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くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

「クローザー4」 第11話「血痕のシルエット」

2009年08月25日 | クローザー
ブレンダとフリッツの結婚式まであと1ヶ月となり、ドレスやケーキなど結婚式の決め事がブレンダにのしかかってきていた。結婚50周年の旅行の前に立ち寄った両親がせかすものの、ブレンダは事件にかこつけて面倒から目をそむけようとしてしまう。
サンチェスは銃撃の傷が癒えて無事復帰してきたが、しばらくは内勤を命じられる。そんなお祝いムードのチームに、検死官のモラレスが事件の再調査を申し立ててきた。
ジェフ・クロフォードという男性の死を自殺と判断した件で、実はジェフの指は曲がらないために銃で自殺は不可能だと判明したのだった。
ジェフは教会が支援しているアパートに住んでいて、そこで死亡していたのを教会の牧師が発見した。そして教会がリンパ腺腫の治療を支援していたベスと恋仲で、プロポーズもしていたという。
そこでブレンダは、両親には「結婚式の教会の下見」と称して牧師らに話を聞きに行くことにするが・・・

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アメリカの映画やドラマを見てると、結婚式の準備はなにかと面白そうだ。
ことにいいなぁと思って見るのは、ウェディングプランナーが全種類のケーキのサンプルを持ってきて、どれにするか試食して決めることができる、というお約束。花嫁さんはドレスのために太れないのに、なんという苦行。
いいな・・・自分でケーキ食べて選んでみたかった。しかも何種類も並べて。でも大抵アメリカのケーキっておいしそうに見えないんだよなぁとかいうのは置いといて。
しかし「教会もまだ決まってない」と話していたところで、「第一発見者が牧師」だったので、こりゃこの教会で決まりか!と思ったら・・・
スケートリンク・・・さすがにそれは無理か。このドラマこんな風にこっちの予想をいい感じに裏切るから好きさ。
でもほんと、無事に結婚式にこぎつけるんだろうか?式の最中か直前に携帯がぴろぴろ鳴って、「フリッティ、ほんとにごめんなさい」とか言いながら出動していくブレンダが見えるようなんだが・・・
フリッツも半ば覚悟してて、そのために手を打ってるかあきらめてるかどっちかのような。

しかしこの犯人のベスは・・・金と同情のためなら頭も剃るとは、とことん努力と覚悟の向く方向が間違ってるなぁ。ミュンヒハウゼン症候群というやつだろうか。
ちょうどモラレス先生が気づいたからよかったようなものの。・・・というか、最初モラレスだってわからなかった!手術着着てればわかるのに。
これからモラレスもどんどん私服姿で事件に絡むようになって、そのうち捜査官に昇格だね!(それホークス)
でも今回の事件はモラレスの突込みがなかったらきちんと捜査されなかったわけで、本当にモラレス様さまだ。ブレンダが結婚の準備と両親の世話で忙しいため、飼いならされた緊張感もすっかりゆるんで、ダレた捜査をしているチームにちょっとでも喝が入っただろうか。オヤジたちすぐにサボるからなぁ。

サンチェスは案の定セラピー拒否。そんなにセラピーってイヤなんだろうか。ちゃちゃっと受けてサインもらってすっきり復帰すればいいのに。なぜかみんなグダグダと揉めて復帰を遅らせてしまう。
この「銃撃被弾→セラピー拒否」は一種の様式美と化しているが、毎回ゴネる様子を見るたびに「あああ、いいから黙って受けてこい!」とイラっとしてしまう。イヤがった挙句にPTSDで苦しんでヤク中になってキャラ崩壊とかおなかいっぱいなのに。

今回1つわかったことは・・・フリッツには妹がいるらしい。ほほぅ、鬼が千匹とな(おい)。
フリッツは絶対弟タイプだと思っていたのだが、総領の甚六だったのか。「両親」はもういないということのようだが、その辺のいきさつは今後語られるのだろうか。
どうやら「Howard」姓の女性がもうすぐゲスト出演の予定のようなので、フリッツの家庭環境についての謎はもうすぐ明かされるようだが、なんか・・・フリッツってシスコンの予感・・・


【 脇俳優チェック 】

◆第一発見者の牧師ポール・ヒックス .... Lex Medlin
「メンタル」第1シーズン3話以降から、ハイガード製薬のトム・ハイガード役で登場。カールに取り入って接待ゴルフなどで病院内で幅を利かせていたが、ジャックはそういうやり方を嫌ってトラブルに。
「フレンズ」第6シーズン10話「夢のカウントダウン・パーティー」では、年末カウントダウン番組にダンサーとして出演していたダンサーの男性役。(当時は現在よりかなりやせていたらしい)ジョーイとジャニーンがいい感じになっていた時、ディレクターの指示でジャニーンが割り振られた男性が彼。既婚者なのにジャニーンに接近しようとしていたため、ジョーイはトイレの水を彼の股間にかけてお漏らしを演出、ジャニーンから引き離すことに成功する。

