの時はいちゃいちゃしているおしどりカップルなので、無問題かな?
ちなみに第3シーズンでも9話で演出を担当している。現在のところ「出演」はないようだ。
しかし「ケヴィン・ベーコンが演出でこのエピを撮った」と思って見てると、「現実主義の王と理想主義の教会」をブレンダが語ってるあたりとか、あんなシリアスな場面なのにブレンダがすごくきれいに撮られているように感じられるから不思議だ。
あぁ、ゴールデングローブ賞の授賞式があったなら、ご夫婦の姿が見られたのになぁ。

シーズンファイナルなのに、オープニングが「これから始まる!」みたいな明るさに満ちていて笑ってしまった。先週の暗さとは真逆。やっぱりこうでなくちゃね、という感じ。
プロベンザのドジャース人形でさえ嬉しそうだ。ブレンダがテイラーの飛行機模型を壊したのは、五分五分でわざとかな。それでも追い出されてプンプンしてないあたり、テイラーも格の違いをそろそろ実感したのかもしれない。でも、まだまだ彼はヒールでいて欲しいな。

前回も今回も、原題が「Serving the King」なのだが、前回ではこれの意味がわからなかった。
なるほど、「王に仕える」か。
「現実主義の王」と「理想主義の教会」の間に永遠に続けられる、異なる理念のいがみ合い・・・何かいろんな意味ですっきりと片付けられたような気がするこの説明。
どちらも善でも悪でもない・・・だから王に仕えても教会についても、どちらも何か割り切れないのだろう。求めるものが決して違ってるわけでもないのに。

フリッツはまた使われて・・・と思っていたら、最後においしいところを持っていった。
彼も、自分の担当で捜査していた事件で二人も捜査官を失って、相当立場的にまずい状況に追い込まれたわけだから、これで面目躍如といったところだろうか。
CIAだけが一人負けで、今後の組織の混乱も予想されて、なんともお気の毒。
イレインは衰えたりとはいってもナイスキャラだったので、今後も何かで絡んでもらえないかなーと思いつつも、CIAがらみの仕事はもう当分おなかいっぱい、かな。

しかし、最後に一番オイシイところを持っていったのはポープだろうか。
なんだかんだいってブレンダとサシで張り合えるのは、あの狸オヤジだというところを見せ付けたような。パートナーにはなれないけど、狐と狸の化かしあいになるのはポープなのだな。
口元のチョコレートをぬぐってあげてもセクシャルなムードにならなくなったなんて、このシーズンでポープも丸くなったもんだ!
ある意味、すでにポープのライバルはフリッツではなく・・・プロベンザになっているのかもしれない。
「絵はそのままでも見れる」というプロベンザ哲学までご披露しちゃって、今回のシークレットミッションを二人で乗り越えたことで、姫様とじいやの絆はぐっと深まった感じだ。
でも、そっぽむいて「Thank you Chief Pope, sir(棒読み)」と言って空気を凍らせるプロベンザも、「サンチェスだけ歓迎する」と3割ジョークで答えるポープも、両方多少は大人になってもらいたいものだ。

思えば、1st終了時には次シーズン放送決定~とアナウンスされて、スッキリした気持ちで待てたような気が。
・・・あれ?番組の終わりに何かアナウンス入ってたっけ?見てなかった~。
今回聞いてる情報といえば、1~2の再放送があるということと、3月から吹き替え版が放送されるということだけど、その次は・・・吹き替え版作るくらいだから、DVD出すくらいだから、続きますよね?ね?
ブレンダの声は山像かおりさんだそうなので、某デス妻とは違ってハズすということはないのがありがたい。(そういえば、ハズしてるのはフリッツの中の人の・・・)
山像さんか・・・そうかクリミナルマインドのお仕事がおわr・・・うにゃ。
でも、ブレンダの「センキュ~」をどう吹き替えるのだろう。南部なまりは、まさかWATダニーのように関西弁しゃべらせるとかじゃないっすよね?
「おおきに~」とか京都弁にしてみるとか。そんなイケズなヒロインの刑事もの・・・話題にはなるかもしれないけど・・・

さて、これを書いてる時にもう10時間切ったゴールデングローブ賞発表で、キーラが受賞して3rd放送に弾みがつきますように・・・


【 脇俳優チェック 】

◆マリクの母リタことルア・ファラ ....  Anne Nahabedian
カナダ出身で、17歳から3年間海軍に所属していたという。さぞかしモテたであろう。
「LOST」第3シーズン11話「コード77」では、サイードのフラッシュバックに登場したサミの妻アミラ役。彼女はサイードに拷問されたと主張していたが、サイードにはその記憶がなかったのだった。
「ザ・ユニット3」7話、「CSI:7」13話に登場予定。

◆フラニの主治医アル・サニ .... Navid Negahban
「ザ・ユニット」第1シーズン6話「疑惑」では、ベイルートのイラン大使館の警備責任者役。ユダヤ人だからと大使館内の警護からはずされたボブに同情して儀式用の短剣をボブにくれたが、その短剣が思わぬ波紋を呼ぶのだった。
「クリミナルマインド」第1シーズン21話「FBI vs CIA」では、サウジの外交官でテロ組織の資金源の男ハッサン・ナディール役で登場。CIAの工作員ジョン・サマーズがナディールの虐待されていた妻子を保護するが、ナディールは外交官特権を使って妻アリーヤたちを取り返そうとする。
「FBI~失踪者を追え4」20話に登場予定。

