真白な夢の中に黒い線が散らばっている。どうやらパズルらしく、線を組み立てていくと
図形になっていく。
目覚めて見るとどういうルールだったのか全く解らないが、夢の中では解いていける。
頭の中で複数の難解なパズルを同時にやっている。
パズルは組み合わされた図形の中の不協和音を探すようなイメージだ。
頭が極めてデジタルになるような感覚で、線以外の思考が消えて面白い。私こそが線だパズルだ。
続けるうちに図形はキレイに単純になり、問題もやさしくなっていき、言葉の思考が戻ってくる。
「この発想は現実の不協和音を回避するのにも使える」などと、考えている。
でも、どうやって?夢のパズルの思考法が今解らない。
パズルは解ける一歩前で消えて、目覚めていく。何故か「保身の心」について反芻している。
大分前に友と話したことだ。「自己保身が他を拒絶し傷つける」。
目覚めて行く私はゴキゲンで、
「ココロハキズツキヤスイヨウニ」という誰かの声を聴いている。
心は傷つきやすいように、さらして生きるのが良いという意味だ。多分ね。
そうだねぇ。何においても時に庇うと引きつり弱くなる。でも、どうやって?
少し考えてみたけど、疑問である「どうやって?」よりも、今まで知ってる思考を焼き直して、
心を傷つきやすくするべき「理由」「説明」「根拠」「正当性」を作ろうとしているのに気が付き、
馬鹿馬鹿しくなったところで目覚める。
線だけでいい。図形だけでいい。音だけでいい。コトバだけでいい。
「ココロハキズツキヤスイヨウニ・・・」
言葉は呪文。願いこそ呪文。ジュモンハワカラナイデイーノイーノ。
画像はラクガキぴょん
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