KTOOONZ BLOG

ktooonzのオシラセBLOGです。

願かけ&夢

2010-02-19 00:01:02 | 

『星に願いを』

お正月にお参りにもいかない私、占いも嫌い、だけど日常的には結構願をかけて生きる日々です。

物事が上手くいっているような時にはそう思わない時もありますが、
自分や周りに困ったことなどが起こると、すぐに何でも願掛けしてしまいます。

強く思い返すのは、以前友人が不妊治療をしていた時のことです。
長いこと、彼女の夫が子供を持つことに同意しなくて、やっと説得できた後も中々おめでたにならず、
治療を始めて2年近くたっていたと思います。

あるランチを食べている時にいつも明るい彼女が涙ぐんで「もうできないのかも…」とつぶやきました。
その時の私は「できるよ!そのために頑張っているんだから!」と大声の迫力で返してしまいました。

彼女は一瞬驚いた顔をしましたが、すぐに明るい顔にもどって「そうだね!あきらめちゃだめだね」みたいな事を
言ったのですが、私は後から、「何であんな事を言ったんだろう。医者でもないし何の根拠もない」と
内心では「あんなこと言っちゃってもしできなかったらどうしよう…治療にはお金だってかかるし…
いい加減なこと言ったかな…」とも思っていたのです。

彼女は外国暮らしだったので、どんな治療をしているかも私は知りませんし、
身体を冷やさない事がいいみたいね、くらいなことは伝えたと思いますが、
具体的に私ができることなど無かったのです。

で、友達のために何もできない無力な私は誰にも内緒で星に願いをかけることにしました。

星を見る時には「彼女に子供が授かりますように」と願ったのです。

しばらくしないうちに彼女は妊娠して元気な男の子を産みました。

不妊治療のためにあきらめずに頑張ったからできたんだと思います。
星の願いもちょっとは叶ってくれたのかどうか、それは誰にもわからないことです。
でも彼女にまだ子供ができないことを友人の私までもが心配したり嘆いたりして共に時間を過ごすよりは、
同じ無力な立場でも、信じて願って励まして過ごす方が良いと思っています。

自分の力だけではどうしようもない問題に対して、
くよくよ悩むのも、絶望するのも、希望を持つのも、やむにやまれず願うのも、
どちらも元は同じ気持ちから発するものです。

くよくよすると思考の堂々巡りを起こし、身体も悪くしますが、
星にでも願いをかけておけば、たとえ問題は変わらなくとも、それにいどむ気持ちはすーっとしていくものです。


『夢・氷の山を登る』

陳腐な夢を観ました。

日暮れの中、氷の山を上っていきます。スキーを履いています。坂は本当になだらかなので
かろうじてすべり上れるのです。

田舎の山です。前にも来た事があると夢では思っているので、以前の夢にも出てきた場所なのかもしれません。

日が沈む中、半分くらいまで来ました。今ふもとに下りなければ、闇の雪山を上っていく事になります。
そしてそこから先は道らしい道がないのです。

クレイジーだと判っているのにどうしても降りる気になりません。
自分でも理由がわからないまま、私は頂上に行きたいのです。

上ろうが上るまいが、今山を降りないのなら多分私は死ぬでしょう。

何人か地元の人がいました。私が頂上への道を聞こうと思うと、突然目の前にベルトコンベアのような
巨大な鉄の建造物が現れました。

私はこれに運ばれていけば上に行けるのだと思いました。

私はベルトコンベアにしがみついて上って行きます。
右横には一人の女性がまるでガイドのように立っていました。

これで確実に頂上に行けるのか、上に行くほど不安になりました。
女性に確認しようと思いましたが、女性の立ち方が重力的におかしいのです。
その時私は、彼女は本当は実在しないんだ、私は独りでここに上っているのだと思いました。

ベルトコンベアのてっぺんまで来たとき、先はありません。厚い木製の塀みたいになっています。
「これを越えたら頂上」
実在しない女性の声が頭に響きました。

越えるためには腕の力でえいやとよじ登らなくてはいけません。
高い所なのに何故かあまり怖くないのですが、あんなに行きたかった頂上への最後のステップを
何故なのかあまり越えたくない気もしてるのです。だからと言ってこのまま落ちたくもない。

ベルトコンベアのてっぺんにぶらさがったまま頭で考え出した時にぱっと目が覚めました。


画像は漫画絵


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