◆被害者ジェフの恋人ベス .... Melinda Page Hamilton
「ゴースト」第3シーズン10話「Holiday Spirit」では、夫ウィリアム・テイラーに息子を預けて別居、離婚調停中の妻ジェーン役。夫に疑いを持たれ、息子ライリーの親子検査までされたことで、よそで仕事を探してライリーを引き取ろうとしている。
「エバーウッド」第3シーズン2話「罪なき嘘」では、夫がラスベガスで浮気してクラミジアに感染したが、そのことを隠そうとしたためブラウンがあえて知らせた妻のメアリー・ケリー役。
「コールドケース」では、ボスのスティルマンの娘ジェイニー役で2エピに登場。過去にレイプされたつらい出来事を乗り越えて、第2シーズン16話「お星様」ではもうすぐ息子ショーンの洗礼式を迎えるという幸せな家庭を築いていた。ところが第4シーズン15話「爆弾」では夫との関係が煮詰まって、話し合いのために息子をスティルマンに預けるという事態に。
「CSI:NY2」8話「悪い賭け」では、セントラルパークで死亡していたのに死因が溺死だったTVのお天気お姉さんのタラ・スタンフィールド役。タラの対照的な双子の姉妹カイラの二役を演じている。
「デスパレートな妻たち2」に、ガブリエルの最強の天敵シスターメアリー役で登場。カルロスの釈放に尽力したためにカルロスは彼女に心酔するが、実はハードな育ちのせいで純粋無垢ではなく結構したたかな一面を隠している。それを見抜いてそばに置いておけないと決心したガブリエルの嘘の密告によって遠方に転勤させられてしまう。
「コールドケース2」16話「お星さま」では、リリーのボスのスティルマンの娘ジェイニー役で登場していた。今は一児の母として幸せな生活を送るジェイニーだが、悪い男ブラッド・ウィザムに乱暴されたというくらい過去を持つ。
「CSI:マイアミ2」14話「骨に刻まれた凶器」で、エバグレーズ国立公園でデルコとアレックスが危うく火事に巻き込まれそうになった時に発見した女性遺体の被害者ジュリー・ブライアント役。
「NIP/TUCK マイアミ整形外科医3」9話では、夫がキンバーに夢中になって関係が冷めてしまったので、キンバーそっくりに整形してほしいとやってきた主婦コリーン役で、クリスチャンと浮気してしまうセクシーな役柄を演じていた。
「プライベートプラクティス」第2シーズン21話、「クリミナルマインド」第4シーズン6話、「Mad Men」第2シーズン7、12話、「FBI~失踪者を追え」第7シーズン9話に登場予定。

◆ジェフの兄エド .... Lance Irwin
「デクスター」第1シーズン9話「父親たち」では、ドークスの発砲を内務調査に報告したエンジェルに対し、ラスト「チクったな」とすれ違いざまになじった制服警官。ところがかえってその言動をドークスに「上司に謝れ」と怒鳴られてしまう。
「The Wire」第2シーズンには、港湾作業員のマウイ役で登場。
「CSI:9」8話に登場予定。

◆ジェフの元妻デイナ ....  Amy Pietz
「CSI:3」15話「永遠の別れ」では、泡パーティの被害者トレイ・バックマンを、「レディヘザー.com」で買った女性レベッカ・マコーミック役。レベッカは夫スティーブンから「経験不足」を解消するため夫公認でレディヘザーの館の男たちと会っていた。しかしスティーブンの愛人が本気になったために殺害されてしまう。
「アリーmyラブ」第5シーズンでは、マディがアリーのところに来る前に一緒に暮らしていた叔母のボニー役。彼女がクラブ歌手として売れ始めていたため、マディは迷惑をかけまいとアリーのところに来たのだった。そのため11話「衝撃の事実」ではボニーが歌うシーン満載。14話「過ぎし日の恋」ではDNA鑑定にマディが不安になったため、NYからボストンに来てもらっていた。
「Burn Notice」第2シーズン8話、「ゴースト」第4シーズン5話、「BONES」第4シーズン16話に登場予定。
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「クローザー4」 第10話「シンボルの意味」

2009年08月13日 | クローザー
タイムズ紙の報道によって勃発したブレンダとポープの確執は、「特捜班」が「重大犯罪課」に名前が変わって終結した。
重大犯罪課としての初仕事は、一人暮らしの男性ダレンの死の事件だった。現場には「EE」という謎のシンボルがあり、遺体にもそのシンボルのタトゥーが。
ところが現場から榴散弾が発見されたため、捜査陣は現場から避難撤退を余儀なくされる。ブレンダは手がかりとなる証拠を持ち出そうと抵抗するが、それもむなしく現場は遺体や証拠ごと爆破される。
無理やりブレンダが持ち出した財布のレシートから爆弾の材料を購入していた形跡があり、学校の友人ジョンがテロを企てていた仲間だと判明する。ところが尋問中にジョンは薬で自殺してしまう。
ポープはこれで一件落着だと事件の終結を発表しようとするが、ブレンダは、購入していた材料の量からまだ爆弾が隠されていると考える。そして謎のシンボルの意味は・・・

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新生「重大犯罪課」。・・・まだ慣れないな。あらすじのところとか、ふとした時に「特捜班」とか書いてるかもしれない。はい、言い訳です。

毎度、「もう予告は見ないようにしよう」とか思ってるのだけど、それでもついつい見てしまう。
で、タイトルが「シンボルの意味」だし。「EE」のシンボル、予告でばっちり説明されてたしなぁ。なんという余計なことを。
そしてラストに「あああ!サンチェス~~~!!」と心から心配していたら、また予告で元気いっぱいにサンチェスが普通に働いてるし・・・
あれは本国で作ってるパターンっぽいのでどうしようもないのだろうが、もうちょっとチラ見せのほうがセクシーっていうか、もろ出ししないで隠してほしいものだ(何の話だ)。

その予告で、ブレンダの強制拉致のシーンを見て、一体何事?と思ったのだが、爆弾発覚で急遽退避だったのか。
なのに爆弾処理班が来てるのに戻ってしまうとか、ブレンダ無茶するわー。結局それでまた運び出されてしまうし・・・。
いくつになっても気持ちは小娘なんだからまったく。

しかし今回のラスト近くの銃撃シーンは、妙にリアルだった。あぁ、実際に銃撃戦とか起こったら、スローモーションでひとがすっ飛んだりするわけじゃないし、マトリクス的に奇跡の弾避けしてしまうスーパーデカがいるわけでもないんだよなぁと。
あたふたしつつ「Good Luck」を言い合うという、不思議な素の緊張感が感じられた。
めったに銃を構えるとかなさそうなタオまで銃撃戦に参加しているし!ダニエルズは超かっこいいし!
あぁそして走ってる、走ってるよプロベンザ!!
プロベンザが走ってるっていうだけでもう、シーズンファイナルのような感動の泣き笑いになってしまった。今シーズンここで終わってもおかしくないような盛り上がりだった。
みんなでサンチェスを一生懸命固まって運んでいるところを見て、本当にいいチームになったなぁとジーンとくるものがあった。
「命令よ、息をしなさい!」のところとか、ほんとにブレンダのチーフとしての愛を感じた。あんな上司だから命かけて仕事ができるんだな。
「ポープ!見てるか!!よく見とけ!!」とか思ってしまった。