◆盲目のテロリストアブドゥル・アル・フラニ .... Eli Danker
「CSI:マイアミ3」22話「戦いの火蓋」ではスージーと同棲していた男ボブ・キートンの死を追っていて、放射能機器による被爆を発生させた容疑で逮捕されたリチャード・トマソン役で登場。しかし背後にテロ組織の捜査が関わっていたために、FBIがトマソンを連れてってしまったのだった。

◆マリクの友人アンジェラ・カーター .... Joy Lauren
オフィシャルサイトあり
LaLaTVでも3月からの放送が決定した「デスパレートな妻たち」ではブリーの娘ダニエル・ヴァンデカンプ役でサブレギュラー。最初は潔癖な母に反抗的ながらも、純潔クラブに所属するなど真面目だったが、シーズンが進むにつれてスレてしまい、第3シーズンでは「ダニエル・スキモノデカンプ」などというあだ名をつけられるほどビッチ度が進んでしまっている。
「ザ・ディヴィジョン 5人の女刑事たち」の第2シーズンに2エピ登場しているが、スーパードラマTVが第1シーズンで放送を打ち切ったために日本では未放映。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クローザー2」 第14話「灰色の任務(前編)」

2008年01月07日 | クローザー
特捜班での銃撃戦によって、FBI捜査官二人が殉職し保護していた証人まで失った、痛ましい事件から四ヶ月がたとうとしていた。
ブレンダと銃撃に関わったプロベンザとサンチェスは休職、ダニエルズは無関係な職場に左遷され、タオは鑑識に戻されてしまった。フリンとガブリエルだけがかろうじて殺人課にいたが、テイラーの怠慢な仕事運びにうんざりしていた。
実質特捜班は解体状態にあり、ブレンダは落ち込んだ日々を送っていた。
そんな矢先、マリク・ファラというアラブ系の16歳の少年が殺害されるという事件が発生するが、テイラーはまともな捜査も行っていなかった。
しかしその事件に関して、ブレンダはCIAのシュミットから思わぬ依頼を受ける。マリク殺害は別の人物を殺害しようとした間違いで、実際はCIA内部のスパイがからんだ事件だというのだ。
「ファイヤープルーフ作戦」というイランの核製造阻止に関係するこの事件を解決することで、特捜班の再建を勝ち取ろうとブレンダは考え、部下たちに声をかけてひそかに捜査を開始するが・・・

--------------------------

さすがに前回の終わり方は、ただでは済まなかったということで・・・

最初そのことを忘れていて、「え?なんで?4ヶ月って何? SF?」とかびっくりしてしまった。
そうだよなぁ・・・まだ休職で済んでよかったというか、ポープとフリッツが何で無傷?とか思わなくもない。
おそらくフリッツは無傷じゃなかったのかもしれない。ただでさえ左遷モードな彼が、人事ファイルにまた黒い部分が増えたということなのかも。
フリッツにしてみたら、弱ってるブレンダに「ここだ!」とプロポーズするわけにもいかず、泣き暮らすブレンダに困っていたようで。仕事で振り回されるほうが、まだ彼女がいきいきしててよかったかも?
ポープだったら、弱ってるブレンダにここぞとばかりにつけこむだろうに。

テイラーってあんなにテキトーな仕事だったのか。
ちゃっかり特捜班の部屋を乗っ取って、ブレンダの個室ゲットしちゃって・・・。ダニエルズを追いやってタオを鑑識に戻すなんて、ほんとに人の使い方を知らない奴。
「何でもするさ、その声が懐かしいからな」
この台詞を言ったのが、フリンだなんて・・・最初の頃から見たら考えられない大進歩だ。オヤジたちったら、すっかりブレンダのとりこだな。

バズが取調室でもてあまして、ひとりでポチポチと画面切り替えてるとこなんて、あまりにかわいそうで涙が出るかと。
バズって・・・・ワトソンっていうんだな、2ndの終わりで初めて苗字が分かったなんてほんとにかわいそう。
しかもブレンダに呼ばれた!って喜び勇んで初めて屋外に出かけていったのに、プロベンザ以外に聞かせられない話だったもんで、ただの運転手だったなんて。
バズー!かわいいよー!・・・・ガブちゃんの次に。

ガブちゃんもダニエルズとの仲は大丈夫だったのだろうか。
この騒動で別れたりしてないといいんだけど。・・・いつも二人が別れることを微妙に期待したりして悪かった。
でも、・・・別れてない?

それにしても・・・イランの核開発とか、CIAのスパイとか、いきなり話が別次元!
小さな殺人事件に慣れてるもので、大きな陰謀の話はなかなか詳細が頭に入ってこなかった。まさに007。ブレンダを復職させるには、普通の功績では難しいということだったのだろうが、すごい展開に持ち込むなぁ。
まだまだ陰謀の入り口に立ったところのようだが、ヴォイツキーの死を伏せたまま取引に持ち込むあたりは、まさにブレンダの真骨頂。
がんばれブレンダ!チームを再生するんだー!多分フリッツには秘密会議はバレバレだろうけどね。

ところで!来週最終回でショボーンとしてたところに超朗報!!
DVD発売決定ですよ!!センキュ~センキュ~!!
1stが5月8日2ndが6日5日に発売!!プロモーション来日イベントとかないっすか、LaLaTVさん。

