KTOOONZ BLOG

ktooonzのオシラセBLOGです。

悪夢贅沢三昧

2013-02-27 13:56:07 | 

 

ここ数日、色々な準備をして、夜更かしをしてしまいましたが、

そのせいか、連日悪夢。眠っていても金縛りスレスレみたいな感じでした。

血肉の世界、追いかけっこ、ほとんどホラーの世界です。

見ているものが、あまりにも変なので夢だとはわかってはいるのですが、

それにしても「うわ!すごい!」と思う、過去には記憶がない脳内イメージの連続。

怖いんだけど、あまりにも怖すぎて何だか笑ってしまいます。

 

夢を観ながら少々奇妙な事も考えました。

・・・ここで恐怖に呑まれてしまったら、夢の中で、夢が現実だと思ってしまうだろうから、

そうすると、本当に怖いし無残に殺されてしまうかもしれない、

だから、恐怖に呑まれずに、夢だという実感と楽しさの感覚をキープしよう・・・みたいな事です。

自分でもそう考えている自分が可笑しいなとも思いました。

 

夢を観ながら、そこで見えるものが、あまりにも常識的に奇妙だから、

「ああ、これは夢だな・・・」と現実的に気が付く事がよくありますが、

これが、逆に現実であまりにも奇妙なものを見てしまったらどうなるのか?

 

どこか現実を疑ってみるかと思います。

何が起こっているのかな?

私の頭の方が変なのではないだろうか?

あるいは、この世の中って、今まで自分が思っていたものとは違う認識もできるのかも、とか。

 

例えばですけど、宇宙空間に出た人や、

自称「神様や宇宙人や幽霊に会った、未来や前世を観た」・・・とか、

そういう人たちは、結果、その後、どこか違う次元に生きるような人生となったり、

あるいは周囲との認識のギャップに苦しむのか、精神を病んでしまったり等ありますが、

夢で私が持つ実感を照らし合わせて見ると、予想ではありますが、理解できるような気がします。

 

では、実際の現実って本当はどうなのでしょうか?

宇宙人とか幽霊とか、いるという方にとっては、勿論いるんだと思いますけど、

新聞やTVを見てる限りにおいて、そんなに変な事は起こっていないのでしょうか?

 

私、凄く変な事が毎日起こっていると思います。

自分個人の人生にも、そうだという事はできます。

「こんな恋愛モノ描いたら、皆馬鹿馬鹿しい!って怒って絶対読まないわ・・・」

物語よりは変!という事くらいは自分や周囲の友人の人生にいくらでも起こっています。

「こんな馬鹿なこと、悪いこと、する人がいるわけないじゃない!」

人間はお話にならないレベルの事をする事ができます。

「無実の人が牢に入れられて、本当に悪い人がのうのうと生きているなんて!」

そういう例は昔から今に至って続いています。

 

飛行機がビルに突っ込んで爆発崩壊する映像が世界に流れる。

20世紀の話じゃなくて、民間人に空から爆弾を落としている。

(こっちは映像ほとんど流れませんけどね・・・)

地震が過去にないくらい頻繁におこり、隕石は落ちて、

医療が進むほど、新しいウイルスが世界的に流行する、

ローマ法王は辞めちゃうとか・・・?歴史上2回くらいしかないとか・・・

太陽の黒点がどうのこうの・・・???

言い出すとキリが無い!

 

さらに公ではない怪情報裏情報、勿論、真実だって含まれているでしょうけど、

そういう類も含めると、もう何も信じられなくなります。

 

全てには因果関係があるから起こっているのだとは思うのですが、

私たちは一体どれだけ理解不能な世界に生きているの?

本当は一体何が起こっているの?

あまりにも妙なニュースや情報ばかりを聞いていると、

これまでの常識と認識が崩れ落ちていく。

私の頭が変なのか?社会に対してだけではなく、もっと根本的な認識が間違っているのかもしれない、

「ちょっと待て・・・ちょっと待てよ・・・?」と、頭を抱えこみそうになります。

 

その一方、御日様の下でよちよちの孫を抱きしめるおばあちゃん、

こういう事は何も変わらないし、ゆらぎません。

信じられないような事とは全く無縁の世界が同時にあるような気がして

そこで私は安心できます。

 

脳に与えられる情報は情報でしかない、

ですが、周囲には日常と愛情いう生活実感というものがある。

多くの方が、私と同じようにバランスを取って生きているのかもしれません。

 