そういえばブレンダの机だったか、SOYJOYが置いてあったのだけど、あれってアメリカでも販売されてるんだ!(wikiによると米・中・韓で販売されているらしい)
ブレンダのスイーツの仲間入りを果たすとは、やるなぁ大塚製薬。あれだけはっきり映っているのは、スポンサーだったりするのだろうか。だとしたらますますやるなぁ大塚製薬。


【 脇俳優チェック 】

◆自殺したジョン・マクファーデン .... Cody McMains
「デスパレートな妻たち」第3シーズン19話「停電の夜に」では、停電でエレベーターに閉じ込められたヴィクターとガブリエルが、ムラムラきて中でしてしまった時、その防犯カメラの写真を使ってヴィクターを脅迫したセキュリティの青年役。
「エバーウッド」第1シーズンにエフラムにからむウェンデル役で4エピソード出演。エイミーとなかよくなれるようにお節介を焼いてくれるなど、ちょっと変わった子。
「コールドケース2」3話「ダニエラ」では、映画オタクでダニエラを使って猟奇映画を製作していた青年ジョン役79年版で登場。
「名探偵モンク4」7話「クローガー先生 引退」では、超反抗的なクローガー先生の息子トロイ役で登場。第5シーズン6話「ディッシャーの大手柄?」では、トロイは仲間と銀行強盗犯の遺体を発見するが、盗んだ金の在り処をしるした地図が解読できず、クローガー先生の気を引きたいモンクに宿題だと言って宝探しをさせる。
「FBI~失踪者を追え5」23話に登場予定。

◆モールの店員フランク .... Hugh Scott
ジョンの仲間でラストの銃撃戦を起こした青年。
「コールドケース」第2シーズン23話「森」では、ジョージ(逃亡中の連続殺害犯。元・警察の資料係)の家を訪れていたソーシャルワーカーのリー72年版役。リーが下見をして、仲間のジェイコブと後から強盗に入っていた。
「CSI:NY」第1シーズン14話「血と汗と涙」で、別居中の人妻がアパートの部屋にスパイス(ルーミ)など食材を配達させていたら「ボクに気がある」と勘違いしたために悲劇を生んだ、雑貨店の配達青年役を演じていた。

◆モールの店員キース ....  Stephen Sowan
「グレイズアナトミー」第4シーズン8話「フォーエヴァー・ヤング」では、バスの事故で高校生たちが運ばれてきた中で、衝撃で目に鉛筆が刺さった変わり者の生徒ダニー役で登場。デレクが手を尽くすがこのまま意識は回復しない状態に。
「CSI:NY5」4話、「CSI:9」9話に登場予定。

◆ジョンの母 .... Sandra Nelson
「CSI:NY3」22話「暴かれたコールドケース」では、ステラのかつての里親ガースの妻マリリン・ベネット役。
「FBI~失踪者を追え3」18話「主よ導きたまえ」では、失踪した銀行員ステファニー・ヒーリー役で登場。家族と別れ、過去の自分を捨てて「新しい生活」を送っていたが、過去と向き合おうとして不幸な目にあってしまう。
「名探偵モンク4」4話(NHK放送順による)「モンク・イン・ザ・ダーク」では、消防署で犯人に洗浄液をかけられて視力を失ってしまったモンクの診察をしてくれた医師役で登場していた。

◆ジョンの学校の校長 .... Bobby Hosea
「Shark」15話「判事のトップシークレット」では、容疑者のベネット判事がバーのATMで何度か金を引き落としていたことから、事情を聞かれたバーテンダー役。実はそのバーはゲイ専門バーだったため、判事の秘められた性嗜好が明らかになったのだった。
「Heroes」第1シーズン12話「神の贈り物」では、モヒンダーに「リスト」について事情を聞きに来た刑事役。モヒンダーは彼から、イーデンの本名はサラで名を伏せて自分に近づいていたこと、今は死んでいることを知らされるのだった。
「コールドケース」第4シーズン8話「ホタル」では、テレル・ピアース現在版役。75年に白人住宅地にピアース家が最初に引っ越してきた黒人一家だったため何かと迫害され、妹のシェリースがひそかに親友だったメラニーの行方不明について真っ先に疑いをかけられたことで、今も白人と警察に対してかたくなな態度を崩さない。
「CSI:マイアミ4」12話「ターゲットはお前だ」では、マリソルの麻薬売買の現場をおさえて逮捕したブラウン巡査役。
「CSI:5」9話「CSIチーム解散」の、グリッソムが当時の証拠品から指紋を発見したために捜査しなおしになった「マックス・ラーソン殺害事件」で、被害者ラーソンが殺害当時金物屋を共同経営していたリーバ役で登場していた。ラーソンの死によって利益を得たために疑いをかけられたが、特にそれ以上の証拠が出なかったために容疑は晴れたのだった。
映画「OJシンプソン事件」ではOJ役を演じている。
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「クローザー4」 第9話「ティファナから来た罪人」

2009年08月03日 | クローザー
2人の他殺体が発見されたという通報を受け、特捜班が捜査に乗り出す。二人はメキシコのティファナ警察の刑事だったが、口の中に麻薬組織オチョアのシンボルが入っていたことから、組織にまみれた汚職警官ではないかと見られた。
現場近くの教会の神父が通報したというのだが、遺体の額には死の儀式に使うオリーブオイルが付着していた。神父が通報前に儀式を施してから通報したということにブレンダは疑問を抱く。
周囲の聞き込みから、事件当時唯一銃声を聞いていないという不審人物マテオ・ヘルナンデスの存在が浮上するが、フリッツによるとマテオはFBIに組織の情報を提供する協力者だと判明するが、現在は行方をくらましていた・・・