クローザー <ファースト・シーズン> コレクターズ・ボックス
クローザー <ファースト・シーズン><br> コレクターズ・ボックス


クローザー <セカンド・シーズン> コレクターズ・ボックス
クローザー <セカンド・シーズン><br> コレクターズ・ボックス


【 脇俳優チェック 】

◆CIAのシュミット ....  William Daniels
50年代から活躍しているベテラン俳優。
「ナイトライダー」シリーズのナイト2000の人工知能 K.I.T.T.の声を担当しており、 K.I.T.T.役で「シンプソンズ」にも出演している。(日本語吹き替え版での K.I.T.T.の声は野島昭生)
「ボーイ・ミーツ・ワールド」では、コーリーたちの小学校~大学までの「先生」として、お隣さんとして常に存在していたフィーニー先生役を演じていた。
日本では放送されていないが、6シーズンも続いてデンゼル・ワシントンも一時期レギュラー出演していた医療ドラマ「St. Elsewhere」に最初から最後までレギュラー出演した唯一の俳優。
映画では「卒業」でダスティン・ホフマン演じるベンジャミンの父親役、「青い珊瑚礁」ではブルック・シールズ演じるエミリーンのおじで、リチャードの父のアーサー役を演じている。
妻のBonnie Bartlett(「大草原の小さな家」でシュナイダー未亡人→エドワーズ夫人となったグレイス役や、「ER」でグリーン先生の母親ルース役など)とは50年以上連れ添っている。

◆ブレンダの恩師イレン・ドナヒュー ....  Debra Mooney
「エバーウッド 遥かなるコロラド」では、アボットの母なのに、ライバルであるアンディの診療所で看護師になったエドナ役でレギュラー。夫の死後間もなくアーヴと再婚したことで、アボットとは微妙な冷戦状態に。
「ザ・プラクティス」では第4シーズン以降スピンドル判事役でたびたび出演。「ボストンリーガル」ではパラレルワールド扱いのせいか。第3シーズンからは同じ判事役だが、名前の違う別人物として登場予定。
他に「Hey!レイモンド」「あなたにムチュー」「ウィル&グレイス」など、出演作多数。

◆CIAのLA支局長リチャード・ブランチ .... Paul Schulze
「コールドケース3」14話「警報」では、強盗一味でありながら、被害者のロウィーンに「君は騙されている」と本当のことを打ち明けたフィル役で登場していた。
「CSI:6」24話「サヨナラはまだ…」では、ブラスの担当医役で登場。よく見ると運び込まれた時点からいて、グリッソムに状況説明と医療判断について話しに来ていた。
「FBI~失踪者を追え3」1話「手さぐりの脱出」では、失踪者の一人で盲目の少女ケリーの父コークラン氏役で登場
「CSI:NY2」4話「企業戦士」で、焼死したチェスの天才少年ジェームズの母の恋人ルーク・ロバートソン役を演じていた。ホークス先生が彼とチェスをしながら追い詰めて自白を促すところはホークスファンにはなかなかいい場面だった。
「24」の第1~3シーズンで、CTUの責任者ライアン・シャペル役を演じている。第3シーズンでは強烈な退場シーンを見せるが、それまでのキャラのかわいくなさがたたってかジョージ・メイスンほど惜しまれなくてかわいそう。
「ザ・ソプラノズ」では全シーズンを通してフィル神父役で登場している。第1シーズンではカーメラと怪しい雰囲気になってトニーから疑われたことも。
「Oz」第2シーズン1話と5話には、暴動を鎮圧した特別機動隊のハイム巡査役で登場。
「CSI:マイアミ6」5話、「NCIS」第3シーズン18話に登場予定。

◆ファイヤー・プルーフ作戦の指揮官ラリー・コール .... James Carpinello
「フェリシティの青春」第3シーズンでは、フェリシティがパーティで酔って意識をなくし、一夜を共にしたが何があったか思い出せなかった相手ランディ役を演じている。ランディとは何もなかったのだが、彼の仲間がフェリシティの裸の写真をばら撒いたためにベンとの仲がこじれてしまう。
妻は「ANGEL」でフレッド役のAmy Acker。

◆殺人課のマクヘイル刑事 .... Brady Smith
オフィシャルサイトを見るとわかるが、アート製作の仕事がメインのようだ。
「CSI:マイアミ3」13話「分かれ道」では、冒頭パトロール見学の最中に改造車両を注意しようとして、殺害されてしまったインスコ巡査役で登場。
妻は「ビバリーヒルズ青春白書」のバレリー役のTiffani Thiessen。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クローザー2」 第13話「信頼が崩れる時」

2007年12月31日 | クローザー
マフィアのボスジョセフ・デラモンテの裁判で証言するため、FBIの保護下にあった証人マーティン・デルーカが襲われ、一緒にいた妻ミシェルと警護していたFBI捜査官ドハーティが殺害された。
担当していたヘクト捜査官とフリッツは、FBIの捜査官が殺害されたのだからFBIの管轄として捜査を行おうとするが、ブレンダはミシェル殺害を盾にとって市警特捜課で捜査することに。
一人生き残って妻を失ったデルーカはショックを受けていたが、襲撃した犯人の顔を記憶しており、それはデラモンテの一味のトム・キャリという男だと判明した。
デラモンテが裁判を逃れるためにデルーカを襲ったという疑いは濃厚だったが、ヘクト捜査官の電話の通話記録にデラモンテの弁護士の番号があったことから、ヘクト捜査官の裏切り行為の容疑が浮上する・・・

