2009年6月 3日
挙動不審なのに自信たっぷり!? ~高知白バイ事件・国賠訴訟始まる~
証拠開示の期待、高まる
互いの主張を通すにはそれぞれ証拠を出すわけですが、いかんせん原告にとって決定的な証拠というのは被告側(警察側)が握って放さない状況でしたので、地裁、高裁、最高裁とも涙を飲まざるを得ませんでした。証拠が得られなかったということで原告にとっては不利でした。そのため真相を知るうえで大きなハンディがありました。
このたび民事裁判がはじまり、これまで開示されて来なかったものが出てくるかもしれないのです。愛媛白バイ事件で切り刻まれたネガフィルムがでてきたように、です。
黒岩前交通部長がネガはあると会見でゆってますから出てくる可能性はあるのですが、それが正真正銘のオリジナルかどうかとなると、とたんに怪しくなります。画像を散々弄ったあとの写真をカメラで接写し、そのネガフィルムがオリジナルだとゆって出してくるかも知れないからです。
その可能性がプンプンと臭うのですが、ネガフィルム自体の経年変化を化学的に分析することもでき、いずれにしても偽造されたネガかどうかが焦点になると予想されます。
複製されたネガしか出せないとなればそもそも裁判に提出された写真の証拠能力そのものが否定され、裁判をもう一度やり直す以外にありませんから、本当にだしてくるかどうか、気がもめるところです。
先月5月15日、第一回口頭弁論
そこでは、訴えられた被告側の代理人はカメラに納まりたくないようでして、開廷前の法廷内撮影が終わってから入って来て、また閉廷したあとも逃げるように帰っていったと、現場に居合わせた人の弁です。
ということで構えていたカメラマンもさぞかしガッカリしたことだと思います。
それにしても被告側は「全面的に争う」と宣戦布告したわけでして、なにもコソコソする必要はないと思いますね。ですからで~んと構えていればいいんじゃないでしょうか。疚しいことは微塵もない?ようですから。
今回は顔の表情こそ映像に残せなかったですが、人の心理状態というのは行動にもくっきりでてくるものでして、頭隠して尻隠さずみたく、現場にいた多くの人に目撃されました。
原告の弁護士が堂々とインタビューに応じていますが、ああでなくっちゃいけません。
KSB瀬戸内海放送が国賠訴訟に関連し、3回続けて放送しています。 --> 2009/05/27
高知白バイ衝突死⑱ 新たな幕開け 国賠訴訟始まる
ビデオの後半には「バス運転手に過失を負わせるシナリオを作っていた疑惑」がでてきます。必見です。
事故当日3月3日には調書も作成されず、翌日になってやっと調書が作られたにもかかわらず、それより前、なぜか3月3日に公文書が作成されていたことがわかりました。
調書もない段階でどうやって公文書をつくったのか、シビアな問題に発展するかもしれません。
14ページにも及ぶ「監察発第 38号」と「別紙」などです。--> 先のエントリー こちら
尋常ではないことが行われていたことを彷彿とさせる文書の内容です。
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キャプション、ナレーション |
![KSB090527.jpg](https://c3plamo.slyip.com/blog/images/KSB090527.jpg) |
訴え
「ブレーキ痕をねつ造するなどして片岡元運転手に過失を押し付けた」 ⇒高知県警などに損害賠償請求 |
![KSB090527_2.jpg](https://c3plamo.slyip.com/blog/images/KSB090527_2.jpg) |
被告側の代理人は開廷前の法廷内撮影の時、姿をみせず |
![KSB090527_3.jpg](https://c3plamo.slyip.com/blog/images/KSB090527_3.jpg) |
被告側
「全面的に争う」とする答弁書
この自信たっぷりな姿勢は破れかぶれか、 はたまたすでにシナリオができていて彼らにそれが見えているということなのか?
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![KSB090527_4.jpg](https://c3plamo.slyip.com/blog/images/KSB090527_4.jpg) |
被告側 ブレーキ痕ねつ造を根拠づける具体的は事実を示すよう求める
ということは、 決定的な写真については、オリジナルのネガは「間違っても陽の目を見ることはない |