しかしブレンダには事件どころではない問題が発生していた。タイムズ紙のリカルドがブレンダの発言を元に「特捜班が扱う事件は白人と有名人優先」という記事を書いたのだ。
その記事のことで警察委員会に突き上げられたポープは、組織の再編をアピールするために特捜班を解散し、ブレンダをリーダー職から解任すると言い出したのだった・・・

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FBIの証人保護プログラムで守られてる人は、全米でどれくらいいるのだろう。何かというと保護プログラム下で逃亡する証人が発生してるように見えるのは、私がそういうドラマばかり見てるせいだからだろうけど。
そのうち、一つの町の住人のほとんどが、被保護者と監視のFBI捜査官で構成されている・・・とかいうドラマができたりして。SFだな。

前に「FBI~失踪者を追え」で、証人保護を受けている人物を再び逃がすために、その人物が護送中に死んだ・・・と見せかけて、というエピソード(第1シーズン10話「白夜の太陽」)があったので、途中から「あぁこれもその路線かなー」と思って見ていたところ、なんという鬼畜な展開に!
まさか現役刑事を身代わりに逮捕して、拘置所の猛獣たちにエサとして投げ込むとは。いいのか?それで。いやそれで結果的に「いい人」の命が守られて、悪徳警官が一人消されたのだから結果オーライ・・・なのか?ほんとに??
ティファナがもう一人刑事を送り込んできたら・・・もしそこでブレンダを陥れようとする人物が真相を漏らしたりしたら、全面戦争にならないのだろうか。まさかメキシコの麻薬組織も、FBIとLA市警を全面的に敵に回してドンパチやるような愚は犯さないだろうけど・・・
なかなか怖い話だ・・・

しかしあの神父さん役の人は、「プリズンブレイク」のヘイワイヤー役で一般にはおなじみで、その上ちょうどFOXの「メンタル」の予告で繰り返し顔を見て、さらにドラマで怪演を見て印象が強かったせいもあって、冒頭の奇行に近い儀式を見て「またそういう役なのね」とか思ってしまった。あの俳優さんはいつもちょっと狂気をはらんだような役柄が多いからなぁ。
途中までは、「マヌエルが神父さんを殺して教会を乗っ取ったとか?」と思っていたくらいだ。そんなわけないか。でも~だって彼は神父っぽくないんだもの(俳優さんのキャラからくる偏見バリバリ)。
今回の脇チェックは、ほぼバスケス刑事の人と神父さんだけなのに、二人ともたくさん見かけてるから長い長い。Silas Weir Mitchellさんは、どの役をとっても印象に残るタイプだから得な俳優さんといえるかもしれない。
いつも彼を見ると、ゴヤの「我が子を食らうサトゥルヌス」(心臓に悪い絵なので、怖いのが弱い人はぐぐったりなさらないように)の絵を思い出す・・・というと言いすぎ?

今シーズンポープはおとなしいなと思っていたら、いきなりの解散宣言とは。
オヤジ・・・やりたい放題過ぎる。常にポーカーフェイスで部下には非情な一面があるかと思うと、上からの圧力に対しては打たれ弱いもろさを見せる。あれ?それってもしや上司としてはサイテーじゃないっすか。
テイラーはポープにうまい具合に巻かれて妥協することで、延命に成功して世渡りしてきてるのだが・・・そのために何人が今まで切られてきたのだろう。
それでもブレンダはさすが「落とし」のプロ。オヤジ二人がリカルドに攻められてあわあわしてる間に、リカルドを納得させ、特捜班を復活させてテイラーを部下に組み入れ、担当範囲とブレンダの権限を勝手に拡張して話をまとめてしまうとは。
つーかリカルド、朝三暮四のサルかお前は、みたいな。・・・ブレンダはいつもあぁやってフリッツを丸め込んでいるのだな。ブレンダさらにやりたい放題。

しかし今回はもう一人、やりたい放題の人物が。検死官のモラレス先生だ。
事件を再現する・・・と見せかけて、ガブちゃんを後ろから羽交い絞めにしてさりげに楽しんでるし(先生はオネエ設定なので)。
彼もバズ同様、地味~にキャラが立ってきていて好きだ。検死官ってなぜか変キャラが多いような気がする。そして私はそういう変な検死官好き(おい)。
もっともっと先生のキャラが立って、ブレンダともっと地味ながら面白いからみが出てくることを期待したい。あ、バズもね。


【 脇俳優チェック 】

◆ティファナ警察のマルティン・バスケス刑事 .... David Barrera
「Shark」第1シーズンでは検死官役で登場。3話「名外科医の苦悩」では検察が死体未発見のまま夫による妻殺害を立件しようとしていたのに、出てきた死体によってあっさり覆す検死結果を提示してスタークをがっかりさせた。16話「シャーク 資格剥奪の危機」では、予備審問の証言台に立ち、死因についての例外を弁護士から突っ込まれる。
「Heroes」第1シーズン18話「パラサイト」では、FBIのケサダ捜査官役。リンダーマン逮捕のためにネイサンに協力させて盗聴器をつけて会談させようとするが、ネイサンがリンダーマンに会う前に、パートナーの捜査官と一緒にジェシカによって殺害されてしまう。
「24」第1シーズン5話では、4話でジャックに協力して殺害された婦警ハンプトン巡査のパートナーのフィリップ巡査役。ジャックに頼まれてペンティコフに事情聴取できるように計らうが、ジャックにキーカードを盗まれた上にハンプトン巡査と別行動だったことを罵倒されたり、散々な目にあってしまうのだった。
「ボストンリーガル」第1シーズン15話「黒い正義」では、アランとシャーリーが担当した暴力警官(誘拐された子どもの居場所を知るために暴力で口を割らせた)の相棒の巡査役として裁判の証言席に立っている。
「CSI:マイアミ5」5話「悪徳対決」では、ラトナー判事の隠し子マルタを、母親の死後引き取って育てていたおじのロレンツォ・アルゼンタ役。
「ミディアム2」2話「リフレイン」ではサンティアゴ神父役。神父は事件について教区民の誰かが犯人で懺悔を聞いていて知っているが、守秘義務を守って決して言おうとしないのだった。
「CSI:NY」6話「外れた者」では、カフェの店員が全員殺された事件で、カフェの女性店長オクタビアの弟ホセ役で登場していた。ホセはドラッグ中毒でオクタビアと子どもの生活を脅かす存在になり、オクタビアが引越しを決意するほどだった。
「FBI~失踪者を追え2」7話「夢の国 アメリカ」では、不法移民であることをつけこまれて路上から連れ去られた少年ネルソンの父ゴルヘ・ロドリゲス役を演じていた。
「ER Ⅸ」4話「男らしく歩こう」で、マラリアの予防薬のせいで目に異常が起こっている軍人フェリックス役。ガラントに対してお気楽だと当てこすりを言うが、ガラントは医者として毅然と対処する。
「NYPDブルー」では第5シーズンから散発的にカレーラス医師役で登場している。
「ザッツ・ライフ~リディアの人生ゲーム」ではサンチェス役で5エピソード登場。
「NCIS」第4シーズン13話、「ザ・ホワイトハウス」第7シーズン10話ではからマシュー・サントス候補の兄弟の役で登場予定。