--------------------------

Bad Kitty! BadBadBadBad!!
・・・・ってほんと、悪いにゃんこちゃんだこと。ブレンダをあんなに落ち込ませて・・・
一番悪いのは、戸を開けっ放しにしたフリッツだけど。
ブレンダから唯一黙秘権を許された猫キティちゃん。フリッツよりキティちゃんのほうが家庭内の位置が上のような気が。ていうか、「彼女」(まだ「彼」とか呼んでるし)は「飼われてる」っていうつもりがあるのかどうかも謎だが。
TVディナーで飼いならされてるフリッツと、キャットフードのキティとあんまり大差ないもんね。

ブレンダがママに電話して、写真がどうこう言ってるところで「?」となったが、あぁそういえばブレンダママは林家パー子だったっけ!もちろんキティの写真も撮ってるわけだね。なるほど。
で、「探してください」チラシを作る云々の話のところで思ったのだが・・・ブレンダって、もしかしてパソコン使えないとか?いやまさかそんな。あのママはメールに写真添付して送れるというのに。
なんかうまくいいくるめてフリッツにダウンロードさせていたのは、操作方法がわからないのをごまかしていたように見えたのだが・・・もしやチラシはタオに作らせるつもりだったりして。
でも、グレて夜遊びしてるんだろうという予想から、事件解決のヒントを導き出したのだから、キティの家出もまんざら無駄ではなかったのかも。

・・・そう、あの手術というのは、結局「できるはずのない子供」か「産んだらまずい子供」だったから産めなかったということなんじゃないかというのが、台詞以外の行間で語られていたような。
ドハーティが殺害されたのも、ヘクトが撃たれたのも、まぁその辺に起因する話だったりするのかも。
犯人がデルーカだというのは、最初の事情聴取の段階でなんとなくわかっちゃったりしたので、後はそこにたどり着くプロセスの遠回りがいつものごとく面白かった。
ブレンダがいつも、事件のことではっと気づいてトランス状態に入るところがいいんだな。

デラモンテが取調室になぜお菓子を持ち込めたのか・・・あれはマフィアに「ブレンダは甘いものに弱い」というファイルがあるんじゃないかと疑ってみたりして。
誰だ、そんな重大な秘密をもらしたのは。そしてあのお菓子は・・・コロネ?なかなかおいしそうだったけど。
甘い物といえばタオだが、カルアミルクの件がバレていたとは知らずにハワイからお帰りでしたか。これからは経費でカルアミルクが買ってもらえるのかな?

サンチェスファンにとって最後のほうはなかなかかっこいいシーンだったが、あの発砲でトドメさしたのは、後から問題になるんじゃなかろうか。
ビデオ撮影していたから、前後の状況がばっちり映っているはずだが、あれは銃を差し出したとも構えたとも微妙な気がする。来週以降それが問題にならないといいけれど。
フリッツは二人も捜査官を失うような状況で責任を問われたりして?ちょっと後味の悪い終わり方になってしまった。

しかし今回・・・異様にポープが嬉しそうだった。
ブレンダの陰に隠れてフリッツいぢめやりたい放題。みっともないぞオヤジ!そんなところで男同士の微妙な火花を散らすんじゃないっ!
そしてバズ!レギュラー陣が聞きたくても聞けないようなことをさらっと・・・
「家ではチーフが主導権を?」
「最近はな」と返したフリッツの横で「嘘つけ」といった顔でにんまりほくそえむポープがほんとにもう。
男と男のポーカーフェイス。ある意味愛ね。(どこがだ)

「クローザー」は短いシリーズなので、次回からの前後編でシーズンが終了してしまう。
ダレないでぎゅっと詰まった感じが味わえるのはいいのだが、腹八分目というのはやっぱり物足りない。もうちょっと食べたいなーと思ってしまうが、もたれないくらいで終わられるほうが美味を堪能できる・・・ああでも。
1stは今年の春だった。半年しかおかずに10月から2ndだったのだが、さすがに次も半年後では本国を追い越してしまう。1年後・・・かなぁ。

夏放送のスケジュールで放送されてるこのドラマは、一応今ゴタついてるスト問題からは蚊帳の外になっているが、長引くようだと無縁ではいられないだろう。
とりあえずLaLaTVが無事に3rdを放送してくれるのと、4thが来年夏に本国で無事放送されることと・・・もちろん!年明け早々にキーラがゴールデン・グローブ賞を獲得するように、というのを来年に向けて祈りたい。


【 脇俳優チェック 】

◆FBIのヘクト捜査官 .... Michael O'Keefe
オフィシャルサイトあり。
「CSI:3」12話「捨てられた目」では、娘から恋愛感情を持たれ想像妊娠までされてしまう父親ダニエル・イーストン役で登場していた。
「ザ・ホワイトハウス3」5話「ドナの日記」では、久々にホワイトハウスに戻ってきた番記者ウィル・ソーヤー役。ウィルはCJと懇意の記者で、「もし大統領が再選されたら副大統領のおかげだ」とトビーが発言したことについてコメントを求めてきたため、広報部の情報漏洩が発覚するのだった。
「Dr.HOUSE」第2シーズン10話「届かない言葉」では、言語障害で症状を正しく説明できない患者フレッチャー・ストーン役を演じていた。このエピはハウスがステイシーとボルティモアにいて空港に足止めになったため、遠隔で治療の指示を与えていた。
1980年の「パパ」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされている。
「Nick of Time」でグラミー賞を受賞したブルースギタリスト&シンガーのBonnie Raittと結婚していたが、9年程で離婚している。禅宗に傾倒し、僧侶の資格も取得しているという。
「クリミナルマインド」第3シーズン3話に登場予定。

