KTOOONZ BLOG

ktooonzのオシラセBLOGです。

オモチャたちよ…扉を開けよ・・・

2010-11-23 19:20:58 | 

ここ最近夜型人間で、直そうと試みたのですが上手くいかず、もうあきらめたら結構仕事が進みます。

今朝雨上がり、裏の公園、桜落ち葉の赤黄色、空の青、土の黒、世界は完璧だ!とでもいう美しさ。

眩しすぎ嬉しすぎ。

外は真昼の光と色、私は目を閉じ眠り、再び目覚めて夕闇の色もなく光も無く…

冬の黒い夜、黒い部屋、観た夢をと思い返します。



『夢・オモチャ』


オモチャの人形達がガラス戸の前に集まっています。

ぬいぐるみや木の人形、ソフビやプラスチックドール、大小様々。

彼らは自分達の力でそのガラス戸を体当たりで破ろうとしています。

その先に何があるのかは見えません。

殆ど捨て身で次々とガラスに突っ込んでいき、それはヒビが入り、少しずつ崩れていきます。

私は初め、その様子を斜め上くらいから観ていますが、
時々その中の誰かなりをその都度選んで同化していきます。

体当たりのショックや崩れたガラスはオモチャたちを傷つけ、手当て役のオモチャも出てきます。
皆命がけです。

誰がどうダメージを追ったのか、あの新しくやってきた子犬の人形はどうしているか、などと心配しています。
互いに誰がどういう状態なのかを把握しあっています。

ガラスは割れました。縦に大きな亀裂ができて、通り抜けることができます。

その先に何があるのか?

良く観るとその先は実家の玄関に似ています。外の光がすりガラスごしに見えています。

鍵はかかっていないのだと思いました。

もう出て行ったオモチャもいるのでしょう。怪我をして動けずに留まっているものもいます。
だけど各々生き生きとして自由勝手にちょろちょろと動き回っています。

オモチャの看護婦役の私は、目に映るものを、驚きと喜びと恐怖をもって見ています。


タブンワンダフル・・・


夢終わり


画像は『LollyLolly』ローリィとバルバット。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント


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『Lolly Lolly』キャラ紹介その9/他

2010-11-17 16:23:05 | 『Lolly Lolly』キャラクター紹介

ソニー・デジタルエンタテインメントの携帯サイト『まんちゅ』『全力書店』『ヒトコト』などで
連載中のコミック『Lolly Lolly』、
キャラクター紹介第9弾ラストとなりました。


『翼の悪魔たち』


優れた肉体性を持っていて、ガードマンや戦闘要員などとして活躍しています。

今回描かれていませんが、女性もいます。

女性の翼付きは怖いから戦わないで逃げる…というのもあるらしい。昔の飛行機乗りみたいですね。

いつも空を飛んでいるせいか、性格は単純でスカッとして体育会系っぽい処もあり。

戦闘で身体のパーツを失うなんてよくあることらしく、つぎはぎボディの悪魔が多いですが、それも彼らの勲章です。

身体に傷が一つもないのは、ちょっと恥ずかしいみたいに思っています。
わざと色の違う皮膚を移植して目立つように傷を手当てしたり、やることが可愛いです。


野郎同士は荒っぽいその分、女の子には優しく粋にが彼らのモットーです。

空を飛べるからかベッドで飛ばすのも上手。ガードマン的な身のこなしも身について、翼付きは女性に人気があります。


******


その9まで行きました。この項目はこれでお終いです。全部読んでくれた人、どうもありがとうございます。

本編のキャラはまだ出てくる?…かもしれません。


ラストに向かって今描いています。もうすぐこの仕事も終わりです。


画像は『Lolly Lolly』ローリィと悪魔。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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『Lolly Lolly』キャラ紹介その8/天使

2010-11-14 00:36:50 | 『Lolly Lolly』キャラクター紹介

ソニー・デジタルエンタテインメントの携帯サイト『まんちゅ』『全力書店』『ヒトコト』などで
連載中のコミック『Lolly Lolly』、
キャラクター紹介第9弾目となりました。


『天使』


天使と恋がしたかったローリィが魔の森で見つけて、惚れこんでしまった眠る少年。

てぴぃは彼をプリンスと呼んでいます。


******


周囲で何が起ころうが、眠り姫のように眠り続けています。


殆どの悪魔は天使を見たことがないという設定です。彼らのことも一部の者を抜かして殆ど知りません。
天使のことを話したりするのは縁起が悪いような、タブーみたいな形で嫌われています。
あながち迷信とも言えない「出会うと破滅する」…程度のことが伝えられているのだと思います。

悪魔と天使は存在している世界がとても近いようで全く違うので、互いに両立することができないという設定です。
元々は同じ存在だったのですけど、ある時離れてしまいました。