◆遺体を発見し通報した神父 .... Silas Weir Mitchell
先日FOXでスタートした「メンタル:癒しのカルテ」の第1話「旋風を巻き起こす新任部長」では、絵画を描く意欲が薄れるため統合失調症の薬を飲まないでいて、周囲がエイリアンだらけになっているという妄想で全裸で大暴れしたビンセント・マーティン役。その日ウォートン病院に着任したジャック・ギャラターが彼をなだめるために同じ全裸になってみせるシーンが、繰り返し番宣CMで流れていた。
「デクスター」第2シーズン6話「デクスターと嘘とビデオテープ」では、ベイハーバーブッチャーに傾倒して模倣殺人を行っていたケン・オルソン役。彼の扱いによって警察からFBIへ主導権が移る恐れがあったが、デクスターはFBIに調べられる前に彼に儀式を行うことに成功する。
「CSI:6]2話「夢の途中」では、コソ泥男ウィリー・エンジェル役。ドミノ殺人の一つ有名俳優ジュリアン・ハーパーが殺害された事件で、現場のスイートルームに偽カードキーで入り込んで盗みを働いていた。
「コールドケース」第1シーズン9話「サイン」で、恋人のシェリーに言われるがままに金をむしり取られ、唯一の家族である祖母を殺害したジェームズ・ホーガン役で登場。リリーの説得によって投降・服役し、第2シーズン20話では事件に協力。リリーの心を打ち明ける文通相手?になっている。
「CSI:NY」第1シーズン19話「罪の重さ」では、人間銅像のパフォーマンスをやっていたが、他に何も出来ないことに倦んでしまって、死んだホームレスを代理にしてしまった人間銅像のスコット役。
「CSI:マイアミ2」15話「偶然のゴースト」ではパパラッチのラルフ・ダースト役。同業者の事故現場に居合わせるが、遺体を動かし現場写真を撮ったため、被害者のフィルムを盗んだのではないかと疑われる。
「24」第1シーズン第7~11話にゲインズの手下イーライ役で登場。リックとキムは監禁から脱走しようとしたのをバレないようにレイプ未遂を装ったが、イーライはかえって扇動されてキムに手を出そうとし、それを防ごうとして・・・
「ミディアム」第1シーズン3話「死の婚礼」では、連続新婚カップル殺害事件で、夫だけ生き残ってしまったコンラッド役で登場していた。
「プリズン・ブレイク」では第1シーズン3話からヘイワイヤー役で登場。彼はマイケルの同房だったスクレの代わりに房に入れられたが、病気のせいで夜眠らずマイケルの脱獄のための作業に支障をきたし、さらにマイケルのタトゥーに興味を示し、それが後々・・・
「マイネームイズアール」では、アールの代わりに無罪なのに服役したドニー役を演じていた。ドニー自身は信仰深いイイやつになっていたが、ドニーの母(Kathryn Joosten:「デスパレートな妻たち」のマクラスキー役など)が息子と離れていた時間を返せとアールに激怒する。
「名探偵モンク4」2話「悪夢のゴミ戦争」では、犯人が現場の隠滅作業のために立ち寄ったドラッグストアの店員役。モンクは犯人が市長だと思っていたため、「市長は見てない」と主張する彼と言い争いになる。
他に映画では、「隣のヒットマンズ 全弾発射」と「ラットレース」などに出演している。
「FBI~失踪者を追え」第5シーズン10話、「Burn Notice」第2シーズン7、12話に登場予定。

◆マンタ化学のマテオ(マヌエル)の上司 .... Peter Siragusa
「コールドケース」第2シーズン20話「ナイフ」では、被害者ジョーと同じ繊維工場で働いていた同僚ハム・ダンの現在版を演じている。ハムは今回神父役のSilas Weir Mitchell演じるジェームス・ホーガンと同じ刑務所でグループカウンセリングを受けており、その中でジェームスのいとこジョーの遺体から金を取ったと告白したため、ジェームスがリリーに連絡してきたのだった。
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「クローザー4」 第8話「守りたいプライバシー」

2009年07月29日 | クローザー
突然ブレンダの両親が訪ねてきてびっくりのブレンダとフリッツ。
婚約はしたもののいまだ結婚式の日取りも決まらないことに焦れた父クレイは、いつだいつだとしつこく言ってくるが、ファザコンのブレンダは父に言い返すことができず、気まずい雰囲気に。
仕方なくブレンダもフリッツも仕事を言い訳にして逃げ出してしまう。

今回特捜班が担当することになったのは、ハリウッドのドラマの撮影所のヘアスタイリスト、レイチェル・ヒューズ殺害事件だった。
レイチェルは夫に暴力をふるわれたことから離婚を申し立て、接近禁止命令をとっていたという状況から、夫のライアンに容疑がかけられた。ライアンは接近禁止命令を無視して事件当日レイチェルを撮影所に訪ねていた事がわかり、簡単に事件は解決するかと見られた。
しかしライアンはレイチェルの死を聞いて、本当に知らなかったようにショックを受ける。果たして俳優の演技なのかそれとも潔白なのか・・・
そんな時、またタイムズ紙のリカルドから「特捜班は事件の内容が偏った優先介入を行っているのでは」とクレームが入る。ブレンダは一蹴するが、テイラーとポープは微妙に歯切れが悪い・・・

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パパとママが出てくると、なんだかなごむなぁ。
ママはいつもあんな朝食を作っているのだろうか。そりゃブレンダがシュガーホリックになるわけだ。朝からてんこ盛りのワッフル祭り・・・おいしそう過ぎて微妙に食欲をそがれるような気がしないでもないが。
あぁでもママに一度朝食を作ってもらいたい。胃薬は必須?