◆昔かたぎマフィアのマーティン・デルーカ .... Dayton Callie
「CSI:マイアミ」第1シーズン20話「ヒトラーの子」では、ホレイショに息子の捜索を依頼した仮出所中のピートの、監察官役で登場。
「ロズウェル 星の恋人たち」第3シーズン1話「逮捕」では、マイケルを銃で脅したジョーイ・フェリーニ役を演じていたが、4話「死因の謎」ではフェリーニは謎の死を遂げてしまう。
「CSI:7」には3エピに登場する予定。

◆政府御用達スナイパーのローレンス・モラン .... Sal Landi
オフィシャルサイトあり。
「NCIS」第1シーズン6話「公海の英雄」では、航空母艦エンタープライズの艦長役で登場。エンタープライズ勤務の兵士に麻薬中毒疑惑が勃発したことでギブスたちの捜査を受け入れる。
「アグリーベティ」第1シーズン9話「悲喜こもごもの感謝祭」では、ブラッドフォードに雇われた汚れ仕事の男グリーン役で登場。スティーブをフェイの棺の中に閉じ込めていた。
「コールドケース2」23話「森」では、服役囚ジェイコブ・レオナルド現在版役で登場。ソーシャルワーカーのリーと組んでジョージの家に強盗に入り、ジョージの母をレイプした男。
「CSI:3」10話「翼の折れたイカロス」では、ご近所トラブルでロジャー・エドモンズを殺害した、トラブルメイカーのフランク・クラフト役で登場している。勝手に隣人の車を乗り回したり、CATVのケーブルを引いたりと近所迷惑な悪さをしていたせいで殺人事件にまで発展してしまったのだった。
「ザ・ホワイトハウス」第1シーズン7話「晩餐会」には、サバイバルゲーマーが起こした立てこもり事件について解決方法を模索するFBIの上級担当者役で登場していた。

◆マフィアの大物ジョセフ・デラモンテ .... Ken Garito
オフィシャルサイトあり。
「CSI:5」23話「死体たちの運命」では、ミステリーサークル殺人事件と見られていた事件で、リアリティショーの撮影のために被害者をヘリから突き落としたバングミホストのタッカー役。

◆デラモンテの弁護士 .... Greg Ellis
オフィシャルサイトあり。
「BONES」第1シーズン15話「パートナーの危機」では、カギコレクターの連続殺人犯のケヴィン・ホリンズ役を演じている。彼の手口に似た殺人事件が起こるが、それを捜査しようとするテンペランスが執拗に狙われるのだった。
「24」第3シーズンに細菌兵器の売買をする闇商人アマドール役で登場している。
「CSI:5」15話「王様の秘密」では、キャサリンがカジノ王死亡現場で撮影したデジカメのメモリーカードを、こっそり忍び込んで盗んでテレビ局に売ったフォクシー役で登場していた。
映画では「パイレーツ・オブ・カリビアン」ではシリーズの1と3に登場。他「タイタニック」「Mr&Mrsスミス」など、出演作多数。声優としての仕事も多い。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クローザー2」 第12話「善行の果て」

2007年12月25日 | クローザー
16歳の高校生カール・ネルソンが銃で撃たれて殺害された。カールの父親が「これが息子の善行の報いか?」と嘆いていたが、それはカールがコンビニ強盗の真犯人について証言していたためで、そのために殺害されたのではないかとみられた。
コンビニ強盗についてはジェラルド・カーティスという男が逮捕されて死刑の判決を受けていたが、カールの証言内容はカーティスの犯行をくつがえすものだった。
カーティスは元々はジャンキーですさんだ生活を送り、事件には運悪く巻き込まれただけだが、ワトソン神父が開いているプロジェクトに関わって信仰の力で立ち直ったのだという。
しかし、カールの部屋に写真のあった女の子ケンドール・プライスがカーティスとも関わっていることが判明するが、ケンドールは嘘に嘘を重ねて事件を迷走させてしまう・・・

そんな時、特捜班にポープの離婚した妻エステルがやってきて、ブレンダとポープのかつての関係をぶちまける。ポープが親権を取ったため、ブレンダが母親になって後釜に座るつもりだと考えての行動だった。
ポープとブレンダの関係を知った特捜班の面々は動揺するが・・・

--------------------------

死刑囚カーティスが、ニコニコと温厚な青年ぶりを見せていて、むしろ神父のほうがなんか怪しげーとか思ったのは、完全に引っ掛けられてしまったわけで。
次第にブレンダの尋問によってピキッ、ピキッと化けの皮がはがれて本性が見えていく様子は、なかなか圧巻だった。俳優さんとしては演じていて少ない場面で見せ場を作れるという点で「冥利に尽きる」という感じの役なのではないだろうか。
俳優さんでいえば、ケンドールを演じている女優さんは、この間「Dr.HOUSE」で出産直後の母親の役(ホラー映画のようなえびぞりの姿は忘れられない)だったのに、今回は女子高生役。この二つのエピは同じ年の2006年放送なので・・・今回の女子高生設定はちょっと「老けた女子高生やなー」という感じが。
ちなみに今年29歳なので、28歳当時の撮影ということで、経産婦はちょうどいいにしても女子高生は微妙・・・それらの前年の「コールドケース」でも女子高生役を演じていたので、役の幅が広い女優さんなのだろう。

しかし・・・エステルの登場はなかなかキョーレツにして最悪だった。
それ以前にガブちゃんが、ポープとのハグを目撃して、いけないものを見るかのように目をそらしていたりしたので、ある程度みんな知ってるのかなと思って見ていたのだが・・・「なんとなく怪しい」っていう感じはあったのかな、空気として。
それでもプロペンザが言うように、その疑惑を上回るブレンダの実力があったから蓋をしていたのだろう。
「彼女よりできるボスがいるか?」
この台詞、ブレンダに聞かせてあげたかったなぁ。バズでさえ、ちゃんとブレンダの味方してたよ、って。
テイラーはこの機に乗じてブレンダ排除に走ったようだが、大失敗こいて小芝居させられてるし。災い転じて福となす、かな?

