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ktooonzのオシラセBLOGです。

[PainRain]キャラ紹介011・ハニー

2013-03-22 21:22:41 | 『PainRain』キャラクター紹介

 

別コミックブログ、Ktooonz*Comixで連載中の『ペインレイン』のカテゴリーをブログに作りました。

登場順にキャラ紹介や思い入れを書いていきます。

 

 

いつか宇宙人の出て来る話を描きたいと、前から思っているのですが、

宇宙人に会った事がないと思うので、どう描いていいのか難しいです。

そして、もう一つ描こうと思えない理由は、

私の脳内には、まるで多重人格のように、

色々な架空の存在のキャラクターたちの人格が詰まっていますが、

その中に宇宙人の人格はいないのではと思っているからです。

 

前から準備しているSFで宇宙人みたいなものが出てくる話があるのですが、

彼の話すこと・・・今ひとつ納得できません。何だか聞いてて地球人臭いような気がして。

 

幽霊のようなものは描こうと思えば描けると思います。

それも私の脳内の夢うつつのようなもの、私自身などだとは思いますが、

金縛りとかで、何度と奇妙な体験をしている時に、

人間のようではない、人格のない不思議な何かと遭遇したように幾度と思った経験の記憶からです。

ですが、あまりかかわりたくないので、好んで描こうと思いません。

 

 『むにむにぴょん!』という携帯漫画に出てくる主役むにむにの正体は宇宙生物かもしれませんが、

宇宙人、という感じとは違います。

めぇめぇちゃん、という宇宙羊という設定も創ったことがありました。ですがヒトガタではありませんし・・・

 

宇宙人は究極のバカバカしいテーマだと思います。

何でも宇宙人が出てくると、途端にくだらなくなります。

私はくだらなすぎるモノが大好きです。

 

ですけど、もし本当に宇宙人が人類の前にアカラサマに出てきたら、

今まで作られてきたくだらないイメージも全く違うものになりそうですね。

 

そして地球は宇宙にあるから地球人も見ようによっては初めから宇宙人ですよね・・・

 

 

 

 

『ハニー』

 

さて、キャラ紹介もとりあえずこれでお終いです。

また新しいキャラが登場したら追加しますが、大分先になることでしょう。

 

パンキーの妻です。

 

6年前に二人は出会い、4年前に結婚しました。

女性は娼婦しか知らないパンキーでしたが、妻も元娼婦です。

パンキーよりも二周りほど年上だろう奥さんです。

 

彼女に会ったブレインとバニーは、パンキーの妻が地球人ではないのでは?と思っています。

今まで一度も見た事がないタイプの顔と、

言語障害があるという、その言葉の聞いた事も無い不思議な響きからです。

 

パンキーと養女ウィニーは何も気にしていないようです。

 

一体何が起こっているのでしょうか?私もはっきりした答えはありません。

 

多分彼女は何か不思議な存在なのだとは思います。

きっと人間がまだ知らない世界が当たり前にあるはずでしょうから。

 

これは、知らなくても全く問題はない、私脳内の裏話なのですが、

描く時に、パンキーの奥さんは、大淫魔セクシィ・マーリィの化身だと思っていました。

これは、私が別の作品に描いた、地獄のヴィーナスのような美しい女性です。

 

この事はブログなどにも一切アップしていませんが、関連に気が付いた方がいました。

「パンキーの奥さんは大淫魔セクシィ・マーリィと同じ髪をしていますね、初めて見てすぐ気付きましたよ」

私のイメージしている事など読む方々には簡単にばれてしまうようです。

全くその通りで、肌や目の色も同じです。

 

ルックスがそう見えているとかではなく、

パンキーはハニーにセクシィ・マーリィに匹敵する魅力を感じ取って惚れ抜いています。

ウィニーも素晴らしく優しいお母さんだと思っている事でしょう。

 

セクシィ・マーリィはもう良いとして、

パンキーが何故ハニーに惹かれたのか、関連する事が1話に描かれる事になります。

ふくよかな年上の女性、包み込む優しい暖かい肉体と、全てを呑み込むブラックホールの様な肉体、

神秘的なハニーに繋がっていく体験を、彼はします。

 

ハニーの顔は殆ど描かれません。一度見せればいいと思っています。

『13日の金曜日』のジェイソンとか、顔が見え出すとギャグになって怖くない、つまらなくなると思います。

ジェイソンとかは、全く顔を見せないか、一瞬だけチラ見せ、或いはバーン見せかして、

後はまたマスクを被るといいのにと不満に思っています。

 

常識が邪魔をして神秘の前で分析を始め、結果、アクセスのできないブレインやバニーと同じ視点ではなく、

パンキーの視点でハニーを描きたいです・・・というか、

私は彼みたいになりたい、私も既存の美醜の感覚を捨てて、

真の美の化身、ヴィーナスに会いたいのだと思います。

彼女の謎は、作中にあるままだとは思いますが、パンキーの言葉の端から

究極の美の体現であるヴィーナス、ハニーが垣間見えるよう描きたいのです。

 

画像は、ハニー、パンキー 『ペインレイン』より 

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[PainRain]キャラ紹介010・ウィニー

2013-03-22 20:43:30 | 『PainRain』キャラクター紹介

 

コミックブログ、Ktooonz*Comixで連載中の『ペインレイン』のカテゴリーをブログに作りました。

登場順にキャラ紹介や思い入れを書いていきます。

 

危ない設定や危ないお話が好きです。

私にとって、エンタメ、というのは、ほんわりしたいとか、癒されたいというよりは、

「危険」を安全に楽しむためのもの、

そして現実に受け容れがたい事柄を、受け入れる心をつくるものです。

 

こういう感覚は、子供の頃、物凄く怖かったグリム童話原書の邦訳を、

毎日のように夢中で読んでいたのもあったかもしれません。

 

恐ろしいもの不思議なものを、愛して楽しむうちに、

危険は危険ではなくなり、今まで受け入れられなかったものが、

いつの間にか大らかに受け入れられる自分になるように思っています。

(勿論逆のパターンも起こりうるとは思いますけど)

 

ですから、物語は、初めからスムーズに受け入れられる予定調和なタイプのものよりは、

何やら危なく、抵抗感すら感じる作品が好きです。アートなども同じです。

 

現実も同じです。とんでもない迷惑なヤツラは危なっかしいけど面白い。イー人なんかツマンナイ。

受け容れと愛情を求めているのは、優れ恵まれ、自立した人間や、心ではない。

どうしようもない人間の方でしょう。

 

 

 

 

 

『ウィニー』

 

パンキー夫妻の養女。現在16歳の高校生。

地元の公立高に通っていますが、

都会の、高級住宅地も多いダムタウンの高校、寄付金も集まって、

華やかな私学のような雰囲気もあるのではと思います。

ウィニーは高校生活を楽しみ、勉強にもマジメに取り組んでいます。

 

ウィニーはヒスパニックの、美人とまでは言えないけど、健康で可愛い女の子。

小柄だけど、胸やお尻、太ももの発育はよく、はじけるようなボディです。

 

明るくお喋り。何でもかんでも楽しい時期です。

性格はキュートながらも豪快。積極的で物怖じというものがありません。

素直で正直、オープンな性格。スポーツはやれば何でもできます。

 

明るく幸せそうなウィニーですが、親になれなかった若い両親から生まれた娘で

12歳まで地元の孤児院育ちでした。

ですが、彼女には暗い影がありません。考えるより行動する、何事も悩まないタイプです。

孤児院の先生や孤児達と、率先して励まし合い、不当な扱いには怒り立ち向かい、

境遇ゆえの苦労ですら、人生の充実として乗り越えてきたのだと思います。

 

パンキー夫妻を「旦那さん、奥さん」と呼びます。

養父母に厚く感謝し、関係性も良く、愛しています。

・・・愛しすぎているかもしれません・・・

 

養父のパンキーとは、同じヒスパニック、孤児、小柄で運動神経がよく、飾りが無く、マッチョ。

二人は似た処を持っています。その一つが、セックス大好き。

 

ウィニーは12歳くらいから年上の孤児達と遊んでいました。

妻帯者のパンキーは、今は妻オンリー?・・・

ウィニーの男性遍歴はまだまだ元気に更新中です。

 

幼いながらも何でも主体的に楽しむタイプ、自分が嫌な事を自分にしないので、

人生への責任感もあり、他人のせいにしません。なので、男ごときで不幸になんかならないタマです。

むしろ、ウィニーと遊んだり付き合った男子たちの方がよほど、女々しい恨み事でも言って、

呆れて愛想をつかした凛々しいウィニーに捨てられて陰で泣いちゃったかも・・・。

タフすぎるウィニーにとって、同学年など既に物足りないかもしれません。

 

中学までは、お遊びの相手は同じ少年、せいぜい高校生だったのですが、

最近はオジサン世代にも触手を伸ばそうとしているよう・・・

 

可愛いけど、やばい女子です。

 

画像は、ウィニー、パンキー、バニー、ブレイン、『ペインレイン』より 

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[PainRain]キャラ紹介009・ローズ

2013-03-22 14:07:22 | 『PainRain』キャラクター紹介

 

別コミックブログ、Ktooonz*Comixで連載中の『ペインレイン』のカテゴリーをブログに作りました。

登場順にキャラ紹介や思い入れを書いていきます。

 

人間は皆、何かしらの才能や個性を持って生まれてきます。

英語では才能を「ギフト」と呼び、神様からの贈り物という認識なのでしょう。

日本でも「天賦の才」とか「天職」とか言いますから、

持って生まれた才能は、天からの贈り物という同じ捉え方なのでしょう。

 

『ペインレイン』のメインキャラクターたちも、

個性豊かで、それぞれが才能という、贈り物を持って生まれて来ましたが、

どうも、それを中々良い形で生かせないというか、

悪事に利用したりされたり、運命なのか?目的の邪魔をされたり?

・・・簡単に上手くはいかないようです。

 

 

 

 

『レッド・ローズ』

 

ローズはキャラの中でも、ずば抜けて華々しい存在、

美貌と芸能の才能を持って生まれてきました。

明るい赤毛と薄い緑の瞳、キメ細やかな薄ピンクの肌が美しい女性です。

 

父はイタリア人、母はイタリア人とフランス人のハーフ、祖父母には北欧や他の血も入っています。

身体はやや小柄な方ですが、スタイルは良く、グラマーです。

 

レッド・ローズは芸名です。父親が彼女をローズと呼んでいたのが由来です。

本名は良くある女性の名前ですが、夫以外はその名を知らないし、

本人も含めて誰も使いません。

 

左胸に赤いバラの刺青をしています。18歳でパンキーと一緒に彫りました。

パンキーは背中にもっと大きなお揃いのバラをしょっています。

これは彼女の、夫との関係等に本当に傷ついた、黒歴史の象徴です。

 

現在28歳、大人のセクシーさが益々出てきました。

大変エネルギッシュ、気も強く、生活力があります。

歌手としての自分を生かし、バーを経営しています。

お店も順調のようです。

 

10歳で美しい母を無くし、16歳で最愛の父を無くしますが、

若い頃から馴染んで大好きだった、ショービジネスの世界に年齢を偽って飛び込みます。

 生き生きと明るく、誰もが認める花のある美声の美少女、歌って踊れるローズは、瞬く間に売れっ子になり、

18歳で、当時28歳の自称実業家の華やかな男性、ウルフと恋愛、電撃結婚をしますが・・・

 

・・・何だかトンでもない事が起こってしまい・・・

・・・さらに夫とは色々あって・・・

3話現在は夫に浮気されまくって、ヒステリーを起こす毎日です。

 

ローズは誰からもチヤホヤされて育ちましたが、身元は固く、愛する男一筋、夫だけです。

真剣な愛がなければ、その美しい身体を許しません。その分、浮気も絶対に認めません。

そして、全くマトモじゃない夫婦喧嘩をしてきたローズです。

まだ夫は漫画に出てきませんが、

夫婦は「どこの芸能人カップル?」というくらいに華やかで派手、という設定です。

 

ローズは虚飾の世界を愛し、贅沢、宝石なども楽しむセンスがあります。

オシャレもメイクも美容院もエステ大好き。

夫も同じですが、服は仕立で、吊るしの服なんか好みません。

現在雇っているパンキーにも、自分と一緒に働く以上は、

センスの悪い服で現われる事など許しません。

(パンキーは服の事など良くわからないので、特に拘りなくローズの言う通りにしています)

 

感情は豊か。言いたい事はズバズバ行きます。

怒る時も凄まじいですが、相手の弱みを見たら、続けられないし、トドメもさしません。

言葉もキツいですが、ネチネチした意地悪はありません。

強く、本来優しい女性です。(夫婦喧嘩は抜かす)

 

誰もが一見して認める魅力溢れる美女なのですが、

プラトニックを保ちながらも、時に夫以上に絆の深いパンキーだけは、

出会った10代の時からずっと、ローズを「ブス」だと言い続けます。

彼女の虚飾虚栄の部分を、パンキーが女性の醜さとして見ているのもあるのですが、

果たして彼が本当に本気で彼女をブスだと思っているのか、はっきりとはわからない処です。

 

チャーミングながらも、自分勝手で、何でもやりたいようにするローズですが、

苦労も多いし、子供の頃から辛い事の多かった人生を送っていますので、

人の苦しみや悲しみを感じ取ったら即座、既存の善悪や自分の利害を超えて、

目の前の人間を受け入れる事のできる、心の器を持っています。(夫婦喧嘩等は抜かす)

 

二人は憶えていないどころか、意識にすら上らなかった事なのですが、

心がボロボロに壊れているパンキーが生きていけたのは、

ローズという少女の、美しい心が、彼の全てを受け入れてくれたからです。

 

画像は、ローズ、ブレイン、パンキー、バニー『ペインレイン』より 

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[PainRain]キャラ紹介008・パンキー

2013-03-22 12:43:37 | 『PainRain』キャラクター紹介

 

別コミックブログ、Ktooonz*Comixで連載中の『ペインレイン』のカテゴリーをブログに作りました。

登場順にキャラ紹介や思い入れを書いていきます。

 

『ペインレイン』は特に決まった主役がいない物語です。

登場人物、皆がヒーローでありヒロイン、時には天使のようですらあり、

同時に悪党や鬼や毒婦でもあります。

 

 

 

 

『パンキー』

 

パンキーは登場人物の中で、最もヒロイックな面の強いキャラクターだと思っていますが、

3話始まりは、幸せでありつつも、あまりぱっとしない感じで登場します。

 

3話現在、26歳。小柄で筋肉質。

ヒスパニックですが、そのコミュニティで育ってないので

民族的な文化や言語を引き継いではいなく、話す響きは標準的で簡素な印象があります。

童顔、色男には程遠いですが、鳶色の強い眼差しが印象的、魅力的な人気者です。

 

漫画なので、絵としての華やかさ、判りやすさと、他とのパッと見の差をつけるために、

明るい青い髪をしていますが、実際の色は、隠し味に青を混ぜた、ブルーベリーっぽい、

オシャレな黒髪という設定です。

(ちなみに天然の黒髪のテンプーは紺の髪で描いています)

 

彼の天然の色は、赤みがかかった茶髪です。仕事のボスである、ローズのセンスで染めています・・・

というか、染めろと言われたので、それ以来ずっと同じ色に美容院に通って染めています。

同じく彼女のチョイスで、家での普段着以外は仕立ての良い服を着ています。

ですから、パンキーには、その人柄の飾らなさや、持ってすらいないファッションセンスとはギャップのある、

どこか服が浮いた、洗練されすぎ感があります。

 

現在の仕事は、歌手レッド・ローズの経営するバーの用心棒兼バーテンです。

 

右腕にリボルバー、背中にはローズの胸に咲くバラとお揃いになっている巨大なバラ、

左腕には、ハニーとウィニーの名を彫った刺青をしています。

 

左足の脛から先がありません。20歳の時に事故で足を失いました。

質の良い義足を使っていますが、彼に足が無いと人には殆ど感じさせません。

 

パンキーは元々素直で単純、興味の持てない事には関わりません。

学校に行くとか、普通の育ち方をしていませんので、一般教養もありません。

それゆえ周囲から、見事に物を知らない、本物のアホだとも思われています。

実際彼には学問的な話はわかりませんし、事を一般論として説明思考するのも苦手ですが、

知識が無いゆえの、本質を見る素朴な知恵を持っています。

  

好きな事、すると決めた事には身体ごと熱中する性質。

彼は13歳くらいから、射撃とバイクの飛ばしとセックスができればそれで幸せ。

運動神経が並外れて良く、中でも射撃は天才的です。

何でも美味しく食べて、知り合いとは楽しく笑って過ごしたい、

親しい人との争いは、するのも見るのもウンザリしてしまいます。

 

スポーツとしての、野郎同士のケンカは好きかもしれませんが、

女性や、争いになっても暴力を振るう意思がない相手には絶対手を出さない、

彼は本当に強いし、誰かを傷つけたい、やっつけたいという気持ちがありません。

 

20歳で出会った元娼婦だった現在の妻、ハニーと出会うまでは、

ダムタウンでのパンキーはローズとのギャングごっこでワイルドに暴れまくっては、

持ってる金は全て娼婦買いに使う。

今3話では、彼がそんな事を言うと、かつてを知る人は周りは驚いて呆れるのですが、自称カタギの家庭人。

結婚を決めたからにはマジメに妻一筋・・・?

手入れの行き届いた銃の携帯はしていますが、この6年、たまに行く射撃場以外で撃つ事はありません。

足を失くしてからも、バイクを器用に乗りこなしますが、スピードを楽しむ事はなくなりました。

パンキーは以前と随分変わってしまったようです。

 

ハニーはパンキーよりもかなりの年長、二周りほど上だと思います。

4年前に養女にした16歳のウィニーと共に簡素なアパート住まい。

妻を出会った時以上に愛していますが、養女のウィニーとも、何やら・・・

 

 

これは、1話と2話のエピソードになりますが、

パンキーはダムタウンとはかなり離れた、大陸中部の小さく治安の良い街の出身です。

元々捨て子で、地元ギャング、イタリア系の若きボス夫婦に拾われて育てられました。

名前は仇名のようで、拾われた時、養父に自からパンキーだと名乗りました。

彼は子供のころ、街で多くの人たちに愛されて、幸せな時を過ごしてきましたが

その後、16歳でダムタウンにやってきました。

 

バニーがバーで一瞬言いかけたように、

彼は父親でもあったボス殺しの名を持っていますが、その事について、誰にも何も語りません。

 

当時18歳のローズとダムタウンで出会い、彼女の計画を手伝う事になり、

以来、プラトニックでありつつも危うさも持った、深く強い絆が続いています。

ローズの我儘や身勝手に、時には激しく怒り狂いながらも、パンキーは彼女のためなら何だってします。

本来、野生児の上、素晴らしい才能に恵まれているとはいえ、社会的には無能力、

不幸な体験から人格の一部が壊れてしまってもいる無防備なパンキーには、

自分に強い采配を振るってくれるローズがいなかったら

社会との、特に経済的な繋がりなどは全く失う事を本能的に判っているから・・・

それが、当事者同士も意識しない理由です。

パンキーはローズを必要とし、忠実に尽くし、自分以上に彼女を愛しているくらいですが、

彼女の我儘勝手、欺瞞や自惚れの部分には、女性の甘えと醜さとしてウンザリしています。

 

正直真直。激しくストレートに怒り、嬉しい時は天使の笑顔、家族知人友人を隔たり無く愛する、

バーのお客や近所の人、かつて関係を持った街に立つ娼婦たちも含め、彼を知る人は皆、彼が大好きです。

 

 

画像は、パンキー、ブレイン、バニー、ウィニー 『ペインレイン』より 

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[PainRain]キャラ紹介007・ブレイン

2013-03-22 11:43:02 | 『PainRain』キャラクター紹介

 

別コミックブログ、Ktooonz*Comixで連載中の『ペインレイン』のカテゴリーをブログに作りました。

登場順にキャラ紹介や思い入れを書いていきます。

 

 『ペインレイン』は長い話です。

40年以上の話なので、3代に渡る物語になります。

現在3話メインキャラの親世代子世代が描かれます。

劇中に亡くなるキャラもいれば、生まれる者もいます。

沢山の登場人物が出てきますが、一話のみの出演者もいれば、

全7話中、全てとは言わなくとも、殆どに出てくるキャラクターもいます。

現在、3話はギャングの話でもありますが、全く違うテーマのエピソードもあります。

 

 

 

  

『ブレイン・パッチ』

 

ブレインはパッチ親分の養子で、パッチ一家の跡取りとして育てられました。

3話現在、34歳です。

 