パパは「古きよき時代のアメリカの南部男」だから・・・娘がきっちり型にはまるまではとことん追い込むつもりなのだろう。そして何も言い返せないブレンダ、見守りプレイのママ、自分の結婚のことなのに完全に傍観プレイに入っているフリッツ。
ブレンダはやっと最後に言い返せたときもガチガチだったが、アラフォーにして「付き合ってる人がいる」と言えなかった時代を思えば、すっごい進歩したものだ。
でもちょっと気づいてしまった。パパのコントロール下にあった「パパの娘」状態から逃げ出したと思ったら、実はパパからフリッツに飼い主が代わっただけっていう。父親に似た人を好きになる、っていうパターンですか。
フリッツ、ここまで散々振り回されてきたのが嘘のような主導権ゲット!・・・でも大丈夫か?きっと近いうちにがつんとしっぺ返しを食らうような気がしないでもない。

パパもやりたい放題だが、それよりもフリーダムなのはやはりママだろう。というよりフリーダムなのはプロベンザか。
「あの男は女なら誰でもくどくタイプだ」だなんて、誰でもいいわけじゃなくてちゃんといい女を選んでると・・・(夫殺しを依頼したアンジーを思い出す)・・・でもないか・・・。
いや、ママはいい女ですよね、うんうん。(懸命のフォロー)
プロベンザがずっとナンパモードだったのが伝染したのか、フリーになったガブちゃんもニコニコナンパしたりして。もう、みなさんたるみっぱなし!
サンチェスはショックから立ち直ってないのか、なんかメロメロだったし。そんなことでいいのか特捜班。

そのメロメロのゆるみを狙って何かポープが怪しいたくらみをしているようで。
またオヤジったら、特捜班を解散させようとして変に手を回してないか?このところおとなしく協力的だと思ったら、テイラーと何か裏のあることを仕組んでいるようで。
それがリカルドにバレてるのかわざとリークしてるのか知らないが、特捜班が来週ピンチになるようで。ほんと今シーズンになってから「特捜班」は「特捜班」であるべき仕事をなかなかしてないもんなぁ。
わざとそういう仕事をさせられてるのか、それとも・・・

ところで、冒頭のパパの不法侵入状態の時、ブレンダの家の台所に「招き猫」が置いてあるのを発見。
誰にもらったのだろうか。というかどっちの持ち物という設定で置いてあるのだろう。FBIの日本支局への出張のお土産とか?


【 脇俳優チェック 】

◆被害者レイチェルの夫ライアン・ヒューズ .... Todd Cahoon
「CSI:NY4」17話「終わりなき殺意」では、ロッカウェイ・ビーチで発見されたタクシーキラーの被害者役。マックたちがタクシーキラーの法則性を見つけてオープンハウスの不動産屋の元にかけつけるが、結局不動産屋は無事で、殺害されたのはそのオープンハウス客の彼だった。
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン3話「焼かれた手帳」では、失踪した売春婦ディーナがお金が必要な事情から色んなプレイの客を受けていたため、エピ冒頭に登場してきた3Pのお客の片割れ役。
「コールドケース」第6シーズン6話、「デスパレートな妻たち」第5シーズン22話に登場予定。

◆ ....  Tonya Pinkins
オフィシャルサイトあり。
「24」第7シーズンでは、アフリカの小国サンガラの元首相ウレ・マトボの妻アラマ役。クーデターにより夫妻で国を追われているが、クーデター首謀一味のデュバク大佐を捕らえるためにジャックに協力しようとする。
「コールドケース」第3シーズン22話「ポーカー」では、ミラーの母親デイナ役で登場していた。
「クリミナルマインド」第1シーズン17話「マンハッタンの処刑人」では、NY市警の現場責任者ベネット刑事役。
映画「魔法にかけられて」では、離婚調停中だったバンクス夫妻の妻の方を演じていて、ジゼルの言葉で夫婦としてやり直す決意を固める。
舞台での活動も多く、トニー賞に92年の「Jelly's Last Jam」で主演女優賞を受賞、97年の「Play On!」、2004年の「Caroline, or Change」でもノミネートされている。

◆DVシェルターの職員ドナ・タフト .... Katherine Boecher
「CSI:NY2]1話「灼熱の街」では、宝石ブラをつけて死亡していた宝石デザイナーの事件で、彼のデザインしたジュエリーを盗んでツリーに飾ったモデルのニコール・ジョーダン役で登場。
「CSI:3」18話「機械じかけの殺意」の冒頭、モトクロスサーキットで死蝋化した遺体がモトクロスサーキットで、産業廃棄物のドラム缶から発見されるが、それを発見した赤と青のウェアの美人モトクロスライダー二人のうち、赤のほうのライダー役でほんのちょっと登場していた。実際にバイクに乗っていたのはおそらくスタントだろうけれど。
彼女は元々「Pippi」と名乗っていたが、「Pippi B」「Pippi Boecher」「Katherine Boecher」などのクレジットに変わってきている。
「エバーウッド」第3シーズンでトファー役を演じていたLukas Behnkenと結婚している。

◆ヘアメイクのキム・レイノルズ .... Jackie Tohn
オフィシャルサイトあり。
「アメリカンアイドル」第8シーズンに出場。ニューヨーク予選から勝ち上がり、本選のTOP36で落選。出場時すでにアルバムデビューしており、今回のエピの出演の後での出場なので、アメアイってそんなにしっかりプロの人でもOKなのだな。
「ヴェロニカ・マーズ」第3シーズン10話に登場予定。

