風邪を引いて、二度寝してたら怒る夢を観ました。
ここのところ何ヶ月か、しばしば怒る夢を観続けています。ただ、現実は面と向かって
人と怒り合うことが少ないからでしょうか。夢では変なシチュエーションが多いのです。
「先生とケンカする」
夢の私は50～60歳くらいの、女性の漫画家らしい先生の家にアシスタントに行きます。
言われたとおりにやりますが、あまり面白くなくて、勝手に見よう見まねでペン入れも
してしまいました。時間が余ってしまったのです。
待っていても仕事は来ません。アシスタントさんは他に何人もいて、皆だらだらと無為に
時間を過ごしているように見えました。私は時間の無駄を感じ、帰りたくなります。
仕事に来たのはお金が目的でしたし、自分にこの職場は向いていないと思いました。
すると先生が原稿を持ってやってきて、私の絵が変だ、感性が気持ち悪い、とか言い出すのです。
現実の私から見れば、これ幸いと1日分のお給料をもらえるように交渉して、その場を
立ち去ればいいのですが、夢の私は「こんなことしても無意味だ」と思いつつも、
売り言葉に買い言葉のケンカを初めてしまいます。他のアシスタントさんたちの前で
先生の言う通りの「私」ではないことを証明したいのです。
ケンカをしながら、私の真意に気づいているのは夢を観ている私です。
「私は今ケンカでストレス発散をしているだけで、この我儘で正直とは言えない先生に
興味や関心は無い。私が気になっているのは私のやった仕事の報酬だけだ、だから
ケンカのためにケンカする以外は、この争いは無意味である。他のアシスタントさんたちに、
本当は正しいわけでは無い「私の正しさ」を示すことも不可能だし意味が無い。」
夢を観る私は、夢でケンカする私を見つめながら、そんな風に思っています。
どうするんだろうと思いながらも、現実の音が夢を中断させました。
いくら夢とはいえ、ケンカの途中で言いたいことだけ言って終わってしまったら
目覚めが悪いものです。
布団の中で、夢の私はどうするべきだったのか考えてしまいましたが、半分寝ぼけているので
頭が働きませんでした。
変だと思われる方も多いかもしれませんが、こうすれば良かったと思いついたら
私は心で夢の続きをやってしまいます。
完全に目が覚めて、私は心の中で先生に謝って、仕事を辞めたい事と、報酬をいただきたい
ことをお願いしました。ついでに先生にもなって和解をしました。
超バカみたいですが、これで夢の目覚めも漸くスッキリです。
私にとっての心の世界は、単なる空想と馬鹿にできない時もあるのです。
空想だと判っているつもりでも、時に夜道で不安に襲われます。
想像の世界は幻でも、不安は現実の肉体に実際の影響を与えているのですから。
夢も同じで、ケンカしっぱなしなのは、覚めてもスッキリしないものなのです。
画像はラクガキ
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