親権裁判の時に、ラブレターを取っておいて暴露されたポープを責めたブレンダだったが、自分だってとっておいてるし!
まぁ・・・取っておく・・・よね、うん。その気持ちはわかる。でもってそれがちゃんと仕事に活かされているあたりがブレンダの優秀さなわけで。
それにしても、誰がフリッツの耳に入れたのだろうか?FBIにあんなことでご注進を入れるというのは・・・本部長?

いつもアメリカのドラマや映画を見てると、「ちょっとイイナ」の段階から付き合い始めて、色々時期とか段階とか経て、「I love you」を言うのがすごく重要だっていうのが必ず出てくる。
「愛してる」という言葉がなぜか非常に重くて、それまではいい関係を保っていたのにも関わらず、「愛してる」とひとこと言ってしまったがために「私はまだそんなつもりじゃ」とか「お互い今が楽しければよかったのに」とかで関係が崩れたりする。
今回のフリッツの、怒り半分の本気モード100%全開の「愛してるっ!」を見て、さすがのブレンダもこれに本気で応えざるを得ないだろうな・・・と思ったら。
「追伸:カード停止させといて」って、あくまでも使われてしまうフリッツ・・・
でも、フリッツは使われてるようでいて、結局肝心要の主導権を握ってるのはフリッツのような気がしないでも・・・でもないか。

絶対に「愛してる」って言ってもらえてなさそうなガブちゃんだが、またお箸を渡したりなんかして、さりげなくいちゃついてる風情。絶対周囲にばれてるよなー。
しかし、公私混同が問題になってるブレンダなのに、絶対にダニエルズとガブちゃんを組ませない(サンチェスと組ませてたので不満そうだった)ということに気づいて、むっとしたような表情をしていたわけで・・・
だってただでさえガブちゃん、浮かれていちゃつくんだもん、仕事で組ませないブレンダの判断は正しいと思うんだけどな。
いつかこのことが噴出しそうだ。ガブちゃんのブレンダへの忠誠心は揺らぐのか?

そして結局探し物はポープが持っていた、という意味深なオチ。
でもほら、思い出のものは捨てちゃったし。
あ、そんな目をするなブレンダ!フリッツがいるじゃないかフリッツがー!!
・・・と言いながら、フリッツが戦わずして負けてる気がするのはなぜだろう。


【 脇俳優チェック 】

◆ポープの妻エステル .... Shannon O'Hurley
「デスパレートな妻たち」ではスカヴォ家の双子&パーカーの担任トゥルースデール先生役。第1シーズン6話「火花散らして」の学芸会問題バトルの時と、第2シーズン4話「父親の本分」でパーカーの想像上の友達「マルベリーさん」問題の時に登場している。
「ボストン・パブリック」第13章の「ザ・プラクティス」とのクロスオーバーエピで、学校側の弁護士スーザンで登場している。
映画「キューティブロンド」では、エルが教授に抜擢されて担当することになった夫殺し疑惑の裁判の弁護で、対抗する検察官役で登場していた。
「ボストンリーガル」第2シーズン15話に登場予定。

◆死刑囚カーティスに思いを寄せる少女ケンドール .... Hillary Tuck
「Dr.HOUSE」第2シーズン22話「罪悪感」では、生まれたばかりの子供を沐浴させている時に、発作を起こして子供ともどもハウスのもとに運ばれたカーラ・メイスン役で登場。
「コールドケース3」3話「ハロウィン」では、78年に映画「ハロウィン」を見た帰りに、被害者アンガスの運転する車の事故で半身不随になった少女ビッキー役を演じていた。
「FBI~失踪者を追え3」14話「家族の日々」では、郵便配達員のロージー・ディアスの虐待の通報があったために、ロージーが虐待なんてありえないと思いつつ里子のシャンタルとマルコムを保護せざるを得なかった、児童福祉局のベッキー役を演じていた。
「BONES」第2シーズン20話に登場予定。

◆ワトソン神父 .... Chris Conner
「グレイズアナトミー3」5話「罪悪感という魔物」では、乳がん患者のアナの夫役で登場。妻のアナが急に赤ん坊に冷たくなったためベイリーに相談を持ちかけるが、ベイリーは患者に親切にするのはホルモンのせい?と思って冷たく接してしまう。

◆死刑囚ジェラルド・カーティス .... Keir O'Donnell
オフィシャルサイトあり。
「CSI:6」16話「壁の鼓動」では、煙突から見つかった遺体と見られたタッド・シドリーの大学のルームメイトのケン役で登場していた。
「LOST」第1シーズン10話「予言」では、クレアの子供の父親トーマス役で登場。妊娠を知った当初は優しかったが、おなかが大きくなってくるとクレアを捨ててしまったひどい奴だった。
映画「ウェディング・クラッシャーズ」では、財務長官クリアリーの末の息子トッド役を演じている。トッドは暗くて内向的なゲイで、ジェレミー(ヴィンス・ヴォーン)に迫るという役柄。

