時々私はこんな風に思うことがある。
私が本当に必要な大切な学習を怠っている時に、私に素晴らしい官能の世界が与えられることは
ないだろう。
人生を振り返っても思い当たることだ。
自分にとって大切な事をサボり出すと、一緒につまらなく、くだらなくなってしまう事もある。
いつの間にかワンパターンの退屈なそれにウンザリしている。
何かから逃げるためにトリツカレルのではなく、夢中になって自ら打ち込んでいる時、
思いがけない形でドキドキがやってくる。
不眠から軽い睡眠薬を飲むようになった。量はさらに半分に減ったが、たまに昼寝をするように
なったのは、やっぱり薬のせいだろう。
うたたねの中で夢を観る。
エロス溢れる不思議な夢の中の恋人が、私に学習の大切さを優しく厳しく戒めている。
私は黙って一言一言漏らさない様に彼の言葉を聞いている。
そして痛い言葉を受け入れて、何の言い訳もしない素直な私に少し驚いていた。
起きてしばらくして思う。
夢の中で姿をぱらぱらと変えていく、私と向かい合う不思議な存在。あるいは夢そのもの。
そのカードの一つと向き合った時、私が「官能」と呼ぶものもあるが、本当は皆同じものかも
しれない。
それ全体がもっと大きな、私が生きるカンノーそのものなのかもしれない。
だったら丸ごと夢中で愛さないわけにはいかない。
画像は「トイズプレス」社の「MFLOG/エムフロッグ」2号に掲載、
『Bizarre一家Hentai3兄妹』より
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