◆新しいヘアメイクのリンゼイ .... Paityn James
「ヴェロニカ・マーズ」第1シーズン16話「マスコット救出大作戦」では、ネプチューン高校のマスコットのオウムが誘拐された事件で、学校新聞に「檻から出られて幸せ」とひねくれた投稿を寄せた、動物虐待反対グループSAACのメンバーアリアナ役。
「アリーmyラブ」第4シーズン23話「新たな出発」では、プロムに一緒にいく約束をしておきながら他の男の子に乗り換えドタキャンしたということで、マルコム少年(現在は歌手のJosh Grobanが演じている)に訴えられたガールフレンドのアンドレア役を演じている。

◆ライアンの弁護士ダン・フライ .... Loren Lester
オフィシャルサイトあり。
「デスパレートな妻たち」第2シーズン2話「不愉快な身内」では、ベティがアップルホワイト家の地下に隠す「誰か」(当時は明らかになっていなかった)をおとなしくさせるために、眠れないなどと嘘を言って薬を処方させた精神科医役。
「FBI~失踪者を追え2」15話「少年エリック 12歳」では、失踪者エリックの学校のロスコー先生役。
「ジョーイ」第2シーズン2話「気がつけば・・・ジョーイ その後の後」では、ジョーイがケヴィン・スミス監督の映画のオーディションに再三失敗し、しかしリトライのチャンスをもらって意気込んで出かけていった時のオーディションの面接官役。ところがそれはブラッカイマープロデュースの映画のオーディションで、全然違う台本を演じたにもかかわらずなぜか気に入られ、ジョーイはブラッカイマーの映画に出演することに。
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「クローザー4」 第7話「東ロサンゼルスの悲劇」

2009年07月22日 | クローザー
サンチェスは自宅で銃声を聞いて飛び出したところ、撃たれたのは弟のオスカーで、一緒にいたエレナという女性が現場を目撃していた。
ブレンダをはじめ特捜班のメンバーがみんな駆けつけるが、手当ての甲斐なくオスカーは命を落とす。ポープは特捜班に最優先事項として捜査するように命じる。
そしてブレンダは精神状態が正常ではなくなっているサンチェスに捜査を外れるように言うが、彼にとって自慢の弟だったオスカーの殺害事件であり、簡単に引き下がるわけがなかった。
エレナはオスカーの恋人だというが、目撃情報はあまり信用できず、殺人課がギャング事件を捜査してくれたが手がかりはつかめなかった。
そこにタイムズ紙のリカルドがやってきて、なぜオスカーの事件を特別扱いするのかと追及してきた・・・

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「クローザー」番外編「刑事フリオ・サンチェス」、といった趣が。

冒頭からサンチェスの魅力が爆発、みたいな。
ピカピカのバイクを、せっせとメンテナンスするサンチェス・・・その工具までもピカピカで、きちんと並べられてる几帳面さに思わず感動。
サンチェスの住んでいる地域は、救急車も瀕死の重傷者を置いて逃げ出すほどの危険地域街らしいのだが、そんな街でピカピカのバイクと工具を並べていられるのだから、サンチェスの苦労と強さが行間に垣間見られる。
少し油断するとめちゃめちゃにされたり盗まれたりは日常茶飯事なのだろうに。相手が刑事だろうがお構いなしで、むしろ「銃をパクれるチャンス到来」くらいにしか考えていない青少年がうじゃうじゃしているのに、あんな風に宝物をきれいに大事にしておけるサンチェスは、ある意味奇跡のような。

サンチェスは6人兄弟だという・・・彼についてはほんとにそんなプロフィールが語られたのは初めてのことだろう。
サンチェス自身が何番目かはわからないが、末っ子のオスカーをかわいがっていて、野球に連れて行ってたりとかほんとにいいお兄ちゃんなのだな。
なのにそのサンチェスが弟思いで買ってあげた帽子のために、兄思いのオスカーが意地を張ってしまって殺されたという・・・ほんとに、そんな些細なことなのに。
殺される理由などないのに、くだらないミエのために簡単に命を奪って、しかもまったく反省していない犯人トニー。彼自身もまだほんとに幼いのに・・・
トニーもまた、グースとか兄弟を殺されたらサンチェスのように泣くのだろうか?

サンチェスと意外に仲良しだったのがタオ。事件が発生して、サンチェスが真っ先に連絡したのがタオだった。そして事件が進展しないことで、いつも冷静なタオが感情をあらわにしていたことにびっくりした。
フリンとプロベンザみたいに、サンチェスとタオは「相棒」関係だったりするのだろうか。だから、「内部から情報が漏れてる」という話になった時に、「あぁタオなんだろうな」とすぐにわかってしまった。今まで一人についてプライベートを含めて掘り下げることがそんなになかったので、一人掘り下げるとどんどん新たな発見が・・・
そしてタオ自身も奥さんが登場したので「おお!」と感動。あれが日系人の奥さんなのだな!タオの奥さんはまた今後も出演の予定があるようだ。「チーム内離婚カウンタ」をさらに回すようなエピにならないといいけど。

とにかく、上半身ムダ脱ぎしていい体を惜しげもなく披露してみたり、オスカーの死が判明した後に、おそらく今までの出演の台詞の文字数を軽く越えるような長台詞をしゃべったりと、サンチェスは思いっきり頑張ったエピソードだったのだが・・・
ごめんサンチェス。私、ATFのマーラ捜査官がステキーとか思ってしまった。(でもWATのダニー兄だったという。あの俳優さんも演じる役ごとに全然キャラが違うのだな)せっかくのサンチェスエピだったのに、目移りしてごめん。
サンチェスの頑張りが報われて、
「フリオー!!惚れてまうやろー!」
と叫んだ女子がいっぱいいたんだといいんだけど・・・

次の番外編はぜひガブちゃんで。あ、それかまさかのポープのドッキリ新婚生活とか!