彼は元々裕福なアラブ系の会社経営者の男性と落ちぶれた没落イギリス貴族女性の

政略結婚で生まれた御曹司でしたが、父母には愛されず、使用人に囲まれて孤独に育ちました。

ブレインには硬い印象のイギリス訛りがあり、言葉には自然な上流の響きを持っています。

レディファースト等含めて作法や立居振舞いが洗練され、教養を持ち、ギャング然とした処がありませんが、

逆にそれが何やら空恐ろしい凄みや不気味な闇、下品と悪趣味、気持ち悪さを感じさせる時があります。

 

父母の事故死により、父方一族の邪魔者となり、10歳で孤児院に入居、そこで大変な問題児となり、

ダムタウンの孤児院に移され、悲惨な日々を送る中、慰問にきたパッチ親分がギャングである事を、

子供ながらに知りつつも、自ら強く望み、12歳で養子に迎えられました。

 

ブレイン、という名前は、ダムの孤児院で、痩せたチビのくせに頭でっかち、という意味での

いじめられっ子としての仇名でした。本名はアラブ系の名前のようですが、その名を全く使用しません。

 

頭脳は優秀、地元の名門、ダム大学では主に薬学と犯罪心理学を専攻しました。

文学が好きで、趣味は読書で文筆も得意。手先が器用、運動は大嫌いです。

 

強度の頭痛持ち。酒豪ですが、酒に限らず酔うという事が殆どできません。

ドラッグは何でもします。自作までしています。

痩型でも身体は屈強、精神的に色々と病的な処があり、無口だと思うと饒舌だったりもします。

 

長身で手足も長く、派手ではありませんが、端正です。

ブレインは、強度のナルシストの弟、バニーと違い、

愛情を感じなかった実の父親に似ている事から鏡嫌い、自分のルックスに愛着がありませんが、

ファッションに興味のない地味な装いと、見た目への、自惚れとも卑下とも無縁な

自意識の無さこそが、生まれ持った美しさを静かに輝かせています。

 

養父であり、ボスである、パッチ親分との関係は、大変濃いもので、

互いに感情を抑えたものでありながら、バニーなどはとても入り込めない絆をパパと共有しています。

 

ブレインは18歳の時にいきなりできた、4つ年下のユニークで傷つきやすい弟を、

口には直接出さずとも、とても可愛く思い、愛し、必用としています。

二人は激しいケンカもしてきましたが、いつも一緒です。

ダムタウンでパッチ一家の羽振りが大変良かった時代から、

「兄は変質者、弟はオカマ」・・・と周囲に気持ち悪がられ、「ヘンタイブラザースB&B」の通称があります。

パッチ親分だけは、二人の息子はタフな男である!と信じて疑わない態度です。

 

二人はできている、と思っている輩も多いようですが、

実際、兄弟からは、この二人・・・何か怪しげ・・・何か変・・・という印象、

そしてある種不気味な、倒錯性とセクシーさが漂っています。

 

女性の好みは極めて理想的で、知性と色気を併せ持つ、グラマーで優しい夢の美女ですが、

そんな賢い素晴らしい女性が、ギャング稼業の男を愛するわけがないだろう事を、絶望しています。

 

3話現在、弟バニーもそうですが、ブレインは女性と愛情を育んでいった経験がありません。

そこが兄弟共に、ある種の未熟さ、淋しさを感じさせ、また同時に、

本来決して希薄ではない、手垢の付かない愛情の原石を、見えない内側に輝かせている、

いい歳をしても初々しく純粋な、『シングルの魅力』があります。

 ブレインにとっては、セックスだけが女性と繋がりを持つことであり、

過剰な執着や、弟バニーを巻き込んだ歪んだ嗜好、女性一般への憎悪や嗜虐心も持っています。

 

ブレインは一筋縄でいかない、多要素を持った特殊な人格の持ち主です。

彼は自分を語らず、誰も彼を理解しません。孤独を生きています。

 

 

 

ブレインは他の作品でも何度も使って慣れているので、とても使いやすく思いますが、

この長い顔を描くのは今だにとても難しいです。

ペインレインのブレインは大変不幸なのもあって、ややこしく複雑な人間性を持っています。

 

携帯コミック『むにむにぴょん!』の、ガリ勉バカブレイン君は、

もっと幸せに誠実に育ったのであろう、彼の姿でしょう。

彼の本質は「人の正しさ」を愛する人間です。

 

『ペインレイン』全7話のうち、最も多く出演するキャラの一人です。

 

画像は、ブレイン、バニー 『ペインレイン』より 

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