2012年5月6日の記事、ラン編の最後に
『初トアイアスロン、レース後、記録編へと続きます』としておきながら
放置したまま、忘れていたわけではありませんが、もうすぐ9年になるようです。
自分自身の備忘録として
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1985年7月1日(月)
僕自身にとって初めてのトライアスロン・レース、しかもアイアンマン・ディスタンスという
間違いなく激闘の1日 の翌日です。
この日は午前11時から午後2時まで表彰式・閉会式を兼ねたアワード・パーティがあったのです。
ところが、なんと寝坊
前日、ゴールしたのが22時少し前、疲労困憊。
彦根城内のゴール地点から土砂降りの雨の中、10kmほど北上した長浜市の宿泊先まで戻らねばなりません。
大会チャーターのバス乗り場を聞いて、5分ほどトボトボ歩き、そこそこ人数が集まって、長浜方面へとなり
長浜城横にある旅館に辿り着いたのは、おそらく23時を過ぎていた、、、、時間の感覚なし。
とりあえず、風呂、、6月末とは言え終日土砂降りの雨に打たれ続けるという滝行のような修行の1日でもあったので
とにかく暖かい湯舟に浸かりたい、、、旅館の1Fにあった大浴場へ、湯舟に浸かり身体を温め、さっぱりしたら
疲れがどっと出てきて、足が動かない、、、2階の部屋への階段は這うようにして上がった鮮明な記憶があります。
一人部屋だったので結構豪勢な料理が部屋に置いてあり、、食べないのは申し訳ない、もったいない。
まだ若かったし、疲れてはいても食欲はあったので全部たいらげてしまい、、その後記憶なし、、、
目が覚めたら、、なんと昼を過ぎていて、、、 寝坊した!
その辺に無造作に放り投げていたのでしょう?
びしょ濡れだったはずの完走タオルは部屋の窓の欄干に干してくれていて、かなり乾いていた。
テーブルには朝食が用意されていた。
「朝、起こしてほしかった」と言ったら
「疲れてぐっすり眠っていたので、起こすのは悪いと思った」ということ、、、仕方ない。
目覚ましをかけるのを忘れた僕が悪い。
一人部屋でなく相部屋だったら、、きっと誰かが起こしてくれただろう???と後悔先に立たず役立たず。
朝4時前に起きて15時間近くも泳いで、漕いで、走って、、眠りに就いたのは午前様なら、
そりゃ、朝起きれないのが普通だわ。。と変に納得。
しかし、楽しみにしていたアワード・パーティに間に合わない。
用意してくれた朝食どころではない、もう昼だし、、取り敢えずタクシーを呼んでもらい
急ぎ会場となる彦根体育市民センターへ。
でも結局着いた頃には終わってしまったようで、
あのMR.トライアスロン、トライアスロンの神様とも呼ばれていた
今大会もぶっちぎりで優勝したMR.DAVE SCOTTが一番に会場から出てくるところだった。
当時はまだフィアンセの女性(後の奥様)と2人並んで、DAVEは大きなバイクケースを押しながら
出て来たところ、ちょうど出くわした。
ちょっと驚いたけど、、とっさに”CONGRATULATIONS!”と言ったら
にっこりして答えてくれた。。"THANK YOU! YOU, TOO!"
これ以上の思い出となるシーンはなく、どんな表彰式だったのか?
記念写真をとったり、軽い食事をしながらおしゃべりしたり、、という楽しい思い出を作れず、、
入り口近くで、レースの写真を販売していて、そこでレース・ナンバーで自分の写真を買っただけ。
なぜか、ゴールの瞬間の写真はなく、、、完走した記録証もない、どこかでもらえたのか、
最初からなかったのか不明、、、、その後レース会場をすぐ後にしてバイクを引き取りに
バイクのゴール地点の「奥びわスポーツの森」へ向かったのだろう、、、その後どう行動して
バイクを引き取り、旅館に戻り、東京へ戻ったのか全く記憶がないのです。
そんな訳で写真もなく、記憶も不鮮明なものですが、記録だけはしっかり残っています。
ありがたいことです。
RACE REOCRD
参加者: 427人
完走者: 366人
完走率: 85.7%
当時としては、この参加人数は日本最大、、、トライアスリートの数も少なかったのもあるでしょう。
後日、日本テレビで1時間番組で放映されて、、、
最後にテロップで「鉄人になった人」として完走者全員の名前が流れて、、それには感動!
元同僚の知り合いの女性から電話、「凄い! 名前、観たよ!」って。
気象条状況
天候 : 雨
気温 : 20.2℃
水温 : 21.0℃
風向 : 静穏
風速 : 0m
風速がゼロと言うのは、おそらくスタート時?