【 ト リ ビ ア 】

★演出はKevin Bacon
今回の演出は、ブレンダ役のKyra Sedgwickの夫で俳優のKevin Bacon。ハリウッドでは珍しくおしどり夫婦として知られており、「クローザー」では今までも2エピの演出を担当したことがある。(第2シーズン15話「灰色の任務(後編)」と第3シーズン9話「告発の余波」)

【 脇俳優チェック 】

◆オスカーの恋人エレナ・コントレラス ....  Emily Rios
映画「15歳の誕生日」(原題:「QUINCEANERA」。2006年サンダンス映画祭ドラマ部門観客賞受賞)では、15歳にして妊娠という現実に直面し、家を追い出されて大人の世界の厳しさを知るヒロインのマグダレナ役を演じている。
「ER」第14シーズン5話、「Dr.HOUSE」第5シーズン8話に登場予定。

◆エレナの元彼パペット .... Kurt Caceres
「NUMBERS」第2シーズン8話「隠された写真」では、児童問題専門のFBI捜査官ロメロ。自分が画像を発見したことから少女誘拐事件に入れ込んだチャーリーが、直接押しかけて進展を聞き出そうとする。
「プリズンブレイク」第1~2シーズンでは、スクレのいとこヘクター・アヴィラ役。スクレが獄中にいるのをチャンスとばかりに、彼の婚約者マリークルーズを狙っている。
「ザ・シールド」第3~4シーズンでは、メキシコ人ギャンググループ「ビズ・ラッツ」のメンバー、ファン・ロザーノ役。
「CSI:9」12話、「ゴースト」第3シーズン16話から刑事役でしばらく登場予定。

◆グースの弟トニー ....  Mario Ardila Jr.
現在放送中の「ヴェロニカ・マーズ」第2シーズンの14話以降に登場予定。

◆ATFの潜入捜査官マーラ .... Alex Fernandez
「Heroes」第1シーズン13話「新たなる力」では、マットの警察の上官役。SFな報告書を提出したマットを糾弾する査問会のメンバーで、彼らの厳しい追及にマットは報告書を撤回せざるを得なくなる。
「Shark」第1シーズン5話「失った信頼」では、ジュリーがレポートをネットから盗作して停学になった件で、スタークが停学を撤回して欲しいとかけあった大学のノーマン・サンダース役。スタークは撤回させるために脅しに近いことまでしてしまう。
「ザ・ホワイトハウス」第6シーズン19話「ケイトのファイル」では、ケイトのCIA時代の同僚役。レオがキューバでカストロと密談していること、その情報が漏れて選挙に利用されようとしていることなどをケイトに耳打ちしに来た。ケイトのことを昔ひそかに思っていた過去や負い目が色々あるらしい。
「コールドケース」第3シーズン15話「教会」では、南米からドラッグの運び屋としてアメリカにやってくる女性たちを救済している神父のペラルタ役で登場。
「FBI~失踪者を追え」ではダニーの兄ラフィエル役を演じている。第2シーズン18話「父と母と子」当時は服役中で、仮釈放の審査ためにダニーの助けを弁護士から要請してきたのだった。第3シーズン21話「兄と弟の人生」では車の修理工場を立ち上げて独立する夢が絶たれそうになったことでトラブルに巻き込まれ、失踪者としてチームに捜索されることに。
「CSI:マイアミ4」16話「ロリータポルノ爆弾」では、娘を囮にして性犯罪者をおびき寄せ、父親仲間でリンチをしたヴィクター・テラーザ役で登場。
ジャパニメーション・ゲームの吹き替え担当もあり、「ファイナルファンタジーⅩ」アメリカ版では主人公の宿敵でグアド族の長老シーモア役。(日本版では諏訪部順一さん)アメリカ版「吸血鬼ハンターD」では、日本版の大塚芳忠さん(「デス妻」のポールとか、「ER」のシェップとか)のカイル・マーカスの吹き替えを担当している。

◆エレナのいとこミゲル .... Izzy Diaz
「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」第2シーズン17話「私がパパラッチ」では、新型携帯が欲しいとリリーの首を絞めつつキレているハンナの写真をパパラッチしたカメラマン役。
「名探偵モンク5」14話「芸術は爆発だ!」では、「ベニーのリサイクル店」の下働きをしている、スペイン語しかしゃべれない南米移民男。冒頭ベニーに泥棒よけの罠を仕掛けろと命じられていた。その後仕事に来たら、罠にかかって死んでいるベニーを発見。

◆タオの妻 .... Patti Yasutake
日系アメリカ人。タオの妻は日系設定なのでうまく合わせた感じ?
「グレイズアナトミー」第2シーズン7話「噂のインターン」では、車椅子の少女ニコール(アレックスにほのかな思いを寄せた)の母親役。なんでも娘のためと言いながら本人の意志は無視して仕切っていた。
「BONES」第1シーズン8話では、テンペランスが証言することになった裁判の判事役で登場していた。
「スタートレック ネクストゼネレーション」の第4シーズンで、ナースのアリッサ・オガワ役を演じてサブレギュラー的ポジション。
「コールドケース」第5シーズン11話に登場予定。

◆サンチェスの弟オスカー .... Walter Perez
「CSI:マイアミ5」13話「熱い砂」では、キューバ人難民だが、スポーツエージェントの手を借りてプロ野球チームに入団しようとしていたホルヘ役。つたない英語ながら取調べではちゃんと協力するのだった。

◆グースとトニーの母 .... Patricia Rae
「LAW&ORDER:犯罪心理捜査班」第1シーズン5話「暴走する欲望」では、愛人を連続殺害している容疑のかかったタルボットの、妻の弁護士役。ゴーレンは、妻が真相を勘付きつつ見ないふりをしているのではないかということで、署できつめの事情聴取を行ったため、弁護士が同席していた。
「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」第2シーズン5話「小さな殺人犯」では、休み時間に校庭で級友カーリーを銃殺した疑いで逮捕された、7歳の少年エライアスの学校の担任パレデス役で登場。エライアスがカーリーらしきポニーテールを銃殺する絵を描いていたのを警察に提出した。
コメント (6)
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