踊る小児科医のblog

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懐かしの「光化学スモッグ」、ふたたび

2005年09月07日 | こども・小児科
そらまめ君
1970年代、公害を友として(?)子供時代を過ごした40代の不惑世代には、「光化学スモッグ」ときくとなにやら郷愁をそそられような懐かしさを感じますが、そんなことはもちろん言ってられません。

小学2年から5年まで通った名古屋市郊外の小学校では、夏休みのプール開放や部活動の時に、校舎から黄色い旗が出ていたら注意、赤旗が出ると中止という決まりだったような記憶があります。当時は四日市ぜんそく、田子の浦にうち出でてみればヘドロ、ヘドロから生まれたヘドラ、日々の暮らしに馴染んでいた光化学スモッグ、そして水俣病と公害のオンパレードでした。
が、「水俣病は公害だ」と教えられたことが大きな間違いだったわけです。そのことについては何度か書きました。

今また関東地方で光化学スモッグが多発しているのは、車の排出ガス基準は格段に厳しくなっても、台数が増え続けていることが要因なのか、気象条件の変化なのか、八戸のような地方都市ではさすがに聞きませんが(もうすっかり涼しくなったし)、そのあたりを注意しながらニュースをチェックしていきたいと思います。

東京都の光化学スモッグ注意報等の発令状況 光化学スモッグ発生のメカニズム
「光化学スモッグ」ってなに?(育児の基礎知識 All About)
環境省大気汚染物質広域監視システムそらまめ君
そらまめ君は、空をマメに監視します。