台風6号が接近中でランに入って夜になると
かなり強風になっていましたから。
男子BEST5
総合1位 デイブ・スコット 31歳 アメリカ 8:39:56
2位 スコット・モリーナ 25歳 アメリカ 8:52:23
4位 城元 徳満 31歳 日本(大阪)10:30:13
5位 島田 勝男 26歳 日本(栃木)10:32:58
6位 前田 芳久 25歳 日本(京都)10:35:11
女子BEST5
総合3位 シューリー・モス 28歳 アメリカ 10:04:53
12位 サリー・エドワーズ 37歳 アメリカ 10:55:23
31位 ロビン・ブラック 29歳 ニュージーランド 11:22:18
32位 キャサリン・マッカートニー 26歳 アメリカ 11:22:49
73位 ペニー・パレット 35歳 アメリカ 12:11:54
(出典:アイアンマン・ジャパン・インびわ湖全13大会記録集)
上位1位~39位(この1ページ目に掲載されるのは凄いことです)
タイムの後に Y と印字があるのは、ハワイ出場の希望がある場合は Y なんです。
エントリー時に希望しなかった場合は そこはブランクなんです。
1位のデイブ・スコットは ブランクですが、ハワイの前年度の優勝者ですから
希望しなくても、予選レースに出なくても出場権はあるのです。
日本人の上位3人(4位から6位)の城元さん、島田さん、前田さんが出場を希望していなかった
こと今日、改めて知りました。。。。凄く以外な発見!
さて、僕の個人記録ですが、、、
ずっと後ろの、やっと8ページめにありました。
総合 278位 29歳 SWIM 1:51:11
BIKE 7:25:11
RUN 5:29:30
TOTAL : 14:45:52
もう完走しただけで十分、タイムなんかどうでもいい、、よく最後まで行けたと、、
あの練習量、特にバイクなんてほとんどぶっつけ本番、、トライアスロンにご縁があったんですね。
はい、もう面倒なので名前は隠しません、、、
ホノルルマラソンの記事ですでに名前が出ちゃっています。
僕も、この時はエントリーではハワイへ出場しない方にしていたので Y ではなく ブランク です。
この時、希望していれば、こんなタイムでも、なんとか行けたみたいなんです。
日本から120人くらい枠があって、後から聞いた話です。
でも、この時、こんな成績で行っていたら、もうとっくにトライアスロンをやめていたかもしれません。
どうなっていたでしょう?
完走メダルは見つかりません。
完走Tシャツ、、、ヨレヨレで、、もう着れたもんじゃないですが、
この第1回のびわ湖と1984年の初レース、ホノルルマラソンの完走Tシャツだけは特別で
捨てられません。 墓場まで持って行きます(笑)
後ろのデザイン、、、レース後は正にこの状態だったと思います。
完走メダルは、カラーではないですが、こんな感じです。
陶器なので外国人選手には好評だったかもしれません。
翌年から第9回まで8年連続を含め10回出場した、
あのスコット・ティンリーが
サンディエゴで経営している自分のトライアスロン・ショップに
この陶器の完走メダル’86年、’87年、’88年を飾っていたのを見たことがあります。
100戦錬磨の鉄人の中の鉄人、ティンリーにとっても日本の大会、このメダルは特別だったのかもしれません。
そうだとしたら、とても嬉しいことです。
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新しい大会も無いこのご時勢、いつまで続くのでしょう?
こんな時だからこそ、このカテゴリー「昔の思い出・レース備忘録」の続きをしようと思いました。
この3月、4月は今までの人生で一番時間を持て余す春となりそうなこともあります。
全てのレースは無理でしょうが、1980年代の大きな大会、思い出のある大会を
ちょっと整理して備忘録としてブログに残す作業をする予定です。
写真がなければほとんど思い出せないくらいの昔話なので
写真と記録の羅列でもいいかな?、、とにかく整理してみます。
それで昨日、昔の写真や記録集等を探していました。
古いものは見つからなかったり、、、まだ捜索中、、捨ててしまったかも。。。
まず完走メダルが全部見つかりません。
びわ湖の大会すべて、宮古島、初めてのウルトラマラソン(野辺山八ヶ岳100km)etc. ・・
今の家に引っ越す前に出ていた大会の完走メダルが全部ないのです、、、間違って捨てたのかもしれない
ありそうなところは全て捜索したけど見つかりません。
特にびわ湖の最初の4年(1985年~1988年)の完走メダルは陶器でできていて特別なものだったので、
無いとなるとちょっと悲しい。。。
と、そんな事情もありますが、次は1986年、2回めのびわ湖のアイアンマン・ジャパン大会となります。
(このカテゴリーの過去の記事はこちら)
MY TRIATHLON MEMORY Vol. 9- 1985年 初トライアスロン レース・ラン編
MY TRIATHLON MEMORY Vol. 8- 1985年 初トライアスロン レース・バイク編
MY TRIATHLON MEMORY Vol. 7- 1985年 初トライアスロン レース・スイム編
MY TRIATHLON MEMORY Vol. 6 - 1985年 初トライアスロン レース前日、前々日編
MY TRIATHLON MEMORY Vol. 5 - 1985年 初トライアスロンへエントリー編
MY TRIATHLON BIOGRAPHY Vol. 4 - 1985年 初トライアスロン へHop Step
MY TRIATHLON MEMORY Vol.3 - 原点-ホノルルマラソン 1984
MY TRIATHLON MEMORY Vol. 2 - トライアスリートへ 1984年~1985年
MY TRIATHLON MEMORY Vol.1 - トライアスロンとの出逢い 1983年
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