◆ガーネット地方検事 .... James Patrick Stuart
オフィシャルサイトあり。
初登場は今シーズン9話「神の選択」で、医療過誤でメリッサの息子を死なせた医師二人を立件すべきというブレンダの希望を打ち砕き、冷たく不起訴を決定したのだった。
「ミディアム2」7話「審判のとき」では死体なき妻殺害の容疑をかけられた男スティーブン・ガーナー役。財産目当てで結婚したが、妻の父もまんまとだます口のうまい男。ジョーが陪審員をすることになってアリソンが事件をはずされてしまうのだった。冒頭の「服を脱ぐと年収が倍になりますよ」と持ちかける夢のシーンが印象的。
「CSI:科学捜査班」に、第4シーズン7話「24時間の猶予」以来弁護士役で時々出演しており、最近では第6シーズン6話「神の子」でジョアンナ事件の被告側弁護士として登場していた。
「宇宙空母ギャラクティカ」では天才少年ドクタージーの2代目役として4話目から登場している。当時は「Patrick Stuart」とクレジットされていて、こんなにかわいらしかった
60年代に、「A Summer Song」(全米7位)や「Before And After」(全米17位)などのヒットががあるイギリスの男性デュオ「チャド&ジェレミー」のChad Stuartの息子。

◆ロス刑事 .... Conan McCarty
殺人課の刑事。今まではテイラーの金魚の糞的に後ろについてまわっての登場。初登場は第1シーズン8話「愛情の形」で、今シーズン5話「特別観覧席」では尋問をブレンダに妨害されたりしている。

◆被害者の父ネルソン .... Tom Virtue
「コールドケース3」13話「月」では、デビュタントパーティで死亡した被害者エマにライバル意識を燃やしていたランドンの父マシュー役で登場していた。娘のランドンは上流階級を鼻にかけるタイプの子だったが、マシューはエマの母と幼馴染だったためにエマに心配りをするいい人だった。
「クリミナルマインド」第1シーズン3話「パームビーチの爆弾魔」では、番組冒頭、爆弾の入った小包を持ち運んでいて爆発事故を発生させた保険屋クラーマン役。
「デスパレートな妻たち」第1シーズン10話「もう誰も信じない」では、メイシー・ギボンズが自宅でとっていた主婦売春の客のひとりで登場。メイシーは自分のことをバカにしているブリーについて彼に打ち明け話をしていた。
「名探偵モンク」15話でシャローナの息子ベンジーの野球のコーチ役、「Nip/Tuck」13話「エスコバル・ガリャルド」でエスコバルを逮捕したFBIのエージェント役、「CSI:3」13話「グリッソムとの対立」で医師役など、細かくゲスト出演が数多い。
他には「スタートレック」では何回かにわたって名前の違う役で出演している。
「アリーmyラブ」で、パイロットの時点ではアリーの父役でキャスティングされていたようだが、回想場面の声だけの出演だった?ようで、実際にアリーパパが出てくるエピではJames Naughtonが演じている。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クローザー2」 第11話「背徳の正義」

2007年12月19日 | クローザー
ブレンダは朝から全然ついていなかった。買ったばかりの飲み物を車にぶちまけ、そのために事故を起こし、さらに携帯電話も壊してしまった。
イライラしながら到着した現場には、大量の血痕があったが、少なくとも2人は死亡しており1人は重症と見られたが、その血痕の持ち主たちは誰もいなかった。
現場は近隣から苦情が出るほど音楽を鳴らし、麻薬のにおいがしていたことから、地域のギャング組織コヨーテの抗争ではないかと見られたが、ブレンダは何かしっくり来ないものを感じていた。
そしてブレンダは、起こした事故をなんとか簡単に処理しようと考えるが、交通課のウェストは仕事熱心で、だんだん事態は悪化していってしまう・・・

--------------------------

今回はタオがお休み。オアフ島だって。いいなー。
一緒にサーフィンするくらいの息子さんがいるってことですか。
やっぱりタオの引き出しはドラえもんの引き出しで、いろんなものが隠してあるようだ。お菓子だけではなくカルアミルクまで。あの引き出しは、相手の望むものが瞬時に出てくる魔法がかけてあるんだな。
そして私は見逃さなかった。カルアミルクを持ってラボにお願いしに行こうとしたガブちゃんが・・・
なんかイチャついてるしっ!
アレ絶対全員にバレバレだと思う・・・

前に「中央署とハリウッド署を怒らせて、まだ敵を増やすつもりか?」とか言われていたブレンダ、今回もまた交通課を敵にまわしてしまうのか?
・・・と思ったら、すごい高等テクニックで乗り切ってみせた。
普通ならその時だけでもスンマセンと頭を下げて、フリッツが言うように「要領よくあしらう」ことで早いところ始末をつけようとするのだろうが、ブレンダは「私は悪くない、自分を曲げたくない」ということで、考え出したのが表彰プランか。
いや、この場合ブレンダが悪いから。ドリンクで見えなかったのも、置き忘れたブレンダのせいなんだから・・・って言っても聞かないんだろうなー。
それでもウェストの気持ちのポイントが、ブレンダの事故の是非とかじゃなくて、ブレンダに自分が誇りを持ってやってる仕事を軽んじられたせいだというのを察してポープに根回し、みんなが気持ちよくなってめでたしめでたしに持っていくという・・・大人ってなんかやーね、って感じにニヤリとさせられてしまう。
さすが、「センキュ~」で世渡りしていくには人間の機微が読めなくてはやっていけないのですね。報告書捨ててるし。まったくもう。
「他人を利用するような人間、私は大嫌い!」って・・・
ブレンダ、それをお前が言うか!