人間でいえば、一緒に存在できない死者と生者みたいな関係性でしょうか。


魔の森だけは天使のいる世界とも何処かで繋がっているのでしょう。人間の世界とも繋がっているかもしれません。


悪魔には天使が善で自分達が悪みたいな認識は全くありません。
天使の方が場合によっては(例えば人間の世界に行ったりすれば)敵対せざるを得ない厄介な悪い存在くらいに思っています。

地獄だけにとどまっていれば、天使はほとんど関係のない存在ですし、
人間の世界観なんて、地上に派遣されない限り、興味もないし、多分知識として以外に何とも思わないのが
普通なのだと思います。


ローリィはかなり変わった危ない子…ということになります。



画像は『Lolly Lolly』天使。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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『Lolly Lolly』キャラ紹介その7/魔王青鬼

2010-11-13 01:26:52 | 『Lolly Lolly』キャラクター紹介

ソニー・デジタルエンタテインメントの携帯サイト『まんちゅ』『全力書店』『ヒトコト』などで
連載中のコミック『Lolly Lolly』、
キャラクター紹介第8弾目です。


『魔王青鬼(せいき)』


若き魔王。音の世界をつかさどる悪魔。
(だけど今回はローリィが一応主役なのでその辺関係ないですね)

分身ともいえる子鬼のてぴぃと水晶の山奥でひっそりと世を避けて暮らしています。
まだ魔王になって1000年のピチピチなので、修行とかしているんだと思います。

彼はここ1000年、心から笑ったことがおそらくないでしょう。

無垢な愛情を思い切り注いでくれる、てぴぃがいるから、彼女と一緒になら微笑んだり怒ったりできて、
何とか先に進めるのだと思います。


青鬼がまだセーキ青年だった時、もし彼が天使サフランと戦わなければ、
大切なデヴィは恋に酔いしれる中でサフランに殺されてしまっていたわけですし、
自分のデヴィを守るための捨て身の攻撃を、まさか彼女が身をもって受けとめるとは思いもしなかった。
どう転んでも何度思い返してもどうしようもない状況が起こる時、
運命という名の世界と自己が引き裂かれてしまい、血と涙で生きざるを得なくなる、
その時、セーキの心はデヴィと共に死んでしまい、地獄の魔王青鬼がてぴぃと共に世に現われました。

1000年の時を得て、デヴィの妹ローリィが姉と同じ道を行こうとしているのに偶然立ち会ってしまうことは、
青鬼にとっては大変な皮肉というか何と言うかで、クールな顔に隠れた内心は複雑な思いが取り巻いていることでしょう。

ローリィは魔王嫌いなので、どんな魔王も関心ゼロですが、青鬼はローリィが誰なのか一目でわかったと思います。
姉もロクに魔術を使えない困った部分を持った少女だったけど、妹は妹で本当しょうもないとも思いつつ、
顔に出さずとも、似てない姉妹でもかつてのデヴィを重ね合わせて何とかしてあげたい思いは一杯でしょう。

姉デヴィの美化された輝かしい光の部分のみに浮かれて憧れるローリィと、
デヴィの血と苦悩を、その爪の記憶に残している青鬼が出合ってしまったさてその先は…


******


青鬼が魔王になったいきさつは大変辛い事件もきっかけになっていますが、
変態大魔王もそうですが、悲惨な出来事をきっかけに魔王の力に目覚める悪魔も少なくはないようです。

順調にエリートコースまっしぐらタイプもいますが、
長い長い悪魔の時間、結局はどこかで彼なり彼女なりの壁にぶつかったりはします。

ローリィやバルバットは、前の世代(前の物語)よりも苦悩や犠牲をより少なく、
同じ物やそれ以上のものを幸せに得てもらいたい、
そんな個人的な願いが(多分デヴィや青鬼たちの願いも)あって、今回『デヴィラヴ』続編の『ローリィ』を描いています。


青鬼は元々別のアニメの企画で作ったキャラクターで、そっちの方がワイルドでした。

『デヴィラヴ』では、女の子向けなのと私の画力も多少は上がったのもあって、よりイケメンになりました。

アジアンクールっぽいからか、読んでくれた方々からのご支持も多くて有難かったのですが、
作者としては全く予期していなくて、ライバルサフランと五分五分のバランスで行こうと思っていましたので、
デヴィがサフランと結ばれ、セーキの涙で終わるラストでがっかりなさった方も私の予想よりずっと多かったのです。

こういう時は読者の失望を感じて作者も大変辛いのです。

だけど私はこうも思っていました。

セーキは彼の担う大きな役割があって、悲惨すらも受け入れられる度量の大きさを持っているからこそ、
誰もが背負いたくも無いような運命とだって生きられる、
幸せ対不幸の概念を超えた、壮絶な凄さを持った偉大な悪魔なのだ、
たとえデヴィとセーキが結ばれなくて、魔王になった今の青鬼ですらそう思うことができなかったとしても、
デヴィとセーキは、生と死や、殺し殺される関係、次元の違い、そんなものすら超えた、
恋愛なんか目じゃない、もっと大きな絆で結ばれている、
もしかしたらデヴィとサフランの関係よりも深いのかもしれない、時空と次元を超えたスーパースーパーカップル!

こんな気持ちもあったのです。


設定の一つで彼は青い肌をしていますが、
自分脳内設定では、青鬼の肌色は地獄では非常に美しくて好まれるタイプという裏設定が当初からありました。

これはインドの宗教画でクリシュナやシヴァが青い肌で描かれていることに大変不思議を感じ、
インドには肌の美しさを表わす言葉に「青」が使われるというような話を聞いて、
つまり美少年のクリシュナを青く描くことで、それを表現しているのでしょうけど、
異文化の予想もつかない美的表現と絵画表現に大きな違和感&面白さを感したことから頂いたアイデアです。

その時の私の美体験が、言葉で説明はされなくとも青鬼という悪魔の持つ美しさを背景として支えています。

青い肌を塗る時に、「これは地獄では大変美しいとされる肌」と、自分は今でも心に美を持ち彼を仕上げています。


青鬼のように大変若くして魔王になった、しかもクールなルックスなのですから、
バルバットが将来の夢を投影して憧れているのも無理はありません。

青鬼の方は、自分は魔王になりたてのヒヨコみたいな感覚でいると思います。


それが何時になるかは判りませんが、彼はデヴィと自分とに起こった運命の悲惨を受け入れ、
いつか心から笑うでしょう。

そして魔王としてもいよいよ花開き、大きな活躍をしていく事と思います。

姉デヴィを真似た恋の夢を観るローリィ同様、青鬼も今はまだデヴィという名の過去の夢を観ているのかもしれません。



画像は『Lolly Lolly』魔王青鬼。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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『Lolly Lolly』キャラ紹介その6/てぴぃ

2010-11-10 00:29:11 | 『Lolly Lolly』キャラクター紹介

ソニー・デジタルエンタテインメントの携帯サイト『まんちゅ』『全力書店』『ヒトコト』などで
連載中のコミック『Lolly Lolly』、
キャラクター紹介第6弾目です。


『てぴぃ』


魔王青鬼の分身のような子鬼。

セーキが大変若くして魔王へと変身した時、そこに小さな存在として現われました。

てぴぃは強い千里眼を持っています。
他にも大きな力を持っているようですが、それを自分で自覚し説明できる術を持ち合わせていないので、
その能力はまだ未知数です。

てぴぃは髪や目や肌の色がローリィの姉であるデヴィにソックリですが、デヴィ自身とは関係ありません。

セーキのデヴィへの想いが余りにも大きかったので、その姿が形作られてしまいました。

名前が似ているのも、青鬼がそこに生まれた小さな子鬼を見て思わず「デヴィ」と声に出たのを
舌たらずだったてぴぃが自分を「デヴィ」と言ったつもりで「てぴぃ」になってしまいました。

てぴぃは生まれて1000年以上たちながら、未だに幼児の好奇心で生きています。
子鬼の成長はとても時間がかかります。

千里眼などがある故に、どこかで起こる恐ろしい出来事をキャッチしてしまうこともありますし、
心も幼く、現実と物語、自他の区別も曖昧で、大きなショックを心に受けてしまうことも多いので、
青鬼はまだまだデリケートなてぴぃを守るために山奥で厭世的に生きています。

魔王と子鬼は一心同体で生きるので、無垢な子鬼が病んでしまうと魔王自身も不安定になってしまいます。

子供の心の子鬼をすこやかに幸せに保つのは、魔王の大変高度なバランス感覚と努力なのです。


てぴぃは今、おとぎ話の世界に夢中です。

華やかなローリィをお城に住む童話のプリンセスだと信じています。

青鬼がとっても大好きで、何もかも預けきって安心して生きていますが、時には厳しく怒りもする彼に対して
小さいながらも思いっきり大きな声を張り上げて対抗したり、
泣いて怒ってすねて、終いには何処かに隠れて彼を困らせたりもします。


******


青鬼はてぴぃを見るたびにデヴィを思い出してしまうので、心に辛い部分もあると思いますが、
それでも幸せだった幼児期のデヴィに瓜二つのてぴぃが自分を慕って無垢な愛を注いでくれることが
彼の大きな癒しになっています。

デヴィにそっくりな可愛いてぴぃを、変態大魔王も大変気に入っていて、遊びに来て欲しいのですが、
青鬼は未だに、デヴィの父親である彼の前には、顔を出し難いと思っています。


てぴぃもいつの日か、ベルゼのように、子鬼の状態から、独立して生きる普通の姿に変身していきます。

比較的早く成体する子鬼もいますが、大変長いこと幼児状態でいる場合もあります。
ある日突然、生まれ変わるように、その姿が変わります。

てぴぃも何となくは、「いつかおぉきくなる」と理解してはいるようです。

その時は青鬼とも新しい関係性が生まれます。

変態大魔王とベルゼのように、男女としての関係性を作るかもしれませんし、別々に生きていくかもしれません。


画像は『Lolly Lolly』てぴぃ。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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