しかしですね・・・

私は今は必用以外はニュースを見ないようにしているのですが、

ほとんど頭が発狂しそうな奇妙なニュースは面白くもあり、

日常は退屈でもあるのです。

これはただの人間の贅沢だとは思います。

麻薬のような世界だと思うので、あまりそう言い切りたくはないのですけど、そういう部分もあると思います。

 

追われる恐ろしい夢で思ったように、

この現実に呑まれないこと・・・恐怖に呑まれないこと・・・

人々の実行している、当たり前すぎる事ですが、あえて言葉にしてみました。

 

ジェットコースターに乗って叫ぶのは楽しいです。

ですが、スピードが速く、奇妙で不安な情報だらけの現代では、

このような意識が、まあ、特に私のような中年過ぎには・・・意識的に求められるように日々思います。

若い人たちには、恐怖や不安も含めて、自分自身の感覚で味わい楽しむ時間も必用でしょうから。

 

世界で起こっている事は、驚くべき事がいっぱいです。

お陰で退屈しませんが、時々食傷気味でもあるかもしれません。

食べ物は絶てばいいけど、脳に入る情報は休みたくても中々休めないのです。

 

特にここ100年の、新聞の大見出し・・・殺人事件や戦争・・・

本当に人が死んでいる・・・

これこそ最もショッキングで人目を惹く、新聞やニュースが売れるショーになるのでしょうか?

もし、同胞の死を静かに弔いつつも、騒ぎたい野次馬観客視点の人たちが誰も集まらなかったら、

人間の欲や愛憎ゆえの殺人事件そのものが皆無にはならなかったとしても、

注目を浴びたい理由の殺人犯などは消え、野蛮なショーも終らざるを得ないでしょう。

 

何だか・・・一つアイデア・・・

天災や事故や殺人事件などが起こった時に、原因の究明と、

亡くなった方々を悼むための情報を流す事を、今よりもっと中心にして欲しい・・・

世の中も、もっと良く変わって行きそうな気がします。

 

画像は二人の悪魔


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携帯コミック『夢見るフランシー』キャラ紹介「チビ他」

2013-02-18 23:21:29 | 『夢見るフランシー』キャラクター紹介

 

サイト『ヒトコト』で公開中のコミック、『夢見るフランシー』。 

http://sonydes.jp/blog/2012/12/ktooonz.html

ガラ版、スマホ版、共に次回が最終回です。

ネタバラシにはならない、簡単なキャラ別紹介、制作裏話などを連続公開していきます。

 

『夢見るフランシー』は、ギャグのようなミステリーのような、ホラーのような

不思議な漫画だと思います。

私は既存のカテゴリーや形式を尊重しつつも、そこに安住したくない思いが常に強いのですが、

この作品も、その気持ちを持ちつつ制作しました。

 

メインキャラクターの紹介も終わり、こちらで最後とさせていただきます。

最終回にもどなたか出てくるのかもしれませんが、これで日記は終わりと致します。

 

 

 

チビ

 

フランシーの赤ちゃんです。 女の子で父親の人種はアフリカ系のようです。

いつもすこやかに眠っています。

とても健康な可愛い赤ちゃんです。

 

 

 

 

変な警官

 

中村君と同様、一々思わせぶりに怪しい警察官です。

中村君といい、この男といい、わざとやっているんじゃないかというくらい

行動が怪しいですが・・・

 

 

6回にわたって、『夢見るフランシー』のキャラ紹介をしました。

読んでいただけた方々、ありがとうございます。

ご興味を持たれた方は、是非コミックスを読んでいただけたらと願っております。

 

『フランシー』は、以前『ムーンナイトエレガンス』という携帯小説の挿絵で

一緒に組ませていただいた担当さんとの、初めての漫画制作でした。

基本的なコンセプトは、最初の脚本と同じなのですが、

演出的には良いアイデアも沢山いただき、より判りやすくユニークな作品に仕上がったと思います。

多くの方にお世話になりながら、一つの漫画作品ができあがります。

 

お世話になりました感謝の気持ちをここでお伝え致します。

 

画像は、『夢見るフランシー』コミックより

(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

 


携帯コミック『夢見るフランシー』キャラ紹介「袋男」

2013-02-18 14:17:34 | 『夢見るフランシー』キャラクター紹介

 

サイト『ヒトコト』で公開中のコミック、『夢見るフランシー』。 

http://sonydes.jp/blog/2012/12/ktooonz.html

ガラ版、スマホ版、共に次回が最終回です。

ネタバラシにはならない、簡単なキャラ別紹介、制作裏話などを連続公開していきます。

 

このコミックの主役はフランシーですが、非常識なくらいに純粋な彼女よりは、

周囲でああだこうだ騒いでいるお姉ちゃんたちの方が、個性と人間味が感じられて

感情移入しやすいかもしれませんね。

 

ですが、そのフランシーも、回を追うごとに、親しみが沸いてくれればいいなと願っています。

 

フランシーはダメンズ巡回者で、シングルマザーでもあります。

子供の父親、相手の男性は行方をくらませてしまいました。

お姉ちゃん達の警戒振りは並ではありませんが、

新しい恋人として現れたのは、予想を遥かに越えた、ダメ男とかのレベルですらない、

汚れた背広の、ずんぐりむっくりした、皮袋を被った男でした。

 

 

中村君 

 

袋の中身は中村君との事・・・

ひたすら想像力を膨らませる行動を取り続ける中村君です。

行動は限りなく怪しく、フランシーの話では優しい男性のようでもあります。

 

中村君の個人的事情で、二人は純愛状態が続いています。

 

名前は私の苗字から取りました、

他にも制作中の作品でもあるのですが、

汚れ役があると、中村とつけてしまう事が多いです。

彼が本当に汚れ役なのか?よくわからないところですが・・・

 

もし、長い連載だったら、フランシーと袋を被った中村君のプライバシー、

どんなお付き合いをしているのか、描いてみたかったです。

中村君はあまり喋りませんし、大人しい感じなので、フランシーは色々とリードしてきたのかも・・・

 

このコミックスは、警官の格好や、姉妹の家の外観とかは、

考証無視日本人が勝手に想像しましたイギリス風~になっていますが、

KTOOONZの漫画なので、人種、民俗とか文化とかがゴチャゴチャです。

中村君は昭和風の三畳間+板の間キッチンに猫と一緒に住んでいるようです。

BFがいきなり日本人で中村君だったり、そういう矛盾した世界も楽しんで描きました。

 

中村君についてはこれ以上語らない事にします。

 

 

漫画とは関係ない話ですが、

顔が見えない覆面姿とか、男性でも女性でも魅力が感じられる事が多いです。

現実でも絵の世界でもそういうの好きな人が沢山いるらしいですね。

最近PIXIVで知ったのですが、映画泥棒とかに萌えている人とかもいるようです。感覚はわかります。

仮面のヒーローと同じで、理想の想像力が膨らむのですよね。

 

私は現在、沢山の覆面さんが出てくるアニメを友人と一緒に制作中なのですが、

男も女も、覆面の人たちの顔を出すのを考えた末結局止めました。

アイマスクや化粧の人たちだけが素顔も見せる演出にしました。

内容がヒーローヒロインモノだったからもありますが、

顔を観せた途端、正義や悪の神秘も半分以上は失われてしまうのが感じられたからです。

 

因みに、益々漫画とは関係のない話になりますが、

すごい知り合いの方がいて、覆面左翼の集会に遊びに行って、

BLの妄想をしているそうです・・・腐女子もそこまで到達するとさすが!彼岸!という感じですね。

久しぶりに驚いた話でした。

あの人も・・・この人も…と、素晴らしい美形の同性愛者に思えるのだそうです。

「馬鹿じゃないの?」と友人に言われているようです。

多分中の人は、普通の結構歳のいったオッサンなんじゃないかと私は思うのですけど・・・

顔が見えないうちが花ですね。

 

私、こういう話を聞く時に、女性の美や可愛さへの感性の凄まじさを感じます。

オヤジとかも、もはや「可愛い」の部類にされたのだと思いますが、

既存の権威、政治的な抗争、何でも可愛いだとか美形だとか、性の世界、

それが何もかも包み込んでいきます。

最近、国家同士を擬人化して同性愛の話にしている女子もいるそうです。

私は女って凄いと思いました。

戦争しようが何だろうが、皆可愛くされて愛し合わされたりしてしまうのでしょうか。

 

「かわいーかわいー」って国際語になってきましたが、

どんなにおっかない世界を作ろうと、いつかは可愛い~で世界が呑みこまれるかもしれません。

 

・・・話戻って・・・

 

フランシーも中村君を可愛いと思っていることでしょう。

 

このシリーズは次回で終ります。

 

画像は、『夢見るフランシー』コミックより

(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

 


携帯コミック『夢見るフランシー』キャラ紹介「フランシー」

2013-02-18 02:33:00 | 『夢見るフランシー』キャラクター紹介

 

サイト『ヒトコト』で公開中のコミック、『夢見るフランシー』。 

http://sonydes.jp/blog/2012/12/ktooonz.html

ガラ版、スマホ版、共に次回が最終回です。

ネタバラシにはならない、簡単なキャラ別紹介、制作裏話などを連続公開していきます。

 

このお話、以前もお伝えした事ですが、

元はこの企画、人形を使った写真劇で実現させようと思っていました。

セットを作る時点で挫折しましたけど・・・

それと人形は表情がないので、やっぱり面白くないかなと・・・

主役「フランシー」の名前は 、私が持っている、古い1960年代のアメリカの人形からもらいました。

ここ2年くらい?私のその時代の人形を集めています。

今は当たり前にある、着せ替え人形が、今の形に定着した初期のものなので、強いエネルギーを感じられて面白いです。

当時の製品は、下請けで日本で作られているものが多かったのも興味を惹かれました。

今はほとんどが中国や東南アジアで作られていますが、

50年も昔の日本製の方が今の製品よりも、細工が綺麗だったりします。

 

名前が同じというだけで、実際の人形とは何も関係ないのですが、

当時のファッションぽいものを描きたかった事から来るイメージと

何となく名前の響きが題名の「夢見る」と合うような気がして、使う事にしました。

 

 

 

四女フランシー

 

18歳のシングルマザーです。

小柄、、金髪碧眼、ピンクのほっぺがいつも輝いています。

大らかでありながら、繊細な精神を持っている、気遣いがありつつも、他人の事は気にしない、

矛盾した側面を、バランスよく持っている女の子です。

 

家の中では歳の近いサチコと仲良し。子供のころはいつも一緒に遊んでいました。

遊びを通しての姉サチコの空想世界をフランシーが楽しんでくれたから、

彼女はアーティストになったのかもしれません。

小さな二人が並べばとても可愛かったと思います。

タイプは違いますが、世間離れしているという面では二人は似ています。

 

服はMODファッション風にしました。

清楚な印象のフランシーですが、お洋服は結構とんがってます。

名前を借りたドールのお洋服もこういうイメージです。

 

姉達に可愛がられて育ったので、お人好しで、人を疑わず、惚れっぽく、

特に色恋に関しては頭も緩めなのか、何やら怪しい男性に、何度もひっかかってしまいました。

彼女はその都度、本気で愛情を注ぎ、裏切られたら真底悲しんで泣いたと思います。

ですが、何度痛い目にあっても、懲りずに、またほだされてしまう。

どんな事件も、どんないい加減な男も、

善意と愛情を信じているフランシーの心までを傷つける事はできないのかもしれません。

 

そして、母親似なのかもしれませんが、男の人が大好きなのでしょう。

物心つくころから女所帯で、父親の影がなかった事も理由の一つかもしれません。

そしてどんな男もその都度本気で好きになる。

そんな、滑稽なくらいに純情一途な女の子を描きたかったです。

 

「純情」・・・とか言うと、人は初めだけ。。。みたいなイメージがありますが、

私自身が人を見てきた限り、男性も女性も、純情な人、あるいは側面は一生純情です。

一生恥じらいや、ドキドキする気持ちを生きているものだと思います。

子供がいようが、それが浮気にあたろうが、一人と付き合おうが複数と付き合おうが、

シングルマザーだろうが、奥様だろうが、関係ないと思います。

というか、人に真底恋ができるというのは、

その人なりのタイプに忠実かつ正直で純情だからだと思っています。

 

人間、自分の純情さが、弱さや経験不足のように感じるのか、

どこかすれた自分、色恋なんか遊びよ!みたいな印象を強調しようとする処もありますが、

素敵な恋がしたいのだったら、いつまでも中学生みたいな、

何とも滑稽で無垢無防備な自分を大事にする強さを持つといいなと私は思っています。

 

学生時代にシングルマザーになってしまったなんて言うと、

男も女もあまりイメージに思われない処が、今でもあるのかもしれませんが、

私が実際に遭った、恐るべき若いお母さんとかは、しっかりして、とても純情な女性でした。

彼女たちに感じた印象もモデルになっています。

 

彼女は相手の「見た目」も極端に気にしないようですが・・・

これは、自分の中では、ある種、子供の時から持っている感覚を利用して描きました。

大人の社会的な脳、例えば「人間は見た目じゃない」「差別はいけない」とかとは

全く違う基準のように自分で感じているのですが、

子供というのは、無条件に見た目の美しい人が好きであり、

同時に、無条件に心の優しい人、性質の優しい人も好きなのだと思います。

後者を感じた時に、相手の姿は何も気にならない、気持ちの場所があると思います。

そして綺麗な人が実は意地悪だったなどに気付くと、悲しくがっかり思うものですが、

心の綺麗な人の見た目が綺麗じゃなくても、それはどうでもいい事なのです。

残念のようにも思いますが、私自身は、子供のころの方が、そういう感覚をより強く感じたように思います。

「中身が大事」「差別ダメ」みたいなせせこましい世間基準は、既に常識を知る中年世代にもなれば捨ててもいいですね、

無条件に見た目の美も心の美も感じて喜ぶ自分であるだけで十分だと思います。

 