そのブレンダに最大に利用されてるフリッツは、電話番にされた上にアシにも使われて、まぁそれがフリッツの存在意義だからしょうがない。まだガブちゃんに比べたらランクが上だしなぁ。
フリッツが「あいつも笑うことがあるのか?」と言ってたのはサンチェスのことだろうか?確かにいつも仏頂面だが・・・笑って・・・ないか。
何かサンチェスに嫌がらせでもされてたっけと思ってしまった。ガブちゃん以外、特捜班の人たちのフリッツへの扱いは微妙だからなー。
そうそう、そういえば例のにゃんこが元気にしていたのでほっとした。多分、フリッツが面倒見ているのだろう。フリッツが来てから部屋も妙にきれいだし。
家事も仕事も恋愛も面倒見てくれる、そんな万能メイドなフリッツ、我が家にも一人ほしいもんだ。

今回も登場してきたテレンス、彼は最初救急隊員だったのだが、検死官助手だったのか?医学部に行ってるらしいが、マッドドクターになりそう・・・
いつもの検死官(クリッペン先生という名前だと判明)がお休みで、変なアジア系ドクターが変な検死をして、「笑える検死」ってどうなんだそれは。

笑えるエピソードの反面、「同じ刑務所に入れて復讐させてやるから自供しろ」って・・・
ブレンダって、鬼だなと思った。
敵には回しちゃいけませんね、ね?ポープおじちゃん。


【 脇俳優チェック 】

◆コヨーテの一味で銃創で発見された男ヒューゴ ....  Luis Antonio Ramos
「ザ・ユニット」第1シーズン9話「銃を持つ子供たち」では、ブラジルで子供たちに銃を与えて警備をさせていたアドルフォ役を演じていた。
「CSI:マイアミ5」1話「リオの決闘」では、リオでのマラノーチェに対抗しているマフィアの親玉ティアゴ・マトス役で登場。父の死を知ったレイJr.が彼に銃を向けるが、それを制してホレイショが・・・
「CSI:3」22話「傷だらけのCSI」では、獄中でドラッグを売買していた囚人のヘイセス・カーディナス役。ヘイセスは代金を払わない囚人には、恋人に面会に来させて体で支払わせるということをしていた。
「CSI:7」21話には別の役で登場予定。

◆臨時の不思議なアジア系検死官タン ....  Lauren Tom
オフィシャルサイトあり。
「フレンズ」第1シーズンの最終話「めぐり逢えたのに!?」で、空港で告白しようと待つレイチェルの前に、ロスが中国からの出張から一緒に帰ってきたジュリー役を演じていた。第2シーズンではロスへの思いを抱えたレイチェルに何かと意地悪をされていたが、結局ロスのそっくりさんラスと幸せになったのだろうか?
「グレイズアナトミー2」13話「新たなスタート」では、自分の売れない本を飲み込んでしまった、売れない作家パスコヴィッツの婚約者オードリー役で登場。バカなことをしたとパスコヴィッツを終始罵倒し続けていた。
アニメの吹き替えも多く、FOXで放送中のアニメ「キング・オブ・ザ・ヒル」で、主人公一家の隣人カーン一家の娘カーニーの声や、アメリカ製アニメ「Futurama」のエイミーの声を担当している。他に「スーパーマン」「バットマン」のアニメ版などにレギュラーのキャラの吹き替えをしている。
映画では「ジョイラッククラブ」で愛のない結婚をして苦しんでいたリーナ役を演じている。

◆ブレンダが車をぶつけた相手カーソン .... Tom Schanley
「CSI:NY2」1話「灼熱の街」では、高層ビルで殺害されたディラードの会社のシニアパートナー、ビショップ役で登場。
「CSI:マイアミ2」21話「不倫の方程式」では、墜落したセスナ機を操縦していたアダム・デッカー役。隣人トラブルを抱え、さらに不倫や盗撮など入り組んだ事件の中で、意外な真相と真犯人によって飛行機事故に見せかけて殺害されたのだった。
「メルローズ・プレイス」第3シーズンに、キンバリーの事件を担当したゲイの警官ジョン役を演じていた。自分の思うようにならないとすぐに暴力を振るい、ジョーがその証拠の写真を握っていると見るや銃で脅したりとかなりアブナイ男。
「クリミナルマインド」第2シーズン19話、「FBI~失踪者を追え6」3話に登場予定。

◆交通課のウェスト ....  Glenn Morshower
「24」では、第1シーズンから全シーズンに登場している、シークレットサービスのアーロン・ピアース役を演じている。
その前には「ザ・ホワイトハウス」の第2~4シーズンにシークレットサービスのマイク・カイズラー役でバートレット大統領についていた。
「名探偵モンク」第2シーズン19羽(NHK放送順による)「とんだバカンス」では、モンクが証人保護で隠れたロッジの隣で妻に殺害された、ウィロビー夫妻の夫マーティン役で登場。
「CSI:科学捜査班」では、第1~2シーズンにモブリー保安官役で7エピソードに登場している。「エイリアス」第3シーズンでは司法省のマーロン・ベル役など、70年代から多くの作品に出演している。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする