Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

還暦過ぎてトライアスロンはぼちぼち
いつまで、どこまでできるか挑戦
今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2024年8月

2024-09-02 17:14:04 | 読書

2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。

先月、8月のまとめです。

 

2024年8月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1842ページ
ナイス数:139ナイス


■天空の蜂 新装版
35冊め、東野圭吾。原発がテーマのテロサスペンス。原発を巡る様様な人達の思いが交錯する。2011の福島原発事故のずっと前に原発の課題を予見したような迫真の描写。その展開がスリリングで映画を観ているように臨場感を感じながら楽しめた。犯人に感情移入、巨大ヘリを原発へ落とす意義、最後の犯人のFAXに感動。「沈黙する群衆に、原子炉のことを忘れさせてはならない。常に意識させ、そして自らの道を選択させるのだ。子供は刺されて初めて蜂の恐ろしさを知る。」今も日本人の多くは沈黙の群衆のままで危機感が欠如しているのか?

読了日:08月11日  著者:東野 圭吾

 

 

■スロウハイツの神様(上) (講談社文庫 つ 28-7)
スロウハイツと命名されたアパートを舞台にした、様々なジャンルの若きクリエイター達の群像劇。
登場人物はほスロウハイツの住人のみ。
巻頭の部屋割り図が読んでいく上で登場人物を把握するのにすごく役立つ。上巻はそれぞれの過去、現在、お互いの繋がりをやんわり描いて序章って感じ。前半は少し退屈な感じもあったりだけど個性豊かな住人を楽しむ感じ。終盤になるとやっとストーリーが動きだし面白くなる予感。
そしてラストに不穏な空気感でいよいよってところで下巻へ続く。さあ下巻へ行ってみよう!

読了日:08月14日  著者:辻村 深月

 

■スロウハイツの神様(下) (講談社ノベルス)
上巻の終盤に不穏な空気になってからのこの下巻、物語りが動き出し、かと言って劇的に何かあると言う訳じゃないけど、面白くなり見事にやられた。最終章からエピローグはちょっと泣けた。優しくて、温かくて、ちょっとした奇跡の話、図書館の本、駅にTV、駅員さんがその日だけストーブ用意、サンタのケーキ、散りばめてあった伏線を見事に回収していくところ、見事だった。何より環と公輝、お互いそうとは知らずに支え合っていた、二度目の「お久しぶりです」二人の愛情を感じながら、ハッピーエンドのもっと先まで浸っていたい気分で☆5

読了日:08月20日  著者:辻村 深月

 

■幕末 まらそん侍
初読み作家さん。表紙のイラスト、タイトルから走ることは好きだからから楽しそうって思ったら大正解。
後で知ったけど、昔に観て楽しかった映画「超高速!参勤交代」の原作者、面白い訳だ。コミカルに描いていたけど、ただのコメディじゃなかった。笑いに人情があり、涙も誘うようなシーンもあってちょっと感動。「遠足」「逢引」「隠密」「賭け」「風車の槍」5編からなる短編だと思って読み進めたら最後に綺麗に繋がった。幕末の間抜けな殿様の思い付きでの「遠足」かと思ってたけど、ラストは以外に名君、板倉勝昭。他の作品も読もうと思う。

読了日:08月24日  著者:土橋 章宏

 

■タラント (単行本)
表紙の絵から義足のアスリートの物語りと思っていたら半分くらいまで、それらしい話が出てこない。物語りは主人公、みのりと友人の学生時代のボランティア活動~、祖父の戦争体験、現在が交錯しながら進み、人生に迷うような、目標が定まらないような前半はモヤモ閉塞感。寡黙な祖父の過去やパラ選手との交流が次第に明らかになり一気に面白くなる第七章、八章ではちょっと泣けた。タイトルの「タラント」とは、、戦争という暴力でそのタラントを奪われた祖父。じいちゃん度の高いじいちゃん、跳べ、跳べ、高く、高く!素晴らしエンディングだ。

読了日:08月28日  著者:角田 光代

 

今年になってからだと8月が一番読めたと思う。

どの作品も楽しめた。

 

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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