フランシーの仕事は、介護士で、今はまだ見習い中です。

シングルマザーでも通える高校を卒業したばかり。

非常に子供っぽいようでもあり、達観しているようでもある、そんな不思議な女の子です。

 

 

画像は、『夢見るフランシー』コミックより

(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

 


携帯コミック『夢見るフランシー』キャラ紹介「サチコ」

2013-02-17 15:59:58 | 『夢見るフランシー』キャラクター紹介

 

サイト『ヒトコト』で公開中のコミック、『夢見るフランシー』。 

http://sonydes.jp/blog/2012/12/ktooonz.html

ネタバラシにはならない、簡単なキャラ別紹介、制作裏話などを連続公開していきます。

 

フルカラーのコミックスでの楽しさは何と言っても「色」です。 

お部屋、肌や髪の色、服の色に模様。

描きたいものはきりがありませんが、同時に仕事ですから締め切りもあります。

望む全てはできないかもしれませんが、可能な限りは美しい物を描きたいものです。

 

 

 

三女サチコ

 

20歳で自称アーティストです。

小柄、痩身、東洋系の血を引き黒髪茶目、この絵はどんぐり目ですが、他の姉妹に比べて切れ長の瞳。

アーティストって何をやっているのか?

多分それで稼いでいるわけではなく、適当にアルバイトをしながら絵を描いたり手芸をしたり、

何でもマイペースで楽しんでいる時期なんだと思います。一生そうかもしれません。

男性が嫌い。女同士で遊んでいる方がダンゼン好きだけど、

基本的に一人の時間を好み、部屋に篭っていつも何かを作っています。

家事は好きではないし、チビの面倒を見るのも興味なし。

今のところ、妻や母になる事にも興味無しです。

移り気で関心の無い事はすぐに飽きる。

怖がりでもあるので、オカルトとかも好きかもしれません。

あまり社会の役には立たないタイプですが、それがサチコの面白さ、貴重さです。

 

 

私自身、自分の顔が東南アジアぽく、タイだのマレーシアだの行くと

そこの人たちに親近感を持ち、持たれ、間違えられたりします。

南の人たちの方が、日本人より明るくおおらかで好きだなと思うことも多いです。

DNAが近いからか、彼らの顔やスタイルも好みで、ほっとするような感じを持ちます。

やや浅黒、丸顔で丸い目、華奢で細い手足のルックスが好みです。

だからなのか、基本的にも自分のキャラ絵は、

丸い顔に丸い目の女の子たちに親近感を持って描いています。

 

ですけど、人の美しさはそれぞれであり、

もろ北方東洋系の細い瞳の友の美にもウットリしています。

それは親近感よりも、無いものへの憧れかもしれません。

思い返してみると、

私が実際にお会いした「こんな綺麗な人滅多に観たことがない!」と思えるほどの人たちは

何故かほとんど一重瞼の北方系の顔でした。

民族的なルーツとはまた別の話ですが、

最も美しいと思った一人の方は髪が半分以上無い男性でした。

美という体験は個人的な出会いであり、世間の理想や年齢と必ずしも関係はありませんでした。

 

TVのアイドルとかを見ていると、AKBとか、私には顔の系統が似た感じがするのですけど、

二重瞼のパッチリ目の女の子たちばかりではなく、

北方東洋系の可愛い子たちも、もっとTVに出ればいいのになーと思っています。

美は発見なのですから、どんどん多用な美や可愛さをTVなどのメディアに出して楽しませて欲しいです。

色々な顔がいて、どこかに自分に似た系統顔のアイドルが探せると嬉しい時ってあるかもしれませんね。

SMAPの草薙剛さんとか、顔しか知りませんが、本当に綺麗だなーと思います。

勿論中身も素直な方とかで、内面もにじみ出ているからこそかもしれません。

 

サチコを描いた時には、そういう気持ちがありました。

私も東洋人だから、東洋っぽい可愛い子を出したいと願って描いていました。

 

それと、お洋服です。

今回サチコの服を一番凝って描きました。

パッチワークのスカートやニットやモチーフやプリント布。

少女趣味のサチコが縫い上げていったお洋服、というイメージで描きました。

 

画像は、『夢見るフランシー』コミックより

(C)ソニー・デジタルエンタテインメント